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2014年5月24日 (土)

'世界はアメリカ金融覇権離れを進めつつある'

Paul Craig Roberts

2014年5月22日

ロシア、トゥデイ


2014年5月21日、上海における第四回アジア信頼醸成措置会議(CICA)サミットでの、エクスポ・センター開場式前に、中国の習近平国家主席の挨拶を受けるロシアのウラジーミル・プーチン大統領(左)。(AFP Photo / Mark Ralston)

ドル体制外の中国-ロシア・ガス契約が締結されたことで、我々は世界の非ドル化、非アメリカ化の始まりを目にしているのだと元財務事務次官のポール・クレイグ・ロバーツは、RTに語った。

ポール・クレイグ・ロバーツ

2014年5月22日

RT: 多数の欧米の実業家達がサンクト・ペテルブルク経済フォーラムをボイコットしました。彼等は機会を逃すことになるのでしょうか?

ポール・クレイグ・ロバーツ: アメリカ政府に協調するという象徴的態度にすぎないと思います。大した意味はないと思います。例えば、ドイツの企業は、ロシアとの関係を傷つけたがってはおらず、フランスの企業もそうだろうと思います。ですからこれには大した意味がないと思います。それよりずっと重要なのは、このフォーラムに参加するアジア諸国の数と、ロシア中国が締結したエネルギー協定、世界が、アメリカの金融覇権から離れてゆくだろうことの兆しだということです。

この大規模エネルギー契約は、ドル体制の外で行われるでしょうから、これは非ドル化の始まり、非アメリカ化の始まりです。これは、嫌がらせをされ、欧米の仕組みから仲間外れにされるのに、うんざりして、二大国家のロシアと中国が、戦略的同盟を形成しつつある兆しです。諸国は脅しにうんざりしているのです。それで両国は、新たな方向に向けて動いていて、世界の多くの国々を引き入れるでしょう。ロシアと強い経済的関係を持っているヨーロッパ諸国は、そうした関係を失いたくはないはずです。

ロシアの東転換の始まりです。これまでロシアは西欧に受けいられること、アメリカに受けいられることを目指してきました。WTO加入を認められることを何年も待ち続けてきました。西欧は世界の中で成長する部分ではないのですから、これはロシア側の失敗だったと私は思います。世界で成長している部分は東です。

RT: アメリカ政府の圧力は、一部の実業家達がフォーラムに参加しなかった理由かも知れませんが、他にも理由はあるのでしょうか?

PR: その理由で参加したのです。参加できる機会があれば、参加しなければ、契約できませんから。その意味で不参加はまずい判断です。実際に何ヶ国が参加を取りやめたのか知りませんが。本来ずっと前にそうしているべきであった自前クレジット・カード会社の立ち上げを、ロシアに強いてしまいましたから、アメリカのクレジット・カード会社は、アメリカ政府が言い続けてきた経済制裁によって、ある意味で損をしたと思います。

経済的に安定した国々が、アメリカ金融体制の中で活動し続けること自体、私にとって謎ずっとでした。例えば、両国は、アメリカのクレジット・カード会社に依存しています。彼等はアメリカのインターネット企業に依存しており、おかげでNSAに両国をスパイしやすくさせています。一体なぜ両国が、そのようなアメリカの経済組織への依存を甘受しているのか? 私には全くわかりません。これから自らのインフラを立ち上げるので、アメリカ政府の通信、金融、クレジット・インフラに依存することがなくなりますから、ある意味で、こうした展開はロシアにとって良いことだと思います。ですから、この展開はロシアにとっては好都合で、アメリカ政府にとっては不都合なのです。

2014年5月20日、上海呉淞海軍基地司令部における2014年中国-ロシア共同海軍演習開会式で、海軍協力について演説するロシアのウラジーミル・プーチン大統領.(AFP Photo / Alexey Druzhinin )

RT: アジアから、多くの人々がフォーラムに参加するものと期待されています。ロシアとアジアの国々との間で、大型貿易協定が期待できるでしょうか?

