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2014年12月27日 (土)

“分割して統治”を阻止するロシアと中国

Pepe Escobar
2014年12月24日
アジア・タイムズ

ローマ帝国はそうした。大英帝国は手法をまねた。混沌の帝国は常にそれを実践してきた。あらゆる帝国がそうする。ディーウィデ・エト・インペラー。分割して統治せよ - あるいは、分割して征服せよ。これは不快で、野蛮で、効果的だ。とはいえ、帝国は実際、崩壊するので、ダイアモンドの様に、永遠というわけではない。

パンテオンを望む部屋は、ビーナス賛美かもしれないが、軍神マースの仕事をもかいま見せてくれる。私がローマにいったのは、基本的に、元欧州議会議員ジュリエット・キエザが率いる極めて献身的かつ才能豊富な集団が主催したシンポジウム、Global WARning(グローバル・ウォーミング=地球温暖化のモジリか)参加の為だった。三日後、ルーブル攻撃が開始されると、キエザは逮捕され、ペルソナ・ノン・グラータとして、エストニアから追放されたが、バルト海諸国を支配している反ロシア・ヒステリーと、ヨーロッパの弱いつなぎめに対するNATOによるオーウェル風支配のもう一つの図解だ。[1] 異説は決して許されないのだ。

神々しいフレスコ画の描かれた、元は15世紀のドミニコ会修道院食堂で、現在はイタリア国会図書館の一部である場所で開催されたシンポジウムで、セルゲイ・グラジエフは、モスクワから電話で、冷戦2.0について厳しい見解を述べた。キエフには本物の“政府”など存在しない。アメリカ大使が仕切っている。反ロシア・ドクトリンは、ヨーロッパでの戦争を醸成するために、ワシントンで生み出されたものであり、ヨーロッパ政治家連中はその協力者なのだ。ワシントンは、中国との競争に負けつつある為に、ヨーロッパでの戦争を望んでいるのだ。

グラジエフは、経済制裁認知症を取り上げた。ロシアは同時に、国際通貨基金の政治を再編し、資本逃避と戦い、銀行が多くの事業家に貸出を止めた影響を最小化しようとしている。ところが経済制裁の最終結果は、ヨーロッパが究極的に経済的敗者となったことだと彼は言う。アメリカの地政学者連中が乗っ取ったので、ヨーロッパの官僚達は、経済が見えなくなってしまったのだ。

ルーブル攻撃のわずか三日前、私は、ロスネフチのミハイル・レオンチェフ(報道官 - 広報部長)に、ロシア政府が、通貨管理の実施を準備しているという高まる噂について質問した。当時は、誰も、ロシア経済を破壊する王手として考えられた対ループル攻撃がそれほど間近だとは知らなかった。パンテオンそばの著名店タッツア・ドーロで卓越したエスプレッソを味わった後、レオンチェフは、通貨管理は実際、可能性があるが、まだその時期ではないと語ってくれた。

彼が強調したのは、これが、ロシア支配階級内部の第五列に助けられた、あからさまな金融戦争だということだ。この非対称戦争における、唯一同等の要素は核戦力だ。それでもなお、ロシアは屈伏しようとはしなかった。レオンチェフは、ヨーロッパは、歴史的な主体ではなく、客体だと特徴付けた。“ヨーロッパのプロジェクトというのは、アメリカのプロジェクトだ”そして“民主主義”はフィクションになった。

ルーブル攻撃は、壊滅的な経済ハリケーンの如く、到来し、去った。だが、射撃能力が、ジュピターの稲妻よりも強力でない限り、練達のチェス棋士を王手で詰めることはできない。モスクワは切り抜けた。ガスプロムは、ウラジーミル・プーチン大統領の要求に応じて、アメリカ・ドル準備を、国内市場で売る予定だ。ドイツ外務大臣フランク=ヴァルター・シュタインマイヤーは、公表を前提に、対モスクワの、逆効果を招く更なる経済制裁として、EUが更に“圧力を加える”ことに反対した。年次記者会見で、プーチン大統領は、ロシアが、いかにして困難を切り抜けるかについて強調した。だが私は、彼が触れなかったことに、特に好奇心をそそられた。[2]

