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2014年8月15日 (金)

アメリカは世界を最終戦争への道に向かわせている

世界には、死への願望があるのだろうか?

Paul Craig Roberts
2014年8月14日

アメリカや、ヨーロッパの首都や、欧米売女マスコミによって、陣太鼓が大きく鳴らされている。アジア・タイムズの見出しは“戦争を切望するNATO”だ。http://www.atimes.com/atimes/Central_Asia/CEN-01-080814.html 今回の標的は主要核大国ロシアだ。

そのような戦争の致命的な結果は、ロシア、ヨーロッパや、アメリカを越えて、全世界にまで及ぶだろう。ロシアを悪魔化する為のウソを欧米が駆使することで、地球上の生命が危機に曝され、欧米が無謀で無責任であることが明らかになっている。それでも、この無謀さ、無責任さに反対して声をあげているわずかな人々がいる。

ロン・アンスは、卓越したオランダ人ジャーナリスト、カレル・ヴァン・ウォルフレンの重要な発言に注目するよう呼びかけている。ウォルフレン http://www.unz.com/article/the-ukraine-corrupted-journalism-and-the-atlanticist-faith/ウクライナ、腐敗したジャーナリズムと汎大西洋主義という信仰」(拙訳)と、アンス自身 http://www.unz.com/runz/american-pravda-who-shot-down-flight-mh17-in-ukraine/ の意見は、“アメリカ大手マスコミの徹底的堕落と、信頼できなさ”と、私見によれば、正しくもアンスが見なしているものに対する重要な補正情報だ。

ウォルフレンの記事は長いが非常に重要だ。お読みになれば、小生の分析と近いものをお感じになるだろう。
臣下の立場におとしめられたヨーロッパ人から、あめゆる自立的思考や外交政策も排除してしまう、汎大西洋主義イデオロギーに、覇権国アメリカが、一体どれほど、ヨーロッパを追い込んでしまっているかを、ウォルフレンは示している。アメリカが、ヨーロッパを戦争に向けて追いこむ中、“アメリカという国家の、機能障害と、徹底的無責任さを、ヨーロッパ人は、我に返って確信することができずにいる”と、ウォルフレンは結論付けている。

同盟諸国や、マスコミや、アメリカ上院議員等による、アメリカの無謀さに対する内部からの歯止めが皆無な中、アメリカの戦争への衝動を止めようとしているのは、ロシア、中国、インドや、南米の外交のみだ。もしこの外交が上手くゆかなければ、福島は確かに惨事だが、それさえ大海の一滴と化してしまうだろう。http://www.globalresearch.ca/weve-opened-the-gates-of-hell-fukushima-spews-radiation-world-wide/5395912

アメリカ、アメリカのキエフ傀儡と、アメリカ属国EU諸国による、現在のウクライナ南部・東部国境地帯を構成する旧ロシア領の一般市民虐殺は、欧米マスコミにより、ほとんど報道されないばかりでなく、存在しないことにされたり、ロシアのせいにされたりしている。

ロシアに罪をなすり付けながら、アメリカがしでかしている犯罪は、ロシア国民の間で、極めて高いレベルの怒りを引き起こしている。非対抗的な手法を強調し続けているプーチンに http://rt.com/news/180268-putin-russia-mobilize-confrontation/ 、外交を放棄させて、暴力に向かうように強いる可能性があるので、そのような怒りは危険だ。

ロシアのニュース・サイトの編集長、エゴール・プロスヴィルニンは、アメリカが約束を反故にしたこと、ロシアに対する烈しいプロパガンダ戦争の危険な組み合わせと、ドイツ政府の加担によって引き起こされた、ロシアにおける怒りの高まりを、我々に示している。http://sputnikipogrom.com/europe/germany/18213/russian-appeal/

プロスヴィルニンは激烈な怒りを表している。“ドイツ人は試験に落ちた。ヨーロッパに、悪魔が戻って来た際、抵抗としようとさえせず、即座に奴隷の様に、足元に平伏した。”ロシア人から見れば、ヨーロッパ全てが、アメリカから放射される悪の奴隷だ。

一体なぜ、メルケルは、アメリカが、ドイツを、ロシアとの紛争においやることを強いるのを許し、ドイツに対する、ロシアの大変な怒りを生み出したのだろう? 指導者としてのメルケル大失敗は、一体どのようにすれば説明できるのだろう?

クリントン、ブッシュ、そしてオバマ政権が世界を最終戦争への道に向かわせている。
連中の悪が気付かれないまま済んでいるというのは一体どういうわけだろう?

アメリカとイスラエルこそ、きわめて残忍な二つの国家だ。両国の果てしない虐殺と数限りのないウソを黙認することで、世界は自らの終焉を準備しているのだ。

生命と真実に対する唯一の希望は、世界がこの二つの犯罪的政府に反対して団結し、両国を外交的、経済的に孤立させ、両国政府幹部が、逮捕されたり、裁判にかけられたりすること無しには、外国旅行ができなくしてしまうことだ。

世界が一体なぜアメリカとイスラエルを必要とするだろう? 世界が死にたいという願望を持っていない限り、世界にはアメリカもイスラエルも不要なはずだ。

Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでい る。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the WestHOW AMERICA WAS LOSTが購入可能。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2014/08/14/washington-placed-world-road-war-paul-craig-roberts/
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「戦没者の遺族が高齢化している」と、いかにも困ったようなコメントを耳にした。
心配することはない。もうすぐ一気に若返る。

