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2015年1月13日 (火)

マスコミはフランスで失敗した戦術を変更するよう欧米諜報機関に圧力をかけるべき

公開日時: 2015年1月12日 05:15
ロシア・トゥディ


2015年1月8日、風刺誌シャルリー・エブドのパリ事務所銃撃後、フランス東部の都市ランスでの捜査中、証拠を捜す警察捜査官(ロイター / Christian Hartmann)

フランスで起きたテロ襲撃と同じような形のものを防ぐには、諜報機関は、NSA式の役に立たないあらゆることに関するデータの積み上げではなく、データ分析や、捜査テクニックに注力すべきだと、元CIA職員のレイ・マクガヴァンは、RTに語った。

RT: 何百万人もの人々がテロに対し団結を示す為に行進しました。しかし現在こうした人々が、より厳格で、より厳しい対テロ法を受け入れやすくなっていると思われますか?

レイ・マクガヴァン: “恐れよ、大いに恐れよ”と恐怖を煽り立てたというのが、9/11後に、わが国で起きたことの典型です。そういうことが役にたつとは思いません。それは我々の中で、最悪のもの、復讐精神を呼び起こしてしまうと思います。監視対策強化について語られていますが、この二人に対しては、始めから十分監視対策がなされていたというのは、解釈ではなく、事実です。連中は‘搭乗拒否’リストに載っており、我々が知る限り、彼らは暗号化されていない電話会話で連絡していたのです。連中を逮捕するのに必要なものは全て揃っていたのです - 一体なぜ彼らが逮捕されていなかったというのは、実に謎です。現在、フランスが、連中がこれをやるにまかせたのだという様々な陰謀論があります。私はそうは思いません。欧米諜報機関が本当に阿呆で、本当に役に立たないのは実にありがちです。もしその証明が必要であれば、私が27年間働いていた機関を運営していた連中が全くの脳たりんに過ぎず、冷戦後に直面した難問に、連中が対処することができなかったと語っているジェームズ・ライズンの新刊書をお読みください。


2015年1月11日、地元出身イスラム教教主義者による三日間にわたる大量殺人の犠牲者17人に哀悼をささげるための集会“マルシェ・レプブリケーヌ”開始前、パリのプラス・ド・ラ・レプブリーク(リパブリック広場)に集まる人々(AFP Photo / Bertrand Guay)

RT: 当局は、断固たる行動を取るよう、現在、大変な圧力に晒されています。こうした状況の改善に役立つ、どの様な行動がとれるでしょう?

RM: テロリスト情報の巨大な干し草の山を構築するのをやめることが可能です。NSA [アメリカ国家安全保障局]や、様々な同盟国が、世界中から、我々全員から、あらゆるものを収集し、何も無くさないよう、それをこの干し草の山に積み上げてしまおうと決めたので、この干し草の山の下にある針を探し出すことは全くできません。ですから、こうしたものに注がれた何十億ドルを、2009年のクリスマスの日、デトロイト上空で民間航空機を撃墜させようとした人物[ウマール・ファルーク]アブドゥルムタラブの様な連中を捕まえることができた、実証済みのテクニック、諜報情報分析に回すべきです。こういう連中は、伝統的な捜査作業によってしか捕まえることはできません。そして、そういうことがもはやなかなか実現しない理由は、全ての会話を収集することに執着しているためです。会話は暗号化されていなかったのです。一体なぜ、誰もこの二人の会話を聞いていなかったのでしょうか? これは想像しがたいことです。起こるべきなのは、冷戦中、我々全員が慣れ親しんでいるのに、それから間もなく、大企業が、こうした効果のない無差別盗聴テクニックを、欧米の機関に売り込めば連中は大いに儲けられるのだと決めるやいなや投げ捨てられてしまった、実証済み諜報テクニックへの回帰です。


2015年1月7日、フランス、パリの風刺誌シャルリー・エブドの事務所近くで、少なくとも12人が死亡した新聞社事務所襲撃の際、警官と出くわした武装犯人(AFP Photo / Anne Gelbard)

RT: これは、こうしたことをするやり方を変えるようにという治安機関に対する潜在的な警鐘かも知れません。そういうことになるとお考えですか、そうならない場合はなぜでしょう?

