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2014年12月 3日 (水)

‘中国を不安定化する勢力として、占領中環運動に注目するアメリカ’

公開日時: 2014年12月1日 14:34


ミズーリ州、ファーガソンのマイケル・ブラウン、18歳の死に対する大陪審裁定後の衝突で、警官が催涙ガスを発砲する中を逃げる抗議デモ参加者(AFP Photo / Jewel Samad)

ファーガソンの抗議行動とは違い、それで中国を不安定化し、中国政府に要求を突きつけようとして、アメリカは、オキュパイ・セントラル(占領中環)運動に関心を持ち、積極的に支援していますと、インターナショナル・アクション・センターのトップ、サラ・フラウンダースは、RTに語った。

RT: 香港の運動では、どのような特徴があるのでしょうか、そして香港の抗議行動参加にでかける外国人達は、一体何を実現しようとしているのでしょうか?

SF: ええ、香港の抗議行動で重要なことは、アメリカ高官やマスコミや、イギリスから即座に示された圧倒的な支持と、対照的に、中国全土の他の都市は、全く沈黙しており、反応は皆無なことです。これは、ミズーリ州ファーガソンで起きた現地の抗議行動と、170のアメリカ都市で同じ日に起きている抗議行動と比較することが出来るでしょう。香港で起きていることは見ることができます。香港では、彼等は戦いを広げることにも、労働者の支持を得ることにも成功しませんでしたし、中国の他地域での共感もありません。つまり、香港で本当に権力を持っている香港の銀行には異議申し立てをしない運動なので、占領中環とは何かということ、そして香港における限界という上で、これは重要な点です。ウオール街占拠はニューヨークで始まりましたが…彼等が要求をしていた相手は、ウオール街でした。銀行には、アメリカ政府から、何十億ドルもの緊急援助が注ぎこまれましたが、何百万人もの人々の家計は破産するままにされたのです。ですから、香港での運動では、そこが世界最大金融センターの一つなのに、銀行に対して一切要求せずに、中国の中央政府に対してのみ要求している様を目にしているわけです。ですから、これは運動が一体何を代表しているのか、そして背後にいるのが誰かを雄弁に物語っています。

更に読む: 何百人もで政府庁舎を包囲しようとする抗議行動参加者に催涙スプレーをかける香港警察

RT: 香港での抗議行動と、アメリカ国内のファーガソン抗議行動にどのように対処しているのかを巡るアメリカの言辞の差異について、どういう御意見でしょう?

SF: ええ、アメリカ高官が、中国高官と会って、抗議デモ参加者の要求に耳を傾けるよう要求し、中国は“これは我々の内政に対する干渉だ。我々の主権に対する攻撃だ”は反論しています。ところが、まさに同じアメリカ高官連中は、ミズーリ州ファーガソン現地や州の当局者には、確実に、そういう説教をしたり、要求をしたりしておらず、ファーガソンの抗議行動参加者に大きな共感も表してはいません。逆に、彼等が、実に多数が、有色人種のアフリカ系-アメリカ人、ラテンアメリカ系の若者、つまり警察攻撃の犠牲者達に語っているのは、両手をあげた若い黒人の殺人を平然とおかした警察官を全く起訴しなかった、大陪審裁定を受け入れろということです。ですから、これは世界の反対側で起きている運動について起きていること以上に、差異は遥かに大きなものなのです。香港の運動に対しては、アメリカの商業マスコミやアメリカ当局は大いに共感を示しています。それなのに、全国中で共感を呼び、何百万人もの人々が行動している、ここアメリカ国内で、正義を求める運動への共感や支持の表現は皆無です。それどころか我々が目にしているのは、大規模な警察の取り締まりや、街頭から人々を追い払う光景であり、軍隊化した警官隊が、防護具を装着した警官が乗った装甲車やヘリコプターを用いて活動し、何度も繰り返して、スタン・ガンや、催涙ガスを使用している姿です。ですから、二つの運動の間には、そして二つの運動の扱われ方には、実に大きな違いがあります。


2014年12月1日、香港アドミラルティ(金鐘)地区、政府庁舎近くの民主主義推進派抗議行動参加者に対して警棒を使用する警察(AFP Photo / Dale de la Rey)

RT: 資金援助については、占領中環運動と、ミズーリ州、ファーガソンの抗議行動との違いはいかがでしょう?

