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2014年3月14日 (金)

欧米マスコミは嘘製造工場

Paul Craig Roberts

誰かが我々に嘘をついている。ニューヨーク・タイムズとガーディアンか、それともジュリー・ハイランドか?

ジュリー・ハイランドは、アメリカ政府によるウクライナ・クーデターで、意図的か、あるいは、無能さからか、暴力的な権力奪取の後に据えつけたナオナチ勢力について書いている。その言動と行動が、クリミアにキエフのクーデター政権からの独立を宣言させしめ、クーデター政権に反対する広範な抗議行動を、ロシア語が話されている東ウクライナで引き起こした、選挙で選ばれたわけではないこの政権を、アメリカ政府は“民主主義”と呼んでいる。もしそうであれば、それは選挙で選ばれなかった最初の民主主義だ。

ニューヨーク・タイムズや、イギリスのガーディアン、実際は事実上全ての欧米マスコミが、クーデター政権にファシストやネオナチ分子は皆無だという態度をとっている。ところが、インターネット(一部には私の以前のコラム記事からリンクしてある)で見られる、一本は暴漢が地方政府の大臣を脅し、もう一本は検事に暴行しているビデオを私は見ている。ナチのシンボルで着飾り、武器をもった極右のビデオもある。

嘘をついているのは欧米マスコミで、ジュリー・ハイランドは事実をありのままに語っているというのが私の考えだ。彼女の記事はここで読める。http://www.globalresearch.ca/the-fascist-danger-in-ukraine-resurgence-of-neo-nazism-denied-by-western-media/5372109
該当記事の日本語訳『ウクライナにおけるファシストの脅威。ネオナチ復興を否定する欧米マスコミ

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Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the Westが購入可能。

記事原文のurl:www.paulcraigroberts.org/2014/03/11/western-media-lie-factory-paul-craig-roberts/
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クリミアの議長?、ポット出の人物で、ロシアの傀儡だと読める力作報道が大本営広報にあった。ごもっとも。

オバマ大統領と会談するヤツェニュク首相の記事も大本営広報にあった。いつも見慣れた宗主国参勤交代の画。ごもっとも。

その勢いで、是非とも、キエフ新政権成立前の、ヌーランド氏の『EUくそ食らえ』漏洩電話会話や、アシュトン氏ととリトアニア外務大臣との、狙撃手にかかわる漏洩電話会話や、キエフ新政権メンバー紹介記事を読ませて頂けるのを楽しみにしている。

嘘をついているのは欧米と日本のマスコミで、ジュリー・ハイランドは事実をありのままに語っているというのが私の考えだ。

この記事からリンクされているページの日本語訳を、『ウクライナにおけるファシストの脅威。ネオナチ復興を否定する欧米マスコミ』として別ページで公開させて頂いた。

ところで、最近、小生にはとうていお答えを思いつけない、ご質問を頂いた。

私たちは具体的にどのような行動をとればいいですか? まずは知ること、という答え以外に、何をすれば世界を変えることができますか? お考えをお聞かせください。

確信をもって、これだという方法・行動を知っていれば、下手な翻訳などせず、実行しているだろうと思う。そもそも良い情報源がほとんど皆無の状況では、頑張っておられる情報源の支援が必須だろう。

さしあたり、ポール・クレイグ・ロバーツ氏や、Global Research Instituteや、Information Clearinghouseに、ご寄付いただければ大変に有り難い。元記事がなければ、翻訳できないので。

日本ではIWJ講読を!

岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

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コメント

マスコミテレビがドラマを作ると、腕まくりし、ネクタイ緩めた正義のヒーロー敏腕記者が難事件を解決、警察なんぞ敏腕記者の刺身のつま扱い。前にNHKでシリーズでやってた、未解決事件 あれ、それっきりになっちゃったけど、典型。視てて嫌になっちゃた。嘘ばかりついて、正確な統計とかなど全く無視、ただただ幼稚で浅はかな感情的な番組作りしかしないくせに何が正義のヒーローだか。

