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2016年3月29日 (火)

ホワイト・ハウスに向かって進むアメリカの犯罪者一家

Paul Craig Roberts
2016年3月25日

安全保障違反のかどで、FBIの捜査を受けながら大統領候補指名に出馬したアメリカ人がこれまでにいただろうか? ヒラリー・クリントンが、易々と責任から逃れられていることが、陰の政府に仕える連中が訴追免除されることを示している。

クリントンが確かに陰の政府に仕えていることは、1億5300万ドルの“講演料”、つまり、賄賂、見返りで示されており、CNNやフォックス・ニューズは、クリントンが、ウオール街、巨大銀行、アメリカ実業界から金をもらっていると報じている。この金額、選挙寄付や、クリントン財団への寄付は含まない。http://www.cnn.com/2016/02/05/politics/hillary-clinton-bill-clinton-paid-speeches/

マイク・ロフトグレンは、陰の政府を、強力な既得私益集団(1パーセント)と、政府内の1パーセントの工作員を構成する多少の恒久要員だと定義している。

あからさまな腐敗の様相にもかかわらず、ヒラリーが、民主党大統領候補指名で先行している。アメリカの有権者は、政治腐敗か、何であれ起きていることに慣れきっているのだ。スティーブン・レンドマンは、ヒラリーは、民主党と選挙対策幹部に支援され、あおられて、 予備選挙に不正手段で“勝利する”と報じている。

レンドマンの説明は下記の通り。

クリントンは、アリゾナ州予備選挙を不正選挙で勝ち取った

スティーブン・レンドマン

アメリカの政治過程は改めるには腐敗し過ぎており、不正選挙は、アメリカ史を通じて、ありふれた出来事だ。

陰の実力者連中が物事を支配している。一般庶民には全く発言権がなく、投票は時間の無駄であることが、有権者の半数が、いつも選挙に参加しない理由だ。

クリントンは相当な不正選挙の助けで民主党指名獲得に向かっている。サンダースは、もし過程が公正厳格なものであれば、彼が勝っていたであろう選挙を拒否されたように見える。

クリントン大統領は、あらゆる結果の中で最悪で、彼女が、特にネオコンがはびこり、反ロシア/反中国感情がまん延しているワシントンとともに、権力の座につけば、核時代のこれまでのあらゆるアメリカ指導者より大きく核戦争の危険が増す。

アメリカは、揺るぎない世界覇権を望んでいる。この実現は、二つの世界的ライバルを、カラー革命か戦争で絶滅させることにかかっているが、後者は核対決の危険性があり、狂気が人類の生存を脅かしているのだ。

アイオワ州ではイカサマ硬貨投げで、マサチューセッツ州とネヴァダ州では昔ながらの詐欺で、アリゾナでは、同じ手法を強化して、クリントンは不正に勝った。

投票所の数を大幅に制限することで、投票が制限された - アリゾナ州民に長時間、行列に並ぶよう強いて、投票所が閉鎖されてしまったり、苛立って立ち去ったりして、何千もの人々が投票の機会を奪うことによって。

2012年の予備選挙では、州人口680万人中で400万人以上が住むアリゾナ州マリコパ郡(郡庁所在地は州都でもあるフェニックス)には、投票所が200箇所あったのが、3月22日には60箇所だった。

結果は予想通りで、クリントンが勝てるよう不正操作されたのだ。投票が1%を数えた時点で、マスコミの悪党連中が彼女の勝利を宣言した - 何千人もが投票できずに列に並んでいるのに。

サンダースは、正しくは彼のもののはずだった勝利を阻止されたのだろうか? 2008年、投票者数は250,000人だったが、3月22日には、わずか83,000人だ。

ルーベン・ギャレゴ下院議員(民主党 フェニックス市)は述べた。“はっきりさせよう。(遠くの投票所まででかけ、選挙権を阻止することを狙った果てしない行列に並ばされる)貧しい人々や有色人種の人々に対して、不相応に影響する投票抑制が起きたのだ”。

多数の人々にとって、投票するため、五時間も行列に並ぶのは肉体的に無理だ。他の人々が拒否するのも無理はない。

多くのアリゾナ州民が郵送で投票した、大半が女性が高齢の有権者で、クリントンを支持している可能性が高く - 彼女の当初の優勢が、勝利宣言に利用されたのだ。

何千人もの人々が所属党派を民主党から無党派や他党派に変えたため投票を阻止された。

フエニックス市のグレッグ・スタントン知事は、司法省捜査を早急に開始するよう要求し、開始した際には、粉飾しないよう要求した。

水曜日、サンダースは“昨日アリゾナで起きたことは国辱と見なすべきだ”と語った。

アリゾナは典型的な不正選挙、クリントンのために違法操作する手法で、11月、もしほかのあらゆる手法が駄目だった場合、トランプを阻止するため何が起きるかを多分示唆しているのだ。
(スティーブン・レンドマンは lendmanstephen@sbcglobal.netで連絡ができる。彼のブログ・サイトは、sjlendman.blogspot.com.)http://sjlendman.blogspot.jp/

