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2014年12月28日 (日)

アメリカの対ロシア戦争、今や対ハンガリーに拡大

Eric Zuesse

2014年12月26日
"ICH"

ハンガリーは、アメリカ合州国に対抗するロシアと組むと決めた

バラク・オバマと連邦議会の対ロシア戦争をしようという主張を巡り、欧米同盟は、ほころび始めている。

これは‘新冷戦’と呼ばれているが、ロシアとすぐ隣り合わせのウクライナでは、実際、既に武力に訴える戦争だ。

ロシアを狙った核ミサイルをウクライナに配備するアメリカの計画は、今年、驚くほど進展した。かつては中立国だったウクライナが、今や公式に反ロシアになったオバマによるクーデターのおかげで、ウクライナは、オバマのCIAと傭兵が、2014年2月22日キエフに据えつけたウクライナ政権と、オバマに打倒されたウクライナ大統領が、現地で投票された全票の約90%を得ていたウクライナ東部地域の住民との間の内戦に苦しんでおり、西部のキエフに新たに据えられたオバマ政権は、東部の住民によって、圧倒的に拒否されており、オバマのキエフ政権が、現地住民を抹殺しようとして、そこでウクライナ内戦が、今現地で起きている。

しかし欧州連合内部、特に旧ソ連共和国の間では、これは現時点では、依然冷戦に過ぎないが、恐らく、ロシアとNATO(この組織は、アメリカ合州国と、反ロシアのアメリカ属国で構成されている)の間の超高温核紛争に向けて加熱する過程にある。しかも、アメリカは、これに既に膨大な投資をしている

ジャーマン・エコノミック・ニューズ(GEN)によれば、12月25日、“ハンガリーは対ロシア冷戦には参加しない。”同紙はこう報じている。“ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相は、EUから距離をおき、アメリカ政府は、対ロシア新冷戦を引き起こそうとしていると非難した。ハンガリーは参加するつもりはない。”GENはまた“ロシアの次に、どうやら、今やハンガリーも、アメリカによって標的とされているようだ。アメリカ合州国は、ハンガリー政府幹部と実業家を入国禁止で攻撃している。アメリカは、ハンガリー人に対し、汚職容疑をかけている。”と報じた過去10月19日のGEN記事にもリンクしている。

実際、アメリカ合州国政府も非常に腐敗しているのに、アメリカは、他国幹部の汚職容疑を、彼らが、アメリカ支配階級の言う通りになるよう、つまり属国となる様に強いる口実にすべく利用している。アメリカ政府は、ジョー・バイデン等に対して、今でさえ、そして恐らくは、大統領職を辞職した後のバラク・オバマに対するものを含め、アメリカ人幹部に対しても、入国禁止を課するだろうか。オバマは、ウオール街から(彼の友人ティモシー・ガイスナーがしたように)予想される厚遇を受け始めるだろう。(しかも既に、オバマはどの件も、捜査も告訴も認めなかったジョージ・W・ブッシュ大統領時代の一連の汚職後だ。)

2013年、あるギャラップ世論調査がアメリカ人に訪ねた。“アメリカ合州国政府内では汚職が蔓延していますか?”そこで73%が“はい”と答えた。ところが腐敗したオバマ政権は、腐敗した他の国々の汚職に対する国際的調停者の立場にあるふりをしているのだ。彼は誰をだましているのだろう? (例えば多分、このサイトを読まない人々だろうか?)

12月23日、火曜日、ロイターは“ハンガリーのオルバーン首相:アメリカの汚職非難は、影響力を得る為の利用”という見出しでこう報じた。“アメリカ合州国は、ロシア-ウクライナ紛争のさなか、中央ヨーロッパにおける影響力を強化する為の‘作り話’として一部のハンガリー人高官に対する汚職疑惑を利用していると、オルバーン・ヴィクトル首相は火曜日に語った。アメリカが、オルバーンを、益々独裁化する統治と、ブダペストとロシアとの温かい関係を見なすものを巡り、NATO同盟国のハンガリーと、アメリカ合州国の関係が広範に悪化する中でのオルバーン発言だ。”

アメリカにおける広範囲にわたるNSA盗聴、地方警察部隊の軍隊化、イラクやシリア、リビアや、アメリカ合州国を決して脅かしてなどいなかった他の国々への侵略は(イギリスのロイターによっては)‘独裁的’と見なされないのに、なぜかハンガリーは、今や‘独裁的’だ。突如(ハンガリーがアメリカ支配階級の要求に応えようとしていた時には、アメリカは、そうは言わなかったのだが)、ハンガリーは‘独裁的’で、事業をする相手としては‘余りに’腐敗していることになった。

アメリカ合州国国民の三分の二以上が、ウクライナ政府に対する、アメリカ政府の武器売却に反対しているのに、アメリカ下院の98%は、武器をウクライナに売りたがっているばかりでなく、アメリカ人納税者に気前の良い贈り物のツケを払わせて、ウクライナに寄付したがっているのだ。しかもアメリカ上院の100%がこれに同調し、アメリカ大統領がそれに署名し、法として発効させようとしている。アメリカ‘民主主義’は一体どこまでエセなのだろう?

