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2014年11月 9日 (日)

あるアフリカ物語

Paul Craig Roberts
2014年11月7日

納税者の様と、犯罪的行為で経済を崩壊させた金融機関の、連邦準備金制度理事会による救済措置を見ていて、金融体制と監督官庁は腐敗しており、腐敗が作り出したトランプカードで作った家のように不安定な金融体制を、何としても保護しようとしているのだということに彼は気がついた。あふれる流動性は、消費者の価値でなく、資産価値を押し上げるだろう。彼はこの腐敗の波に乗ることにした。

彼はヨットとフェラーリを売り払い、自宅と避暑地の別荘の借り換えをし、幹部や役員の業績手当を支払う為に、自社株を買い戻して自社株価格を押し上げている大企業に対しては十分に注意を払い、資金を株にぶちこんだ。

これはトランプで作った家の様に不安定な金融体制で、いつでも崩壊しかねないことを知ってはいたが、いまだに存続している。連邦準備金制度理事会も、財務省も、金融監督官庁も、上昇する株式市場で、トランプカードで作った家のように不安定な金融体制を維持する為、益々自暴自棄で、ひどい法律違反をしているのだ。

間もなく彼は一財産作った。億万長者にはとうてい及ばなかったが、資本を取り崩さずに、年間800万ドルのキャピタル・ゲインを得られるようになった。

この金で一体何をしよう。彼はヨットや、立派な邸宅や、費用のかかる愛人には関心がなかった。彼は1960年代のスポーツカーが好きだったが、フェラーリは、収集家のエゴで、所有者の経済階級がわかり、持ち主の品位が傷つく様な価格にまでつり上げられてしまった。

彼が本当に好きなのは動物だった。人間と違い、動物は邪悪でなく、人間と比較して、動物は美しく、素晴らしい。種の絶滅や、ゴリラ、象、サイ、ヒョウ、チーター、ライオンや他の素晴らしい種の動物の数が減っているのが気がかりだった。

彼はこの対策として何かしようと決意した。

彼はアフリカにでかけ、密猟者や狩猟記念品狙いのハンターから、保護区を守る為に作られた自然公園保護官と相談した。密猟者は、政府当局者から、保護部隊のパトロール体制情報を買い入れることができ、それで、密猟を続けられることを彼は知った。動物の数が劇的に減少したので、密猟者を狩る私兵を作ることにした。

保護区域パトロール担当者のなかで現状に不満を持つ人々が、彼の対象だった。彼の賞金は、殺害された密猟者一人につき、25,000ドルだった。彼が狙った連中が無辜の人々を殺害し、そうした人々を密猟者だったと主張するするのを防ぐため、権利主張者は、殺害された人物が、お尋ね者密猟者リストに載っている人物であることを証明しなければならなかった。もし密猟者が、象、ヒョウ、サイ、ゴリラ、ライオンやチーターを殺害していれば、証明された密猟者は拷問で死ぬのだが、この噂は広まり、賞金を35,000ドルに上げた。

その過程を監視し、きちんと行われるのを保証する為に、彼は現場に立ち会い、作戦を監視する、過激派の動物保護活動家を雇った。

自分が立ち上げた組織が、野生生物と人の強欲と環境破壊との間の不均衡を救済していることに彼は気がついた。

彼の事業の元になっているトランプで作った家のように不安定な金融体制は、いつ何どき崩壊しかねないことは重々承知だった。彼は、この崩壊に対して、できる限りの損失防止措置をとったが、ヘッジを提供する業者も、他の人々と同様、危うい存在であることは理解していた。彼の希望は、崩壊が始まり次第、直ぐに気がついて、最小の損失で逃げ出すことだった。

崩壊で、自分の事業が終わりになるのを待っているうちに、アフリカで、新たな文化が勃興し始めた。世界のどこにもいない独特な動物と空間を共有しているという誇りが、金の為に動物を殺害することより大切になったのだ。密猟者は、もはや豪華な自動車で羨望の的になることはなく、社会の中で、憎まれる存在になってしまった。社会的圧力が、彼の動物保護私兵の火力と同じ位有効に、連中を抑制したのだ。

