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2015年4月 8日 (水)

ゼマン大統領、ワシントンにチェコ共和国はアメリカ保護領ではないと語る

Paul Craig Roberts
2015年4月6日

読者はご存じの通り、ヨーロッパ政府は長年、ワシントンによって、ワシントンの望み通りに振る舞う属国と見なされてきたことを私は強調している。イギリスやドイツ等の旧世界大国が独自の外交政策をとれなくなって既に70年、二世代あるいは三世代になる。

この品性低劣さに加え、ヨーロッパ各国政府はEUにも隷属している為、主権という点で、ヨーロッパ諸国の主権は二重に痛めつけられている。彼等に主権など皆無だ。

これこそ、ワシントンは一体なぜ容易に、ウソの蜘蛛の巣をつむぎだし、属国諸国をヨーロッパの利益になどならない、ロシアとの“危機”に追い込めるのかという理由だ。ワシントン傀儡のヨーロッパ諸国などどうでも良い。ワシントンのみが重要なのだ。

来月はロシアの対ナチス・ドイツ戦勝記念日祝賀だ。ワシントンはその属国諸国に参加しないよう命じ、ドイツのメルケル首相を含む多数が、大君主の要求に応じた。 しかし、チェコ共和国大統領はそうしなかった。

アンドリュー・シャピロ駐チェコ共和国アメリカ大使が、ミロシ・ゼマン大統領に、ロシアの祝賀参加をキャンセルするよう忠告した際、ゼマン大統領は、オバマ大統領のこの資金調達者を大統領官邸から追い出した。チェコ人はナチスが絶滅させる次の順番予定だったが、チェコ人を救ったのは赤軍だった。ゼマン大統領はそう述べた。

もちろん、ワシントンと堕落した宮廷歴史家連中は、対ドイツ戦・ロシア勝利の実績を消し去るべく、第二次世界大戦の歴史修正作業中だ。もちろんヨーロッパの誰でもこれが事実と無関係に言説を支配しようという、またしてもワシントンの企みであることを知っているが、属国は隷属状態や屈辱には慣れっこだ。ヨーロッパ人は、もはや誇り高い人々ではない。

チェコの元大統領ヴァーツラフ・クラウスの顧問をつとめたペトル・ハーイェクは、アメリカ大使は、自らを征服した領土の現地住民に命令を発する総督だと考えており、これまでのワシントンの大使全員、同じ考えだと述べた。

“アメリカ大使の助言を拒否するというゼマン大統領の姿勢は、唯一可能な適切な答えだ。わが国指導者は、アメリカ合州国保護領のトップとしてではなく、チェコ共和国大統領として振る舞った。”

この話は下記のリンクで読むことができる。(訳注:英語)

Czech President's Snub of US Ambassador Shows He Won't Bow to Pressure

US Ambassador to Czech Republic Frozen Out for Undiplomatic Advice

Czech President to Attend Moscow Parade Out of Gratitude to Soviet Army

Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the WestHOW AMERICA WAS LOSTが購入可能。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2015/04/06/president-zeman-tells-washington-czech-republic-american-protectorate-paul-craig-roberts/

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防衛指針改定 詰めの協議について、嬉々として語る傀儡政治家連中。

わが国指導者は、日本国首相としてではなく、アメリカ合州国保護領のトップとして振る舞っている。

パラオ訪問をことほぐ彼氏、新訪問先を早くうみだそうと熱心。いずれかがウソだ。

TPPに邁進する与党、エセ野党が、堂々と地方創生を謳う。ありえない。正しくは痴呆創生と電気洗脳箱を見ながら思った。

岩波の月刊誌『世界』5月号、特集は、あるべき「地方創生」。

『世界』臨時増刊号『沖縄 何が起きているのか』だという。読みたいが小書店には置いてない。

朋有り、遠方より来たる (東京案内)
学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや (何とも寒い日だった。)
が続き、翻訳時間がとれなかった。

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コメント

         オ-ランドよ,お前もか

             
  先日と言っても今週,RTを眺めていたら,歩兵や装甲車を中心としたご一行集団 convoy が行軍していた。バルト海三国から出発してポ-ランドを抜けチェコを通ってドイツまで行くという。バルト三国やCIAの秘密収容所があるポ-ランドではこの一行集団に反対のデモはなかったようだが、チェコでは反対の声とプラカ-ドで迎えられた。もちろん声援を送る一団の映像もあった。他方,ドイツでは国内80か所ほどで「武力不要」のデモ,パレ-ドがあり,焼き討ちもあったようだ。小生が見たのは,フランクフルトのデモ・行進である。

  思えば,チェコはオバマ大統領が核削減を演説してノ-ベル平和賞を得た記念すべき国である。歌手ジョン・バエズも訪れて "We shall overcome some day." を歌った土地でもある。その国にオバマがご一行 convoy を行軍させる意味は何かと考えたが,ピンとくる答えは浮かばなかった。

  今,チェコ駐米大使の失礼な発言の話を聞いて,ソチの冬季オリンピックにウクライナの事件をぶっつけて邪魔した様に,ロシアの対ナチス・ドイツ戦勝記念日祝賀行事を邪魔する,オバマ・ネオコン政権の意図=悪意を感じた。

  さきにアジア・インフラ投資銀行AIIB不参加を欧州各国に要請して失敗し,またプラハ城のゼマン大統領に70周年記念行事不参加を要請し失敗した。ネオコンは,もはや『アメリカ帝国に、ヒビ』が入り,帝国に昔日の面影はないことを悟るべきであろう。

 それにつけても情けないのは,オ-ランドである。歌手やモデルにうつつを抜かして,ゴ-ル主義を忘れてしまっている。その所業,ドン・ファンや世之介あるいは日本の元校長には及ばないとしても,フランス国内から米軍を追い出して独自の核政策を掲げたド・ゴ-ル将軍を忘れたかのようである(ムルロア環礁破壊や,核兵器所有には反対するが)。


追記: 昔,中国共産党政府の国連加盟を早くから支持したのは,ソ連邦,アルバニア,そしてフランスであり,米国のイラク侵略に反対したのもフランスである。反米とはいかなくても,独自の外交を展開するフランスに期待したい。しかしその外交が失われて久しい。
  
追記2: 安倍自公政権を批判する人もいるが,アメリカ一辺倒,「寄らば大樹の陰」の方が国益にかなうと判断したから,安倍首相はAIIBに加盟しないことを選択したばかりでなく,ロシアの対ナチス・ドイツ戦勝記念日祝賀に参加しないと表明したのである。
もちろんご承知のように,国益とは,自民党に献金してくれる国民と財界の利益を指し,国民全体の利益ではない。

ヨーロッパのイギリス、フランス南西アジアのパキスタンなど『核武装』してもアメリカに従属して『宝の持ち腐れ』ですね。国の独立はハードだけではありませんね。

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