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2013年11月19日 (火)

スパイの懸念:アメリカでのロシアによるGLONASS局建設‘反対に動く’CIAとペンタゴン

Russia Today
公開: 2013年11月17日 10:36

アメリカ諜報機関と軍が、ロシアのGLONASS航法システム監視局のアメリカ領土内での建設を承認しないよう、国務省に圧力をかけていることをマスコミが明らかにした。監視局は、スパイされる可能性という懸念を引き起こしたとされている。

ロシア政府は、GPS同様のロシア衛星システムGLONASSの為の監視局を、アメリカの領土に建設する要求を、2012年5月に送った。

それ以来、ホワイト・ハウスは提案を熟考している。アメリカ国内のGLONASS監視局に関し、ロシアとアメリカ当局の間で、多数の会合が開催されたが、これまでの所、アメリカの諜報機関と軍は、ロシア政府の要求にどう対応するかについて合意していない。

CIAとペンタゴンは、そうしたステーションは、収集諜報データや、精密ミサイル誘導用のアメリカ秘密施設の正確な座標収集等、他の軍事目的に使われかねないと疑っていることを、ニューヨーク・タイムズの週末記事が明らかにした。

“ここ数カ月間、中央情報局(CIA)とペンタゴンは、国務省が、ロスコスモスに… アメリカ合州国領土に、約半ダースのこうした監視局として知られている施設建設を認可するのを止めさせるキャンペーンを密かに展開している”と匿名のアメリカ人幹部の言葉を引用して記事は述べている。

そうしたステーションは、モスクワが、アメリカをスパイしたり、ロシア兵器の精度を向上させたりするかもしれないという懸念だ。

GLONASS-M宇宙測位衛星の電気試験を監督する、測位衛星の電気・無線テスト部長ボリス・ズリャノフ(ロイター / イリヤ・ナイムーシン)

アメリカ議員達も、アメリカの全地球測位システムに対する直接のライバルに協力するというアイデアが気に入らない。

先週、アラバマ州選出のマイク・D・ロジャース共和党下院議員が、ジョン・ケリー国務長官、チャック・ヘーゲル国防長官と、ジェームズ・R・クラッパー国家情報長官に、ロシア提案の、国家安全保障上の疑念に対する評価を要求する書状を送った。

アメリカとロシア以外にも、中国とEUも、それぞれの航法衛星システム、北斗とガリレオを開発している。

“彼等は、アメリカのシステムに依存するのがいやで、それに、自国システムが、GPS同様、他の産業やアプリケーションを生み出すだろうと思っているのです”国務省宇宙先端技術部の元幹部は、そう新聞に語った。“彼等は、重要な市場において、技術的な優位性の点で負けているように感じているのです。皆様がお使いの携帯電話や、航空機や船舶の航行などに、GPSがもたらしたあらゆるものをご覧ください。”

それでも、ホワイト・ハウスはこれまでの所、ロシアに対するアメリカ諜報コミュニティーの非難には反対している。“脅威の様には見えません”と匿名の政権幹部は述べた。

オバマ政権は、シリアと、文書による証拠を持って、未曾有のレベルのアメリカによる、最も親密な同盟国をも含む世界ネットワークに対するスパイ行為を暴露した、元国家安全保障局の契約業者エドワード・スノーデンの亡命を巡って損なわれた露米関係を修復しようと現在試みている。

2012年10月、ロシアのロスコスモス、ロシア連邦の元宇宙庁副長官ヴィタリー・ダヴィドフは、ロシアは、北米における正確な運用の為には、アメリカ国内に8箇所の監視局を設置する必要があることを明らかにした。2012の時点で、アメリカのGPS測位システム用に19の監視局がロシアで稼働していることも明らかにした。

ところが、アメリカでのGLONASSに関する最新の報道で、NYTはロシア国内には、いかなるGPS監視局も存在しないと主張している。

GLONASSとは何か

GLONASS全地球的航法衛星システムの開発は、ソ連で始まり、ソ連はシステム最初の衛星を1982年10月12日に軌道に乗せた。システムは公式に1993年9月24日に稼働を開始した。

近年、GLONASS衛星ロケット打ち上げは何度も失敗しているにもかかわらず、現在GLONASS軌道グループは、27機の衛星で構成されており、その内24機は測位を行う為で、それ以外の3機は、予備あるいは実験機器テスト用だ。

既にロシアは、増補ステーション局を外国に展開している。これまでの所、ロシアに14の監視局、ブラジルに1局と、南極大陸のロシア・ベリングスハウゼン・ステーションに1局がある。

近い将来、更なるGLONASSステーションが建設される予定だ。ロシア国内に8局、ブラジルに2局、オーストラリア、キューバ、インドネシア、スペイン、ベトナムに1局、そして、南極にもう1局。

11月早々、2014年から、ロシアで製造されたり、輸入されたりする測位機能を有する全ての携帯電話と携帯端末には、GLONASS、またはGLONASSとGPSマイクロチップを組み込む必要があることが確認された。

チトフ宇宙統合テスト・センターのGLONASS運用指揮所(RIA Novosti / セルゲイ・ピャタコフ)

現在GLONASSは、GPSと同時に、世界の主要携帯端末メーカー、サムスンや、ノキア、Apple、モトローラ等の製品でサポートされている。主として、クァルコム等の主要マイクロチップ・メーカーがGLONASS対応チップ・セット製造を開始したおかげで、これが可能となった。

GLONASSとGPSシステムの両方を使用すれば測位精度が向上するため、新測位システムの導入は世界中のユーザーから歓迎されている。ヨーロッパのEGNOSプロジェクトは、両方のシステムの信号を合併し、ヨーロッパで、1.5から3メートルの精密測位を実現する。

10年以内に GLONASSは、極地以外、地球上世界のどこででも、0.1メートルの測位精度を実現する新世代プラットフォームで、既存の衛星を置き換える予定だ。

訳注:元記事冒頭には、ブラジリア、ブラジリア大学キャンパスにおけるロシアGLONASS測位システム初のロシア国外監視局の運用開始の写真(ロイター / Fabio Rodrigues-Pozzebom) と(クラスノヤルスクにあるGLONASS衛星組み立て施設、RTアーカイブ写真)のビデオあり。コピー・貼り付けできない為、省略。

記事原文のurl:rt.com/usa/glonass-usa-monitoring-stations-847/

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ロシアが測位システム、グロナスを構築するとか、しているという話、大昔聞いたが、すっかり忘れていた。既に日本もお世話になっているのにびっくり。

国土地理院は、5月10日より、全国の電子基準点で観測した準天頂衛星(日本)及びグロナス(ロシア)のデータ提供を開始します。
という記事がある。発表日時:2013年5月10日 14時00分

「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」というドラエモンのジャイアン、現実世界の正確な描写。

自民、公明両党とみんなの党合意で、特定秘密法案は合意するのだろう。異神や、民主党も賛成するだろう。形だけ、反対ポーズをとるのだろうか。北朝鮮の支配層も羨ましがるに違いないすごいポチ列島。

大本営広報部では決して報じられない重要な講演、IWJ Independed Web Journalが報道している。ただし、当然、「※掲載期間終了後は、会員限定記事となります。」

2013/11/15 特定秘密保護法 「政府が最も隠したいのは日米関係の実態」 沖縄返還”密約”スクープの西山太吉氏が安倍政権を批判

ということで、会員になられる場合、下記からどうぞ。

岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

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