少数のアフリカ人政治“指導者連中”は、密猟者を保護する為に政府軍兵士を派兵すると脅したが、そうした“指導者”は、50,000ドルも払えば簡単に暗殺できた。

女性達は、毛皮コートが、羨望ではなく、非難の的になることに気がついて、男達に毛皮を買ってもらうのをやめた。東洋の男性達は、ヴァイアグラの方がサイの角よりずっと効くのを知って、サイの角を欲しがらなくなった。象牙は犯罪証明と化し、社会的、経済的地位の象徴ではなくなった。

たった一人の人間が世の中を変えたのだ。

トランプで作った家のように不安定な金融体制が崩壊する前に、一体いつ、自分の財産を株式市場で空売りして増やすかを、彼は研究し始めた。増大した財産で、彼はアメリカの野生動物の虐殺も終わらせることができるかも知れない。

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四半期毎のご寄附のお願い

多くの皆様が御承知の通り、数年前に私が引退しようとした際に、読者の皆様は、それを受けいれてくださらなかった。私は、協賛各紙に同時に掲載され るコラムを降りて、皆様にお別れをつげた。皆様が、何千通もの電子メールで、小生の経験と知識を頼りにしておられ、それが現代の出来事を客観的に理解する のに役立っていると言ってこられたのだ。皆様の御意見には説得力があった。私は引退を止め、このウェブサイトを開設したが、皆様から強固なご指示頂いてい る。

これは皆様のウェブサイトだ。皆様に支持を頂ける限りは継続する。

寄付のためのページ

Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでい る。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the WestHOW AMERICA WAS LOSTが購入可能。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2014/11/07/african-story-paul-craig-roberts/

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株で儲け、有意義な事業をする偉い人もいるのだろう。彼には稀な、明るい?記事。

電車中吊り広告、「解散し・選挙」話題満載。アメリカ選挙同様ろくな結果になるまい。自民党別動隊の異神がふえたとて、庶民に良いこと皆無だろう。

制度が徹底的に破綻している。報道が徹底的に破綻している。国民も破綻している?まともな夜盗ほとんどないのだ。アフリカの野生動物並、いや、それ以下の絶滅危惧種状態。

柿くえば金がなくなる法隆寺

という名句を作った?絶滅危惧種まで、ロシア経済制裁をしろと主張しているという話を今日聞いてびっくり。本当だろうか?売国奴と一緒に叫んでどうするのだろう。バッシングが怖いのだろうか?

思いついて『風神の門』を読んでいる。子供の頃のなつかしい記憶が蘇る。霧隠才蔵、猿飛佐助の活躍。あれは真田の話だったのだ。

宗主国に、手の者を放ってある。「実にひどい選挙だった」と間者は言う。

立会人がこないよう連絡をし、立会人がいないことを理由に投票所があかず、ようやく開いても、今度は深夜まで、投票をさせる、ということもあったという。

小選挙区制を導入し、植民地化を推進する大本営広報部、そうした実情を報道するはずもない。

TPPが成立しやすくなった、というようなわけのわからない垂れ流し報道のみ。

電気洗脳機を自宅におかないという知人に習いたい、と常に思う。

とはいえ、家人の意思に反して、電気洗脳機を捨てるわけにもいかない。

TPPについても虚報しか書かない紙媒体、何度もしつこく書くが、大切なスーパー・チラシの包装紙。包装紙はともあれ、チラシなしには拙宅の家計が廻らない。食事が作れない。

スーパー・チラシ、基本的にウソはないが、野菜産地は偽りが多い。ある産地ではない地名を書いておいて、行くと、そうでないことが大半。

産地が明記してあるだけ、まともと思うしかあるまい。偽装されても検証はできないのだ。

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