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2015年6月11日 (木)

ブッシュがイラクに民主主義を押しつけたのは間違いだったと認めたラムズフェルド

公開日時: 2015年6月7日 19:28
Russia Today


元アメリカ国防長官 ドナルド・ラムズフェルド (ロイター/Namir Noor-Eldeen)

元アメリカ国防長官ドナルド・ラムズフェルドは、ジョージ・W・ブッシュが、イラクに民主主義を押しつけようとしたのは間違っていたと語り、NATOは、現代の脅威に対処するのには適さなくなっており、イスラム原理主義過激派と戦う、よりグローバルな同盟によって置き換えられるべきだと述べた。

ラムズフェルドは、どう見ても、当時彼の懸念を和らげるためのことは何もしていないが、タイムズ・インタビューのラムズフェルド発言は、2003年、サダム・フセインを倒した余波の中、中東に民主主義を押しつけようとした、当時の全軍最高司令官、ブッシュ大統領の見方との違いを示している。

“我々固有の民主主義のひな型が、よその国々の歴史上、他国にとっていつでも適切だとは私は思わない。イラクで民主主義を作り上げられるだろうという考え方は、私には非現実的に思えた。こうした言葉を最初に聞いた際、私は懸念を感じた。”

ラムズフェルドは、NATOと国連は、もはや、イスラム原理主義過激派、化学兵器、イランや、奴隷等の現代の脅威には対応できず、その代わりに、世界中の“まともな考え方を持った”国々の連合が必要だとも述べた。

欧米が簡単にイスラム国(IS、以前のISIS/ISIL)を打破できるということについても、彼は疑念を表明し、この集団に対しては、新冷戦式攻勢が必要だと述べた。

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彼はアラブ諸国は分解しつつあると警告し、欧米のリビア空爆は、この地域を更に不安定化させる効果があったと述べた。

“カリフ制を目指す運動、つまり、国民国家に反対する動きが、中心であり、根源なのだ。ところが、誰もそれについては語っていない。国連で、誰かがこういう概念について考え始めたというのは、聞いたことがあるだろうか?”と彼は疑問を提示した。

指導力を示すことに失敗したと言って、オバマ大統領を非難し、これが中東紛争と、ウクライナ紛争の両方に影響していると述べた。

“世界は余りに広く、我々が取り締まることは不可能だが、未来やリスクについて、何を考えるべきかを人々は知りたがっている。指導者は人々に、一体何が起きているのかを語り、立ち上がって、‘私はこう考える。’という勇気を持っていなければならない”

“もし指導者がそういうことを進んでやろうとしなければ、妻や子がいる人々が自らを危険にさらすわけなどないだろう。”と彼は述べた。

ISを打ち破るには何十年もかかると彼は予言し、これは銃弾や空爆というより、彼らのイデオロギーとの戦いだと述べた。

“この件を、戦争というよりも、冷戦の様なものとして見る様になるだろう ... 銃弾で勝つことはできず、発想の競争なのだ。銀行口座を締めつけ、誰が、誰に、何を教えているのかを見つけ出し、穏健派を助成し、奨励する方法を考えよう”と、教育組織であるラムズフェルド財団の彼の事務所で、ラムズフェルドは述べた。

記事原文のurl:http://rt.com/usa/265630-rumsfeld-bush-wrong-iraq/

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ことわざ「めくそはなくそを笑う。」を思い出した。

戦争法案は、彼の構想そのものの延長というか、掌中の構図だろう。

NATOと国連は、もはや、イスラム原理主義過激派、化学兵器、イランや、奴隷等の現代の脅威には対応できず、その代わりの、世界中の“異常な考え方を持った”国々の連合だ。

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