PR: そう思います。全ての国がエネルギーを必要としており、全ての国が欧米のいじめにはうんざりしているのです。欧米の権謀術数や、世界に対する優越感というアメリカ政府の素振りに。オバマ大統領がアメリカは例外的な国家であると宣言したのは昔の話ではありません。つまり、アメリカが一番、あなた方は二番手だと。自らが二級だと喜んで認める国民はいませんから、これはBRICSという名前で知られている組織の中に長いこと内在していた変化の始まりだと思います。本当の姿を現わし始めた本物です。

RT: ロシアと中国との結びつきの強化を巡る欧米の懸念は本気だと思われますか?

PR: はい。非常に強い懸念があります。アメリカ外交政策の教義は、アメリカ政府が他の世界的大国の勃興を防ぐよう要求しています。ここで今やアメリカは、単に二つの勃興しつつある世界的大国に直面しているわけではなく、アメリカ政府が、両国を軍事基地で包囲していることをいずれも理解して、同盟関係にある二つの大国を相手にしているのです。アメリカ政府は、バルト諸国や、東ヨーロッパに基地を持っており、アゼルバイジャン、グルジア、ウクライナ内にも入り込む可能性があります。そして中国は、南シナ海経由の船の流れを支配する場に設置されたアメリカの新海軍基地と空軍基地と直面しています。ですから両国はアメリカ政府が、両国の勃興を妨げるため、両国を封じ込めることを意図していることを理解しており、個別よりも、提携した方が強力になるので、両国は戦略的同盟を形成しているのです。そして、これをアメリカ政府は大いに懸念しています。

アメリカはやりすぎで、アメリカは、ロシアの協力を受け入れるべきで、中国の勃興を一種の脅威と見なすべきではない、と私は思います。しかし、アメリカは、両国を悪魔化するという間違いをおかし、この二国の勃興を妨害したり、遅らせたりするようなやり方で動こうとしています。そこで、本格的な戦争を引き起こす可能性があるので、これは世界にとって非常に深刻な状態です。

本コラムの主張、見解や意見は、もっぱら筆者のものであり、必ずしもRTのそれを代表するものではない。

記事原文のurl:rt.com/op-edge/160720-russia-china-move-from-west/

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この話題、大本営広報部、電気洗脳機で詳しく報じたのを知らない。

大スター公演キャンセル報道を見てしまった。40億円の損失だという。いつかまた来てほしいとファンの皆様。

最初の来日時、興味も金もなく、武道館に行こうとも思わなかった。今回、10万円の切符もあったという。センスのないメタボ・オヤジには猫に小判。

  • 有名タレントの薬剤摂取報道。
  • パソコン遠隔操作一人芝居報道。
  • 若い女性タレント集団の選挙。

などについても、チラリ見たが意味が全くわからない。じっくりみなければわからないと非難されそうだが、わかったとてどれほど意味があるだろう。

電気洗脳機が放送してくださる大半、ほとんど小生理解・関心範囲外。どうして庶民の人生に直接関係がある話題を避けるのだろう。

待望の公演切符ではなく、待望の新書を購入した。

日本は戦争をするのか─集団的自衛権と自衛隊 半田滋著

帯に

  • 誰のために?
  • 何のために?

とある。

定価 本体740円+税

いわゆるベストセラーの本を購入した記憶、ほとんど皆無だが、こういう本こそベストセラーになって欲しいものだと思う。

「はじめに」の冒頭のみ写させていただこう。後は自費でどうぞ。

日本は戦争をするだろうか。安倍晋三政権が長く続けば続くほど、その可能性は高まるといわざるを得ない。憲法九条を空文化することにより、自衛隊が国内外で武力行使する道筋がつけられるからである。

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コメント

 YouTube:『真実はどこに?-WHOとIAEA 放射能汚染を巡って』を見て 22.5.,2012:制作=フェルダ・フィルム・スイス
 
 今となっては,2年前の投稿映像。IAEAのオリガルヒが誰であるか,遅まきながら知った。断片的にはWHOとIAEAの関係は聞いていたが,全体が分からないでいた。2組織の協定は破棄されるべきというのが結論である。
 また今日なお,IAEAのメンバーが同じであるかどうか知らないが,英露語はもちろんフランス語が会議の公式言語である事も知った。私の耳に慣れているのは,その意味は分からないが,フランス語であり,美しい言語であると思う。
 しかしフランス語及びアラビア語を話す友人とアラビア語とフランス語はどちらが美しいかを論争,言い合いをしたことがある。私はアラビア語を解しないので,議論にはならなかったが,つまりこちらの不利を覚悟で論争に挑んだのである。無謀といえば無謀。しかし彼から来る,メ-ルの挨拶文を読むになるほどアラビア語も捨てたものではないと思う。
 とは言え,C.ロバーツ氏のような国際政治専門家は,次の政変はベネズエラか,ブラジル,あるいはイランだというから,スペイン語を勉強してニュ-スを即座とはいわないまでも辞書曳き曳き理解しようとして,本屋で女子大生一行と知り合いになった。

