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2015年2月16日 (月)

ミンスク和平交渉に関する情報更新

Paul Craig Roberts
2015年2月13日

前回のコラムでは、この協定が失敗に終わると私が考える理由を挙げた。プーチンと、分離派諸州が非難されることになろうから、ロシアとドネツク、ルハンスク共和国にとって、より不利と見たのだ。英語は世界言語で、おかげで、ワシントンと、その売女マスコミは、解釈を支配することが可能だ。

セイカーと私は、和平協定の条項は、ばかばかしく、実施不可能であり、実行されまいという点では一致している。ただし、セイカーは、もし実施されれば、重火器を紛争地域から除去するという条項は、共和国にとって有利と見ている。セイカーの観点は知るに値する。紛争は、ロシアとの一体化という共和国の要求をロシアが受け入れることで終えることが可能であり、紛争が長引けば長引くほど、欧米が、プーチンと分離派の共和国を悪魔化することが可能になることを、私が強調しているのに対し、セイカーは、紛争は、今年、ウクライナの経済、軍事、政治崩壊で終わると見ている。http://www.informationclearinghouse.info/article40979.htm

アレクサンダー・メルキューリスは、ミンスク協定の一つの肯定的特徴を強調しており、実際の交渉や協定そのものではなく、ヨーロッパは、今や、軍事紛争をエスカレートするというワシントンの計画に関与したが、反対しているという。彼は、ウクライナにおける結果は、ヨーロッパが何をするかにかかっていると書いているが、この点には、私も同意する。http://www.informationclearinghouse.info/article40967.htm

ウクライナ危機まるごと、ワシントンが画策したものであることを、ヨーロッパ諸国政府が知らないとは考えにくい。ロシアに対するワシントンの攻撃的敵意の危険と無謀さを、ヨーロッパが自覚し始めた以上、ヨーロッパは、ワシントンに同盟するのではなく、独自の外交政策を編み出し、臣下の立場を離脱するかもしれない。もしそういうことが起これば、ワシントンの覇権主義的武力侵略は、それを支える国々を失うことになる。悪の帝国は崩壊を開始し、平和への可能性は高まろう。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2015/02/13/update-minsk-peace-deal-paul-craig-roberts/
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とんでもない人物がとんでもない発言をしたのが、英語記事になったり、南アフリカ大使から反論されたりしている。

とうとう、カトリックのスペインの新聞El Mundoでも、大々的にとりあげられた。あの方はもうスペインにも中南米にも観光にゆけないかもしれない。日本支配層と、売女マスコミのの実態を世界に知らしめる上で、絶大な貢献をしてくださったことは、慶賀の至り。

2月14日 El Mundo記事(スペイン語)見出しを訳せば、

元首相顧問、日本への移民に対するアパルトヘイト設置を提案

先日、「東欧旅行者」様から、ウクライナ紛争が落ち着いたあかつきには、ウクライナ他への観光のお誘いを頂いた。戦火が落ち着いたら、本当に、一度でかけてみたいと思っている。
彼氏の前回のコラムに対する更新情報ゆえ、本来、前回コラムを読んでいないと全体像はわからない。それでも、宗主国大本営広報部と化している、この国の大政営翼賛会提灯報道と全く違う見方があることは、この記事からも、ご推測いただけよう。

ところで、ロシアや東欧、いや、ロンドンで思ったのだが、連日、どんよりした曇りや雨が続くと憂鬱になる。暗い冬は、気分を憂鬱にするのではないかと、そうした天気を経験して思ったことがある。

最近、電気洗脳箱で見たのだったか、暗い天気は気分を鬱にするという。それで、解消策として、専門の照明器具があると知った。

天気が暗いことに起因する気力減退は、照明器具でなおせるところが多いだろう。一方、庶民イジメでたらめ亡国政治に起因する気力減退、うつには、対策はないだろう。

大本営広報部ではない良い情報、いつまでも無料で入手できると思っておられるだろうか?

2015/02/12 第三次世界大戦前夜!? もはや「プーチン悪玉論」は通じない! ウクライナ危機の解決へ向け、「最後の協議」が始まる 元バイエルン州行政裁判所裁判官・フォンナーメ氏特別寄稿!

岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

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コメント

Ayako Sono氏に必要なのは「愛人間心」-"ridícula" y "terrible"

  作家曾野綾子氏の文章に接したのは,およそ30年前であったろうか。朝日新聞の記事で,インドを放浪した青年の事を論じていた。うろ覚えだが,自分(彼女)の知り合いの日本人青年-インド放浪者を褒め称え,別のインド放浪日本人青年を悪く書いていた。二人の違いや如何。

  聞くところによれば,朝日新聞社は彼女の文章を無審査で載せるらしい。しかし,曾野氏の,善悪の比較の基準がよく分からない文章を読んで,奇異に感じたことを覚えている。その彼女が後年,夫の三浦朱門氏(教育課程審議会長)と共に,『学校で習った知識は2,30年もすれば,陳腐となり役に立たなくなってしまう』と説いていた。
 確かに,コンピュ-タの知識,例えば,記憶媒体が3.5インチ・デスクフロッピ-からUSBに変われば,前者の知識は不要となるだろう。しかし「読み書きそろばん」と言われてきた日本の伝統教育を破壊し,あるいは「世界に冠たる日本の初等・中等教育]といわれてきた知識水準の高い教育内容を「3割」削減すれば,円周率が3.14であることを知らない,あるいはNYがどこにあるかも知らない高校生を生み出すだろう。そういう高校生に国民投票の資格を与えるのは,日本国憲法をもよく知らない彼ら・彼女らに『憲法改正』の是非を問うことを意味するだろう。これほど「愚か」で「馬鹿」げた話はない(憲法改正派には朗報)。

 EL MONDOアジア版によれば,作家Ayako Sonoは,南アのアパルトヘイト政策に好意を示したという。好意の要点は,アジア移民を低賃金,劣悪環境で雇えば,日本の少子化対策にもなるといった「愚か」な発想である。もう一つの要点は,1%に属する曾野氏がアジアからの移民を「メイド」として雇えるほど裕福であることではなくて,行動の奇異な日本人インド放浪者を悪く評価するという「人間差別」感を持っていることである。 すなわち,彼女の「人間差別」感は,外国人嫌いzenofóba あるいは人種差別 discriminatión racial なのであろうか。

 そこで思い出したのが,加藤周一の『それでもお前は日本人か』(自選集10,岩波書店)である。以下,引用:
・・・・ 昔1930年代の末から45年まで,日本国では人を罵るのに,「それでもお前は日本人か」という言葉が流行っていた。「それでも」の「それ」は,相手の言葉や行動で,罵る側では「それ」を「日本人」の規格に合わないと見なしたのである。その規格は軍国日本の政府が作ったもので,戦争を行うのに好都合にできていた。日本人集団への帰属意識を中心として,団結を強調し(一億一心),個人の良心の自由を認めず(滅私奉公),神である天皇を崇拝する(宮城遙拝)。そういう規格日本人集団に属さない外国人または外国かぶれの日本人はすべて潜在的な敵であった(名誉ある孤立)。国際紛争は,武力による威嚇又は武力の行使によって解決する(撃ちてしやまん)。・・・・

  多くの日本人はそういう規格に合わせて生きていたが例外はあった。その一人が海軍勤務の白井健三郎であった。詩人宗左近氏が召集令状を受けた歓送迎会で,東大法学部の学生であった橋川文三とその同級生ひとりが白井にくってかかり,「きみ,それでも日本人か」と言い出した。そのときの問答はおよそ次のように続いた,という;
「まず人間とは,何だい。ぼくたち,まず日本人じゃあないか」。
「違うねえ,どこの国民でも,まず人間だよ」。 
「何て非国民! まず日本人だぞ(・・・・・・)」。
「馬鹿なことを言うなよ。何よりもさきに,人間なんだよ。おれたち」。
というところで,橋川ら二人は殺気立ち,「そんな非国民,たたききってやる」と叫ぶ。・・・・・

  その殺気立った場(terrible) は他の同級生たちによって収められたが,安倍晋三氏の「取り戻す」とは,日本人集団への帰属意識を中心とした戦前であり,作家曽野氏のいう移民とはその帰属意識が低い人々を指すのだろう。そこから彼女の規格に合ったインド放浪日本人と,行動の奇異な規格外日本人,あるいは隔離されるべき外国人移民まで遠くないだろう。果たして曽野氏に必要なのは,日本人集団帰属意識(grupoism)ではなくて,『愛人間心』ではないのか。

