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2015年8月18日 (火)

ウクライナ戦争に関する、もう一つのデマ宣伝

Eric Zuesse

2015年8月17日
Global Research

以下は、アメリカ合州国では、現在のアメリカ政府によるウソに関して、あらゆる大手ニュース・サイトや、Common Dreams、Alternetや、Truthoutなど大半の‘非体制派ニュース・サイト(こうした非体制派ニュース・サイトの一部は、ロバート・パリーや少数の他の定評あるジャーナリストによる、関連する事柄について気の抜けた報道を載せている)で禁止されていることに関するものだ。

8月15日、ウラジーミル・コルニロフが、彼のフェースブック・ページに、独立した他のウェブサイトから注目を浴びつつある素晴らしい疑問を投稿した。

私は不思議に思っている。DNI[通称、ウクライナ‘反政府派’と呼ばれている]軍兵士が、退役ロシア軍人の場合、欧米はすぐさま、"ロシアの侵略"について報じる。ところが、EUの退役(退役軍人だと信じたとして)傭兵が、APU [通称、ウクライナ政府と呼ばれている]側で戦っている場合、同じマスコミは、一体なぜ "欧州連合の侵略"について書かないのだろう。

(ウクライナ内戦に関する欧米マスコミの、ロシア軍そのものが、ウクライナ内戦に参戦しているというデマ宣伝に焦点を絞っているので、これは素晴らしい疑問だ。(ウクライナで最後の本当の民主的選挙で、住民達が実際に、90%以上投票した人物が、2014年2月の暴力的なアメリカ・クーデターで大統領の座から追い出された後、分離主義地域の住民は、民主的選挙に全く参加もしていない、押しつけられただけの、キエフのウクライナ政権による侵略や、基本的にアメリカが支援する、民族浄化作戦から、自分達の家族を守っている、自ら立ち上がった一般市民の軍に対し、専門の軍事顧問を送り込んでいるのみならず)ロシア軍そのものが、ウクライナ内戦に参戦しているという、ウクライナ内戦に関する欧米マスコミのデマ宣伝に焦点を絞っているので、これは素晴らしい疑問だ。

ロシア国軍は、アメリカが引き起こしたウクライナ内戦に参戦していない。それが事実だ。それとは逆の主張は、アメリカ政府とウクライナ政府のウソ以外の何物でもない。

ウクライナ政府による、こうした旧ウクライナ地域への爆撃が、こうした住民全員を侵略者に対し、‘テロリスト’と呼んでいる政府に対し、現地の何千人もの住民に、武器を持って立ち上がらせているわけではないと、アメリカ政府は、大衆をだまして、信じ込ませようとしているのだ。

ウクライナ政府と、連中を権力の座に据えたアメリカ政府の主張にもかかわらず、ウクライナ政府は、自分達がロシアに対して戦っていると、ひたすら願っていて、アメリカ政府と、アメリカの同盟諸国に、自分達に、更なる兵器を供給してくれるよう要請し、そういうことが起きるようにしようとしている。8月15日、ウクライナ政府のサイトは、“ウクライナ軍は、飛行機、ヘリコプターとミサイルを使用したロシアとの戦争の用意はできていない - 専門家”という見出しで "軍・転換・武装解除センター理事長、ワレンチン・バドラクの言葉を引用している。この専門家によると、'クレムリンは、ウクライナ兵員の最大損失を狙っている[ウクライナが、ロシアを侵略したような場合 - 侵略は、一部のウクライナ指導者達が大いに望んでいる]が、結局のところは、クレムリンのボス達が、最新の飛行機、ヘリコプターやミサイル技術を使った戦争を引き起こすと決めることができるというのが私の意見だ。’”

もちろん、戦争が始まって以来、自らの空軍を持たない住民側の飛行機によってではなく、ウクライナ政府の飛行機によって、この地域の住民達爆弾が投下されてきたのだ。

2014年9月19日、"ロシア指導者プーチン、ロシアの一部となろうとするウクライナ分離主義者の狙いを拒絶”という見出しで、"ウクライナ分離主義者指導者達は、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンに、彼らの地域を、ロシアの一部として受け入れさせようという取り組みは、プーチン政権によって、きっぱり拒否されたと述べたと、私は報じた。そこで、'我々は自分達の国を作る。’”となったのだ。そして、それ以来、プーチンは、メルケルや、他の外国指導者達とのあらゆるやりとりで、ロシアは、この地域を、ロシアの一部として受け入れないことを極めて明確に語ってきた。彼は理由も明らかにしている。彼としては、90%以上が、ウクライナを率いるよう、中立主義者のヤヌコーヴィッチに投票した、この地域の住民は、ウクライナ国内の有権者のまま残って、オバマの2014年2月クーデターで、(ロシア隣国)ウクライナの権力の座にすえつけられた、猛烈な反ロシア人種差別主義者に対する必要な緩和要素、拮抗勢力となって欲しいのだ。

