アメリカ最高の愛国者達を迫害するワシントン
2015年10月18日
Paul Craig Roberts
ジョン・キリアコウは、犯罪行為の違法で不道徳なアメリカの“陰謀”工作が、わが国の体面を汚したことを我々に知らせた愛国的アメリカ人だ。それに対する報いは、阿呆で保守的な共和党員に“売国奴”呼ばわりされ、腐敗したアメリカ政府により懲役を課されることだった。
アメリカの戦争犯罪を暴露したマニングは、アメリカ憲法を守ったかどで、何年も裁判前の違法な刑務所虐待をされた後、懲役35年の刑を受けた。保守派共和党員阿呆には、刑が軽過ぎると考える連中がいる。
トム・ドレークは人生を駄目にされ、NSAの指揮命令系統内の違法行為に対する告訴を続けた。
ジュリアン・アサンジは、ワシントンの政策のウソ、不品行と違法行為を暴露する漏洩文書を公開するという、きちんとした仕事をしたかどで、国際法に違反するアメリカとイギリスの政府により、ロンドンのエクアドル大使館に閉じ込められている。
エドワード・スノーデンは、ワシントンの違法で違憲なスパイ活動はあらゆる所で行われており、ワシントン傀儡諸国の全指導者の私信も対象であることを暴露したことに対するワシントンによる報復から、ロシアによって保護されている。
洗脳されているため、愛国心とは、何であれ政府を擁護することだと思い込んで、アメリカ人は真実を語る人々に対する迫害を受け入れている。真実は、ワシントンにとって、大いに不都合なので、アメリカ人は、そういうものは暴露されてはならないと信じており、もし暴露された場合は隠蔽され、真実を暴露した人々は罰されなければならないのだ。
このような国民がいる国は警察国家であり、自由な国ではない。
いかなる代償を払っても真実を覆い隠さねばならないと信じる政府と国民が、あたかもワシントンこそ“世界に自由と民主主義をもたらす歴史の代理人であるかのふりをして”世界中で行進しているのは、歴史の皮肉だ。
ジョン・キリアコウについては、こちらを参照:http://otherwords.org/the-sad-fate-of-americas-whistleblowers/
Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
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記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2015/10/18/washington-persecutes-americas-greatest-patriots/
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国名と国民、名詞を入れ換えたくなる文章。
マンション基礎改竄問題ばかり洪水のごとく報じ、同時にTPPは関税問題であるかのごときデタラメ情報だけをちらり流す。
トップが、涙を流して謝罪する場面が相応しいのは、マンション基礎関連企業ではなく、国の基礎を、楽しげに、進んで破壊している、世界最大のワシントン傀儡国指導者連中。
測定器の紙がきれていたやら、スイッチをいれ損ねたという子供の言い訳より、トップの海外散財物見遊山で時間がとれないので国会を開けないという言い訳の方がひどい。
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再びですが、権力者の定石”国民を騙すのは簡単だ、敵が攻めてくるといえばいい。それでも騙されない奴は愛国心がないと批判すればいい” こんな簡単な騙しにいつまでだまされるのだろうか。
投稿: 赤胴鈴之助 | 2015年10月21日 (水) 09時50分