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2014年1月 3日 (金)

テロ支援を隠すためのサウジアラビアの‘贈り物’

Finian Cunningham

2013年12月31日
Press TV

2013年11月、イランの在ベイルート化交流担当官・聖職者(ホッジャトル・エスラーム)のエブラヒム・アンサリを含む少なくとも23人が死亡した。

中東や他の国々を襲っている暴力行為で血まみれの両手を隠すための企てで、サウジアラビアは、またもや気前良く大散財をしている

最新の広報活動策略は、週末、サウジアラビアのアブドゥッラー国王が贈呈したレバノン軍に対する30億ドルの“寄附”だ。

レバノンの軍事予算の二倍という、サウジアラビアの現金は、最近のテロ攻撃からレバノンを守るという高貴な申し出として、欧米マスコミにもてはやされている。

声明は、サウジアラビア王とそのレバノン傀儡サアド・ハリリとフランス大統領フランソワ・オランドが会ったリヤドの訪問中に行われた。

サウジアラビアの新たな対レバノン軍事支援には、フランス兵器を購入しなければならないという条件がついている。

既に、薄汚れた取引の概要が明らかになりつつある。レバノンをパリに亡命している億万長者ハリリの巧みな工作のせいで、現在見当違いの人々であるシーア派ヒズボラのせいにされている暴力で不安定化させるのに、上記の政治俳優連中は大いに貢献している。

今やテロの主役の一人サウジアラビアが、レバノン軍がサウジアラビアの敵ヒズボラを追うようにする影響力行使を可能にする軍事支援という“贈り物”で介入している。

サウジアラビアによるそのようなレバノン内政に対する陰険な介入は、15年間の内戦からの回復途上にあるレバノンにおける、スンナ派とシーア派間の更なる宗派間の緊張をあおるだけだ。

これに加え、この地域の破壊やテロを唱導するもう一つの主要国フランスは、30億ドルの大枚による武器販売で、かなりの見返りを得る立場にある。

ところが、欧米マスコミは、この卑劣な茶番を立派な態度のごとく報じている。欧米マスコミが、これ程の歪曲をしても許されるというのは、実に驚くべきことだ。

サウジアラビアからの殺し屋への謝礼やテロ支援が、遂行しているシリア、イラク、レバノン、イエメン、パキスタンや、更にはイランの南部周辺地域での悪魔のような仕業。

さらに、サウジアラビアのテロ・コネクションは、週末の二度の爆破で30人以上の人々が殺害されたロシア南部の都市ボルゴグラードにまで辿ることができる。

10月に、ボルゴグラードでの自爆犯バス攻撃で6人死亡した。ロシアのダゲスタンの他の都市も、ここ数ヶ月の間、自爆攻撃に見舞われている。

こうした攻撃の背後にいる可能性が高い、サウジアラビアと繋がるドク・ウマロフが率いるチェチェンの犯罪人達は、サウジアラビアが資金援助する、シリアにおけるテロ戦争遂行にも関与している。

サウジアラビア諜報機関の親玉バンダル王子がわずか数カ月前、ロシア指導者ウラジーミル・プーチンに、ソチ冬季オリンピック・ゲームは破壊活動行為に見舞われる危険性があると遠回しに威嚇したことも想起願いたい。オリンピックは2014年2月7日開催予定だ。

それにもかかわらず、地中海からロシアのカフカスに至るまで、サウジアラビアが支援していることが証明可能な無差別暴力という恐るべき背景において、このサウジアラビアによる最新の馬鹿げた広報活動の妙技だ。

サウジアラビアのアブドゥッラー国王は、レバノン軍が“治安を強化する”のを“支援する”為に、30億ドル“寄附する”予定だと報道されている。特にフランス24は、軍事強化は“レバノン軍が...レバノン国内で相次ぐ暴力行為を引き起こしているヒズボラの様な団体と戦う”支援になるだろうと報じた。

フランス24の主張は笑止千万な事実の歪曲だ。実際、レバノンでは、ここ数ヶ月の間に、相次ぐ暴力行為が起きているが、そうした攻撃の主な犠牲者は、南部ベイルートやレバノン東部のバールベクのヒズボラやシーア派の地域社会だ。

