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2013年9月27日 (金)

アメリカの対シリア侵略に反対する中南米

Strategic Culture Foundation

Nil NIKANDROV
2013年9月3日 00:00

シリア人家系のベネズエラ国会議員アデル・エル-ザバヤールは、祖国に即刻帰国した。ザバヤールは、彼が理事長を務めるベネズエラ・アラブ連盟の友人達に、侵略の脅威から、シリアを守るため、アラブ世界のあらゆる愛国者が武器を手にする時がやって来たと説明した。アラブ諸国から中南米に移民した人々の多くが彼の範に習っている。自分達の計画を宣伝することなく、彼等は様々な経路でシリアに入っている。中南米からの義勇兵の第一大隊編成は、ほぼ完了している...

最近、中南米マスコミは、オバマ政権がシリア侵略の指導者であることについて、多くを書いている。シリア攻撃を準備するにあたり、アメリカ政府が、衛星国の諜報能力、特にイスラエル、サウジアラビアとカタールのそれを活用していることを中南米マスコミは強調している。"敵国の地政学的無力化"政策の上で、シリアは今、ペンタゴンの第一標的になっている。この国の攻撃を計画しているもう一つの理由は、シリカが中東における、ロシアの伝統的な同盟国の一つである為だ。

罰を受けずに済むことを確信している侵略者連中は、自分達の独立を大切に思う中南米やカリブ海地域諸国の指導者達を心配させずにはおかない。コロンビア、メキシコ、チリ、グアテマラや、アメリカに続くだろうと思われている他の数ヶ国の政府すらもが、アメリカ政府外交政策における "棍棒" 政策復活を不安そうに見守っている。中南米諸国は、こう自問し始めているのだ。もしアメリカが遥かな大陸にある国を爆撃する用意があるのなら、いつの日か、リオ・グランデの南の領土、特にブラジル、アルゼンチンやベネズエラの番になりかねない。

ジルマ・ルセフ大統領や、クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル大統領は、現在、シリアを巡って形成されつつある状況について控えめに語っている(我々は、シリア政府と"反政府勢力"の間での、交渉と建設的な対話の確立による紛争解決を支持する)が、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は判断を語る上で妥協がない。8月29日、ベネズエラ外務省は、"8月21日の特定されていない勢力による化学兵器使用を口実にした、帝国主義大国による、シリア領土へのいかなる軍事攻撃の企みも、断固、決定的に非難する"声明を出した。死と破壊によって"地域の豊富な石油資源を手に入れ、欧米商品用の市場確保する" ことを求める、既にリビア、イラクや他の国々で実験済みの帝国主義計画が、シリアに対して適用されつつあると、ニコラス・マドゥロ大統領は確信している。彼は侵略者の手法と狙いを明らかにしている。 "シリアに対する支配を確立し、維持するために、アメリカ合州とNATO同盟諸国が、シリア内のテロリスト部隊に武器を与え、訓練している。ベネズエラ・ボリバル共和国政府は、世界中を、人類に対する大変な結果をもたらす破滅的戦争の瀬戸際に追いやる帝国主義大国を非難する"。

マドゥロ大統領は、アメリカのシリア軍事介入が始まったと同時に、彼を暗殺する企みの可能性について、既に何度も警告してきた。アメリカの諜報機関の狙いは明らかだ。シリア戦線で壊滅的規模の出来事がある中では、中南米の大統領の物理的抹殺は、第二級のニュースにしかならない。暗殺の準備は厳かな形で行われつつある。ベネズエラで、過去、暗殺部隊で戦ったことがある、二人のコロンビア人傭兵逮捕でも、これは明らかだ。彼等から照準器付きライフル銃が没収された。グループのリーダーと、マイアミ、コロンビアやコスタリカのセンターと繋がっている更に8人のテロリストが指名手配リストに載せられた。シリアで起きたような、親政府派(ボリバル主義者)と、反政府派(親米派)という、政治権力の二極化を考慮して、ベネズエラの防諜機関は、ペンタゴンとCIAが、シリア・シナリオを、ベネズエラで利用する可能性を排除していない。そういうことが起こらないようにする為には、シリア・アラブ共和国の破壊を許さないことが極めて重要だ。

理論的に、アメリカ政府の操り手は、彼等がそうと狙いを決めた、西半球のどの国においても"管理された混沌状況"状態を作り出すことが可能だ。ALBA、米州ボリバル同盟加盟諸国が、バシャール・アル-アサド政府支持を異口同音に語るのはこれか理由だ。