SF: アメリカ合州国は、非政府組織(NGO)を通しての資金援助に非常に寛大です。全米民主主義基金を通して、全米民主国際研究所、ソロス財団、ロックフェラー財団やフォード財団や他の多くの財団を通して...占領中環運動と、その指導部への資金援助に[莫大な支援を提供し]、そして、もちろんここアメリカでは、黒人やラテンアメリカ系の若者達に対してはそのような支援はありません。彼等が大学教育を受ける権利に対してさえ同様で、それどころかアメリカでは、大量監禁があり、世界最大の人数の囚人がいるのです。

RT: 様々な人気歌手や映画スター達も香港の抗議行動に加わっています。一体なぜ街頭に繰り出すことが、これほど盛んになったのでしょうか?

SF: ええ、スタジオを拠点とし、商業マスコミと深くつながった多数の有名人達がいますが、香港の民主主義を要求しても、いかなる形でも、出世や将来の妨げになるような可能性はありません。本当の挑戦はこうでしょう。彼等が、アメリカで、民主主義を擁護したり、支持したりしているかです。彼等は、アメリカ国内の人種差別的な警察テロに反対しているでしょうか? これは厳しい検査ですが、こうした有名人達の大半は、圧倒的に、アメリカでは、完全に、正義を要求したり、民主主義を要求したり、あるいは人種差別的な警察テロを止めるよう要求したりしそこねているでしょう。


ミズーリ州ファーガソンで抗議行動参加者を逮捕する警察(写真AFP / Jewel Samad)

RT: グーグル会長のエリック・シュミットや俳優のジェームズ・フランコ等、様々な国際的有名人達が香港を訪問し、抗議行動参加者の中に加わっています。外国人を惹きつけているこうした抗議行動には、何か魅力的な要素があるのでしょうか?

SF: ええ、連中は、運動には大企業にとって利益と収益があると認識しているのです。香港の運動は、アメリカとイギリスのみならず、世界中の有名人達の支持を得ています。ごく初期の頃から、ADヘッジ・ファンドのマネージャーや銀行家達が、香港の占領中環を支持していた記者会見を覚えています。つまり彼等は、この運動を、中国政府に要求を突きつけられる運動と見なしていて、彼等はその能力に関心があり、彼等はそれを望んでいるのですが、中国を不安定化させて、中国政府に要求をするのに成功するとは私は思いません。グーグルや、自分の出世や将来が、業界と金融を支配する銀行コングロマリットで起きることに依存している有名人達が、一体なぜ興味をもつのかお考えください。彼等は喜んで、演説し、演壇上に立ち、抗議デモに参加するでしょう。それは容易なことであり、本当の正義に対する要求とは区別すべきで、我々は彼等に、一体なぜ彼等が、警察の虐待や、軍隊化や、人種差別をする警察に反対して、ここアメリカ都市の街頭で行進しないのか問うべきなのです。それだけで彼等がどれほど本気かわかります。

RT: こうした抗議行動において、商業マスコミは一体何なのでしょう?

SF: マスコミは、これは商業マスコミにあてはまるのですが、巨大な銀行と金融の中心に大いに反応し、東ヨーロッパで、旧ソ連共和国で、カラー革命を支持したのと同様、連中が、ウクライナで、ファシスト集団を奉じたのと同様に、中国を不安定化させるであろう勢力を作り出しているのです。彼等が香港で進んで演じている役割は、それと大差はありませんし、海外から豊富な資金を得ていて、香港内の貧しい人々や労働者の生活に対する本当の要求は決してしない運動を支持しているのです。イギリス支配の間、ずっと民主主義の瞬間など皆無のイギリス植民地だったので、香港は特別行政区として存在しています。香港が、正当に中国に返還されてようやく、突如、こうした民主主義を要求する声が出現したのです。彼等は、100年以上、150年以上も沈黙していたのです。実に唐突に、世界のいかなる場所においても、人々に対し、いかなる民主主義も決して与えてなどいない、まさに同じ銀行や機関連中が、民主主義を要求して登場したのです。

本コラムの主張、見解や意見は、もっぱら筆者のものであり、必ずしもRTのそれを代表するものではない。

記事原文のurl:http://rt.com/op-edge/210287-hong-kong-protest-occupy/

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昔感心して読んだ本の著者による、この運動“雨傘革命”に関するレポートを、大本営広報部新聞で読んで、非常に違和感を感じた。サラ・フラウンダース氏のような視点は読み取れなかった。もうこの人の本を読むことはないだろう。

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