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2015年10月 1日 (木)

アメリカ覇権を神格化するオバマ

Paul Craig Roberts
2015年9月28日

今日で、国連70周年だ。国連が一体どれだけの善をなしたのか明らかではない。国連平和維持軍の平和維持活動の一部は、ある程度の成果を収めている。しかし、主として、ワシントンが、国連を、朝鮮戦争や、ワシントンの対ソ連冷戦などの戦争に利用してきたのだ。現代でも、ワシントンは、ワシントンが、ユーゴスラビアとセルビアを解体し、ワシントンの“戦争犯罪”という侵略から自国の一体性を守ろうとしたセルビア人指導者を非難していた時期に、ボスニアのセルビア人に対し、国連の戦車を送りこませていた。

500,000人のイラクの子に死をもたらしたワシントンの対イラク経済制裁を、国連は支持した。これについて問われ、マデレーヌ・オルブライト国務長官は、典型的なアメリカの冷酷さで、子供たちの死は、それに値したと述べていた。2006年、核拡散防止条約の調印国としての権利を行使して、原子力を開発していることに対して、対イラン経済制裁を国連は採択した。いかなる証拠も無しに、イランが、核拡散防止条約に違反して、核兵器を製造していると、ワシントンは主張し、このウソが国連に受け入れられた。ワシントンの偽りの主張は、16のアメリカ諜報機関全てと、イラン現地に入った国際原子力機関査察官によって否認されたが、事実に基づく根拠を前に、アメリカ政府と売女マスコミは、ロシアは介入せざるを得なかったと主張し、ワシントンの戦争商売屋連中の手から問題を引き取った。イランとシリアに対するアメリカの軍事攻撃を防ぐためのロシアの介入は、ロシアと、ウラジーミル・プーチン大統領の悪魔化という結果になった。“事実?!、ワシントンは、くさい事実など不要だ! 我々には力がある!”今日、国連で、オバマは、アメリカの圧倒的な力を何度も主張した。世界中で一番強力な軍、世界最強の経済だ。

国際法のもとで違法な、7つの国へのワシントン侵略と爆撃や、ホンジュラスとウクライナにおける民主的政府のオバマのクーデターによる打倒や、現在作業中のことを止めるようなことを、国連は一切していない。

国連は、様々な国々の中で、抑圧に苦しんでいる国々や国民が苦情を申し立てるためのフォーラムを確かに設けている。もちろん地図に書かれた境界があり、何世紀もパレスチナ人が暮らしてきたのに、国連によって国として認められていないパレスチナを除いて。

この国連70周年の機会に、一日の大半を様々な演説を聴いて過ごした。最も誠実なものは、ロシアとイラン大統領によるものだった。ロシアとイラン大統領は、ワシントンのための現実、つまり、オバマが演説で世界に押しつけようとした「マトリックス」を受け入れるのを拒絶した。他の全員に対し、覇権を行使し続けるために、プロパガンダ的な欧米マスコミや、連中の政府のご主人が作り出そうとしているいつわりの現実に、両大統領は力強く異議を申し立てた。

中国はどうだろう? 中国主席は、プーチンに花を持たせたが、アメリカ覇権という主張を否定して、プーチンのお膳立てをした。“世界の未来は、全ての国々によって作られるべきです。”中国の主席は、欧米のネオリベラル経済学に対し遠回しな言葉で語り、“国連における中国の投票は、常に発展途上国のためのものです。”と宣言した。

中国外交の名人芸で、中国主席は、威嚇的でなく、挑発的でない言い方で語った。欧米に対する彼の批判は間接的だった。彼は短い演説をして喝采をうけた。

オバマは、絶好の機会を、少なくともその大半をブラジル宣伝に費やした、ブラジル大統領の後だった。オバマは伝統的なワシントン風熱弁をふるった。

第三次世界大戦を防ぐべく、政府を暴力で打倒し、民主主義を推進すべく、ウクライナのロシア人や、ソマリア、リビア、イラク、アフガニスタン、シリア、イエメンやパキスタンのイスラム教徒を除く、全ての人々の尊厳と平等な価値を尊重するため、アメリカは努力してきた。

ワシントンの狙いは“より大きな国々が、より小さな国々に、自分の意思を押しつけるのを防ぐこと”だとオバマは述べた。自国の意思を押しつけるというのは、建国以来、終始ワシントンが、特にオバマ政権の下で、行っていることに他ならない。