言い換えれば、ウクライナ政府は、ロシア政府と戦争をしていないのみならず、ロシア指導者ウラジーミル・プーチンも、その様な戦争が起きるのを防ぐため、できる限りのあらゆることをしている。

実際、アメリカ合州国が、2013年始めに組織して始めたクーデターで、2014年2月に、ウクライナ政府を打倒し、置き換えるまで、ウクライナに内戦は無かった。それまでずっとそうであった様に、平和だった。

オバマは、リビアを破壊し、ウクライナも破壊し、この全てを推進した、もっぱら、ロシアを征服すようという彼の執着で、今やシリアを破壊している。そして今、ウラジーミル・プーチンは、欧米‘ニュース報道’機関によって悪魔の様に描き出されている

欧米では‘ニュース’はそのようにして‘報道’される。犯罪人を守る為に(そして、罪を実際の犠牲者になすりつける為に)現実の見掛けをよくする様なことをしない、この様なサイトを除いては。

実際、対ロシア経済制裁の、あらゆる口実は真っ赤なウソだ

証拠を見たい場合、いつでも、それぞれのリンクをクリックして頂きたい。(例えば、ここでは、オバマの配下連中が、彼らのクーデターが済んだ後、実際に、ウクライナに誰を据えつけるか計画している様子が聞ける。これほどのあくどさが明らかになった後でさえ、プーチンに対して尊大に振る舞えるオバマは、大した度胸だ。)

注: ウクライナ国軍が、ロシア軍というよりも、ドンバス(有権者の90%以上がヤヌコーヴィッチに投票した旧ウクライナ地域)の住民に敗北しつつあるという現実を否定するほど、欧米プロパガンダにだまされている、様々なウェブサイトの読者から、実に多数のコメントを頂いた。それゆえ、ウクライナ人将軍がこう言っているリンクというリンク以上の説明が必要だと私は今認識している。彼の声明は、この文脈で理解すべきだ。文脈は、これだ。彼は、ウクライナ国民に、ウクライナ国軍の敗北が、ドンバス住民によるものであることを説明するため、テレビ出演したのだ。彼には、だまされているウクライナ国民にも、多少の現実をしみ込ませる必要性があったのだ。ウクライナのあらゆる問題を、ロシアのせいにする公式プロパガンダと矛盾することを避けられる限りのあらゆることを彼は説明した。彼は、国民も、彼の軍隊が、実際には、ロシアではなく、ドンバス住民に敗北していることを理解して欲しかったのだ。たとえ独裁政治においても、時には、ある程度の誠実さが必要なのだ(この場合、ワシントン発)。そこで彼は、国民に、ウクライナ国軍が、実際は、ドンバス住民に敗北したことを理解させることが必要だったのだ。この敗北の程度を明らかにしてくれる、当時のニュース報道のいくつかは下記の通り。

23.1.2015 http://rian.com.ua/columnist/20150123/362446425.html

25.1.2015 http://www.kyivpost.com/multimedia/photo/ukraine-hides-devastating-losses-as-russia-backed-rebels-surge-forwards-378321.html

26.1.2015 http://rian.com.ua/story/20150126/362589244.html

もし、ウクライナ勢力が勝利していた時に、彼がこれを言っていたなら、彼は、ドンバスを越え、更に進撃し、ロシアそのものに侵略する‘必要性’(クーデター政権指導部の非常に多くが、そうしたいと語っている)について演説していた可能性がある。だが彼は、そうではなく、国民に十分に理解される為には、ある程度、最小量の現実主義が必要な時期に、この発言をしたのだ。これは恐らく、彼が代表するアメリカ傀儡政権が望んでいた以上に、彼自身の愛国心によるものだが、彼はここで、明らかに多少の誠実さの必要性を感じていたのだ。ワシントンにいる政権のご主人達が何を望んでいるかとは無関係に、彼はある程度の真実を告げねばならなかったのだ。結局、究極的に、何とか勝利するためには、その様な勝利を実現できるようにするには、自分自身の軍隊が必要で、その家族達も少なくとも多少は現実を理解することが必要であることを彼は分かっていたのだ。ワシントンからの支援は、独力で、そういう仕事をするのに決して十分ではないことを彼は知っているのだ。

調査ジャーナリスト、歴史研究者のEric Zuesseは新刊「彼らは全然違う: 民主党対 共和党の経済実績、1910-2010」および「キリストの腹話術師:キリスト教を生み出したイベント」と「封建主義、ファシズム、リバタリアニズムと経済学」の著者。

Global Researchに寄付する

記事原文のurl:http://www.globalresearch.ca/another-big-lie-about-ukraines-war/5469542

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参議院での戦争法案審議は延期された。多くの方が熱心に観戦される野球、まったくわからないので、放送も新聞記事も全く見ずにいる。ニュースの時に見させられる顔だけは覚えるが。

