当てこすりによって有罪
アメリカ・プロパガンダの機能のし方
Paul Craig Roberts
2014年7月21日
ロシアのプーチン大統領による、マレーシア旅客機の事件に対する、専門家による、客観的な、政治色の無い国際調査という呼びかけに、アメリカ政府が参加しない理由は一体なぜだろう?
ロシア政府は、旅客機がミサイル・システムによって、そこから撃墜された可能性がある場所に、ウクライナのブーク対空ミサイルがあったことを示す衛星写真や、ウクライナSU-25ジェット戦闘機が、マレーシア航空機墜落前に、急激に接近した文書など事実の公開を続けている。ロシア軍作戦本部トップが、今日(7月21日)モスクワの記者会見で、ロストフ監視センターによって、ウクライナ軍ジェット機の存在が確認されたと述べた。
ロシア国防省は、MH-17破壊の瞬間に、アメリカの衛星が上空を飛行していたことを指摘した。ロシア政府は、アメリカ政府に、衛星が捕捉した写真とデータを公開するよう促している。
プーチン大統領は、MH-17調査には、“専門家の代表団が、国際民間航空機関(ICAO)の指導の下で、現地で作業する ”ことが必要だと繰り返して強調している。プーチンの、ICAOによる独立した専門家調査の呼びかけは、何か隠し事がある人物のものとは思えない。
アメリカ政府に向かってプーチンは述べた。“その間、何人も[“例外的な国民”でさえも]この悲劇を自らの狭隘な利己的な政治目標を実現する為に利用する権利はない。”
プーチンは、アメリカ政府に注意した。“我々は、全ての紛争当事者に対し、即座に流血の惨事を止め、交渉の席に着こうと繰り返し呼びかけてきた。もし6月28日に、東ウクライナで、軍事作戦が[キエフによって]再開されていなければ、この悲劇は起きてはいなかっただろうと、私は確信を持って言うことができる。”
アメリカの対応は何だったろう?
ウソとほのめかしだ
昨日(7月20日)アメリカのジョン・ケリー国務長官は、親ロシア派分離主義者が、マレーシア航空機墜落に関与していると確認し、ロシアが関与していたのは“きわめて明白”だと述べた。ケリーの言葉を引用すればこうだ。“これが、ロシアから、分離主義者の手中に引き渡されたシステムであることはきわめて明白だ。我々は確信を、確信をもっている。ウクライナには、その時点で、その近くに、そのようなシステムを置いておらず、そこで明白に、分離主義者の責任であることを明瞭に示している。”
ケリー声明は、21世紀にアメリカ国務長官達が垂れ流してきた果てしないウソの一つに過ぎない。コリン・パウエルが国連で演説した、サダム・フセインの“大量破壊兵器”に関するウソ一式やら、ケリーが果てし無く繰り返すウソや、アサドが“自国民に対して化学兵器を使用した”やら“イランの核兵器”に関する果てしないウソを一体誰が忘れられようか?
ケリーが何度も、アメリカは、アサドは化学兵器を使用し“越えてはならない一線”を超えた証拠を持っていると述べているのを想起願いたい。ところがケリーは決してその発言を証拠で裏付けることができずにいる。対シリア・アメリカ軍事攻撃へのイギリスの参加を、議会に承認させようと尽力していたイギリス首相に渡す証拠をアメリカは持っておらず、議会で否決されてしまった。議会は首相に答えた。“証拠無くして戦争なし。”
そこに、またもや、ロシアの衛星写真や、現地の無数の目撃者と真っ向から矛盾するケリーの“確信”声明だ。
アメリカ政府は、一体なぜ衛星写真を公開しないのだろう?