レバノンにおけるこの流血の惨事の主な淵源は、サウジアラビアやイスラエルや欧米諜報機関と繋がった集団だ。

例えば、イラン文化交流担当官[ベイルートのホッジャトル・エスラーム(聖職者)] エブラヒム・アンサリを含む少なくとも23人を死亡させた11月19日の在ベイルート・イラン大使館に対する二度の自爆攻撃は、アブドゥラ・アザム旅団として知られる、サウジアラビアが支援するアルカイダ集団が実行したと主張している。

サウジアラビア王の、レバノンにおける“安全保障を強化する”為の寛大な行為なるものは、マスコミはあざけるべきであって、称賛すべきものではない。ところが、現実をひっくり返すという忠実な職務を遂行しているのが欧米マスコミだ。

アブドゥッラー国王の寛大な行為は、著名なレバノンのスンナ派政治家モハメド・シャターが、金曜朝、ベイルートの首都で、自動車を狙った大規模爆発で暗殺された二日後のことだ。

欧米マスコミはすぐさま、シャター殺害犯人はヒズボラだったという、サウジアラビアが支援するレバノン政治指導者サード・ハリリの主張を強調した。バシャール・アル・アサド大統領のシリア政権も殺害に関係があるとされている。

政治色の強い憶測以外、シャターの殺害がヒズボラのせいだとする証拠はない。ヒズボラとシリアとイランの同盟者は全て、殺害をきっぱりと非難している。

ところが、レバノン国内における更なる宗派間抗争を引き起こす極悪な手段として、地政学的同盟者達によって、シャターが消された可能性があることを示す強力な状況証拠が存在している。

彼の殺害を実行するには、コンマ何秒の正確なタイミングや、彼の日程に関する秘密情報が必要だった。彼はハリリが率いる3月14日集団のメンバーと会いに行く途中だった。

スンナ派とシーア派及びキリスト教徒との間の宗派対立を醸成するこのパターンは、過去三年間、シリアやイラクを不安定化すべく活動しているサウジアラビアやイスラエルや欧米の諜報機の主要素だった。

“レバノンの安全保障強化”の為のサウジアラビアによる30億ドルの散財は、レバノンにおける、暴力行為の本当の根源や、レバノン国内のヒズボラを追うべく、サウジアラビア軍の力を提供している事を隠蔽する為の、ひねくれた広報活動にすぎない。

この散財は、8月の、国連対テロ・センターに対するサウジアラビアによる1億ドルの施しという大げさな先例に続くものだ。

この寄附は、イスラム教の聖なる月ラマダン月末、“イスラム二大聖モスク守護者からの贈り物”として贈られた。

その“贈り物”の四週間前、イラクとシャームのイスラーム国という名で知られている、サウジアラビアが支援するアルカイダの一派によって行われたテロ攻撃で、約1,000人のイラク人が死亡していた。

まさに同じ集団が、 [いわゆる]アル-ヌスラ戦線や、[いわゆる]リワ・アル-タウヒドや、[いわゆる]アフラル・アル-シャム等、全てサウジアラビアが支援する連中と共に、隣国シリアにおける同様な残虐行為をしているのだ。

シリアやイラクや、今やレバノン、イエメンやロシアのように遥か離れた国々においても広がりつつある宗派間の流血惨事の頻発は、サウジアラビアから流入する殺し屋への報奨金がなければ、起きていなかっただろう、というのが単純な事実だ。

Finian Cunningham(1963年生まれ)は、国際問題について多く書いており、彼の記事は複数の言語で刊行されている。彼は農芸化学修士で、ジャーナリズムに進むまでは、イギリス、ケンブリッジの英国王立化学協会の科学編集者として勤務。音楽家で、ソングライターでもある。約20年間、ミラー、アイリッシュ・タイムズや、インデペンデント等の大手マスコミの編集者、著者として働いた。

記事原文のurl:www.presstv.com/detail/2013/12/30/342785/saudi-gift-to-hide-its-terror-hand/
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レバノン:ベイルートで自動車爆弾テロ 5人が死亡
という今日の記事。

Russia Today 2013/12/30には下記記事がある。

ボルゴグラードの爆破事件は、アメリカや、シリア、アフガニスタン攻撃のひな型に従っている

ボルゴグラード爆破事件はプーチンのシリア政策の結果’というアメリカ人Eric Draitserによる2013年12月31日付け記事がある。
記事には、ドク・ウマロフの名前も出てくる。

ソチ冬季オリンピック、競技そのものより、この話題が気になっている。

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