ラジオ“リバティー”はファシスト・アメリカのラジオ・ゲシュタポと実態で呼ぶ頃合い
Paul Craig Roberts
2015年5月6日
ラジオ“リバティー”は、ずっとプロパガンダ省だった。かつて、プロパガンダはソ連に向けられていた。現在それは、真実に忠実であることで知られ、尊敬されている著名なアメリカ人に向けられている。
ラジオ・リバティーの最近の標的は、ラジオ・リバティーよりも遥かに広く尊敬されているアメリカ人学者だ。ワシントンの取るに足りないプロパガンダ省における、あらゆる物事と同じで、傲慢さと自らが重要だという誤った考えから、われを忘れているのだ。
ラジオ・リバティーのカール・シュレックなる取るに足らない人物など誰も聞いたことがないが、その人物が、アメリカで最も著名な学者、スティーヴン・コーエンは、“プーチン擁護者”だと呼ばわったのだ。
スティーヴン・コーエン、プリンストン大学とニューヨーク大学でロシア研究の教授をつとめ、ジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ大統領顧問だった。コーエンは、ソ連政府にも尊敬されていた。その結果、ヨセフ・スターリンに殺された主要ボルシェビキで、レーニンのお気に入りの一人、ニコライ・ブハーリンの未亡人を名誉回復するようソ連を説得することができたのだ。ミハイル・ゴルバチョフもコーエンを信頼し、冷戦終結をもたらすのを助けてくれることに疑いをもっていなかった。
私と同様、コーエンも、学業上の評判が、政府プロパガンダ方針とは無関係に、真実を見分け、語ることに基づいていた時代の人間だ。そういう日々は過去のものとなった。
カール・シュレックの様な宣伝やにとって、真実とは、何であれ、ワシントンの狙いに役立つものだ。シュレックは、真実が、ワシントンの狙いと別物であるのを理解することができないのだ。それゆえ、コーエンが真実を語ると、シュレックは、それにクレムリン プロパガンダ方針だというレッテルを貼るのだ。
誰も聞いたことがなく、再び聞くことなどないであろう、もう一人の取るに足りない人物、リン・リュバマースキーは、コーエンは“大量殺人者の代弁者”だと断言した。もし、取るに足りない人物が、プーチンのことを言っているのであれば、プーチンは一体誰を大量虐殺しただろう? 現代の大量殺人者は、ジョージ・W・ブッシュと、オバマであり、明らかにコーエンは彼らの代弁者ではない。
現在、余りに多くの学者の出世が、連邦と大企業の金次第になっており、誰かコーエンの専門分野の学者が、彼を擁護して立ち上がれるかどうか、この先を見ないと分からない。
ロシアとウクライナに対するコーエンの立場は私のものと同じだ。危機は、ワシントンが画策し、民主的な政権を打倒して、ワシントンに忠実な傀儡政権に置き換えたキエフでのクーデターで始まったのだ。ラジオ・リバティーによる公式プロパガンダでは、このクーデターは決して起きなかったことになっている。そうではなく、ロシアが侵略し併合したのだ。情報に通じた人々なら、決してこの浅ましいたわごとを信じるまい。ところが、このたわごとが、真実より優勢なのだ。
ワシントンの権力集団は、スティーヴン・コーエンを沈黙させようとしているが、彼は憤激し、ウソつきどもに向かって中指を立て、真実を語り続けてくれると思う。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
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記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2015/05/06/time-call-radio-liberty-radio-gestapo-amerika-paul-craig-roberts/
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どこまでもついてゆきます下駄の雪政党、本隊と合意して、悪法推進。それなのに、下駄の雪政党に「がんばってもらいたい」という評論家がおられる。
以前は、本気で、彼の記事を読み、著書も拝読していたが、「下駄の雪政党に期待する」という発言をみて以来、記事を読む気力がなくなった。
とある文学者・芸術家と、大本営広報部・大政翼賛会報道についての話になった。全くかみ合わなかった。
国民を地獄に引きずり込む与党連合支持者が信じ込んで読んでいる大本営広報部・大政翼賛会報道、小生じっくり読む時間も、気力もない。
というのに対し、与党支持者の気持ちを理解するには、大本営広報部・大政翼賛会報道は読む必要がある、というのが、その方の御意見。善意で、正論なのかも知れない。
人生は一度限り。持ち時間は有限なので、気持ちを理解するために、大本営広報部・大政翼賛会報道につきあう余力はないのです。と繰り返すしかなかった。延々つきあっていると、自分の読みたいものを読む時間がなくなるだろう。
局名や、紙名こそ違っても、書いてある内容、しゃべる内容、ほとんど全、ラジオ・リバティーであるものを読んでいたら、人生がいくつあっても足らない上に、頭は豆腐になる、と思う。
幼なじみ連中、政治の話になると、話がおどろくほど通じない。クラシック音楽やカラオケの話題なら大いに通じる幼なじみはいる。最近の持ち歌は「麦の唄」。あまりうますぎるので、一緒にゆかないことにしている。
コーエン氏を、「鳩山元首相」に置き換えると、そのまま通じそう。 大本営広報自体がおかしいのに、大本営広報は、あらゆる組織から46時中垂れ流されるのに、鳩山首相発言や文章を直接読む人の数は圧倒的少数なので、あたかも、おかしな宇宙人扱されることになる。本当に、おかしいのは、彼の発言を理解できない大多数の人々なのに。
ラジオ・リバティー記事、ラジオ放送でなく、テキスト原文を読むことができる。
Once Known As Preeminent Soviet Scholar, Stephen Cohen Now Seen As Putin Apologist
高校時代、ラジオ・リバティーではなく、米軍極東放送?ラジオを聞いたことがある。Eight ten on your dial。内容は率直にいって興味皆無だが、定時ニュースを、無料リスニング教材として利用させていただいていた。局名、変わったようだ。
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コメント
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同感です!その評論家の名前、わかります。私も、以前は、彼はいいことを言うねと思っていましたが、今回の○○党持ち上げ発言には、驚きました。失望しました。
それから、観察のために大本営広報を見る時間がもったいない、その必要がない、という、ご意見にも賛成です。限られた時間、わかりきった大本営を見る、聞くなら、有意義な本を読みます。まともな人と話をします。
これからも、このHPでどんどん言いたいことを書いてくださいませ。
投稿: 木村厚子 | 2015年5月13日 (水) 12時31分