    ウクライナの崩壊と和平について

  文芸評論家の加藤周一は『超楽観主義のすすめ』をかいて,最悪の状態を想定しておけば,たとえ最悪の状態が訪れても,心理的落胆は軽くてすむ,と書いた。この心理状態は,「備えあれば憂いなし(軍備増強・海外派兵:小泉-安倍首相)」でもないし,「備えなければ憂いなし(軍隊がなければ,核ミサイルが飛んで来ることはない:コスタ・リカ,日本国憲法)」とは,かなり意味合いが異なるだろう。

  さてそこでウクライナのミンスク和平合意を考えてみるとき,どうしても気になるのが,ネオナチ一派や外国人傭兵・義勇兵(米国のアカデミ-社傭兵,ポ-ランドの傭兵,クロアチアの親ネオナチ等)の存在である。ウクライナに平和が訪れたとき,彼らはどうなるのであろうか。どうしても彼らが和平を素直に受け入れるとは思えない。つまり,ウクライナの和平とはウクライナの内戦が泥沼化することを意味するのではないだろうか。

 アカデミ-社傭兵はシリアやナイジェリア,あるいはベネスエラに,高給を求めて移動するかもしれない。ポ-ランドの傭兵の一部も移動するに違いない。しかし狂信主義に取り憑かれたネオナチ一派は,ゲリラ戦を展開する恐れが高い。すなわち,セイカ-氏が予想するように,『今年、ウクライナの経済、軍事、政治崩壊で終わる』とすれば,それは西ウクライナの内戦であり,ネオナチ一派によるゲリラ戦の始まりである,ような気がしてならない。

  内戦乃至ゲリラ戦は,多くのウクライナ国民にとって「最悪の状態」であろう。ドネツク,ルハンスクの戦火は収まるだろうが,西ウクライナには,ポロシェンコ大統領政府軍と,大統領の命令に従わないネオナチ一派との戦いが待っている,と推測せざるを得ない。
  この推測が間違っていることを願うが,すでに50億米ドルをつぎ込んだ米国ネオコン一派も黙っているはずがない。ゲリラ戦を拡大させて東ウクライナまで戦火を及ぼす計画をワシントンがもっている,ことも考えられる。そこで,ヨ-ロッパはどうするのか。

  ネオナチ一派はすでに死を覚悟していると思う。死を覚悟した者は強い。彼らがどうなるか,どういう行動をとるのか。「最悪の状態」を想定しておくことがヨ-ロッパの仕事であろうと,小生は考える。

追記:日本の冬は寒かった。久しぶりの故郷の空は昼間晴れていたが,夜,寝ていても鼻水が垂れてきた。那須降ろしが縁の下からも吹き上げる。フクシマ原発由来のセシウム137も床下から寝床を攻撃する。戦乱続くウクライナの冬よりはまだマシだと想像しながら,雪の屋根から落ちる音に驚いた一時帰国であった。
 
  海辺の町では眼が痛むまで起きていたので,里帰りは眼を休めるのに役だったかもしれない(「電気代がもったいないので,早く寝ろ」というきついお達し)。しかし本ブログの翻訳記事は次々に現れる。もう少しゆっくりと読めたらいいのにと思うけれど,世界・日本の出来事はゆっくり読ませてくれない。
  19日から始まる旧正月を控えた今日,P..C.ロバ-ツ氏をはじめとして書く方も,翻訳される本ブログご主人もたまには休みをとって,お正月を味わって頂きたい。

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昨日の記事「日本はサンフランシスコ体制からの脱却を目指す時かも 」を書いていて気がついたのだけれど、 安倍総理が戦後レジームと言っているのは「ポツダム宣言」を受け入れた日本という事なのではないだろうか? 私はポツダム宣言にどのような事が書いてあるのか読んだ事がなかったのだけれど、 ポツダム宣言及びそれに先立つ大西洋憲章が打ち出したのは、一言にしていえば、脱権力政治である。のだそうで...... [続きを読む]

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