陰の政府は、アメリカ人有権者を今やあからさまに無視している。パット・ブキャナンは、共和党大統領指名を、ドナルド・トランプから盗み取るネオコン策謀について説明している。この策謀が、隠されることなく、公に知られているのは、アメリカを支配しているごく少数の連中が、自分たちの権力に強い確信を持っており、アメリカ合州国が、民主主義ではなく、少数独裁制であり、投票の唯一の目的が、少数独裁に民主的装いをまとわせる点にあるのを暴露するのも辞さないことを示している。http://www.theamericanconservative.com/buchanan/the-rule-or-ruin-republicans/

少数独裁者連中が、ロシア大統領は“新たなヒトラー”だと宣言する戦争屋を、大統領の座につけようとしても、少数独裁者連中は、有権者自身と同様、無頓着なのだ。重武装した核大国間の紛争を支援し、煽ること以上に酷く無責任な行為はない。アメリカ合州国には、戦争屋ではなく、平和と協力のための作業で、ウラジーミル・プーチンと協力する大統領が必要だ。

世界の運命は危機にひんしている。

Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the WestHOW AMERICA WAS LOSTThe Neoconservative Threat to World Order. が購入可能。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2016/03/25/american-crime-family-advances-on-the-white-house-paul-craig-roberts/
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オバマが大統領選挙に出馬した時の愚劣な称賛ムードに驚いて、一体どういう人物か全く知らないながら批判的な記事をいくつか翻訳した。その内容がトンデモない中傷記事だったのか、今のトンデモない現状を予想する記事だったのかは、過去記事を読んで頂ければ一目瞭然。皆様には、厳しい精査をお願いする。ただし、皆様のコメントを公開するか否かは保障の限りではない。翻訳記事がインチキだと思われる方は、詳細な反論をご自分のブログで展開頂けるはずだ。

クリントン女史については、もう典型的な帝国主義政治家のお話で、どうなるか考えたくもないので、(考えなくともわかるので)項目としてたてていない。属国民として余りにつらく悲しい項目でしかない。

今回は、一部をそのまま流用できると思って翻訳させて頂いた。こうだ。

多くの〇〇県民が郵送で投票したが、大半が女性が高齢の有権者で、自民党・公明党候補を支持している可能性が高く - 彼らの当初の優勢が、勝利宣言に利用されるだろう。

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コメント

         芝居『ニコラス・ニックルビ( Nicolas Nickleby )』とB.サンダース候補

  アリゾナ州でもクリントン派の不正選挙があったという。この州まで足を伸ばしたことはない。しかし,西部劇映画を通して砂漠の州だと記憶している。そのアメリカで,大方の予想に反して,B.サンダ-スやトランプが善戦して物議を醸している。特にサンダース候補が躍進しているのはなぜだろうかと考えていたら,芝居『ニコラス・ニックルビ』(加藤周一,『山中人閒話』,福武書店)を読んで,サンダースの候補の勝利は,人々の伝統回帰性向によるのではないかと結論を得た次第。以下,抜粋・要約する:
――『ニコラス・ニックルビ』はディッケンズの同名の小説を脚色した芝居で,1980年にロンドンで成功し,昨年の秋から今年の初めにかけてブロ-ドウェイで評判が高く,四十人以上の俳優が一人何役かを演じて,第一部が四時間,第二部が四時間半に及ぶ。NYでの入場料は,席に区別なく百ドル,闇では三百ドルから五百ドルまでに跳ね上がった。

  ディケンズの原作には,二つの長所があるが問題は短所で,今日の懐疑的な読者にとって,善玉と悪玉の区別があまりに明らかで,――勧善懲悪の話のすじがあまりにも楽天的なことであろう。すなわち,『ニコラス・ニックルビ』は全くの失敗か,大成功か,どちらかである他はないものであった。――演出は,それが現代の芝居である以上,芝居を絶えず芝居として,すなわち役者の行動として,観客に意識させるという意味での,現代的な演出でなければならない。その上で役柄のなかに観客を引き入れるということ―――そういう可能性が実現するのは,ほとんど奇跡に近いだろうが,そのときには,すべての短所が長所に転化する。
  これまでの,大したこともおこらぬのにむやみに深刻な思いのこもった現代劇(政治)の多くにうんざりしかけていた観客は,そこに,友情や,愛や,要するに今日の他の芝居からは失われてしまった夢のすべてを,突然,一挙に,再発見するだろう。もしそういうことがおこればそれは強烈で,新鮮な経験である。――