核戦争の様な重要な戦争と平和の問題についてさえ、アメリカ国民が何を望もうと、全ての国政‘選挙’に対し圧倒的献金をしているアメリカ支配階級がアメリカ政府を支配している。

ジョージ・W・ブッシュが、イラク侵略支持するようアメリカ国民をだますの成功した様に、オバマが、アメリカ国民を、ロシア侵略を支持するようだますのに成功したわけではないが、もはやそうする必要すらないのだ。

こうした全ての面倒は、ロシアをアメリカの核ミサイルで包囲する為に行われている。民主主義が過剰であるがゆえに起きているわけではない。エセ‘民主主義’の結果だ。

そこで、今や我々は、民主主義がエセであることを知っている。

それはエセなのだ。それが現実だ。この現実さえ理解すれば、あらゆることの真意が解釈できるようになる。多くのウソつきどもがつくウソの幻想から自由になることが、理解する為の必須条件だ。それまでは、神話に過ぎない。エセ民主主義は日々益々危険になりつつある。核戦争は極めて真剣な話だ

歴史研究家Eric Zuesseは作家で、最新刊は、They’re Not Even Close: The Democratic vs. Republican Economic Records、1910-2010、および CHRIST’S VENTRILOQUISTS: The Event that Created Christianity「キリストの腹話術師:キリスト教を生み出した出来事」。

記事原文のurl:http://www.informationclearinghouse.info/article40564.htm

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実に不思議な政党が出現した。もっとも、冷静に考えれば、両者の狙いには大きな共通点があるので、驚くべきことではあるまい。小室直樹氏が生きていたら、一体何と言うだろうか?

小選挙区制と、政党助成金制度に反対の小生、全く興味が起きない。この件では、いつもは全く共感を感じていない天木氏のご意見に納得する。植草秀一氏のご意見には賛同できない。

いくつかコメントを頂いている。

一つは、前回記事を誤読されているのではあるまいかと思われる。

Global WARning(グローバル・ウォーミング=地球温暖化のモジリか)

と書いたのを、Warmingのmとrを、老眼で読み違えていると、ご指摘くださっている。

グローバル・ウォーニング(地球戦争化)は、(グローバル・ウォーミング=地球温暖化のモジリか)と書いただけで、老眼による錯誤ではないと自分では思っているので、訂正せずにいる。

誤訳については、的確なご指摘を再三いただいている。なんともありがたいことだ。「指摘は公開には及ばない」という方までおられる。そういう場合、お言葉に甘え、コメントは公開せず、こっそり修正している。

もうひとつのご意見、小生の考えと対極と思われる。それで「ザ・インタビュー」ではないが、公開しないことをもって、「言論の自由の弾圧」ということにはなるまいと勝手に理解し、公開しないことにさせていただく。自分の考えを言いたくて、翻訳記事後に放言を書いているので。体制派意見と違うことを書くのが狙いなのに、体制派のご意見書き込みを公開しては逆効果だろう。言論弾圧ではないと思う。世の中、体制派意見に満ちているのだから。

ポール・クレーグ・ロパーツ氏が『核戦争の可能性』に書かれたご意見をコピーさせていただこう。

私にはコメント欄の意味が全くわからない。コメントは、相も変わらず、筆者を称賛したり、くさしたりする投書か、あるいは、自分達が余り良く知らない主題を巡り、読者間の言葉で殴りあうような論争だ。

サイトにコメント欄があるのは、読者を引きつけて、ビジット、あるいは“ヒット”を増やし、サイトを広告主に売り易くする為だという主張を聞いたこ とがある。とはいえ、例えば、Information Clearing Houseは広告を掲載しておらず、OpEdNewsの記事に対して投稿されるコメントの率はごく僅かで、記事を読んだ読者の1パーセントでしかない。そ こで私は、コメント欄をおいておく理由なる主張は、不合理だと結論づけている。