ヨーロッパに殺到しているあらゆる避難民? ワシントンは避難民とは無関係だ。避難民は、国民に爆弾を投下しているアサドのせいだ。
アサドが爆弾を投下すれば、国民の弾圧だが、ワシントンが爆弾を投下すれば、国民の解放になる。オバマは、前回の選挙で、オバマが決して得たことがなく、将来も決して得るまい信任投票である、80%を得票したシリアのアサドのような“独裁者”からの解放のためだと言って、ワシントンの暴力を正当化した。

オバマは、ウクライナの主権を、民主的に選出された政権を打倒したクーデターで侵害したのはワシントンではなかったと語った。大統領がウクライナを侵略し、クリミアを併合し、ウクライナにあるワシントン傀儡政権のロシア嫌い連中に反対している、ロシア系住民の分離主義の共和国を併合しようとしているのはロシアなのだ。

中国を南シナ海に封じ込めるため、アメリカ艦隊の60パーセントを配備するのは、アメリカの攻撃的行為ではなく、商業の自由な流れを守るためだと、オバマは真顔で述べた。オバマは、中国は商業の自由な流れに対する脅威だと示唆したが、もちろん、ワシントンの本当の懸念は、中国が商業の自由な流れを拡大して、勢力圏を広げていることだ。

オバマは、アメリカとイスラエルが武力を行使していることを否定した。それはロシアとシリアがしていることだと、オバマは何の証拠もなく主張した。リビアを攻撃させたのは“虐殺を防ぐ”ためだったとオバマは述べたが、もちろん、NATOのリビア攻撃は、今も続いている虐殺をしでかした。だが、それは全てカダフィのせいなのだ。彼は自国民を虐殺しようとしたので、ワシントンが、それを彼のためにしてやったのだ。

何百万人もの人々に対するあらゆるワシントンの暴力行為を、ワシントンは善意で、世界を独裁者から救っているという理由で、オバマは正当化した。ワシントンの途方もない戦争犯罪、7つの国で何百万人もの人々を殺戮し、家から退去を余儀なくさせた犯罪を、独裁者に立ち向かうという聞き心地の良い言辞で、オバマは隠蔽しようとした。

国連総会は、これを真にうけただろうか? おそらく、これを真に受けるほど間抜けな、たった一人の出席者は、イギリスのキャメロンだ。それ以外のワシントン傀儡は、オバマのプロパガンダを支持するふりはしていたものの、連中の発言には確信皆無だった。

ウラジーミル・プーチンはまったくそうではなかった。国連は機能する、もし国連が、ある国の意思を押しつけるのでなく、妥協して機能すれば、しかし冷戦終結後“例外な”国“単一の支配中心が世界に出現した”と彼は述べた。この国は、妥協したり、他国の利益に配慮したりしない、独自のやりかたを追求しているとプーチンは述べた。

ロシアと同盟国シリアが悪者だというオバマ演説にこたえ、プーチンは、オバマ演説に触れて述べた。“人は、言葉でごまかすべきではない”

ワシントンは暴力に頼って過ちを繰り返し、貧困と社会の破壊をもたらしたと、プーチンは述べた。彼はオバマに問うた。“自分がしたことを自覚していますか?”

そう、ワシントンは自覚しているが、ワシントンは決して認めないのだ。

プーチンは言った。“野望をもったアメリカが、ロシアの野望を非難しています”ワシントンは、野望をやりたい放題で、欧米は、自分たちによる攻撃を、テロとの戦いという言葉で覆い隠し、ワシントンは、テロに資金を与え、奨励しながら。

イラン大統領は、テロはアメリカによるアフガニスタンとイラク侵略によって、そしてアメリカがシオニストによるパレスチナ破壊を支持により生み出されたものだと述べた。

何百万人ものイスラム教徒の生活や見通しの破壊に対する責任を、ワシントンは認めないことを、オバマ演説は明らかにした。ヨーロッパに殺到している、ワシントンの戦争からの難民は、アサドのせいだとオバマは宣言したのだ。