ボリビアのエボ・モラレス大統領は、記者会見で、常にシリアを話題にする。"石油から水源に至るまでの天然資源を獲得すべく"バラク・オバマは次々戦争をしかけているのだと彼は確信している。現在の状態では、アメリカ合州国は、かつて確立した様な "軍事独裁制を確立できず"、アメリカは異なる戦略を使って、"介入の口実を得る為に、特定の国家内で、内部抗争を引き起こしている"とモラレスは考えている。これが今シリアで起きていることなのだ。"アメリカ合州国は、イスラエルやイギリスを通して、シリア内での対立に資金援助をしてきたが、今、軍事侵略の準備をしているのだ。帝国の現在の戦略はそういうものだ。お互いを戦わせ、我々を複数集団に分裂させ、介入を組織するのだ。我々はこれを拒絶する。我々これを非難する。我々はこれを受け入れない"。

ラファエル・コレア大統領は、エボ・モラレス大統領と意見が一致している。彼はエクアドルの伝統的な平和主義を語るのに倦む事がない。"シリア問題への外国介入、特に軍事介入"を受け入れない。コレアによれば、"何が正しいか、正しくないかを判断する裁判官役"を買って出るような道徳的権利を持った国など存在しない。この姿勢は、エクアドル外務省の公式声明の中に明確に文書化されている。"外国による、シリア領土軍事攻撃の可能性に関し、エクアドル政府は、シリアの主権を侵害するような、いかなる一方的な攻撃行為も受け入れない"。

対シリア・ミサイル攻撃開始の日が近づくにつれ、中南米各国政府、地域組織、政党や、権威ある著名人達の、アメリカの攻撃的な姿勢を非難する声は強まっている。中南米だけで起きている訳ではない、こうした未曾有の規模の抗議が、アメリカ政府を止めるだろうか? もしそうでなければ、シリア、同盟国イランや、アラブ抵抗運動の武装勢力の反撃もそう遠いことではあるまい。戦争が始まれば必ず起きる混乱の中、サウジアラビアも、カタールも、そしてイスラエルすらも、劇的な結果を避けることはできまい。イスラエル領土の標的は、ずっと前から定められており、シリアやイランのカミカゼ・パイロット達は離陸命令を待つばかりの状態にいる。

記事原文のurl:www.strategic-culture.org/news/2013/09/03/latin-america-against-us-aggression-in-syria.html
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新潟県泉田裕彦知事は26日、東電申請を条件付きで承認し、東京電力は26日、柏崎刈羽原発6、7号機再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会へ27日午前に申請する。

泉田知事、佐藤栄佐久元福島県知事の轍を踏むことはないのだろう。

日本の原発技術について「放棄することはあり得ない。東京電力福島第一原発の事故を乗り越えて、世界最高水準の安全性で世界に貢献する」と原発推進路線を強調した首相。アベノミックスは買いで、女性の雇用を推進するという。

解雇しやすい特区を作り、そこで女性の雇用を推進するのだろうか?

「完全にコントロールされている」発言同様、与党支持者以外誰が信じるだろう。

宗主国に原発特許支払いを貢ぎ、核燃料を購入し続け儲けていただくしか考えない支配者。

二年半で巨大なサンマが見つかった。いつの日か子孫がゴジラと化して、ウォール街を踏みつぶすのを夢見るしかなさそう?

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コメント

20世紀の後半50年間における中南米の政治・経済的大混乱の原因が誰にあるかを決して忘れる事は無い中南米諸国はリビア、イラクの破壊を許してしまったことを蹉跌とし、シリア騒乱について自らの危険を顧みずにアメリカを批判しています。非常に勇敢で素晴らしいことです。彼らはマルティン・ニーメラーの詩「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」の真意が分かっているのです。今、行動を起こさないと次は自分達の番なのです。

これに引き換え日本は20世紀の後半50年間をアメリカの植民地として国民の富を収奪され、宗主国に異見具申した指導者は政治的・生物的に抹殺されてきたことを自らの蹉跌とし、従順な植民地として宗主国のペット小屋に帰ってきた事を"Japan is back."と嬉々して高らかに歌いました。それどころか、世界を放射性汚染物質まみれに汚しておきながらそれを正直に認めない未熟で半人前の国家であることが露見しても平気で、その上「お・も・て・な・し」をしようとしています。TPPと時節を同じくしたオリンピック招致(相当の金をIOCに散蒔いたはず)によって、海外の大手多国籍企業は諸手を挙げて歓迎しているでしょう。鴨がネギを背負ってあつあつのそばに勢い良く飛び込んでいこうとしているのですから。

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