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2014年6月26日 (木)

プーチン外交は、ワシントンの強要に打ち勝てるだろうか?

Paul Craig Roberts

2014年6月24日

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、世界を戦争から救おうとしている。我々全員彼を支援すべきだ。

今日、ドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、現在はウクライナの一部となっている旧ロシア領の住民達を、ワシントン傀儡のキエフ政権の特徴である、狂暴な反ロシア暴力から、保護する為の武力行使に対する承認を取り消すよう、プーチン大統領が、ロシア国会議員に要請したと発表した。

ワシントンのネオコンは歓喜している。連中はプーチン外交を弱さと恐怖の印と見なして、ロシアにクリミアと黒海の海軍基地を返還するよう強いるより強硬な手段を要求している。

ロシア国内では、ワシントンは、プーチンは、ロシア人の為に立ち上がるのを恐れ、ウクライナのロシア人を売り渡したというプロパガンダで、プーチンへの支持を弱めるよう、手先のNGO第五列に促している。もしこのプロパガンダが勢いを増せば、プーチンは街頭抗議行動に気を取られてしまうだろう。プーチンは国内的に弱いという見かけは、ワシントンを大胆にさせるだろう。ロシア知的職業階級の若者の多数は、ワシントンのプロパガンダに惑わされている。基本的に、アメリカのプロパガンダに洗脳された、こうしたロシア人達は、クレムリンではなく、ワシントンに同調しているのだ。

プーチンは彼自身と自国の未来を、ワシントンの賄賂、脅迫、ゆすりと強要を、ロシア外交が圧倒できることに賭けたのだ。プーチンは西ヨーロッパの諸国民人に訴えかけている。プーチンはこう言っている“私が問題なのではない。ロシアが問題なのではない。我々には思慮分別がある。我々はワシントンの挑発を無視している。我々は問題をうまく解決し、平和的な解決策を見いだしたい。”

ワシントンはこう言っている。“ロシアは脅威だ。プーチンは新たなヒトラーだ。ロシアは敵だ。NATOとアメリカは、ロシアの脅威に対して、軍事力強化を開始し、軍隊とジェット戦闘機を、ロシア国境にある東ヨーロッパのNATO基地に急送しなければならない。G-8会合はロシア抜きで行わねばならない。経済制裁の結果、ヨーロッパにどのような損害があろうと、ロシアには経済制裁を課さなければならない。”等々。

プーチンは言っている。“皆さんのお役にたちましょう。問題を解決しましょう。”

ワシントンは言っている。“ロシアこそ敵だ。”

プーチンは、イギリスが完璧な傀儡国家であり、キャメロンも、前任者ブレア同様に、買収され、金をもらっていることを知っている。プーチンの力に対抗する外交の希望は、ドイツとフランスだ。両国はヨーロッパの財政と雇用の苦難に対応しようとしており、両国はロシアとかなりの経済関係をもっている。ドイツの事業権益が、軟弱なメルケル政権のワシントン従属に対する釣り合いおもりなのだ。ワシントンは、フランス最大の銀行から、100億ドル盗み取ろうとして、愚かにもフランスを怒らせてしまった。この窃盗が、もし成功していれば、フランス最大の銀行を崩壊させ、フランスを、ウオール街に引き渡していたろう。

もし、国家主権に対する欲求が、ドイツやフランス政府にいまでも存在しているのであれば、いずれか、あるいは両国は、ワシントンに向かって中指を突き立て、ワシントンの帝国と、アメリカ大銀行の金融覇権の為に、自分達の国がロシアとの紛争に引きずりこまれるのはいやだ、と公に宣言すべきなのだ。

プーチンはこの結果に賭けている。もし彼の賭けがはずれ、ヨーロッパがしくじれば、ロシアのみならず、ヨーロッパも、それ以外の世界も、ワシントンの世界覇権という衝動の言いなりとなり、ロシアと中国は、ワシントンの覇権に屈服するか、戦争準備をするかしかなくなるだろう。

いずれの側も戦争に負けるわけにはゆかないので、戦争は核戦争となろう。科学者達が明らかにしている通り、ワシントンの弾道ミサイル迎撃ミサイルの盾が機能しようが、するまいが、地球上の生命は死に絶えるだろう。

これこそが、私がワシントンの政策に反対し、現在、ワシントンを定義している傲慢と不遜に強く反対している理由だ。ワシントンによる世界覇権追求の、もっともありそうな成り行きは、地球上の生命の絶滅だ。

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Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでい る。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the WestHOW AMERICA WAS LOSTが購入可能。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2014/06/24/can-putins-diplomacy-prevail-washingtons-coercion-paul-craig-roberts/

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都議会の野次問題は詳しく報道する大本営広報、最大の人材派遣会社の接待施設にからむタレント・ドラッグ問題は、意図的しり切れとんぼ。実に謎。

同じドラッグでも、池袋の自称料理人氏の無謀殺人運転事故は詳しく報道してくれる。

美人接待所を所有する大企業トップ氏、宗主国による日本再征服、別名「日本を取り戻す」活動の指南番、事業に都合の良い、労働市場破壊策を推進する大物だ。

多くの政府幹部が接待所の客だったという。小生も、お招き頂ければ、参上するのにやぶさかではない。しかし、永久にご招待は頂けないだろう。

ご本人は実に堂々としておられる。自ら福沢諭吉になぞらえたというから、本当の大物。ちなみに福沢諭吉ご本人も、小生尊敬していない。(恥ずかしながら大学は受験した。)

「今、パソナグループに対して、そして南部代表や私に向けてもいわれなき批判が送られています。あることないこと言われる。違います。ないことないこと言われます」

大人物の実態を描いた力作『市場と権力』、友人に教えられて刊行直後に読んだ。

不快の一言。著者が素晴しい仕事をされたことは確実だが、対象の実像あまりにひどい。ないことは書いていないだろう。あれば、現代の英雄氏、訴え、闘うのではあるまいか?おいしんぼのように、バッシングやら、訴訟になるかと思ったが、不都合な真実、密かにほとぼりが冷めるのを待つ戦略なのだろうか?

こういう本はベストセラーにならないが、特攻戦闘機美談本が売れ、映画を見る皆様が無数におられる。美しい嘘は好まれ、醜い真実は嫌われるということだろうか?

すべからく、進歩向上は、つらく醜い真実を把握した場合にしか、実現できまいに。

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