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2014年7月 3日 (木)

ウクライナ: 国際戦犯はオバマであり、プーチンではない

Eric Zuesse

2014年7月1日 "ICH"

今年2月、オバマ政権は、自由選挙で選ばれた、ロシア寄りのウクライナ大統領、ビクトル・ヤヌコビッチを暴力的に打倒した。アメリカは、ヤヌコビッチの政権が、ヤヌコビッチ反対の抗議行動をしていた“マイダン”の群衆に発砲したように見えるような服装をした武装集団を雇った。これによって、暴力行為はヤヌコビッチによるもので、オバマのチームによるものではないという見掛けを作るのに成功した。オバマは更に、ヤヌコビッチは腐敗していたと言って、打倒を正当化した。ところが、事実上、ウクライナの最近の大統領や首相全員が腐敗していたのだ。ヤヌコビッチの前任首相、ユリア・ティモシェンコは、腐敗ゆえに服役中だった。イギリスのガーディアン紙は、2004年に、“‘110億ドルの女性’という題名で、一章をティモシェンコにさいたマシュー・ブレジンスキーの2001年の著書『Casino Moscow(邦訳書名『ロシア・アンダーグラウンド』』によれば、彼女は元ソ連特殊部隊小隊のボディーガードに守られている”と書いていた。ところがオバマ政権は、2014年2月18-24日のウクライナ・クーデター(クーデター支持者達は“クーデター”と呼ばず“革命”と呼んでいる)の際に、7年間の実刑判決から彼女を解放すると、彼女は即座に、大統領として、ヤヌコビッチの後継者になる為の選挙キャンペーンを発表した。大統領職として、彼女は広くオバマ好みの人物と見なされていたが、そうはならず、首相として暫定政権を率いるように彼女が選んだ人物が、ウクライナ指導者になった(ティモシェンコが間もなく選挙で選ばれ、引き継ぐという期待の下で)、ところがティモシェンコは選ばれず、オバマは苦境に直面した。オバマの命令で、暫定的に支配をするように、彼女が据えつけた人物が、“暫定”政権時代に、彼がそうしていたのと全く同様、ウクライナを首相として支配するという同じ公式な立場で、新たな恒久的なウクライナ政府に留まることを認められたのだ。

民主的に選出された大統領(および/あるいは首相)を変える方法は、合憲的手段によるべきだ。ところがクーデターは合憲的ではない - ウクライナにおいてすら、また、アメリカであれば、確実に合憲的手段とは見なされない。ところが、アメリカは、実際はアメリカがこの政権を据えつけたので、即座にクーデター-政権を認めてしまった。

打倒を計画し支配していたオバマの工作員(CIA等と共に必要不可欠な支援をしていた)は、ティモシェンコの支援者ビクトリア・ヌーランドで、彼女が、駐ウクライナ・アメリカ大使に、(ティモシェンコの友人) “ヤッツ”アルセニー・ヤツェニュクを、ウクライナ“暫定政府”の指導者、つまり首相に選ぶように言ったのだ。ウクライナの北西部だけで実施された5月25日の選挙で、お飾りのオリガルヒ、ペトロ・ポロシェンコが(ティモシェンコに勝って)ウクライナ大統領に選出された後でさえ、ヤツェニュクの軍隊は、当時(5月25日) - 統一ウクライナ全国で投票した、実際の最後のウクライナ国政選挙であった、2010年1月17日のウクライナ選挙で、ヤヌコビッチが、大統領選挙で圧倒的勝利を得ていた部分であるウクライナ南東部を爆撃しており、彼は依然首相なのだ。

ヤツェニュクは、クーデター政権の正当性を強引に受け入れさせる為、南東部を空爆しているといわれている。そしてヤツェニュクは、現在に至るまで彼等を爆撃し続けている。それが彼の政策で、それをオバマが支援している。これは彼無しには起きてはいまい。