熱狂的な歴史の加速で、軍神マースが乗っ取ったので、セネカとチャネリングをしようとして、パンテオンの部屋に引きこもった。ストア哲学者達が、無痛(ἀπονία アポニア)と定義した落ち着いた状態、安寧、内的静謐を求めて。とはいえ、冷戦2.0が猛威を振る中で、安寧を育むのは困難だ。

揺るぐことのないお前のミサイルを見せろ

ロシアは対外債務返済の一時停止を宣言することで、いつでも経済的“核”オプションを行使できる。そして、もし欧米の銀行がロシア資産を差し押さえれば、モスクワはロシア国内の欧米投資を差し押さえることができる。いずれにせよ、ヨーロッパ戦域での武力戦争というペンタゴンとNATOの狙いは実現するまい。ワシントンがそれを始めるほど馬鹿でない限り。

それでも、混沌の帝国が、自分は、2015年に、アメリカ核巡航ミサイル配備を受け入れろとヨーロッパを強制しようとしながら、ロシアが中距離核戦力全廃条約(INF)に違反しているといって非難している以上、武力戦争は深刻な可能性として残っている。

ロシアは、ロシアの石油と天然ガスの富から連中を断絶することで、欧米金融市場の裏をかくことができる。市場は必然的に崩壊するだろう。混沌の帝国用野放しの混沌(あるいは、プーチン自身の表現では“管理された混沌”)だ。1000兆以上のデリバティブの崩壊を想像願いたい。“欧米”が、ロシア石油と天然ガスを置き換えるには何年もかかるだろうが、EU経済は、即座に壊滅的打撃を受けるだろう。

ウオール街企業の粉砕力を用いた、欧米によるこの稲妻の様なルーブル攻撃と、石油価格は、ロシアに関与しているヨーロッパの銀行を、既に心底まで震え上がらせた。こうした銀行のクレジット・デフォルト・スワップは急騰した。こうした銀行が、リーマン・ブラザーズ風の砂上の楼閣の様に崩壊するのをご想像願いたい。もしロシアが債務不履行を決めれば、連鎖反応を解き放つことになる。実際、戦争無しの非核MAD (相互確証破壊)をご想像願いたい。あらゆるエネルギー、鉱物資源、農業で、ロシアは依然自給自足だ。ヨーロッパはそうではない。これは経済制裁による壊滅的戦争という結果になりかねない。

本質的に、混沌の帝国は、ヨーロッパを手駒として利用し、はったりをかけているのだ。混沌の帝国は、歴史的にも、チェスでも、下手くそだ。混沌の帝国が得意なのは、ロシアに譲歩を強いるため、賭け金を上げることだ。ロシアは譲歩しようとしていない。

混沌が終わる時に闇は明ける

ボブ・ディランの「マスターピース」を言い換えれば、私はローマから発ち、北京に着陸したのだ。 現代のマルコ・ポーロは中国国際航空で旅をする。10年後、上海からベルリンへの旅行で高速鉄道に乗る、逆方向が脚光を浴びるだろう。[3]

ローマ帝国の部屋から、中華帝国の外的な名残である、穏やかな胡同の部屋まで。ローマでは、野蛮人達が門の中に群がり、現地マフィアも含む、そうした豊かな遺産のパンくずをそっと略奪する。北京では、野蛮人は厳しい監視下におかれている。もちろん、そこには、国内の社会平和を確保するのに不可欠なパノプティコン的要素もある。小柄な舵取り役、鄧小平による驚天動地の改革以来、中国共産党指導部は、中国の天命が、ショナリズムの完璧な微調整と、“中国的特徴を帯びた新自由主義”と呼ぶことが可能なものにより、直接条件づけられていることを十分理解している。

マルクス・アウレリーウスを魅惑した“東の柔らかなしとね”とは違った意味で、粋な北京絹の輝きは、極めて自信満々の新興大国をかいま見せてくれる。結局、ヨーロッパは様々な硬化症の目録に過ぎず、日本は20年間で6番目の景気後退にあるのだ。

その上、2014年には、習近平主席が、究極的には、ゆっくりと、しかし着実に、アジアにおけるアメリカ支配を消し続け、世界のチェス盤を並べ替える長期プロジェクトと結びついた未曾有の外交的/地政学的あらしを展開したのだ。習主席が、上海で、5月に語ったことは、プロジェクトの要約だ。“アジアのことは、アジア人が決めるべき頃合いだ” 11月のAPEC会議で、彼は“アジア-太平洋の夢”を推進することに倍賭けした。

