ウクライナにはネオナチはいない。オバマ政権はファシストを支援していない。
"我々は新世代の政治家に期待をかけている"
Prof Michel Chossudovsky
Global Research
2014年2月24、
スヴォボダ (自由党)は議会450議席中36議席を擁するウクライナで四番目の政党でネオナチだ。
イギリス国民党BNPやヨッビク(ハンガリーの極右政党)等と共に、彼等はAlliance of European National Movementsの一員でもある。
スヴォボダは、アメリカ政府から直接支援されている。
これが、ウクライナで戦っているネオナチ集団、スヴォボダ(自由党)だ。
2月24日更新。BBCの見出しはこうある。民主的に選出された大統領に対する逮捕状が発行されたという未確認情報の中“我々は新世代の政治家に期待をかけている”。
ヴィクトル・ヤヌコビッチ大統領に対する逮捕状を発行したと言われている議会議長オレクサンドル・トゥルチノフは“火曜日までに、中央政府に向けて動かねばならない”と述べた。その政府は、万一形成された場合には、スヴォボダ(自由党)と統合されるだろう。
スクロールでオバマ政権に支援され資金を得ている“新世代の政治家達”が見られる。
指導者再選時、党の敬礼をするスヴォボダ (自由)党のオレフ・チャフニボク。
http://www.mmo-champion.com/threads/1444332-Ukraine/page3
http://www.businessinsider.com/john-mccain-meets-oleh-tyahnybok-in-ukraine-2013-12
ネオナチ・スヴォボダ党の指導者(右)と一緒のジョン・マケイン
ネオナチ・スヴォボダ党指導者、オレフ・チャフニボクと一緒のジョン・マケイン。キエフに“業務出張”中のマケイン(出典:Business Insider)
ウクライナのヌーランド
ネオナチ・スヴォボダ指導者オレフ・チャフニボク(左)と一緒のアメリカ国務次官補ビクトリア・ヌーランド
ウクライナでの、ネオナチと極右の抗議行動参加者達
“ウクライナの極右は、民主化支持と報じられている抗議運動の前衛として活動中。
現地の状況は、EUと貿易支持派・対・親プーチン派と地域のロシア覇権支持派というような単純なものではない。
ウクライナの抗議行動の先頭に立つネオナチ暴漢達
出典: The Red Phoenix
2013年12月
ロイター / Gleb Garanich
ロシア・トゥデイ。ウクライナ人のネオナチ・スキンヘッド達
2006年、ウクライナでのSSとUPAナチ協力者と支持者達の再結集。ウクライナ式文明化: 反ヒトラー連合兵士記念碑の破壊
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4452331,00.html
ウクライナの抗議行動
“機動隊と衝突する抗議行動参加者達、一人は権力のシンポルと、数字の14と88を描いた自家製の楯を持っている。
この二つの数値はネオナチのスローガンに共通だ。14は、デイヴィッド・レーンのスローガン(我々白人は我々自身と、その子供達の存在を守らねばならない。We must secure existence of our people and a future for White Children.)の14語と、HH、つまり、ハイル・ヒトラーを意味する隠語88(訳注:ドイツ語でHは、アルファベットの8番目) ”
旗を燃やす愛国者達。群衆の中では、白い権力の旗が翻っている
http://www.sott.net/article/272680-Ukraines-fascist-Neo-Nazi-color-revolution-backed-by-US
ウクライナ人スキンヘッド、The Times、2006年の集会
キエフのネオナチは戦闘準備完了。
ウクライナ抗議行動の先頭に立つネオナチ暴漢達
旧ウクライナ蜂起軍(ウクライナ語のイニシャルからUPAとして知られている)の制服を着て、今日西ウクライナの都市Lvivの市中心部での大規模イベントで行進する活動家。
http://revolution-news.com/ukrainian-euromaidan-solution-putin-just-another-fascist-political-coup/
