アメリカがイラン航空655便を撃墜した日
Niles Williamson
2014年7月19日
wsws.org
アメリカ政府が、いかなる具体的証拠も提示していない状況下で、アメリカ・マスコミは、東ウクライナにおけるマレーシア航空17便墜落を、ロシアの責任にしようと急いている。対ロシア・プロパガンダ・キャンペーンの際立った特徴は、この悲劇と、1983年、ソ連のSu-15迎撃機による大韓航空007便撃墜を比較していることだ。
金曜日、ウオール・ストリート・ジャーナルは、“MH17墜落”と題する論説で、攻撃のかどで、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領非難し、昨日の出来事は、大韓航空007便と同様、“道徳的な岐路”だと主張して、二つの出来事のつながりを描いている。ジャーナル紙は“冷戦後後時代”の今、欧米は、ウクライナが、ひたすらロシア利益圏内で存在していると見なしてはならないと、挑発的に主張している。
1988年の巡洋艦ヴィンセンス
MH17撃墜を巡っては、様々な不確実性が残ったままだが、マスコミによって、可能性の領域から完全に排除されている一つの可能性は、アメリカとドイツが支援するキエフ政権の責任だ。無辜の民間人に対してそのようなゾッとする行為を、アメリカ政府が是認できるはずがないと考える人々は、290人が亡くなったイラン航空655便撃墜という悪名高い例を想起すべきだ。
イラン-イラク戦争が終末に近づいていた1988年7月3日、アメリカ海軍のタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦ヴィンセンスが、ペルシャ湾を出入りする商船保護という触れ込みの任務の一環として、ホルムズ海峡にいた。残虐な8年間の対イラン政府戦争で、アメリカは、イラクのサダム・フセイン大統領側に立って介入していて、資金、兵器や、軍事諜報情報を提供していた。
655便撃墜の40分前、ヴィンセンスを母艦とするヘリコプター一機が、監視任務を行っていた際、イラン領海で、イランの戦闘艇から砲撃をうけたとされている。ヴィンセンスは、戦闘艇を追跡して、イラン領海に進んだ。
アメリカ政府は、乗組員が軍用機と識別される信号を発信していて、巡洋艦に向かって、急速に降下しつつある飛行機を探知していたと主張した。こうした信号ゆえに、乗組員が巨大なエアバスA300を、アメリカが支援した、血まみれのシャー政権時代以来、イランの兵器庫に依然残っていたわずかな戦闘機の一機、ずっと小型のF-14トムキャットと取り違えることになったという。
ヴィンセンスは、軍用チャンネルで、飛行機に対して複数の警告を送ったが、飛行機が民間航空機だった為、そのような警告に対応することができなかった可能性がある。655便が巡洋艦から12.5マイルになった時点で、巡洋艦は二発のSM-2MR地対空ミサイルを発射し、二発とも飛行機に命中して、撃ち落とし、乗客、搭乗員全員を殺害した。
攻撃から間もなく発表された声明でロナルド・レーガン大統領は、ヴィンセンス乗組員による655便撃墜を“適切な防衛行為”と呼んだ。統合参謀本部議長のウィリアム・J・クロー、Jr.海軍大将は、巡洋艦上の司令官達には“自分達の部隊が危険にさらされていると考える十分な理由があり、彼等は自衛の為、ミサイルを発射した”と述べて、旅客機撃墜を正当化した。
攻撃を巡る状況に関するアメリカ政府による当初の主張は、最終的には、ウソであったことが判明した。655便は、明らかに民間機と確認できる信号を発信しており、あたかも攻撃するかのように降下するのではなく、ヴィンセンスから離れ上昇していた. 巡洋艦の電子記録は、これこそまさに、乗組員が攻撃直前に探知していたものであることを示していた。
ペンタゴンは、最終的には、攻撃の究極的な原因を、人的過誤のせいだとし、巡洋艦の乗組員の誰一人、あるいはアメリカ海軍の誰一人として、処分されなかった。致命的な攻撃の際のヴィンセンス号艦長、ウィリアム・C・ロジャーズIIIは、1990年に“卓越した尽力と実績における、並外れて称賛に値する功績”により、勲功章を授与された。アメリカ政府は、18人のブリッジ乗組員は、彼等に民間航空機撃墜を行わせるに至った“シナリオ遂行”という集団的精神状態にあったとまで主張するに至っている。
より可能性の高い説は、イラン旅客機撃墜は、イラン-イラク戦争を終結させる為の進行中の交渉において、イラン政府を威嚇して、イラクにとってより有利な条件に応じさせる為のアメリカ軍による意図的行為だというものだ。イラン航空655便撃墜から、わずか17日後、アヤトラ・ホメイニが、それまで反対していた国連が仲介した取引に公的に応じたことは注目に値する。
イラン政府が、1990年に国際司法裁判所に提出した報告書は、アメリカ海軍と、ヴィンセンス乗組員が、ペルシャ湾にいる間に、最新鋭の兵器システムを利用する好機を待望していたことが、655便撃墜をもたらしたと結論づけていた。イランは、民間航空機撃墜は国際法違反だと主張し、アメリカ政府に、この犯罪に対する全面的な補償を要求した。
最終的には、1996年に、犠牲者遺族への6180万ドルの損害賠償に合意こそしたが、アメリカ合州国政府は、決して、致命的攻撃の責任を認めておらず、この事件に対して、イラン政府への公式謝罪もしていない。
記事原文のurl:http://www.wsws.org/en/articles/2014/07/19/vinc-j19.html