ともあれ、狂乱が当たり前という状況だ。二つの巨大な7250億ドルのガス契約、パワー・オブ・シベリアと、アルタイ・パイプラインはさておき、最近の東ヨーロッパにおける新シルク・ロード関連の攻勢、[4] 9月に中国の李克強首相が、ロシアとスワップ協定や、金融協定を含め、38以上の貿易協定を締結しており、それが全面的な相互経済活動を意味することを、事実上、欧米では誰も覚えていないのだ。

ロシア-中国統合に向かう地政学的転換は、ほぼ確実に、過去100年間で最大の戦略的作戦行動だと言うことも可能だ。習の究極的基本計画は明白だ。ロシア-中国-ドイツ貿易/通商同盟だ。ドイツ人政治家達はまだ理解できていないが、ドイツ事業/産業は、それを切実に要求している。習とプーチンは、ユーラシアの大地で、極めて重要な政治的、経済的、および戦略的派生効果がスシ詰めの、新たな経済的現実を建設しているのだ。

もちろんこれは、極めて前途多難だろう。まだ欧米商業マスコミに漏れてはいないが、ヨーロッパの独立精神旺盛な学者達(そう、彼らは存在している。ほとんど秘密結社の様な形で)が、自称世界の覇者が推進する、支離滅裂で、エントロピー的で、筋金入りの新自由主義/カジノ資本主義のばか騒ぎに代替モデルが無いことに、益々不安を感じている。

たとえ結局、ユーラシア統合が勝利を得ても、ウオール街が地方株式市場の様なものになったとしても、中国と新興の多極世界は、依然、既存のネオリベラル・モデルに組み込まれたままのように見える。

それでも、既に80代の老子は、若い孔子に、知的な平手打ちをしたが、“欧米”は、モーニング・コールで済むだろう。ディーウィデ・エト・インペラー(分割して統治せよ)?それは機能していない。そして、それはぶざまに失敗する運命にある。

現状で、我々に分かっているのは、無数の点において、2015年は、身の毛もよだつような恐ろしい年になるだろうことだ。ローマ帝国の遺跡から、復活しつつある中国に至るまで、ヨーロッパもアジアも、我々は依然として、恐ろしく、危険で、猛烈に理不尽な混沌の帝国の徴しの下にあるままなのだから。

注:(分かりやすいよう、英語記事名を日本語に訳したが、原文は全て英語。)

1. ここを参照。
2. プーチンが語らなかったこと、ロシア・トゥデイ、2014年12月18日。
3. ユーラシア統合、対 混沌の帝国、TomDispatch、2014年12月16日。
4. 中国、ヨーロッパ向け軌道敷設を開始、China Daily、2014年12月18日。中国の李首相ヨーロッパへの新輸出回廊を強化、チャンネル・ニューズ・アジア、2014年12月16日。

ペペ・エスコバールの刊行されたばかりの新著は『Empire of Chaos(混沌の帝国)』。フェースブックをフォローする。
ペペ・エスコバールの著書は『Globalistan: How the Globalized World is Dissolving into Liquid War(グローバリスタン:グローバル化された世界が、いかにして液状戦争に陥るか) 』(Nimble Books、2007年)、『Red Zone Blues: a snapshot of Bagdad during the surge(レッド・ゾーン・ブルース:増派中のバグダッド瞥見)』(Nimble Books、2007年)、および『Obama does Globalistan(オバマ、グローバリスタンを実現)』(Nimble Books、2009年)。
pepeasia@yahoo.comで、彼と連絡できる。

記事原文のurl:http://www.atimes.com/atimes/World/WOR-02-231214.html

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毎回、余りに拙劣な翻訳で恐縮だが(自分で読んでいて疲れるのだから、人様がお読みくださることを奇跡ではないかと、毎回本気で思っている。他に翻訳してくださるかたがおられないので、恥を忍んで続けている。)最近目立つ趣旨の記事の例として、翻訳した。

ロシアと中国、対アメリカ、対ヨーロッパ防衛の為、そして、そもそも自然な?地理的、歴史的親和性?から、本格的連合を結成しつつある、ということのように読める。

大本営広報部に、小選挙区制批判記事があって驚いた。小選挙区護持の大本営広報部が書いたものではない。共産党の不破氏インタビュー。

選挙になると、ネット上「共産党は自民党の別動隊」言説があふれ返る。おきまりのヘイト・スピーチ。

何度も書いているが、小生サラリーマン時代のライバル、最後まで、多数の部下を抱える地位につかず、一人遊撃手として働いた。くやしいほど仕事ができる人物だった。一体なぜ、一人遊撃手だったのか不思議だった。つい数年前、上司が話してくれた。

