TPP交渉における、知的財産権と医療に関するアメリカの言語道断ないじめ
2013年11月24日
交渉を監視し続けて来た、ニュージーランド、オークランド大学のジェーン・ケルシー教授によれば、‘ソルトレーク・シティーでの環太平洋戦略的経済連携協定交渉で、極めて重要な知的財産権の章に関して、交渉担当官達をいじめるのに、アメリカは消耗戦略を採用し、各国に医療を犠牲にするよう強いている’。
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ソルトレーク・シティーでのTPP交渉における知的財産権と医療に関するアメリカの言語道断ないじめ
交渉をずっと見つめ続けて来た、ニュージーランド、オークランド大学のジェーン・ケルシー教授によれば、‘ソルトレーク・シティーでの環太平洋戦略的経済連携協定交渉で、極めて重要な知的財産権の章に関して、交渉担当官達をいじめるのに、アメリカは消耗戦略を採用して、各国に医療を犠牲にするよう強いている’。
‘12月7日から10日のシンガポールTPP閣僚会議におけるアメリカの“最終目標”に向け動く中、アメリカは攻撃を強化しています’とケルシー教授は述べた。
IPと医薬品に関するグループの議長は、知的財産権とイノベーション担当のアメリカ通商代表補スタンフォード・マッコイだ。
‘これは八百長です’とケルシー教授は述べた。‘マッコイが議題と日程を設定しているのです。交渉担当官達は、朝から夜遅くまで作業していて、必要とあれば、徹夜で仕事をする覚悟です。’
アメリカは、ソルトレーク・シティーで、知的財産権の章の為に、交替で作業できる約20人を用意している。国によっては、代表極めて重要な医薬品の知的財産権交渉担当がたった一人しかいない。医薬品に関する交渉は、交渉担当官が訪米する前に予定されていた日程を越えて延長された。特に貧しい国々の医療関係交渉担当官の一部は、滞在を延長できないという事実にもかかわらず、交渉は継続した。
これは、インサイド・US・トレードや他のメディアで報じられている、最近の他の交渉を巡る虐待パターンと同じで、他国提案のうち、何を文章に取り入れるのを認め、何を認めないかを、マッコイが決め、門番役を務めている。
‘ニュージーランドや他の多くの国々にとって、今が正念場です’とケルシー教授は述べた。先週Wikileaksが公表した文章は、アメリカが提案したが、繰り返し拒否されている文章に対し、諸国が代案を提出したことを明らかにしている。
‘これは、12月に交渉をまとめるべく貿易相が集まる際に予想される、酷いいじめの早期警告です’とケルシー教授は警告した。
‘ニュージーランドのティム・グローサー貿易相や他国の同じ立場の閣僚達は、アメリカに、こういう行動をすぐ止めるよう申し入れなければなりません’と彼女は述べた。
終わり
記事原文のurl:www.scoop.co.nz/stories/PO1311/S00290/outrageous-us-bullying-on-ip-and-health-at-tppa-talks.htm
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首相のお仲間が管理する?国営大本営放送の国会討論、かみともこ氏の部分だけ見た。とんでもない秘密保護法で、自民党・公明党に進んで協力する、野党という看板を掲げた単なる自民党分派諸氏の茶番質疑を見る気力はない。
苦虫をかみつぶしたような御仁と、にやけた首相がのらりくらり怪答。
選挙公約でいった条件はとっくに破綻しているのだから、脱退しかないだろうという質問にまともにはこたえない。聞くに耐えないインチキでわけのわからない怪答。
総選挙における自民党のTPP関連公約は下記6項目。
[1]聖域なき関税撤廃を前提にする限り、TPP交渉参加に反対する。
[2]自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
[3]国民皆保険制度を守る。
[4]食の安全安心の基準を守る。
[5]国の主権を損なうようなISD条項は合意しない。
[6]政府調達・金融サービス等は、我が国の特性を踏まえる。
大本営広報、自民党・公明党に合わせ、意図的に、[1]聖域なき関税撤廃だけ扱い、他を無視する。
残念ながら、苦虫をかみつぶしたような御仁や、にやけた首相の言い分ではなく、かみともこ氏や、ジェーン・ケルシー教授の指摘こそ真実に近いだろう。
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