実際、ヤツェニュクがウクライナ指導者となったほぼ直後の3月5日に、彼は三人の国防副大臣を首にして、彼等を三人のこの爆撃政策に熱心な、過激な反ロシア・ネオナチで置き換えた。国防相になった人物ミハイル・コヴァルは、ヤヌコビッチに投票した“人間以下の人”や、“他の地域に再定住するだろう”人々、ロシア(もしロシアがこうしたウクライナ人難民を受け入れれば)、あるいは、ウクライナ国内の強制収容所(そして更には恐らく殺人収容所)“他の地域に再定住するだろう”人々を、南東ウクライナから民族浄化する意図を発表した。“国民を徹底的にろ過するつもりだ。”彼等の財産は没収され、“土地区画は、ウクライナ東部と南東地域の領土的一体性と主権を擁護するウクライナ国軍や、他の軍事組織の兵士達、あるいはウクライナ内務省や治安機関の職員に、無料で与えられる。”これは民族浄化の婉曲表現であり、大規模窃盗だ。言い換えれば、オバマがしつらえたウクライナ支配者は、兵士に、 連中による犠牲者の財産を、法律的に強奪する機会を申し出ているのだ。ウクライナには、この民族浄化を行うのに必要なだけの兵士全員に給料を支払う金がない。そこで、兵士達はその代わりに、戦利品を約束されたというわけだ。兵士にはチップで支払いをするようなものだ。ただし最大のチップを得るのは、最も多くの(あるいは最大の)頭皮を得た殺人者なのだ。

民族浄化地域の人々が、政権側の飛行機と、それに搭乗して民族浄化の罪をしでかす途上にあった49人の兵士を撃墜するのに成功すると、ヤツェニュク自身復讐を誓った、同じ言葉を使って: ”彼等は命を失った … 侵略者によって殺害される脅威に直面した状況で[つまり、北西からやってくる軍隊によってではなく 彼等が射殺していた住民によって] and sponsored by人間以下の人[恐らくロシア人を意味しよう]に”と彼は述べた。“第一に、彼等を殺した人々を殺害することで、そして我が国から悪を浄化して、英雄達[撲滅者]を追悼しよう”。ところが、もちろん、それは彼が既に実行している事(国の“浄化”)であり、それが、そもそも、一体なぜ飛行機が撃墜されたのかという理由だ。搭乗していた兵士達は、侵略者で殺害者だったのだ。

爆撃作戦開始以来、あるTVコマーシャルが、ウクライナTVでずっと流されているが、その中で、ウクライナの極右が、ウクライナのロシア語話者を象徴するのに頻繁に使う主要な現地の農業害虫(コロラドハムシ)が、作物を駄目にするものとして描き出された後、ウクライナにおける問題に対する解決策として、撲滅される。そこで使われている象徴的意味は、ウクライナ人には即座にわかるが、(そして、これこそが、アメリカCIAの助言されて、それが利用されている一つの理由だ)ウクライナ以外の国々の人々にとっては、そう簡単にはわからないのだ。この様なプロパガンダは、人種差別主義的な民族主義的感情をあおるのに有効で、これにより彼等が母語がロシア語の人々を憎悪する、人種差別的、民族主義的な連中にとって“撲滅者”、英雄となるのだ。

結果として、何百人もの政権に反対する人々をオデッサ労働組合ビル内で生きたまま焼いた組織的虐殺で、この殲滅計画が、華々しく始まった5月2日以来、更にそれに続け、5月9日まで、南東ウクライナ中での軍事行動で、現地の住民を殺害し、それを地域全体で、以来ずっと継続しており、地域の何千人もの住民達が避難しつつある。これこそが目的だ。何とかして連中を追放するのだ。ヒトラーはこれを“生存圏Lebensraum”と呼んだ。

結果的に、クーデター後の選挙は、北西部でのみ実施されたが、ヤヌコビッチに投票した人々のうちの十分な数の人々が殺害されるか、他の方法で処分されるかすれば、次の総選挙は、全国で行うことが可能かもしれない。

オバマはかくして、“民主主義”を再定義しているのだ。

ロシアの司令部まで、わずか10分の飛行で、ロシアの報復用兵器を発射するには余りに迅速に、ロシアを征服できるようにし、アメリカの煽動者連中がそう呼ぶ“プーチンの攻撃”を防ぐ為の、電撃的先制的一撃攻撃で、アメリカが彼等に対する核戦争に“勝利できる”よう、アメリカが核ミサイルをウクライナに配備できるようにするために、こうしたこと全てが行われているのだ。2003年3月19日に、ジョージ・W・ブッシュは先制戦争を発明した。オバマの先制攻撃は核戦争への序曲だ。NATOは我々の兵器でロシアを包囲し、ウクライナをこのNATO攻撃の要石にするのだ。ソビエト連邦が崩壊した時点で、NATOも終わっていたはずだが、それはウソだった。オバマはアメリカの世界軍事支配を本気で考えている。

