« 『マンデラ 自由への長い道』: 歴史的事実も政治もほとんど欠落した映画 | トップページ | 帝国主義に仕える右翼“知識人”キエフに集合 »

2014年6月 6日 (金)

核戦争の覚悟は?

Paul Craig Roberts
2014年6月3日

スティーヴン・スターのゲスト・コラム“核兵器の致死性”をじっくりお読み願いたい。 http://www.paulcraigroberts.org/2014/05/30/lethality-nuclear-weapons/ アメリカ政府は、核戦争で勝てると思い込んでおり、アメリカ政府の世界覇権に対するいかなる挑戦をも防ぐ為、ロシアと、おそらく中国への先制攻撃を計画しているのだ。

計画は非常に進んでおり、計画の実施が進行中だ。以前ご報告した通り、アメリカの戦略教義が変更され、核ミサイルの役割が、報復的な役割から、攻撃的な先制攻撃な役割へと格上げされた。アメリカは弾道弾迎撃ミサイル(ABM) 基地を、ロシア国境近く、ポーランドに設置し、他の基地も計画されている。これが完成すれば、ロシアはアメリカ・ミサイル基地で包囲される。

“スター・ウォーズ”として知られている弾道弾迎撃ミサイルは、ICBMを迎撃して、破壊するよう設計された兵器だ。アメリカ政府の戦争教義では、アメリカがロシアを先制攻撃で攻め、ロシアが保有しているであろう残されたいかなる報復能力も、ABMの楯によって、アメリカに到達することを妨げてしまうのだ。

アメリカ政府が、戦争教義を変更した理由としてあげている理由は、テロリストがアメリカの都市を破壊する為の核兵器を入手する可能性がある。この説明は馬鹿馬鹿しい。テロリストは、個人か、個人の集団であり、脅威を及ぼすような軍隊を持った国ではない。テロリストに対して核兵器を使用すれば、テロリスト達より遥かに大きなものを破壊することになり、通常ミサイルを搭載した無人飛行機で十分なのに、筋が通らない。

アメリカ政府がポーランドのABM基地について説明している理由は、ヨーロッパをイランのICBMから守るというものだ。アメリカ政府と全ヨーロッパ政府は、イランにはICBMなどなく、イランがヨーロッパ攻撃のいかなる意図も示したことがないことを知っている。

アメリカ政府の口実を信じている政府は存在しない。アメリカ政府の口実は、核戦争に勝利する為、現場に能力を構築しているという事実を隠す為のはかない企みであることを、全ての政府が理解している。

ロシア政府は、アメリカの戦争教義の変更と、国境にあるアメリカABM基地が、ロシアの向けられており、それがアメリカ政府がロシアに対して、核兵器による先制攻撃を計画している兆候であることを理解している。

中国もアメリカ政府が中国に対して同様な意図を持っていることを理解している。私が7ヶ月前に書いた通り、アメリカ政府の威嚇に対応して、中国は万一アメリカ政府がそのような紛争を始めた場合、アメリカを破壊する中国の能力に注目するよう世界に呼びかけた。

ところがアメリカ政府は、アメリカはごくわずかの被害、あるいは全く被害無しで、核戦争に勝てると信じ込んでいる。この信念が核戦争をありそうなものにしているのだ。

スティーヴン・スターが明らかにしている通り、この信念は無知に基づくものだ。核戦争に勝者はないのだ。たとえ、アメリカの諸都市が、ABMによる報復から救われるにせよ、ロシアや中国を見舞った兵器の放射能と核の冬効果は、アメリカをも破壊する。

腐敗したクリントン政権時代に、好都合にもごく少数の手に集中化されたマスコミは、この問題を無視している共犯だ。西ヨーロッパ、東ヨーロッパ、カナダ、オーストラリアや日本の、アメリカ政府の傀儡諸国政府も、こうした国々は、アメリカ政府の計画を受け入れて、それを実施するための基地を提供しているのだから共犯だ。認知症のポーランド政府が、おそらく人類の死刑執行令状に署名してしまったのだ。核戦争を始める行政府の計画に関して、いかなる聴聞会も開かれていないのだから、アメリカ議会は共犯だ。

アメリカ政府は危険な状況を産み出した。ロシアと中国が、明らかに先制攻撃で脅かされているのだから、両国は、彼等自身が先制攻撃をすると決心する可能性がある。敵が自分のABM楯を開発して、自らを守る能力を創り出しているのに、ロシアと中国が、一体なぜ、必然の運命を座視して待つ必要があるだろう? アメリカ政府が楯を完成してしまえば、ロシアと中国は、その前に降伏しないかぎり、攻撃されるのは確実だ。