その答えは、アメリカ政府が、差し押さえておいて、9/11にハイジャックされた旅客機がペンタゴンに突入したのを証明していると主張している全てのビデオを公開しようとしないのと全く同じ理由だ。ビデオはアメリカ政府の主張を裏付けておらず、アメリカの衛星写真も、ケリーの主張を裏付けてはいない。
イラク現地の国連武器査察官達は、イラクには大量破壊兵器はないと報告した。ところが、アメリカ政府のプロパガンダの裏付けにならない事実は無視された。アメリカ政府は、ひたすらアメリカ政府の意図的なウソだけを基に、極めて破壊的な戦争を始めたのだ。
イラン現地に入った国際原子力機関査察官も、16のアメリカ諜報機関全ても、イランには、核兵器開発計画はないと報告している。ところが、事実が、アメリカ政府の魂胆と辻褄が合わないと、アメリカ政府にも、売女マスコミにも無視された。
証拠が欠如しているのに、マレーシア航空機墜落はロシアの責任だという主張で、我々は今、全く同じことを目の当たりにしている。
アメリカ政府高官全員が、ケリーやジョン・マケインほど無謀というわけではない。直接のウソの代わりに、多くのアメリカ高官は、ほのめかしを活用する。
ダイアン・ファインスタイン・アメリカ上院議員はその好例だ。売女TV局CNNインタビューで、ファインスタインはこう語った。“問題はプーチンがどこにいるかです。こう言いたいと思います。‘プーチンよ、毅然とした態度を取りなさい。世界に説明すべきです。もしこれが過ちなら、私としては過ちであったことを願うが、過ちだったと言いなさい。’”
プーチンは世界に向かって、止むことなく、専門家による政治色の無い調査を呼びかけているのに、ファインスタインは、プーチンに一体なぜ沈黙して隠れているのか問うている。あなたがやったのは分かっていると、ファインスタインはほのめかし、だから、そもそも意図的にやったのか、それとも事故だったのか、言いなさいというわけだ。
欧米の報道機関のやり口全体、すっかり仕組まれていて、本当の情報が旅客機墜落が、アメリカ政府の工作を示唆するよりずっと前に、即座にロシアに罪をなすりつけた。もちろん良く訓練された売女マスコミが、ロシアに罪をなすりつけるのに、アメリカ政府による指揮は不要だという可能性もある。一方、事前に用意されなかったものにしては、余りに仕組まれた様に見える報道もある。
誤って民間旅客機を撃墜したことを話しあっている、ロシア人将軍とウクライナの分離主義者を映したとされるユーチューブ・ビデオが事前に準備されていた。私が先に指摘した通り、このビデオは二重にダメだ。事前に用意されていて、ロシア軍を巻き込んでいるが、ロシア軍が、民間旅客機と軍用機を識別できることを見過ごしている。ビデオの存在自体が、旅客機を撃墜して、ロシアのせいにする策謀があったことを暗示してしまう。
ロシアの対空ミサイル・システムは、安全装置として、航空機の種類を確認する為、飛行機のトランスポンダーとやりとりすることができるという報道を読んだ。もし報道が正しく、もしMH-17のトランスポンダーが発見されれば、応対を記録している可能性がある。
ウクライナの航空管制がMH-17の航路を変更し、紛争地域上空を飛行するよう指示したという報道も読んだ。トランスポンダーも、これが正しいかどうかを示すに違いない。もしそうであれば、これがキエフによる意図的な行為、アメリカ政府の承認を必要としたであろう行為である、明らかな、少なくとも状況証拠だ。
ウクライナ軍と、分離主義者を、どうやら最初に攻撃した、右翼ウクライナ過激派が立ち上げた非公式な民兵との間に意見の違いがあるという報道もある。ロシアのせいにし、非難を利用して、EUに、アメリカ政府の一方的な対ロシア経済制裁につきあうよう強いるため、アメリカ政府が、航空機破壊という策略で、過激派を利用したという可能性もある。アメリカ政府が、ロシアとヨーロッパの経済的・政治的絆機拡大を粉砕しようと躍起になっていることはもはや誰もが知っている。
旅客機を撃墜するという策略があったとすれば、警告兆候を出さぬようにすべく、ミサイル・システムのあらゆる安全装置は機能停止されていただろう。ウクライナ戦闘機は、旅客機を確認するため飛行させられた可能性もある。本当の標的は、プーチンの旅客機だったが、策謀実施段階での無能さのおかげで、民間航空機の破壊に至った可能性もある。
様々なあり得る説が存在するので、先入観を抱かずに、事実と証拠が揃うまでは、アメリカ政府プロパガンダに抵抗しよう。少なくとも、アメリカ政府は、証拠より先に、事故をロシアになすりつけるのに利用した罪を犯している。アメリカ政府がこれまで示したものは、全て言いがかりとほのめかしだけだ。アメリカ政府が示し続けるものがそれだけだとすれば、一体誰が悪いかわかろうというものだ。
とりあえず“狼がきた!”と叫んだ少年の話を思いだそう。彼は余り何度もウソをついたので、本当に狼が来た時、誰も彼を信じなかった。これがアメリカ政府の究極的運命だろうか?