  選挙民は,サンダース候補に何を発見したのであろうか。大学無償化であろうか,社会主義であろうか。「要するに今日の他の『政治(芝居)』からは失われてしまった夢のすべて」を観客(支持者)は発見したのだろうと,推測する。しかしそれだけではない。加藤は先を行く。
  --若い建築家にとって「今のアメリカの建築が伝統的装飾的要素を再評価する傾向」があり,若い画家にとって「最近の新しい傾向は,具象的傾向」であり,マヤ・アンジェロから『女たちの同時代・北米黒人女流作家選(朝日新聞社,一九八一-二)』の著者たちまで,アメリカに限り,「時代の趣味は,広い意味で伝統的作風の方へ,動き始めている・・・・」とすれば,「伝統回帰」の状況・条件が生まれているということになるだろう――。引用おわり

  建国以来,アメリカの伝統とは,「近くは,冷たい戦争と反共主義,遠くは,『建国の父祖たち』の政治的な自由主義と経済的な自由市場の神話」である。その伝統が2015-16年において,アメリカではなお根強いのか,どうか。
  99%対1%は誇張しすぎであるとしても,中産階級が70%から50%未満に減少した現在,「経済的な自由市場」が成り立たなくなっていることは明らかである。したがってそこで選挙民の支持を得るとすれば,普段の政治(役柄)のなかに観客(支持者)を引き入れる方法に工夫がなければならない。

  もしB.サンダースが劇団ひとりだとすれば,彼の芝居は成功するか,失敗するかどちらかでしかないだろう。なぜなら売女マスコミの多くはクリントン応援であり,最近では「サンダースは選挙戦から退却しろ」とまで言い出し始めた,からである。しかし現状をみるに,彼の弱点を強み(各州での圧倒的な支持率)に変えたのが「伝統回帰」すなわち,経済的な自由市場を取りもどそうとする情熱である。その情熱に対応する政策の一つが,大学無償化であったにすぎない。
  一方日本では,伝統に反して,「老人と学生の同盟」が昨年,戦争法=安保法反対に立ち上がった。日本の伝統は,長いものに巻かれろ,寄らば大樹の陰である。アメリカ様のいうことなら何でも聞く自民・公明党政権。その政策に対して異を唱えたのが老人であり学生であり,若者であった。しかしそれだけではない。違憲と意見を述べた三人の憲法学者もその老若同盟に加わった。さらには海外の男女も,九条の会の仲間も,女性の戦争法反対派も老学同盟に呼応した。

  しかるに年収170万円以下といわれる2000万人に及ぶ若者はいかなる伝統を(再)発見するのであろうか。しかし彼ら・彼女らは,暇ではない。仕事を休めば明日は首を切られるかも知れない。ゆえに老人や学生たちと同盟を組むわけにはいかない。その結果,孤立を深めるかも知れない。これはリ-スマンの『孤独な群衆』の世界である。
  儲かる人は儲かる経済的繁栄の中で,少なからぬ数の若者は,結婚もできず,年収も低い。ゆえに選挙管理委員会の選挙カーで「投票に行きましょう」と訴えても,投票所に足を運ぶとは限らない。むしろ運ばないだろう。なぜなら彼らは『孤立』しているからである。したがってまた,来る選挙で自公民政権が誕生し,過半数あるいは三分の二を占めるはずである。
  そこで虐げられた,低年収の若者を政治の舞台に引っ張り込むことに成功するか,失敗するかは,日本の伝統がこれを決するだろう。すなわち,希望はない。絶望的である。しかし1968年の世界的な学生の運動が例外であったように,日本の,2015年の老学同盟が例外であるとすれば,希望がないわけではない。なぜなら幾多の妨害にも拘わらず,彼ら学生や高校生の運動は今日なお,2016年4月始めも,続いているからである。そういう「同盟」を野党の政治家が支援できるかどうか,それが問題である。

追記: かつて自民党の後藤田正晴元官房長官は,朝のTV番組で,「加藤さんの文章はよく読んでいるが,意味がよく分からない」といったことがある。しかし今日の野党の選挙協力の不甲斐なさをみて,自民党ほど,例えば『山中人閒話』を読んで選挙対策を立てている政党はないと,思わざるを得ない。

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