コメント欄は、新聞編集者への手紙のようなもので、読者が意見を言えるようにするためだという向きもある。だが印刷媒体の編集者は、手紙をよく読 み、何か意義のあるものだけを公表している。ウェブサイト・コメント欄で、ありとあらゆる阿呆や、荒らし連中が、筆者の記事を読む人々に対して、意見を言っているのは、それとは違う。

新聞編集者達の解決策が完全だったと申しあげたいわけではないし、この発言で、コメントされる方々全員を、一派ひとからげで非難するつもりもない。 言いたいのは、コメント欄に書きこむ為には、筆者より遥かに多くの知識や、学問や、より開かれた精神が必要だということだ。新たな情報や、分析、あるいは 主流意見と異なる視点を、読みやすい記事でご提供するには、時間も思慮も大いに必要だが、中傷や、とんでもないことなら瞬時で書ける。

荒らし連中は、偽名やペンネームを使って、自分の正体を隠すことが多い。良くある手法は、著者が言っている内容でなく、著者個人を攻撃することだ。 例えば、荒らし連中は、進歩的な左翼サイトで、悪のレーガン政権で働いた人物で、それゆえ信用できない人物だと、私の“正体を暴いている”。保守系サイト では、私は、CounterPunchに記事を書く左翼だと“暴露”されている。筆者の正体を暴く、こうした行為は、そうした情報を無視したいので、先入 観と合わない情報は聞きたくない連中の役にたつ。

サイトの中には、筆者も書き放題、攻撃もし放題にしているものもある。RTに、サイト報道に対する、荒らし連中による反論のし放題にしているコメン ト欄があるのは不可解だ。自己否定をするサイトの意義は、一体何だろう? コメント欄があるサイトは、実際、政治的な既得権集団が、そのサイトの報道や、筆者達をおとしめるのを認めていると同じことだ。サイトを評価するだけの実 績が明らかでない匿名読者に、記事の評価を認めるサイトもある。ごく少数の読者しか参加しないので、サイト評価は、きわめて少数の正体不明の連中によっ て、決められかねない。

大統領や、政府高官や、売女マスコミ連中や、警官やら、強欲銀行幹部の不正の責任を、私が問うているのと同様、荒らし連中や、その同類の責任を、私は問うているのだ。

今年、いくつかのコラムで、ロシアやプーチンの意図に関する、ワシントンによる一貫した攻撃的なウソや、選挙で選ばれたウクライナ政権を打倒し、ワ シントンの傀儡を据えつけたワシントンによるクーデターや、戦争を引き起こしかねない、無謀で危険な行為である、ロシアに対する軍事的熱狂に、NATOを ワシントンが追い込んでいるのを指摘した。

荒らし連中は、こうした懸念を、破滅の予感やら、自国政府に対する不信の餌食となった常識を失った人物がわめき立てていることにしてしまう。連中 は、核戦争は、不合理で、それゆえ、起こり得ず、社会の大惨事を予言する人など無視すべきだと言うのだ。ネオコンが、核兵器と、その使用を擁護し、大多数 のアメリカ人が、プーチンは“暴漢”で“ヒトラーよりひどい”というプロパガンダを真に受け、ニューヨーク・タイムズが“アメリカ、核兵器の本格的更新を 計画”と報じている事実にも関わらず。

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コメント

メタボカモ様 翻訳ありがとう存じます.誤訳など問題ではありません.お蔭様で自分は随分と知識を深めることができました.息子娘家内はロシアに戻り,自分は財産を守るべく宇国にとどまっておるのですが,二キロ先の山の中腹に住むカルムイック人友人も頑として動きません.自分たちはお金をもう使っておりません.お金が機能停止しているのです.自分は鱒と風呂を,テミル氏は馬乳製品を,下番してくる国境警備軍NCOに提供しております.それに対しNCOが自分たちに提供するものは安全保障です.バンディットも徴税吏も国境警備軍が恐ろしいので敬遠するのです.下手すると兵士として引っ張られかねませんから.食べ物と風呂が安全と交換されているということです.これぞ実体経済行動なのではないでしょうか.NCOはこのごろ持久戦に疲れ果てたのか,核戦争が起こってくれないかななどと恐ろしいことを口にします自分もときおり想像します..欧州は全滅するでしょうが,ロシアと中国は生き延びるでしょう.高度産業など消滅しても,広大な大地と数百万の人間が生き残れば,たとえ寿命が人生二十年だとしても千年後は人類は復活するでしょうから.日本ですか.カリブ危機のとき米国はミサイルの照準をソ連のほかに日本と中国にあてましたね. 白人は黄色人種とスラブ人の生き残りには我慢できんのです.

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