アルカイダのシリア同盟相手に関してこのアメリカ大使が発言していることは到底信じられるまい
Daniel McAdams
Ron Paul Institute
2016年1月27日
ロバート・フォードは、シリアのアサド大統領に対する反乱が始まった際、駐シリア・アメリカ大使だった。彼はシリアにおける政権転覆の主要立案者であったのみならず、彼らのシリア政府打倒を支援すべく、反政府派と積極的に働いた。
フォードは、assured usシリア政府を打倒すべく、武器をとって戦っている連中は、シリアの独裁体制を変えようとしている、穏健で民主的な連中に過ぎない。反乱の明らかにイスラム主義過激派的な特徴や、聖戦士に対する外国による資金提供や支援を指摘する人々は皆、アサド擁護者として片付けられたか、もっとひどい扱いをうけた。
フォード大使は、口を酸っぱくして、シリアの穏健派を支援していたに過ぎないと請け合った。ワシントンが配った金品を受け取った側は、聖戦戦士集団だったという証拠が山積するなか、フォードは最終的に、昨年始め、彼が支援していた大半の穏健派が、ISISやアルカイダと共に戦っていたことを認めた。当時元大使フォードとの、この信じがたいツイッターのやりとりをご覧願いたい。
そこで、昨年末、マクラッチー・ニューズ・サービスが記事を掲載したが、そこでフォード大使は、彼が言う"穏健派"が、もはやアメリカ政府は彼らに武器を与えるべきではないと彼が考えるほどまで日頃からISISやアルカイダと協力していたことを認めていた。
だから、シリアにおける反乱は外国が操る聖戦戦士によるものだと指摘していた人々は、そもそも初めから狂った陰謀論者ではなく、陰謀の事実を指摘する人々だったのだ。
それでフォードは過激派を支持するのを止めるだろうか? とんでもない!
シリア和平交渉がジュネーブで数日中に開始される予定で、行き詰まりの主な原因が、アルカイダと同盟している集団を "新シリア"の指導者候補として、交渉の席に受け入れるか否かなので、そうした集団の一つ、アフラール・アル・シャムについて、昨年10月BBCインタビューで、フォード大使が語ったことを思い出すのは大いに有益だ。
スタンフォード大学の学者を含む専門家によると、アフラール・アル・シャムは"アルカイダ・メンバーによって創設され、アルカイダ中核指導部とのつながりを維持している." 集団は、アサド打倒後、シリアにおける、選挙で選んだ政権という考え方をきっぱりと否定して、逆にこう呼びかけている。
...神の制度は、カリフと奴隷… 規則が純粋なイスラム法である体制を指示していた。アラーの法は完璧なので、文章を熟考し、規則を導き出しさえすれば良い。
アフラール・アル・シャムは、昨年、彼らが町を占拠した後、シリア、イドリブのキリスト教徒を処刑したと、シリアのキリスト教人権擁護団体は報じている。キリスト教徒は、シャーリア法に従わないという"罪"を犯したというのだ。
かなりひどい集団のように思えるのだが、それにもかかわらず、いまだに...ロバート・フォード大使を含む欧米応援団がいるのだ!
昨年10月の、アフラール・アル・シャムに関するBBCによるフォードのインタビューはこういうものだ(強調は筆者)。
スティーブン・サッカー BBC: “では単刀直入に質問させてください。あなたが“穏健派”と呼んでおられる、最強力集団の一つ、アフラール・アル・シャム (シリア自由人)集団は、シャーリアを“未来のシリア”の原動力と見なすという願望を主張している集団ですが、本当に穏健ですか.. 彼らははっきり、アラウィ派や、キリスト教徒が、シリアの中で居場所を見いだすのは非常に困難であることを示唆する発言をしています…。こうした連中は穏健派ですか?? あなたは、これを穏健派と見なされるのですか?”
ロバート・フォード: “シリアの文脈で、私はこうして穏健派を定義しています。スティーブンさん。穏健派とは、政治交渉がなければならないこと、そして暫定政府が設立された後に、政治プロセスがなければならないことを認める集団です .. 将来のシリア恒久政府を決定する政治プロセスが.. そのプロセスでは多元主義がなければなりません… 多元主義的な環境で、他の集団/派と協力する集団なのです… (シリアで)「イスラム国」を作るというアフラール・アル・シャムの願望に私は全く同意しません.. しかし、彼らが政治交渉の必要性を受け入れていることは認めざるを得ません.. 他の集団と進んで協力しようとしていて、それは現場で非常に大きな効果があることは認めざるを得ません…これは一つの理由です、ご指摘の通り、彼らは実際強力です… 娘を結婚させたい連中の集団ではありません… 私は彼らの社会構想には同意しません…しかし私は彼らを聖戦戦士とは呼びません、彼らは剣を突きつけて「イスラム国」を押しつけようとはしていません… 彼らはですから、アルカイダとは違います… ですから「イスラム国」とも違います..しかも彼らは、議会や…ある種の政府機構…すら進んで受け入れようとしていま。彼らはシャーリアを望んでいます … しかし彼らが望んでいるシャーリアの種類は、実際、結局は“「イスラム国」”が既にシリア中央部と東部の大半に押しつけているシャーリアの類のようには見えません…”
猛烈なイスラム主義過激派だけが恩恵を受けることを最初から知っていた連中が引き起こした戦争で何十万人もの人々が亡くなった現在のシリアのすさまじい状態に驚くべきことがあるだろうか? これほど大規模に、このような殺りくや破壊行為を推進した連中が裁かれることはないのだろうか? 文明の進んだ人々なら国際ホロコースト記念日を知っている現在、ニュルンベルクは忘れ去られてしまったのだろうか?
Daniel McAdams Danielは、2001年から、ポール議員の引退まで、アメリカ下院議員ロン・ポール、医学博士(共和党-テキサス州選出)の外交問題、市民的自由と、国防政策顧問を務めていた。1993-1999年、彼はハンガリーのブダペストを拠点とするジャーナリストとして働き、元共産圏中を、人権監視員および選挙監視員として訪れた。
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沖縄の海兵隊がシーレーン防衛だという大臣の発言を読んだ。
正気ではない。論評する気力も起きない。この属国、傀儡支配層、茶坊主報道。
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