福島原発事故:‘放射能は山や森から他の土地へと洗い流される’
公開日時: 2015年7月23日 16:15
Russia Today
共同 / ロイター
福島原発事故で汚染された地域は、地域の山々や深い森の為、わずかでも除染することは不可能だと、エネルギー・核政策専門家、マイクル・シュナイダーは語っている。
福島原発事故
日本政府は、破損した福島原子力発電所周辺の避難地域の一部は、生活しても安全だと宣言しようとしている。しかしながら、環境問題専門家達は、多くの地域は依然として、世界的に受け入れられている限度の20倍の放射能レベルを示していると警告している。
RT: 人々は日本政府の助言を受け入れて この地域に帰ると思いますか? 個人的に安全と思われますか?
マイクル・シュナイダー: 多くの世論調査では、帰還することを決めた人の割合は、避難した人々の約五分の一で、多くの人々はまだ決めておらず、約半数が帰還しないと決めています。人々は放射能の状況の他に、一体どういうところに戻るのかを想像しなければならないのです。日本の家の大半は木材でできていて、それが基本的に、非常に酷い状況にあり、完全に改修する必要があるのを忘れてはなりません。わざわざ戻る程のものは、さほどなく、しかもその上、放射能の問題があります。自宅に戻る問題に加えて、隣人達はどうか、共同体はどうか、行政サービスはどうか? 純粋な健康問題以外にも、あらゆる種類の社会問題があるのです。
Shizuo Kambayashi/Pool、ロイター
RT: この地域に帰還した場合の、ありうる結果は一体どのようなものでしょう? 原発事故の放射能汚染を本当に除染するのに一体どのくらいかかるでしょう?
MS: 土、屋根や、あらゆるものを汚染した放射能を取り去るという、言葉の本当の意味で、除染することは不可能だと思います。それは不可能です。出来ることと言えば、ある地域の放射能汚染を下げることです。土壌を取り除くことができます。水を噴霧して、除染できます。しかし、この地域もそうですが、日本の80パーセントが山地で、多数の山や多くの鬱蒼とした森があり、この地域を多少とも除染する可能性は全くないことに留意してください。ですから、汚染の状況が安定しているわけではなく、常時移動していて、新たな放射能が山や森から、他の土地へと洗い流されてきます。
更に読む: 福島近くの'突然変異体'ヒナギク、放射能への懸念をかき立てる
RT: 日本政府は、一体なぜ、人々を地域に帰したがっているのでしょう?
MS: さほど複雑なものではありません。一部の推計によれば - 福島事故の総費用の公式統計は今のところありませんから - 一部の統計によれば、約1000億ドルです。その60パーセントが、補償策に使われています。ですから、人々に、土地や仕事の喪失に対して補償するのは、政府にとって非常に高価で、政府が福島原子炉を運用していた東電を緊急救済したので、責任を負っているのは今や基本的に政府なのです。ですから、これは、事故の総費用を引き下げるという問題なのです。
RT: 人々が原発事故に地域に戻った他の例はあるのですか?
MS: いいえ。全員がチェルノブイリ事故の事を知っており、30キロの立ち入り禁止区域が残っています。この地域に戻った人々もいますが、公に認められたものではありません。大量の人々を帰還させるのは、政府の施策ではありませんでした。原発事故で影響を受けた他の地域もありますが、日本のように人口密度が高い地域と比較できるものはありません。
記事原文のurl:http://www.rt.com/op-edge/310595-fukushima-nuclear-radiation-area/
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有名な言葉に「知らぬは亭主ばかりなり」というのがある。
「知らぬは国民ばかりなり」
10:19 テレビ朝日で国会周辺を瞬時映したのにびっくり。人々が多数おられる。リアルタイムだろうか?ビデオ記録だろうか?