RM: 本当にマスコミ次第です。RT、アル・ジャジーラや他のいくつかのものを除いて、フランスとアメリカ合州国国民は、私がいったことを知ることができないのです。会話は暗号化されておらず、二人は‘搭乗拒否’リストに載っていたのです。彼らを逮捕する為のあらゆる物が揃っていたのですから、一体なぜ連中を逮捕しなかったのでしょう? そこで、我々はこの状況をどう修復すべきなのでしょうか? こうした役に立たない干し草の山を構築するのに、我々は更に多くのドルやフランを費やすでしょう。ですから私がここで申し上げているのは、こうした国々のマスコミが、こうした諜報活動に関し、もうすこし正直になって、“いいですか、これは失敗です。諜報機関の大失敗です。情報はあったのです。こういうことが起きてはならなかったのです。”と言わない限り、変わらないだろうということです。

記事原文のurl:http://rt.com/op-edge/221627-france-attacks-intelligence-failure/

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フィフィさんの発言について書き込みをいただいた。

在日エジプト人タレントのフィフィが、ツイッターでヨーロッパ首脳達の偽善ぶりを批判しています。
「イスラム教を揶揄するのは許されて、キリスト教へのそれが許されないって何? これが言論・表現の自由?」と。

200万人対1人。フィフィさんの発言を支持する。あの下劣マンガに共感を持てる連中の価値観、全くわからない。風刺でなく、単なる愚劣な侮辱。全く許せない漫画だ。

小生、宗教心皆無だが、イスラム教徒の方々とおつきあいした経験はある。仕事でおつきあいしたイスラム教徒の方々、日本での研修中、遊園地で、ジェット・コースターに生まれて初めて乗った。「恐ろしいですよ。やめた方が良いですよ」と、くどくど注意したのに乗った。小生、腰を痛めているので乗れない。注意書きに、腰痛患者は乗らないようにとあった。おりてきた彼ら、大いに笑いながら「我々は初めて、本気でアラーに祈ったよ」。

研修期間、毎日のように一緒に飲んだ。国では飲めない彼ら、日本では羽目を外してのんだ。余りに飲みすぎ、帰宅することができなくなり、何度も彼らのホテルに泊まらせてもらった。毎日おごっていただいたような記憶がある。産油国高級官僚、懐は豊だろう。

沖縄辺野古、突然、工事車両を入れた。沖縄に対する傀儡政権の、心ない破廉恥な仕打ち、心ある日本人に対する仕打ち。

我々はシャルリーではない。それ以前に、我々は辺野古住民、沖縄住民だ。

ノーム・チョムスキーの最近記事、題名は『我々は皆○○(空白を埋めよ)だ

昨年のゴールデン・ウィーク、ウクライナ、オデッサの労働会館で、36人だったか、おだやかな反政府デモをしていた人々が、右翼ファシスト連中、あるいは専門工作員達に虐殺された。あの時、ヨーロッパのマスコミも、日本のマスコミも全く報道しなかった。

彼らこそ言論の自由を踏みにじっている。小生翻訳記事は下記。凄惨な写真にご注意。

キエフと右派セクターによるオデッサ水晶の夜 (写真・閲覧注意!)

キエフ・クーデターを支持したヨーロッパ指導者連中、あの後で、行進しただろうか?

TPP売国契約、憲法破壊、原発再稼働、更には、集団的先制侵略攻撃権を進める人物、中東へ一体何をしに行くのだろう。

これから、我々も、西ヨーロッパや宗主国の侵略に直接参加します、という喧嘩を売るための挨拶周りだろうか?

集団的先制侵略攻撃権というのは、ほかに解釈のしようがないだろう。

本当にマスコミ次第です。RT、アル・ジャジーラや他のいくつかのものを除いて、フランスとアメリカ合州国国民は、私がいったことを知ることができないのです。と言っておられる。

本当にマスコミ次第です。IWJや他のいくつかのものを除いて、国民は、私がいったことを知ることができないのです。と同義に思える。

キリスト教圏とイスラム教圏の「文明の衝突」に、なぜ日本が首を突っ込むのか!?――改憲論者でありながら、安倍政権の集団的自衛権行使容認を批判する慶応義塾大学名誉教授の小林節氏へのインタビューを再配信!

岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

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