連れ合いが党員だった為、上がライバルを役付きにするのを拒否し続けたのだと。本人ではなく、連れ合いが党員だということで、生涯、差別を受けたのだ。
「もちろん、あんたは無色透明だから、役職につけたんだ。」
伝えたいことがあって、一度だけ、ライバルを酒に誘った際、「連れ合いについて、あれこれ文句を言うやつは許さない。」と言ったのが忘れられない。当時意味がわからなかった。

ライバルが直接部下を率いれば、仕事のやりかた、部下に効率的に伝えられただろう。彼から政治の話を聴いたこと皆無。仕事については、いくらでも熱く語る人物なのに。

本当に別動隊であれば、自民党、共産党活動家に恩賞で報いるだろう。陰で膨大な報奨金を出しているのだろうか? 日常の仕事ぶりを見た限り、秘密報奨金を得て優雅な暮らしをしている様子は皆無、昇進に無縁の勤勉な生活を送っている様に見えた。

別動隊説を主張する皆様のブログ、日常の記事も決して拝読しないことにしている。

理由は単純。マルティン・ニーメラー「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」にある。

より具体的には、

ナオミ、ウルフの『簡単な10のステップで実現できるファシスト・アメリカ(日本?)(末尾以外再掲)』を是非とも、ご一読願いたい。

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コメント

      偽善的であることの大切さ または『ローマ帝国衰亡史』の事-加藤周一(『言葉と人間』,朝日新聞社刊)-

  この文章は今手元にない。しかし小生の曖昧な記憶に拠れば,加藤は「政治家に期待できる最高の徳は『偽善』である」として,公明党が共産党を非難することの「的外れ」であることを指摘し,論じていた。

  後者はギボンの本を英文学者の故中野好夫東大教授が翻訳し第4巻まで出た翻訳本名。他の方の全訳は岩波文庫から出ているが,中野教授が逝去されたため,第4巻までの未完である。その後,別な方が訳されて完訳済み。とは言え,4巻を全て読むのは難儀だった覚えがある。そもそも普通の本でさえ,前書きから読まず,最初の2,3頁を読んだ後,最後尾の頁を読み真ん中の頁を読んで前書きを読むといった具合に方向性がない読み方を続けて今日に至る。

  恥ずかしい限りだが,本記事の,Pepe Escobar氏の『“分割して統治”を阻止するロシアと中国』は,面白い。すらすらとは読めないが,一読して面白い。ロ-マ帝国とか遺跡,あるいはM.アウレリウス・アントニウスという言葉が出てくるとギボンを思い出し,また帝国内の旅に出たくなる。加藤はすでにカルタゴの遺跡を訪れているが,小生はまだであるので,北アフリカにも脚を伸ばしたい。

  ところで都知事選や沖縄県知事選のとき「分割して統治せよ」の格言通り,当選して欲しい方の票を減らすべくペルソナ・ノン・グラ-タが立候補したが,2014衆院選では自民党と公明党とを「分断する」政策を訴えた政党はあったのかしら。もしなかったとすれば,「野党の資格なし。」とPepe氏は言うかもしれない。
 それはさておき,ロシアと中国との結びつき(絆)は強くなった。加藤は『日本の内と外(文藝春秋)』で米中ソ大国の関係を簡単なモデルで説明していた。つまり小生流に言わせれば横恋慕(仲良くなりたがる)理論;
 ① 米ロが仲良くなれば,中国が米国またはロシアと仲良くなりたがる 
 ② 米中が仲良くなれば,ロシアが米国または中国と仲良くなりたがる
 ③ 中ロが仲良くなれば,米国が中国またはロシアと仲良くなりたがる

  21世紀初頭はモデル③が当てはまりそうであるが,米国は「例外的卓越の国」であり,『恐ろしく、危険で、猛烈に理不尽な混沌の帝国』を改めようとしないので,加藤のモデルがなり立たないこともある,という例である。すなわちベルリンの壁が崩壊した後,世の中は変わるように変わったのである。