http://defendinghistory.com/24818/24818#more-24818
http://gatesofvienna.net/2013/12/things-are-not-what-they-seem/
スヴォボダ指導者は、インタビューで、ナチのステパーン・バンデーラにも触れた。“ステパーン・バンデーラがかつて語った通り、“すべてのウクライナ人に呼びかけなければなりません”(この発言の重要性について理解するには下記を参照のこと)。
今やウクライナで“愛国者”、“国民英雄”として名誉回復した、第二次世界大戦中、その組織がユダヤ人とポーランド人を虐殺したナチ同盟者のステパーン・バンデーラを慶賀する2009年の式典でのスヴォボダのオレフ・チャフニボク。
ナチ同盟者、バンデーラを讃え、UPA(赤と黒の横縞)とスヴォボダ(青地に3本の黄色い指)旗を掲げた人々がキエフ中を行進した。
2011年、キエフで、ナチ同盟者ステパーン・バンデーラを追悼して、UPAや他の国粋主義者達と行進するスヴォボダ。
http://revolution-news.com/ukrainian-euromaidan-solution-putin-just-another-fascist-political-coup/
2011年10月、キエフでの、ウクライナ民族主義者組織と、全てのOUN-UPA戦士達の指導者、ステパーン・バンデーラ誕生日に捧げるたいまつ行進。行進は‘スヴォボダ’全ウクライナ連合が組織した。
画像編集はミシェル・チョスドフスキー
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良い報道、無償のままで続けられるわけがない。「寄付無しに、良い情報が得られる」という手品、人間社会ではありえないだろう。無償、あるいは安価な報道は、プロパガンダ。
「アンネの日記」損傷、不思議な事件。なぜか、911ビル倒壊を思い出した。「はだしのゲン」排除とは全く違う不可解なプロパガンダ。余談だが、「はだしのゲン」実写映画版があるのを知らなかった。三本ある。
911ビル倒壊、事務所があった日本の金融企業では被害者が多数出たというが、宗主国金融界・政界を掌握している方々の企業、なぜか急な休日の通知で、被害者がほとんどいないという不思議な報道もあった。
60年たっても故郷に戻れないビキニ島民記事が1面記事。外国の話題なら国家秘密にあたらない。60年たっても故郷に戻れないだろう日本人のことを書くと投獄されるのだろうか?
ウクライナ報道とTPP報道、大本営広報部、「見事な虚報」にあきれるばかり。
ウクライナの場合、ヤヌコビッチ大統領が、圧倒的に腐敗した悪であり、反政府抗議行動参加者は正義の味方、ということになっている。
TPP報道は、投資家・国家紛争調停制度ISDについての解説・評価は皆無、そして、TPPは良いものなのに、諸般の事情で、なかなか進まない、としか読めない歪曲プロパガンダ。「漂流のおそれもある。」という民放の見出し、TPPの中味が庶民にとって「良い」ことを暗示するだろう。嘘もいい加減にしてほしい。大本営広報部の腐敗、ここに極まれり。そもそもTPPの実態、きっと「特定国家秘密」なのだろう。
そういう類の虚報を参考にされたのかどうか知るよしもないが、当方が翻訳している記事と全く逆のご意見を主張する大胆な方もいる。ウクライナに学ぶ「オレンジ革命」の教訓。
しっかりしたリーダーの存在です。今回は表に出ていませんが、相当強力なリーダーがいたはずです。どんなリーダーだったのか、早く知りたいものです。
小生も知りたいと思う。そして、末尾では、こうおっしゃっている
ウクライナの人々からもらった勇気と感動、そして元気を神棚に飾っておくだけではもったいない。
宗主国から財政援助を受け、武器も活用する過激暴力デモで、宗主国傀儡・売国政権を打倒せよという不思議なご趣旨だろうか?何をおっしゃっているのか全く理解できない。
もちろん、ネットでも実社会でも、人それぞれ。百花斉放百家争鳴。
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新聞記事2つ
FT(ファイナンシャルタイムズ)の記事に目を通すことがある。今月25日の報道に拠れば,フランスでルペン氏率いる右翼政党を社説が取りあげた。そこでFTの社説氏は「先週末には、父親の後を継いだマリーヌ・ルペン現党首が率いる国民戦線が統一地方選挙の第1回投票で躍進し、私たちにあのころの記憶を呼び起こさせた」という。