イラク、アフガニスタン、リビア、ソマリアや、シリアに宣戦を布告するかわりに、一体なぜアメリカ政府はウソの陰に隠れるのだろう? もしアメリカ政府が、イラン、ロシアや中国と戦争をしたいのであれば、一体なぜ単純に宣戦布告しないのだろう? アメリカ憲法が、そもそも、戦争には議会による宣戦布告が必要だとしている理由は、行政府が、隠された思惑を推進する為、戦争を画策するのを防ぐ為だ。憲法上の責任を放棄して、アメリカ議会は、行政府の戦争犯罪に加担している。イスラエルの計画的なパレスチナ人殺害を承認することで、アメリカ政府は、イスラエルの戦争犯罪に加担している。
読者は自問して頂きたい。もしアメリカ合州国とイスラエルが存在しなかったなら、世界は、死者も破壊も強制退去させられる人々もより少なく、より多くの真実と正義がある、より安全な場所なのだろうかと?
Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
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記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2014/07/21/guilt-insinuation-paul-craig-roberts/
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ガザ殺戮被害者、既に600人を越えるという。実にとんでもないテロ国家。
最後の質問、憲法を破壊して参戦するようになれば、めでたくリストに載れるだろう。膨大な宗主国債券を購入し、巨大基地を受け入れ、みかじめ料までお支払いし、軍艦・航空機を整備してさしあげ、戦地に赴かせている現在とて、「潔白」からはほど遠いけれど。
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マレーシア航空機墜落については、ロシアの関与を示唆するアメリカからの報道が溢れており、岸田外相も「ウクライナの主権と一体性を侵害する武装勢力の行動を強く非難する。」とアメリカよりの姿勢を示している。 またネット上では「アメリカによる陰謀」と一方的に決め付…... [続きを読む]
» (追記)またしても偽旗作戦 [はらへったのブログ]
拾いものです。
怪しい話が満載。こりゃ、またユダ金のお粗末極まりないインチキでしょ。 [続きを読む]
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「もしアメリカ合州国とイスラエルが存在しなかったなら」
アフマディーネジャードの発言ではなく、ポール・クレイグ・ロバーツの発言ですから
イスラエルの嘘プロパガンダがどう反撃するから興味津々ですが、
一応アフマディーネジャードの発言で検証しておきます。
▼イスラエルの嘘プロパガンダ・マシン全開
2008年12月31日
スチュアート・リトルウッド
GlobalResearch原文
http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/
・・・
以下は、2008年12月22日の声明から:
「イランの支援を受けたハマスは、イスラエルの完全破壊を望むと繰り返し発言してきた。」
率先して破壊を行ってきたのはイスラエル自身であり、現在も、ハマスとガザの人々を完全抹殺しようとしている。イランのアフマディーネジャードは故アヤトーラ・ホメイニの発言を引用して、「エルサレムを占領している現在のイスラエル政府は歴史から消え去らねばならない」と述べた。国連の分割案のもとでエルサレムはベツレヘムとともに「国際都市」と指定されたことを考えると、妥当なコメントである。