「国会周辺は騒がしいが、銀座や後楽園球場はいつも通りである。私には“声なき声”が聞こえる」と彼の祖父はいった。

「国会周辺は騒がしいが、銀座や甲子園球場はいつも通りである。私には“声なき声”が聞こえる」と彼は思っているだろう。

日本でも‘ニュース’はそのようにして‘報道’される。犯罪人を守る為に(そして、罪を実際の犠牲者になすりつける為に)現実の見掛けをよくする様なことをしない一部のサイトを除いては。

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コメント

ひよこさんに賛成。今長文書いて、他に飛んだら書いていた事すでに空。

短くしますね。日本の報道は偏っている。欧米一辺倒。期待してる東京新聞のウクライナ報道でさえ、凄く偏向。名指ししないが、昨年のモスクワ特派員、今年の方も、酷いもんだ。

事実を正確に報道してもらいたい。欧米の色眼鏡で報道するな。いちいち東京新聞に投書するのも面倒だから黙しているが、これではツイターに見られるごとく、みんな同じロシアに対する見解になってしまっている。フクイチに対する真実秘匿の大本営報道とどこが違う?

毎月東京新聞に3343円も払ってる。色眼鏡の報道はやめて欲しい!!

Independent,Global Research ,Land Destroyer など異なるリソースによる報道も国民啓発のためには必要だ。

報道を通しロシアでは、誰もが知っているけども、西側では誰も知らないということは、あり得ることでしょう。内政問題などは、そういうことになるのでしょうが、殊ウクライナ情勢においては、かなりグロテスクな様相を呈しているように思います。ふたつ程、例を挙げてみます。

ひとつめ。「ワーニャ少年の悲劇」今年の正月のドンバスは、静かでした。9月のミンスク合意が効力を持ち、キエフ軍が停戦に応じていると多くの人が思い自宅に帰っていました。9歳のイワン君は、庭で5歳の弟と遊んでいました。そこに迫撃砲が着弾。弟は即死。イワン君は一命を取り留めたものの、両足、右手、視力を失いました。ドネツクの病院での応急手当の後、ロシア非常事態省の飛行機でモスクワへ搬送されました。その日搬送の様子は事細かにテレビで伝えられました。病院での彼の叫び声に多くの人の心は痛んだと思います。彼は気丈で快活な男の子で、その後徐々に回復、ロシアではドンバス戦争のひとつのシンボルになっています。この間は、義足で歩行訓練をしている様子がニュースになっていました。
https://yandex.ru/images/search?text=%D0%B2%D0%B0%D0%BD%D1%8F+%D0%B2%D0%BE%D1%80%D0%BE%D0%BD%D0%BE%D0%B2
この話は多分ロシア限定のニュースです。ウクライナ及び西側で報じられることはありません。何故か?これを報道すれば、誰が砲弾を発射したかということになり、西側のロジックではドンバス義勇兵の所為にせざるを得ない訳ですが、そうなると自分の町を自分達で破壊するのか、自分達の町の子供を殺すのかということになり、いかにも説明が付かなくなることを恐れているのです。停戦を破り、イワン君の家を砲撃したのは間違いなくキエフ軍、或いはアゾフ、アイダール等のファシストと言われるやくざ連中です。
http://greenchelman-3.livejournal.com/471351.html
このサイトの投稿者も、何故BBC、CNNはこのイワン君の事、彼の姿を報道しないのか怒っています。

ふたつめ。「ロシアによるドンバス人道支援」民間、政府共非常に活発に支援を行っています。支援物資を送る。避難民を受け入れる。けが人の救急搬送。可能な限りの支援を同胞に対し行っています。民間といっても団体もあれば会社組織もあれば、個人、家族で現地へ「支援物資」を届けています。偶に、キエフ軍に捕まり(彼らキエフ軍の連中は、ドンバス義勇兵を見ると逃げるのですが、丸腰のロシア人を見ると、拉致拷問を加える)「捕虜交換」の要員になったりしています。先日、35回目になるロシア非常事態省によるコンボイ輸送が行われました。
http://www.kp.ru/online/news/2135795/
丁度1年前始まった時は、武器を運んでいると、ウクライナのみならず西側のメディアが非難した事業ですが、ロシアは強行し、現在まで大過なく物資を届けられています。これがなければ確実に餓死者が出ていたと言われる程、今では欠かせないものになっています。

ロシアにプラスになると思われる事は完全に無視し、少しでもマイナスになることは、事を拡大化し報道するというのがモスクワの西側特派員の習性ですが、ウクライナ危機以降益々酷くなり、収拾のつかないところまで来ているように思うのですが、支離滅裂でも世の中通用するものなのですかね。

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