追記: ペルソナ・ノン・グラ-タというのは,小生のような「好ましからざる人物(貝殻追放)」を指すのであろうけれど,アメリカ帝国の属国にもたくさん貝殻追放されるべき政治家がいるのではなかろうか。

追記2:「共産党は自民党の補完勢力である」という命題が真か偽かという問題が2014衆院選の宿題としてあったのでこの場をお借りしてご報告させて頂く。自民候補が次点のとき共産票があればトップ当選となった小選挙区は40区(▲),補完勢力と言える区は69区。69区のうち維新,次世代などが順位3位以下で,共産党が4番目以下だったが補完勢力と言えるほどの得票数の区が24区。したがって69-24=45区(○)。
 結果は,40(▲)対45(○),つまり8対9である。つまり命題が成り立つとも成り立たないとも言える。もちろん,他の野党が自民党の補完勢力となっている場合もある。かくしてナオミ・クライン氏が挙げるように「曖昧」にして,共産党を攻撃する事も出来る。

  しかしそこで衆院選2012では完全に「補完勢力」ではなかった事を考えれば,国政選挙ごとにその命題の真偽を確かめる必要がある。すなわち,選挙する前から「補完勢力」だという説は成り立たない。結果論であり,裏を返せば,自民党でさえ,公明党の補完勢力であり,将来においては他党の補完勢力となる可能性もゼロ(零)ではない。

 ところで,あるブログで今度は「自民党の別働隊」という書き込みを拝見した。hagure様も同じ用語を用いている。しかし全国で700万というのと,小選挙区ごとの死に票という場合とでは,また見方も違ってくるのではないだろうか。さらにまた次世代の「死に票」も計算する必要があるのではないのかと,ノン・グラ-タの小生などは直感的に思ってしまう(直感は外れることが多いのですが)。

  いずれにしても「別働隊」の定義も補完勢力という言葉同様,曖昧であり,ハッキリしない(佐賀1区では共産「党員」票が民主党原口候補に明らかに流れている)。

別働隊論は、700万の死票を生んで当選1名という小選挙区制に関しては公論に近いのではありますまいか。村野さんのブログでは、供託金没収額が少なくなったので無意味ではない、という記述がありましたが全くピントが外れてるとしか思えない。供託金没収については、増えようが減ろうが、党財政という内部問題でしょう。
広く連立を模索して連立政権の中で自らの政策を実現する事。これ以外の現実性を代々木は持っているのでしょうか。

と、つい書いてしまいました。コメントしたかったのは、実は、
> Global WARning(グローバル・ウォーミング=地球温暖化のモジリか)
の部分で、warning(警告)とWAR(戦争)をかけてるのですが、こっちも他人様のことはいえませんが、老眼の影響でmとnが読み間違えていらっしゃいますよ。

以前の職場の近くに、当人たちがキャンプとかフォートレスとかよぶ、キリスト教系ニューチャーチの若いミッションの合宿訓練所がふたつあって、うちのひとつ、シオンの収穫者(?)のキャンプでコーチ役を勤めていた教団職員の夫妻が同じアパートに住んでいた。
温厚で敬虔なカリブ沿岸出身の奥さんの専門は失念したけど、教団の雇用条件により魅力を感じているらしいアメリカ人のご主人は体育教師だった。音楽とスポーツが教団の布教ツール。具体的にはサーフィン、スケートボード、バスケットボール、サッカーを主にありとあらゆるスポーツとバンド活動で仲間をふやす算段らしい。
5年ほど前、そのお二人の赤ちゃんのお初参りということで一度だけ同道した、大学の大講堂を借りておこなう大規模なミサは、歌う教会の現代版で聴衆の8割は中国人留学生だった。次々にポップでキャッチーな賛美の歌を奏でるバンドの演奏と合間の中国人司祭(神父?牧師?)のまったく聞き取れない説教と冗談をセミプロ級の機材で録音・録画し、ストリーミングすると同時に次々とアーカイブにおさめる。ほんの数名だけだったけど随喜の涙を流す若者もいた。
教団が当地で訓練をおえた年季勤の若いのと寄付でかき集めた中古のスケボーとエレクトリックギターを送り込むのはタジク、キルギス、トルクメンと聞いた。ロシアー中国ーペルシャが出会う場所。こういうのを布石というのだろう。今になってみると、その良し悪しは脇において、感心するほかありません。

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