最近,IWJの岩上安身氏と山本太郎氏や内田聖子氏の対談をYoutubeで見た。岩上氏の理路整然と分かり易く問題点を指摘する能力に驚いた。頭脳明晰。該博。

 IWJのブログを覗かせていたいたが,あらゆる分野を取材(カヴァ-)しているように思える。道理で眠くなる訳である。それはともかく,この季節は寄付募集の時節であるようである。P.C.ロバ-ツ氏も岩上氏も寄付をお願いしている。山本氏は早速1万円を払って会員になる場面も画面に出てきた。内田聖子氏との対談では彼女も運営資金が不足気味であることを漏らしている。
 他方,神保太郎氏の文章(岩波書店)には感服しているが,YouTubeの放送は余りよくないと思っている。その他,たくさんのブログや動画を見せて頂いた。百花繚乱。それぞれ個性があり,捨てがたい。感謝申し上げる。

 一方,自分もブログを立ち上げたいと思ったこともあるが,経費がかかるというので止めた覚えがある。管理・維持費はどれくらいかかるのかしら。できるだけ応援したいと思うが,無駄な面もあるのではないだろうか。また喩え,無駄とは言えないまでも,恐ろしく費用がかかる取材もあるのではないだろうか。例えば,TPP取材でSGやコタキナバルやバリ島などは近いとしてもべル-まで行くとなるとかなり費用がかかる気がしてならない(航空機燃料上乗せ代金も馬鹿にならない)。
 何もして上げられない自分が悔しい。取り敢えずカンボジアに行って参ります。

 

 

最近,キリスト教会に行って賛美歌を唱った。現地語なので意味はよく分からないが,説教も聞いた。途中抜け出させて頂いたが,寄付を少しばかりさせて頂いた。その前には,「海燕」被害救援のための募金をしたところである。

 喜捨とかお布施とか寄進とかいろいろあるが,インドではヒンズ-教の子供達が寄付集めに熱心であったことを思い出した。一方地元の町内会では,会費として5千円前後を払っていた。その内訳は,三島神社への寄付,赤十字への寄付などが主であった。しかし赤十字へは赤い羽根などの募金でも払っているのでなぜ二重に払わなければならないのか年末になると疑問に思っていた(日本赤十字の理事長は年間給与いくら貰っているのか教えて頂けますか)。しかし問題は,三島神社への寄付である。
 三島通庸って神様だった?と疑問に思い始めてから払わなくなった。すると領収書には2つがあって払う人用と払わない人用があることが判明。この町に移って20年になるが,それまで払っていたことを悔やんだ。
 またこの町には乃木神社があって幼い頃,ボ-ト乗りに連れて行って貰ったことがある。その他に青木邸がある。ここまでくると,この町が明治革命(維新)の役者と関係があることに気が付いた。後に加藤周一の『乃木希典日記(言葉と人間,朝日新聞)』や『日本人の死生観』を読んで,乃木の人となりを知った。もちろんの乃木が「神様」になった理由も分かった。明治軍国主義が彼を神にしたのである。

 他方恥ずかしながら,県令三島通庸についてもよく知らない。足尾鉱毒事件で農民を徹底的に弾圧した人物だとどこかで読んだ記憶がある一方,田中正造については天皇に直訴した人物である事ぐらいしか知らない。
 その原因は何かというと,日本の「三大疎水」は福島の安積疎水,愛知の明治疎水,そして那須疎水であり,那須疎水について詳しく教えるのが現行の,この地方の教育体制であるからである。これを偏向教育と言うかどうかは立場によるだろうが,田中正造について記述が薄いのは,鬼の県令三島の弾圧行為を知らせたくないという歴代政府の「教育的配慮」があったからだと,推認できる。

 また,綾瀬はるかの追っかけであった私は,NHK大河ドラマ放送後,会津藩が明治政府の意向を汲んだ大田原藩を滅ぼしたことを知った。大田原市の住人としてそんな事情があったのかこの年まで知らなかった。そんな訳で当ブログのご主人には申し訳ないことをしている。もちろんこちらの怠慢の故に田中正造翁伝を避けたきたのが,無知の最大の原因だとは思うが,そもそも外国かぶれが災いしているようである。
 

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