傀儡氏「不戦の誓い」という表現、使うわけがない。これから宗主国の違法な侵略戦争に日本軍を出そうとしているのだから。

現在祀られている一番大きな犠牲者を生み出した戦争の相手、世界最大のならずもの国家の侵略戦争に、国民を提供する連中を、指導者と呼ぶ気にはなれない。死導者。

うれしそうに神社参拝した連中、ハーメルンの故事にちなみ「属国の笛吹男女」と呼ぶ。

世界に死への願望があるかどうかは知らないが、少なくとも、この属国では、強大な死への願望があるにちがいない。

そうでなくて、どうして、小選挙区制が継続し、とんでも与党や野党もどきばかりのさばり、秘密法案や、集団的侵略先制攻撃権見直しや、福島帰還促進や、原発再開促進や、辺野古基地巨大化が円滑にすすむだろう。

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コメント

最後の冗談がキツいぜ…

     仮説 「メルケルの失敗」は元科学者であったために引き起こされた

  鷲巣力氏編集による『加藤周一自選集(岩波書店)が送られてきた。しかしなぜ,小生はこの大著をもってこなかったか。それは,例えば,『夕陽妄語』を新聞で読むのと,本書で読むのとでは,文章から得る感覚というものが,あるいはそれによってひらめく内容が異なる。うまく説明できないが,新聞で読んだ方がそのとき考えた事を思い出せるが,本書ではそれが何故かできないからである。

  また例えば,『日本人の死生観 上・下』も同じ。英文を矢島氏が日本語に移し替えられた。文は人也で,訳は立派であるが,加藤が書いたという感覚がつかめない。しかし持参した3册では十分ではないので送ってもらった。やはり初めてであう文章も女性も第一印象が大切なのかも知れない。

  さて,ロバ-ツ氏は次のように述べている;
  「一体なぜ、メルケルは、アメリカが、ドイツを、ロシアとの紛争においやることを強いるのを許し、ドイツに対する、ロシアの大変な怒りを生み出したのだろう? 指導者としてのメルケル大失敗は、一体どのようにすれば説明できるのだろう?」

  そこで思い出したが,本書の『^オウム真理教遠聞』と『「オウム」と科学技術者』である。メルケル首相は元物理学者であるから,その道の専門家である事は言をまたない。ならば,彼・彼女の「専門領域外の事柄についても,彼らの『高学歴』が一般の市民以上の判断能力を保証するだろうと考えるのは,過大な評価にすぎない(加藤)」という。

 メルケル氏は首相として政策全般について指導力を発揮してきたに違いないから,「ロシアとの紛争」だけに指導力を発揮できない,と推測する事は難しい。また,ドイツの情報機関も彼女にいろいろな情報をあげているに違いない。
  もちろん情報があがっていないという事もある。裸の女王様。例えば,NSAがメルケル首相の携帯電話を盗聴していたことに彼女が憤慨したことに代表されるように,常識が通じない面もあった。米国の公正と信義に信頼していたわけだが,首相になる前から,スパイ合戦はよくあった話であるから,不注意であった事は否定できない。

  不確かなことがたくさんあり,部外者にはよく分からない要素があるから『仮説』とするが,ウクライナ紛争の場合,よい情報がメルケル首相に伝わっていなかった可能性が高い。もし私が本ブログを知らなければ,米国の介入,政権転覆計画を理解する事が出来なかったにちがいなく,西側報道の言いなりであったかもしれない。なぜなら,加藤がNYタイムズやデア・ツアイトをしばしば引用していたから,私は西側マスコミが「売女マスコミ」と成り下がった事を知らずして,ロシアを悪魔化していたであろうからだ。

  しかし彼女の場合,周りの閣僚を含めて有り余るほど情報があったとしても,どれが真実なのか,本当の情報なのか,判断できなかったのではないか。なぜなら,西側マスコミを陥れた米国の,ネオコンやNATOのウクライナ政権転覆構想が巧妙,用意周到であったからである(しかし画竜点睛を欠き,嘘がバレバレになったが)。

  科学者あるいは理系の学者で首相(実質的な権力者)になった方はどれくらいあるのだろうか。寡聞にして知らないが,「合理的な思考と実証的な態度」がウクライナ問題について有効に働かなかったのではないだろうか。現にイラクの「大量破壊兵器」があるかないかで,メルケルのドイツは疑いを持ち,イラクに派兵しなかったように記憶している。そこには「実証的な態度」があったというべきであろう。
 
  加藤はサリン事件に科学技術者が多かったのは何故かという問いに答えて,次のように断じる:
   ・・・・科学技術者の側では,高度の専門化が進んでいる。専門領域では,研究室の中に合理的かつ実証的な思考が支配しているが,研究室の外にその思考習慣は持ち出されない。しかるに研究の究極的な目的は専門領域外にあるから,それがどれほどばかげたものであっても,それを合理的な立場から批判することがない。・・・・

  「ばかげたもの」には,尊士松本の「空中浮游」も含まれるだろうが,米国のスパイ衛星NROL25ないし39(蛸)がウクライナ東を捕らえていたはずなのに米国がその資料を出さないことも含まれるであろう。
  メルケル氏の政治家としての能力が不足していたのではなくて,元科学者であったことが合理的な判断ができないという事態を招いているという,仮説を提起しておきたい。
  

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