日比谷野外音楽堂での安倍政権NO! 0724 首相官邸包囲─民主主義を取り戻せ!戦争させるな!3000人参加という。
冒頭の小林節慶応大学名誉教授スピーチ、趣旨はこのようなものだった。(100%正確なテープ起こしではないので念のため。)
「戦争法案は、日本がアメリカ軍の第2軍になるもの。アメリカと同様、イスラムと戦うはめになり、アメリカと同様、財政破綻する。」
「デモでは戦争法案は潰せません。怒りを持続して、参院選、衆院選で、与党を必ず潰しましょう。これから長い戦いです。今日は私は早めに帰ってビールを飲みます。皆さんも無理せず、長くつづけられるようにしてください。倒れてしまって、後がなくなってはいけません。」
集会終了後、抗議行動なるものへの参加をこころみた。
祖父と孫、知的レベルは天地の差でも、警備陣には50年のノウハウが蓄積されていた。どんなデタラメをやっても枕を高くして眠れるよう周囲が余計な忖度をしているのだろうか?
「抗議をする方、前は混んでいて進めません。お待ちください。こちら側は駅に向かう方だけです。」という趣旨の誘導を警察はしていた。警備はまるでダンジョン。国会周辺封鎖だらけ。
道路は、丸い円錐コーンと、それにひっかける丸い輪が両方についたプラスチック棒で、抗議参加者用列と(意図的に混雑状況を作りあきらめさせ)駅に向かわされる人用列と、二列にわけられている。あきらめて駅に向かう人用の幅の方が広い悪辣さ。あきらめて帰りなさい!
実際、行列は進まない。ところが、体力の限界、地下鉄に向かう側を歩いて前に進むと、「前は混んでいて進めません。」どころではないのに驚いた。
前はスカスカ。行列などないのだ。行列を細切れに区切って、個別列の先頭を、円錐コーンとプラスチック棒をおいて止めているのだ。
遊園地で混雑緩和にベルトとポールを多用する例はみる。お客を大事にしたうまい工夫だと思う。今回の警察の工作、抗議行動参加者撃退を意図し、国民を馬鹿にした悪辣な策謀。
悪辣売国政権はウソしかつかない。ウソつき売国政権を守る警察もそうなのだろうか?
あきらめて?帰る方が「警察はウソをついている。前は混雑していない」と怒っておられたのを不思議に思ったが本当だった。
『真実を探すブログ』にこの状況を書いた記事がある。
【安保反対】SEALDSの国会前デモ、24日も70000人を動員!警察が参加者の合流を妨害!デモ隊が警察に激怒する場面も!
思いだすのが4/21 官邸ドローン事件。被害皆無だろうが、あれを口実に、国会周辺で、ドローンをとばすことが禁止されたと理解している。
ふと思いついた記事がある。トルコのデモを撮影していたドローンが撃墜される 4月10日
戦争法案で国会周辺デモが激化するのを見越し、先んじてドローン問題を起こし、市民がドローン撮影で、こうしたインチキ弾圧警備を暴露するのを予防した」と理解すると辻褄があう。
警察、抗議行動参加者を早々にあきらめさせ追い返す作戦だろう。伊豆のシカ食害防止電気バリアー顔負けの戒厳進入防止柵包囲。徹底ぶり、現場に行かないとわからない。さすがに電気まで流れてはいないが。大本営広報部は過剰警備を決して報道しない。
シンガポールのゲーム制作者が新宿駅で迷子になり、経験をもとに、何度も新宿を訪れ、新宿ダンジョンから脱出するゲームを作成し、大人気だという。素晴らしいことだ。
「国会周辺警備」、実は「国会周辺抗議行動参加者撃退体制」配備地図を簡単にみんなで共有できるソフトこそ、求められているだろう。
高齢者や子連れにつらいデモを多少とも楽にするアプリがあって当然。あの複雑なダンジョン、地図なくして、地下鉄駅に素早く辿りつけないだろう。
素人のぼやきに意味は皆無だが、岩波新書新刊『右傾化する日本政治』は素晴らしい。
自民党政治劣化の様相の的確な分析に納得。
良い本のありがたさ、自分の頭が良くなったように錯覚できる?
小選挙区制が問題であることをしっかりと指摘しておられる。
2015/07/14 IWJ「題名のまだない新番組」第02号(仮)〜ゲストトーク 中野晃一・上智大教授(動画)
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