これがおきるのを防ぐ唯一の方法は、おそらく、明らかで見え透いた彼の戦争犯罪を訴追して、オバマを止めることだろう。彼は南東ウクライナの住民を虐殺し、追放する為に、政権を据えつけ、維持しているのだ。この訴追と、それに続く有罪判決とが、どうにかして、選挙でアメリカ大統領職を勝ち取るかもしれない未来のファシストに対する警告となるだろう。読者が同じことを試みれば、読者も訴追される。もし彼が責任を問われるようになれば、世界は遥かに安全になるだろう。

上院の共和党議員は、オバマがウクライナにしつらえたファシスト政権に対する、アメリカの軍事援助を強化する法案を提出したのだから、共和党議員は、その件でオバマを訴追したいなどと思ってはいない - オバマの“偽の出生証明”あるいはオバマの“死の判定団”についてなら、訴追するかもしれないが、オバマ自身よりも、彼等は遥かに右翼なので(もし、そうなるのが可能であれば)彼のファシズムをかどに訴追することはない。

もし必要な行動が、オバマに対してとられるならば、当然、米国議会民主党によって行われるべきだ。そして、もし彼等がこれに対し、(そして、ウォール・ストリートの詐欺師どもを擁護していること、等々)訴追決議を提出し、オバマ大統領の、本物の深刻な犯罪のかどで、オバマを訴追しなければ、民主党は他の政党に置き換えられるべきだ、丁度、奴隷制度を終わらせる為に、ホイッグ党が共和党によって置き換えられたのと同様に。

もし現在の民主党に何らか真価があるならば、米国議会の共和党議員達は、彼に反対するどんな策でも支持するだろうから、オバマ訴追は容易なはずだ。現在の民主党に何の真価もないのであれば、共和党クローンとしての民主党そのものは解党され、リンカーンの前に、ホイッグ党に起きたのと全く同様、新たな政党、本物の進歩派政党によって置き換えられるべきなのだ。そうなれば、アメリカには、本当の進歩党と保守党が実現し、本当の選択、本当の民主主義になるだろう。もしオバマが訴追されなければ、アメリカには単に二つの保守政党があるだけだということになる。

もし民主党が行動を起こさず、民主党が他の政党によって置き換えられなければ、オバマの行動はジョージ・W・ブッシュのそれより遥かに酷く、訴追されるべき大統領が二人も続いているのに、どちらも訴追されないということになるのだから、アメリカ“民主主義”そのものがおしまい、絶滅だ。

というわけで、今回は本当にアメリカにとっての決断の時だ。

論拠は明白だ。民族浄化は戦争犯罪であり、訴追されるべきだ。キエフのネオナチは、ワシントンのご主人達の命令を実行しているのだ。彼等が今行っていることをさせる為、オバマが彼等を権力の座に据えたがゆえに、連中は戦争犯罪をやらかしているのだ。

アメリカの民主党議員だけが、もしその気にさえなれば、これを止められる。また、民主党議員がそうしようとしないのであれば、民主党に投票した人々が議員を交替させることができる。

核戦争を防ぐため、そしてアメリカの名誉を回復する為にも我々はこれをするべきだ。

6月30日のギャラップPoliticsはこういう見出しだった。“アメリカ人は、アメリカ政府あらゆる部門への信頼をなくした。この大統領の6年で最低; 最高裁、米国議会への信頼度は最低記録”。これを逆転させられるものが何かあるとすれば、あくどく極めて危険な犯罪のかどで、オバマを訴追することだ -民族皆殺しを引き起こす核攻撃を準備している- 取り組みとして、最善かつ重要な第一歩だろう。これは、今や壊滅的な程に責任の原則が欠如している国に、最終的にそれを確立することとなろう。これは変革的なものであり、必要なものだ。

