北朝鮮‘小型水爆’実験成功と発表
公開日時: 2016年1月6日 02:24
編集日時: 2016年1月6日 05:45
北朝鮮指導者金正恩 Kyodo / ロイター
“人工地震”の後、北朝鮮は、小型水爆実験に成功したと発表したが、これは同国として、四度目の核実験となる可能性が高い。
昼の“特別重大”発表で、北朝鮮TVは、現地時間午前10:00、同国が水爆実験に成功したと主張した。
“独自の智恵、技術と、努力で実施された実験で、朝鮮民主主義人民共和国が、実験用に新たに開発した水爆の技術的仕様が、正確かつ科学的に、小型水爆の威力を検証できたこと完全に確認した"と声明は述べている。
"水爆実験は、安全かつ完璧に実施され、生態系には何の悪影響もないことが確認された"と述べた。
既知の平壌核施設近辺でマグニチュード5.1の地震をUSGSが探知した後に発表された。
アメリカ地質調査所(USGS)のデータによると、地震の震央は、両江道承旨白岩東北東19キロ(12マイル)、深さ10キロだ。2013年2月12日、北朝鮮が地下核実験成功を主張する前に、ほぼ同じ地域で同様な地震活動が記録されていた。
北朝鮮の“既知の”核施設近辺での“異常な”地震活動は、人工的由来と思われ、核実験の明らかな兆しだと、聯合ニュースは報じた。
韓国の通信社によると"外務省は、報告を受け、即座に状況を判断するため、外務大臣の司会で現在会議を開催中である"と外務省当局者は述べた。
韓国諜報機関は四度目の核実験が行われた可能性を分析しており、国家安全保障会議は、この問題を議論するために会議を開催する準備をしていると聯合ニュースは報じた。
日本の官房長官も、地震は、核実験によって“引き起こされた可能性が高い”とのべたとロイターは報じた。一方、あるアメリカ国防省幹部は、国防省は“北朝鮮の核施設近辺での地震事象報道を調査中だ"と述べた。
更に読む
北朝鮮指導者金正恩、北朝鮮は水爆を保有し、強力な核大国になったと語る。
北朝鮮は、2005年に核爆弾を開発したと始めて宣言した。以来、平壌は、三度の地下実験を実施してきた。最初は、2006年に、北朝鮮北東の豊渓里核実験施設で、5から10キロトンの威力で行った。これはロシア、中国、日本、韓国とオーストラリアの地震観測所で記録された。
第二次と第三次実験は、それぞれ10から20キロトンTNTへと実験装置の威力を強化し、2009年5月と、2013年1月に実施された。
北朝鮮の2013年の実験は国連安全保障理事会による経済制裁を引き起こし、北朝鮮の金融と、貿易と、旅行が即座に制限された。
平壌は、首都から約90キロにある北朝鮮の主要核施設、寧辺原子力研究センターで、原子炉も稼働している。
北朝鮮は、主権が侵害された場合には核兵器を使用すると、再三威嚇してきた。先月、平壌は、北朝鮮は“わが国の独立と国威を、強力な核爆弾と水爆攻撃で守ることができる偉大な核大国”になったと主張していた。
ただし、北朝鮮が、弾道ミサイルの弾頭として使用できるほど小型な核爆弾開発に成功したかどうかは不明だ。
記事原文のurl:https://www.rt.com/news/328038-north-korea-earthquake-nuclear/
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年頭所感で、24回も繰り返した単語、「朝鮮」だったのだろうか。
大本営広報部のありとあらゆる紙媒体、電気洗脳箱が耳目にたこができるほど報じている話題。わざわざ翻訳するまでもない。
例の言葉、Cui bono。出来事「誰の役に立つのか」という疑問を言いたかったにすぎない。
ラテン語Cui bono、英語で「for whose benefit」とリーダーズ英和辞典第3版にある。
宗主国報道官、属国首領、属国戦争大臣らの嬉しそうな顔をみるにつけて思う。毎回の一見乱暴な行動、常に対岸の属国与党を支援する絶好のタイミングに起きる。
経済制裁しながら、あの人物の秘密口座に莫大な送金でもするのだろうか?
原発だらけの日本、ただのミサイルだけで十分悲惨な目にあう。
本気で被害を防ぎたければ、全原発停止、核燃料撤去しかない。
被害などないと思っているか、被害が生じる時には、自分たちは逃げるつもりかどちらか。
あの国の存在意義、「こちらの国のB層を脅し、与党支持を確保すること」以外ないのでは?宗主国は、あの国を、格別に大切にし、イラクやリビアやシリアのようには爆撃しないのだ、と思わないと、宗主国のやさしさ、とうてい理解できない。
産業から法制度にいたるまで、全てを宗主国に差し上げ、傀儡戦争国家に改造しようとしている傀儡政権・大本営広報部・大政翼賛会にとっては最高の追い風。
昨年強引に「成立させたことになっている」戦争法案を正当化し、これからの憲法破壊を正当化するのにぴったり。
恐ろしいのは北朝鮮核実験ではない。恐ろしいのは宗主国支配層と属国傀儡の策略。
耕助のブログ 投稿日: 2016年1月4日の記事冒頭だけ引用させていただこう。
環太平洋連携協定(TPP)交渉参加国が10月初めに大筋合意したという条項を、11月5日、ニュージーランド政府が公開した。
秘密で行われていた交渉の内容がようやく英語の世界では明らかにされたが、30章からなる文書は細かい取り決めまで含むと5万5554ページにも及ぶ。政府は概要を掲載するだけで、条文はニュージーランド政府のホームページへ、となっている。
協定は英語、スペイン語、フランス語を正文とする、とあるが、経済の規模からみてなぜ日本語が正文になっていないのか。日本の制度や法律を変えるほどの効力を持つ協定を、英語版しか国民に提供せず、日本政府が交渉の場で日本語版を要求しないこと自体が、TPPが一方的な押し付けであると考えざるを得ない。これだけでも、TPPの本質が「日本の主権喪失」にあるといえるだろう。
こういう本当の危機に一切ふれず、株動向やら核実験を嬉しそうに報じる昼間の洗脳バラエティー=選挙応援愚民化番組、音声を消した。
与党はでたらめだが自称野党もひどい。元気を奪う会なる与党別動隊と野合する異神なる与党別動隊と合体し、党名まで変えるという自称第一「野党」与党連合を幇助するのが究極の狙い。
今日の孫崎享氏ニコニコチャンネル・ブログ・メルマガ一部を引用させていただこう。
『インサイダー』編集長・高野 孟氏と話した時に、彼は次の情報を提供した。
連合本部は「統一候補擁立を取り消せ」と熊本支部に連絡したという。
民主党本部も熊本に同様の動きをしたという。
「ではどうしろと言うのか。具体的に案はあるか」と聞くと特段ない。共産党との協力は嫌だに留まっていたという。
北朝鮮イデオロギー、実に怪しいが、日本古来の価値を守るはずの神社、日本文化・憲法破壊の先頭に立っているという。イスラム国の戦闘的狂信はひどいが、自壊する神道それ以前。
【IWJブログ】境内に櫻井よしこ氏の改憲ポスターが!全国各地の神社で起きている「異変」 〜日本会議・神社本庁・安倍政権が一体となって「政教分離」を定めた憲法に違反する、改憲署名を推進!
明日あたり、はるばる某神社に初詣予定だったが思いなおした。
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