 添削のお礼にお昼をご馳走するからというと,集団で来る。集団的自衛権の行使ではないと思うが費用が数倍に膨らむ。しかしさすがに,恥じらいの,恥の文化が生き残っているこの地方で1対1になるのは,恋人以上,家族以下の関係であろう。
  ペルシャ語のイランにも行きたいと思うが,アラビア語とはまるっきり違うようだから,言語獲得効率からいえば,無駄かなと思う。蹴球世界大会があるブラジルではロカ岬のあるポルトガル語を母語とするが,やはり少数派であるから,国連公用語であるスペイン語をまず,獲得することに決したことをご報告申し上げたい。

  さて,話が大分逸れて申し訳ないので,本題に戻ると,IAEAのオリガリヒは地位が安泰なことをいいことに,尊大な態度を振りまき聞く耳持たず。彼ら,彼女と比べたら福島の山下俊一氏やNHKの,ここ数年で3200万円の研究費を仕留めた関村直人氏あるいは「プルトニウムを飲んでも大丈夫」と言い放った大橋某なんて可愛いものである。

  雑魚を相手にせず,本丸に切り込むことが必要である。また国連加盟国の中には,このIEAEの正体が何であるか知らない国々もあるに違いない。チラシを配って少しずつ理解を得る方法が先ず考えられるが,日本人にできることは自公民政権にさよならして,新しいエネルギ-政策をもつ政権作りをめざすことであろう。そして国連への拠出金を今の10分の一にする。

  IAEAのオルガリヒの名前を記録のために挙げておく。間違いがあればご指摘願いたい:
    S.ヤルモネンコ  35レムを主張して放射線障害を拡大させた人物
    A.グスコヴァ 放射能恐怖とストレスが精神病をおこすという説をもつ論者
    N.ゲントナ-   白血病、悪性疾患も増加していない(UNSCEAR)。
M.サブキン    内部被曝は取るに足らない。
   BRICS事務局長  チェルノブイユ級の事故が起きても平気 

  S.ヤルモネンコはIAEAの親分らしい。国際放射線防護委員会は7レムを基準としているにもかかわらず,35レムを主張してチェルノブイユの被害者たちを増大させた。また,国連UNSCEARのN.Gentnerは「信ずる者には説明不要で,信じない者には何を説明しても無駄」と言い放って拍手を得たが,大橋某と同じ発言。
  こういうお歴々,犯罪者にはフクシマで採れたキノコやチーズそして桃などをお中元に届けてみたい。どこにお住まいなのかしら。

  いくらか冗談めいたが,映像で見る限り,彼ら,彼女らに上等な狐が取り憑いているようには思えない。米国USTRのフロマン大使と同じく下等な狐が憑いている。米国改革,国連改革が必要な所以である。もしそれができなければ,或る大統領が提案したように米国離れして,国連本部を米国NYから他国に遷した方がいいと思う。私なら,恥ずかしながら,ディエゴ・ガルシア島を提案する。

ろくでもない構図を作る連中は、人の脳に取り付く寄生虫のようなもの。
実際に寄生虫が取り付くわけではないが、その人の脳内に取り付くための
構図を構築する。

今の世の中は物質的には豊かだが、何故かおかしなことが頻発する。
誰がどのような構図を自分や人の頭の中に作り込んでいるか?
その構図で行くことが人や社会にとって良いことなのか、悪いことなのか?

主様が日頃おっしゃられている通り、どうでもいいことで炎上させて注目させ
肝心なことは、おかしな説明で無理矢理通す。まさに人の頭の中に
おかしな構図を作り込んでいる寄生虫の姿が浮かんできませんか?

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