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大本営広報部紙媒体がない日は、貴重な精神的休肝日。
イスラエルの無謀な殺戮作戦、ガザの死者500人を越えるという。ウクライナ上空でのマレーシア航空機撃墜による死者のほぼ倍。どちらがどのようにして引き起こしたのか素人に良くわからない事故と全く違い、どうみても、一方的な違法な殺戮。大本営広報部、電気洗脳機、報道時間を、犠牲者の数に比例して割り当ててはいかがだろう。
女児行方不明、無事に見つかってなによりだ。「自分好みの女性に育てたい」とうたわごとで、源氏物語を思いだした。もとより次元は違うが。誘拐の為、邸宅を大変な金額で改造する計画性にはあきれた。しかし街中で暮す異常性格の庶民をよってたかって分析しても、大した結論はでまい。
「自分好みの国民に育てたい」と、計画的に憲法を破壊し、計画的に原発を推進し、計画的に増税でたらめ政策を推進する異常性格人物連中をこそ、精査すべきだろう。
女児一人ではすまない。今いる一億人、更には末代まで、この国の国民を宗主国の餌食に提供する全くもって異常性格の連中を。
購読大本営広報紙の害有省元高官インタビューにはあきれた。でたらめの羅列。「いやなら断れば良い。」重要な局面で一度も断ったことがない元役人に言われたくはない。羞恥心も良心もない、虚言売国奴。こういう酷い連中が幹部という現状だ、国民よ覚醒せよと報じてくださっているのだろう。
ある知人が素晴らしい番組と絶賛した多少切れ味良い風報道番組、かなり前にホスト引退、有名プロレス解説者に変わった。更に酷い内容になった(と思う。プロレスは見ず、娯楽ニュースもほとんど見ない為、断定的なことは言えない。)
今度は昼の超愚劣バラエティー番組デタラメ・ホストが継ぐという。驚きあきれるしかない。
これまでもほとんどみなかったが、もう永久に見ることはないだろう。昼間の愚劣白痴番組を拡大したゴミ番組そのものだろう。総理や与党幹部と同じ、決して見ない番組のホスト氏。昼時自宅電気洗脳機では決して見ない。
白痴番組、皆様何が楽しくてご覧になるのだろう。見なければ原発を稼働させる必要があるなどウソをいう洗脳業を窮地に追いやれ、電気代節約になり、一石二鳥だろうに。
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重ねての投稿をお赦しください。マレーシア機墜落事故に、1983年の大韓機撃墜の謀略と同じ臭いをが感じられてならないのです。あの時日本の多くのメデアィアとジャーナリストは航路座標の過誤入力、操縦席上の計器の誤操作などを強調し、スパイミッションの可能性をはなから問題にしていなかった。些細な過ちがソ連領海侵犯となる海域で、自分は漁船の操舵を若い者に任せ、花咲港から利尻礼文島まで夜間の航行を行ったことがある。寝ていても、体に伝わってくる加速度の変化と針路の変化が通常の航路上のどの座標上でのものなのかが実感できるものだ。舵手が操舵を手動から自動に切り替えたかどうかまで分かるものなのだ。ましてや自己位置の不明が防空戦闘機による撃墜を招きかねない、ソ連戦略核複合施設の真横を飛ぶ飛行機の上でのことだ。いつもとは異なる変針にパイロットの体が反応しないはずがない。その上大韓機は東京管制に実際の動きと反対の上昇下降を行っている。操縦士の不注意では説明できない、ある種の決心を伴う操縦をしているのだ。これは飛行経路をどこからか指令されていたことを暗示する。実際大韓機には米国電子情報収集機が距離をおいて随伴飛行していたことが判明している。マレーシア機が波空域で左に曲がり、直進した後、右に機首を回し、宇空域に直進、事故地点に至っている。ロシア側が主張するところの、大統領機の航路とマレーシア機の航路の重なる航路とは、この左変針と右変針までのコースを指すものだろう。どこかの情報収集機が秘かに随伴して、この航路上でのロシア機の飛行電子的データとモスクワと同機との会話などを収集傍受していた可能性はないのか。マレーシア機の同空域飛行の時間は予定通りのものだったのか。ロシア機は保安上情報欺瞞をし、意図して三十分遅れで同空域に入ったのではないのか。この度は失敗したが、プーチン氏個人を標的にするある組織はこの失敗から多くを学習し、より洗練された邪悪な方法-同族に同族を討たせるという-で本懐を遂げるかも知れない。たとえ戦争に於いてでも、敵国の重要人物個人を殺害の標的とすることは不道徳な戦闘方法だ。しかしテロリストと見做した場合はそうではないらしい。既に前例に事欠かないではないか。そもそも対空ミサイルがマレーシア機を空中で二つに破壊できるものなのだろうか。あの大韓機はモーターに被弾しながらも、墜落までの約数分間はあたかも何も起こっていないかのように無言で飛んでいたのだ。ミサイル命中はサハリンの海岸の村上空で、同夜(早朝だが暗かった)ウラジオストック出張で自宅を自転車で出発したウクライナ人予備役将校が目撃していた。自分の友人である。彼は背後の上空で凄まじい爆発音を聞き、自転車から転げ落ちている。村の家々の窓が開き、灯が点り、「おっ、二発目が命中したな、今度こそ落としたな」、と言う声を聞いているのだ。炎は見えなかったという。マレーシア機の墜落ビデオには強い炎が映っている。しかし対空ミサイルの噴流航跡は映したビデオは未だない。機内爆発のあった可能性はないのか。宇管制が高度を下げさせたが、これが起爆タイマーの始動だったのではないのか。露の沈黙は何かを知っていることを暗示し、米の饒舌は不安の大きさを暗示するのだろう。
投稿: 在東欧農家 | 2014年7月22日 (火) 19時23分