ある投資ファンドがウクライナの国債を30億ドルを持っていたが,政権転覆後,さらに買い進める予定であると書いたのは,FT。「あのころの記憶を呼び起こさせた」というなら,ウクライナの「ネオナチ」を忘れてはいませんかと,森の石松に言われそうである。
ブル-ムバ-グの記事は毎日,見ている。27日付けの記事では,シィティバンクがFRBのストレス・テストに不合格であったという。2年連続で「健全性」の基準を満たさなかったという。
日本のシィティバンクも暴力団とのつながりで金融庁から制裁を受けたことがある。今はその制裁は解除になったのかもしれないが,TPP推進のフロマンUSTR通用代表部に退職金として4億円贈った銀行でもある。
どうも数えるのが苦手であるらしい。昔から算数・数学は苦手であった。やはりFTの記事から:
[FT]インドネシア、60カ国超との投資協定見直しへ 2014/3/27 15:00
インドネシアが60数カ国・地域との2国間投資協定を打ち切る方針を固めている。投資協定があれば海外投資家は不利益を被った際に国際仲裁機関で投資国を提訴することができるが、世界各国でこうした「投資家と国家の紛争解決(ISDS)条項」への反発が高まっている。。。。。。。。
欧州連合(EU)も米国との自由貿易協定(FTA)交渉で、ISDS条項の有効性を巡る激しい議論に巻き込まれている。。。。。。。
(途中省略)
通商交渉を担当する欧州委員会は今年に入り、米欧FTAの投資分野での交渉を一時停止し、ISDS条項を盛り込むかどうかについて関係者から意見を募集する。フランスに加えて今月にはドイツも、米欧FTAにISDS条項を盛り込むことに反対する意向を表明した。。。。。。(日本語訳は昔,愛読していた日経による)。
日本でISDS条項に関する論議が起こらないのは,世界七不思議の1つ。三題噺でした。
投稿: 箒川 兵庫助(a-1) | 2014年3月27日 (木) 21時05分
アメリカ国務次官補ビクトリア・ヌーランド氏が「バン・キム事務総長が調停に出て来ようとした事を無視した、EUのくそくらえ」と同国ウクライナ大使館との電話間で云った意味が漸く分かりました。記事の掲載有難う御座いました。
ロシアの諜報機関も、良くスクランブルが掛かっている筈の会話を盗聴をしたものですね。
それにしても米国も節操が無さ過ぎますね。ネオコンの中での分裂と、それを利用するオバマによる画策の葛藤が垣間見える、酷い話の見本のような事柄です。
日本も何時かこのような事態になりそうな雰囲気が感じられる、今日この頃って事ですかね?
マケインは安倍を支持し、オバマはヌーランドとケネディ大使並びにケリーを利用して脅す。どっちに転んでもアメリカは得をする構図。
日本の報道機関は「EUのくそくらえ」部分しか云わないで、国民を惑わし情報の隠蔽と錯乱を引き起こさせる。森元総理の「大事な所で転ぶ」と同じ構図かな?
とは言うものの、右も左も同じような話は枚挙に厭わない。今行われている石垣島市長選では、元市長側の日教組達の腐敗と現市長の特攻精神支持派。
どっちも権力を握ると腐敗するという、見事な事例ってことですな。ヤヌコビッチの豪邸と規模は違えど日教組達の豪華な食事会。安倍達右派の権力維持の為なら国民の命など顧みない、原発推進や戦争準備への驀進。
それらを上手く利用するアメリカ合衆国と中国などの戦勝国達。アメリカはGEなどの原発関連部分だけを日本に押しつけ、自分達は再生エネルギーとオイルシェール開発に傾注し、発展維持を工作する。中国は足らないエネルギーを、日立・GEの原発で補いながら海洋進出の為に「尖閣を寄こせ」と喚きちらす。
それらの間で翻弄させられる、我がニッポン。何所へ向かうのが本筋なんでしょうか?ホント分からなくなる国際情勢と日本のこれからの立ち位置。
こりゃあやっぱり中道右派左派の合併で泳ぎきるしか方法はなさそうだなぁ。小沢さん、社民党さん何とか協力して抵抗勢力に発展して下さいよ。じゃないと日本は沈み行くばかりだよ。共産党さんも欲張らないで、少しは協力してよね。どうせ天皇制廃止も自衛隊違憲も護憲のままじゃ出来ないんだからさあ。自分達の矛盾を隠して躍進しようたって、そりゃあ無理ってもんでしょ。
投稿: hotaka43 | 2014年2月26日 (水) 08時15分