歴史研究者のEric Zuesseは作家で、近著には、They’re Not Even Close: The Democratic vs. Republican Economic Records、1910-2010、および CHRIST’S VENTRILOQUISTS: The Event that Created Christianityがある。

記事原文のurl:http://www.informationclearinghouse.info/article38956.htm
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「いじめかばった小3女児がいじめを受けた」という記事、感動すべきか、あきれるべきか。かばった女児は文句無しに偉いが、それを聞いていじめた馬鹿どもに言う言葉がない。子供だからといって許してはいけない。「三つ子の魂」にならないことを願いたい。

中学で理不尽ないじめを受けた際、かばってくれた友人が、ボコボコに殴られたことがある。彼は悪辣な連中と全く無縁。全く別の学区から来た為、彼を助ける仲間は皆無だった。今でも、あの時の彼の配慮には頭が下がる。小学校時代は、卒業間際に、同級生数人がシカトというのだろうか、話しかけても絶対に答えない仲間外れ、一種の「イジメ」にでた。どうでもいい連中に仲間外れにされて「経済制裁」を受けても、困ることはなかった。ただ長年の露骨な本音発言が、そういう結果を招いたということは理解した。同じ行動パターンが中学でのイジメの原因だったろう。

本当のイジメはサラリーマン時代にあじわった。これも、露骨な本音発言が原因。仕事で失敗したり、罪をおかしたわけではない。むしろ逆だった。相手側は肉体的暴力はふるわずに、干しあげる。こちらの過失ではなく、相手全員が間違っていた全くの理不尽。阿呆連中に論理はないが、人数だけは多い。いわば一対100。勝負にならない。それが通じる世の中だということを、当時ようやく理解した。今にして思えば、日本の縮図。

裁判に出れば、相手全員負けたろうが、あまりの馬鹿げた事態にあきれ、ノイローゼになる気力もなく、仲間外れを良いことに日々遊んでくらした。小生物心ついて以来、いじめられる側で暮しているもののようだ。

閑話休題。コロラドハムシの話題、皆様にはピンとこないだろう。ウクライナ語で「コロラディ」。

実は、キエフと右派セクターによるオデッサ水晶の夜 (写真・閲覧注意!)にもあった。

“コロラディを殺したぞ!”(自治州連邦を要求する人々を意味する俗語=訳注:コロラドハムシの羽は赤黒の縞で、親ロシア派のリボンと似ていることから)。

リボンとコロラドハムシの画像、詳しいロシア語説明колорад

筆者の問題指摘はお説通りだろうが、解決策、弾劾、素人には夢のような話に聞こえる。ということは、世界はもう絶望的?第一属国日本だけではない?

宗主国も属国も同じ、支配勢力に好都合な政党の人間しか選出されない仕組み。当然、宗主国で実験済みの仕組みが属国に導入されるのだろう。

宗主国では、同じ穴のムジナ民主党・共和党に対抗する第三政党、絶対に出現しないようになっている。支配階級の命令を、多少味を変えて売り込む双子の泥棒兄弟以外、選択肢はない。そうした意見はたとえば下記にも。

属国では、第一野党と称する同じ穴のムジナ自民党別動隊に加えて、その他、異神や、おまえら、そこから別れた髪結いの亭主等々、自民党より過激な売国策を推進する有象無象の小政党もどきがならぶ仕組み。全て単なる有害クローンにすぎないのに。
比較的まともな意見を主張する絶滅危惧種二政党が何をいっても、分立いんちき政党が引っかき回し、絶滅危惧種の存在感を無くすのに全力を振るう。インチキ討論会で、分立いんちき政党の売国政策など聞きたくもない。そこで、討論番組、見る気力がでない。こうして、政治から国民を遠ざける巧妙な手口。

大本営広報部、そもそも絶滅危惧種を絶滅させる為、小選挙区制推進の旗を振ってきた大元。反省の言葉、聞いた記憶がない。今後も振り続けるだろう。

自民党・公明党の強引さをいう新聞や局があるにせよ、沖縄の新聞などを除けば、所詮小選挙区制推進の旗を振り、ネジレ解消を叫んだ連中だろう。

大本営広報部は宗主国傀儡与党のお仲間、99%の皆様にとってはいざしらず、小生にとっては、敵としか思えない。

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