ロシア・トゥデイによる下記の10分の報道は、アメリカ政府の対ロシア先制攻撃秘密計画が秘密ではないことを明らかにしている。報道は、アメリカ政府は、アメリカ政府の言うことを聞かないヨーロッパの指導者を誰でも抹殺する用意ができていることも明らかにした。http://rt.com/shows/the-truthseeker/162864-us-plans-strike-russia/
書き起こし文章は、Global Researchにある。http://www.globalresearch.ca/us-plans-first-strike-attack-on-russia-or-china/5384799

読者の皆様は“一体何ができるだろうか?”と問われるだろう。皆様が出来ることはこれだ。Fox News、CNN、BBC、ABC、NBC、CBSニュースのテレビを消し、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、LAタイムズを読むのをやめて、宣伝省を閉鎖することができる。広報マスコミと縁を切るのだ。政府が言うことは一言たりとも信じてはいけない。選挙に行ってはいけない。悪は、ワシントンに集中していることをご理解願いたい。21世紀に、ワシントンのアメリカ政府は、7ヶ国を丸ごとを、あるいは一部を破壊した。何百万人もの人々が殺害され、四肢を損なわれ、家から追い出され、アメリカ政府はいかなる遺憾の意も表明していない。“キリスト”教会も表明していない。アメリカ政府が行なった破壊が、素晴しい成功として描かれているのだ。アメリカ政府が打ち勝ったのだ。

アメリカ政府は打ち勝つと固く決心しており、アメリカ政府が代表する悪が、世界を破壊へと導きつつある。

----------

四半期毎のご寄付のお願い

これは四半期毎のご寄付のお願いである。このサイトで情報と分析を継続して欲しいとお考えであれば、このサイトをご支援いただく必要がある。代替は売女マスコミ、別名プロパガンダ省なのだから、このサイトを支援いただくのは賢明なご判断だ。

Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでい る。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the WestHOW AMERICA WAS LOSTが購入可能。

記事原文のurl:www.paulcraigroberts.org/2014/06/03/ready-nuclear-war-paul-craig-roberts/
----------

今回の記事は、森の石松の心境にならずによんだ。しっかり属国のお仲間として、名前をあげて下さっているので。

外遊、害有の表記ミスだと思う。

弱い犬ほどよく吠える。飼い主の威をかって、一生懸命に中国を批判する。ウクライナ・ファシスト政権支援をNATO各国と推進する。飼い主に向かって吠えることは決してない。

打ち勝つと固く決心している宗主国に、どこまでもついてゆきます下駄の雪になると決心して、宗主国政府が代表し、属国が協力する悪が、世界を破壊へと導きつつある。

« 『マンデラ 自由への長い道』: 歴史的事実も政治もほとんど欠落した映画 | トップページ | 帝国主義に仕える右翼“知識人”キエフに集合 »

NATO」カテゴリの記事

アメリカ軍・基地」カテゴリの記事

ポール・クレイグ・ロバーツ」カテゴリの記事

ロシア」カテゴリの記事

中国」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1335849/56407617

この記事へのトラックバック一覧です: 核戦争の覚悟は?:

» ダブルスタンダードな欧米に献金しまくる安倍総理 [Dendrodium]
シリア大統領選 アサド氏が圧勝で再選、得票率88% 2014.06.05 (CNN) 内戦が続くシリアで行われた大統領選で、国営テレビは4日、現職のアサド大統領が再選されたと伝えた。 国営テレビによれば、アサド大統領の得票率は88.7%だった。選挙は政府の支配地域でのみ行われ、反政府勢力が支配する北部や東部では実施されなかった。 反政府勢力や欧米諸国からは、ほとんど無名のライバ...... [続きを読む]

» 僕なりの歴史探訪:西田税について考えてみた [岩下俊三のブログ]
いわゆる2.26事件において西田税は表立った「行動」は一切していない。むしろ血気にはやった直情径行の青年将校やそのリーダー格の者たちを諌めこそすれ蹶起を煽動したしたる ... [続きを読む]

» G7でも中国に喧嘩売って、「いつでも扉は開いてる」なんてほざくマッチポンプ野郎。 [くろねこの短語]
 梅雨入りしたとたんに大雨と強風。いったいどうなっちゃってるんでしょう、今年の天 [続きを読む]

« 『マンデラ 自由への長い道』: 歴史的事実も政治もほとんど欠落した映画 | トップページ | 帝国主義に仕える右翼“知識人”キエフに集合 »

お勧め

  • IWJ
    岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

カテゴリー

ブックマーク

最近のトラックバック

無料ブログはココログ