イスラエルのプロパガンダはこのイランの発言を「イスラエルは地図から抹消されなくてはならない」とねじ曲げた。一方、シオニストの情報源やイスラエル諸政党のマニフェストは以前から、イスラエルはパレスチナを地図から抹消する計画であることを明らかにしており、イスラエルの行動と嘘はすべてその目標に向かっている。
***
以下、改めて比較します。
★アフマディーネジャード
「エルサレムを占領している現在のイスラエル政府は歴史から消え去らねばならない」
★イスラエル
「イスラエルは地図から抹消されなくてはならない」
トンデモナイ違いですが、メディアではイスラエル政府の奨励用語が流されます。
投稿: 檜原転石 | 2014年7月24日 (木) 07時51分
まだ足りない事実と証拠-オランダの置かれた政治的状況-
P.C.ロバ-ツ氏は「様々なあり得る説が存在するので、先入観を抱かずに、事実と証拠が揃うまでは、アメリカ政府プロパガンダに抵抗しよう」と呼びかける。大いに賛成したい。しかし最後の問いに答えるのは難しいだろう:
「読者は自問して頂きたい。もしアメリカ合州国とイスラエルが存在しなかったなら、世界は、死者も破壊も強制退去させられる人々もより少なく、より多くの真実と正義がある、より安全な場所なのだろうかと?」
働きアリを100匹集めてきて働かせると,1割ぐらい働かなくなると言う。ならば,その1割を除いて90匹だけにするとやはり1割ぐらい働かなくなると言う。81匹だけにすると,やはりその一割は働かなくなると言う。故に職場にはばりばり働く人とそれほど働かなくてもほぼ同じ給料がもらえる人がいてうまく調和してきたのが,これまでの日本の企業(新自由主義に冒されていない)。
この逆をロバ-ツ氏の質問に応用すると,世界には200ヶ国があるが,そのうちの「1分」の二ヶ国がなくなれば, 残りの198ヶ国の内の二国が「新しい」米国・イスラエルとなる。そこでその二国を取り除くと196ヶ国の内のある二国が世界を「より安全で」なくする。かくして,この連鎖を続けていけば,最後は一国となるが,一国となればなったで群雄割拠が始まり,戦国の世が始まり,争いは収まらない。したがって答えは「イエス」だが,地球がブラック・ホ-ルに吸い込まれるまで米国とイスラエルはなくならないから,答えは「ノ-」である。答えはどちらでもあるから,答えるのには難しい?と思う。
さて,ホワイト・ホ-ルから新しい惑星,つまり「新しい地球」が出てくるかも知れないがこの話はこの辺でお仕舞いにして,ロバ-ツ氏の言う「事実・証拠」の話に戻りたい。つまり(お-3)でも書いたように,「なぜマレ-シア機なのか」を説明する情報がほとんど出てこない。氏に小生が下手な英語で頼めば答えてくれるかも知れないが,その前に,マレ-シアだけに注目していると「肝心」な情報が出てこないのかも知れないと思うようになった。すなわち,オランダにも目を向ける必要があるのではないか。
東電が隠し財産を二百数十億円ぐらい持っていると報道されたオランダ国(タクス・ヘイブン)。インドネシアを約350年間も支配した旧宗主国。米国にアフガンに兵を出せと強要されたが断ったのか,二国間EPAを結べと迫られたのか,よく分からないが,オランダに詳しい方からも情報を得る必要があると気がついた。
しかし200名近い死者を出したオランダからは「エイズの専門家多数」以外の情報は少ない。灌漑の国の政治的・経済的事情をよく知る方や,在住の方あるいは専門家からのご情報を頂ければ幸いです。
MH17機が撃墜された頃,エア・インディアとシンガポ-ル機がウクライナ東上空を飛んでいたというブル-ムバ-グの情報を読みながら,以上のような感想を懐く。
投稿: 箒川 兵庫助(く) | 2014年7月23日 (水) 02時06分