“国際基準”を語るオバマの主張は、アメリカ覇権の主張であり、総会でも、そういうものとして受け止められた。

世界が直面しているのは、自分たちの“例外主義”から、自分たちは法を超越していると信じ込んでいる、二つのならずもの反民主的政府、アメリカとイスラエルだ。国際基準なるものは、ワシントンとイスラエルの基準だ。

国際基準に従わない国々は、ワシントンとイスラエルの命令に従わない国々なのだ。

ロシア、中国とイランの大統領は、ワシントンの“国際基準”定義を受け入れなかった。

譲れない一線が引かれたのだ。アメリカ人が正気を取り戻して、ワシントンの戦争挑発者連中を追い出さない限り、我々の未来は戦争だ。

Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the WestHOW AMERICA WAS LOSTが購入可能。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2015/09/28/obama-deifies-american-hegemony-paul-craig-roberts/

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電気洗脳箱呆導は殺人事件ばかり。はなから無血クーデターについて報じるつもりは皆無。

大本営広報紙、TPP交渉遅延を心配し、一方的に領土を奪ったといってロシア非難に忙しい。

秘密裏に交渉され、文章の一部たりとも公開されていないTPPのどこがそんなに素晴らしいのか、購読している大本営広報紙には一言も納得できる具体的説明はない。

例えば、一体何が入っているのか全くわからない闇鍋、毒キノコやら河豚の肝や有毒な添加物がたっぷり入っている可能性が高いものを早く喰わないといけない!などというのは、まっとうな精神の人がいう言葉ではない。ねじが緩んでいるか、詐欺師か、その両方。秘密性を糾弾してこそジャーナリズムだろう。そこで常に、洗脳機関と呼ばせていただいている。

違法なクーデターで、ウクライナの政権を打倒した卑劣な宗主国のやり口も、昨年ゴールデン・ウイークにおきた、オデッサにおけるファシストによる反政府派住民大量虐殺事件も一切報じない。

日露戦争の際、日本の戦勝を宣伝しすぎ、交渉で戦利品をたっぷり勝ち取れない結果になった時、戦勝宣伝に洗脳された国民は日比谷で焼き討ち暴動を起こしたという。

四島不法占拠洗脳宣伝を徹底周知した属国政府、ウクライナで、ロシアを経済制裁し、戦争法案で宗主国属国同盟を強化しておいて、自分が散々洗脳しておいた国民が欣喜雀躍するような結果をだせないことは十分分かっているだろう。経済協力をしたいと財界が思っても、宗主国が、属国の自立外交を許す可能性はゼロ。一体、何のために大統領を招きたがっているのだろう。反ロシア感情をもりあがらせるためだろうか?素人には全くわからない。

「おそらく、これを真に受けるほど間抜けな、たった一人の出席者は、イギリスのキャメロンだ。」のくだりで、またしても浪曲三十石舟の石松「よう江戸っ子だってねえ。食いねえ。鮨食いねえ。一番強いのを、誰か忘れちゃいませんか。」を思い出した。

海外に出るたび、宗主国の言いつけ通り、気前良く散財し侵略戦争参戦を約束する御仁を。

「確実に、これを真に受けるほど間抜けな、もう一人の出席者は、○○の××だ。」

国民が正気を取り戻して、永田町の戦争挑発者連中を追い出さない限り、我々の未来は戦争だ。

2015/09/26 「米国は従属国の独裁を好む」ーー基本的人権を停止する自民党「国定憲法」で日本の独裁国家化に王手をかける安倍政権! 青山学院大学特任教授・間宮陽介氏に岩上安身が訊く!(動画)

岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

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コメント

いつもありがとうございます。

ポール・クレイグ・ロバーツさん、どうかしましたかね?
安倍晋三の間抜けさ、阿呆さと馬鹿さ加減ときたら、キャメロンなどオムツのとれてないかわいい赤ちゃんですけどね。
ワルの中のワルとしてもダントツの世界チャンピオンと世界中の首脳は誰しも認めているでしょうに。

ああ、そうか、出席者の内にハナから認められてないのか。だったら、まあまあ納得です。

支配者の格言を以前読んだことがあります。国民を騙すのは簡単だ。敵が攻めてくるといえばいい。それでも騙されない奴は、愛国心がないといえばいい。テロリストが攻めてくる!!日本でも 中国が攻めてくる!!逃げる奴は卑怯だ!! 現代でも古代の格言が、いまだ通用してしまうのか。

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