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2013年9月10日 (火)

ゾンビー支配: オバマとケリーは、一体なぜ、新たな戦争を始めようと躍起になっているのか?

Paul Craig Roberts

2013年9月8日

ゾンビー支配: オバマとケリーは、一体なぜ、新たな戦争を始めようと躍起になっているのか?

Paul Craig Roberts

2013年9月8日

本当の狙いは何だろう?

二日前、G20サミットで、世界で最も重要な国々によって、ホワイト・ハウスの阿呆に与えられた警告にもかかわらず、一体なぜオバマ政権は戦争犯罪を行おうと躍起になっているのだろう?

一体どのような強力な利益団体が、ホワイト・ハウスの阿呆を、アメリカ国民の意思から外れて、国際社会の警告から外れて、違法な行動をするよう押しやっているのだろう?

イギリスのデービッド・キャメロン首相が認めざるを得なかった様に、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したという決定的な証拠は誰も持っていないことを、オバマ政権は認めた。それなのに、オバマは卑しむべきジョン・ケリーを送り出し、アサドが化学兵器を“自国民に対して”使用したというビデオを基に国民と議会を説得させようとした。

ビデオが示しているのは、死者と苦悶する人々だ。ビデオは誰がやったかを示してはいない。オバマ政権の主張は有り得ない。責任を示すいかなるものにも依拠していないのだ。オバマ政権の主張は、根拠のない主張にすぎない。

根拠のない主張だけに依拠して、世界を戦争に引きずり込むとは、一体どれ程邪悪な人物なのだろう?

世界最悪の二人の嘘つき、オバマとケリーは、アサドがやったのだと言うが、二人はそれを証明できないことを認めている。二人はそれが本当であって欲しいと願っているので、それを二人は信じたがっているのだ。嘘は明言されていない二人の狙いに役立つのだ。

もしオバマとケリーがシリアを攻撃したい本当の理由を国民に語るようなことがあれば、二人は職を追われるだろう。

気の触れた、残虐なイスラエル政府と、オバマ政権内部で第五列を務める、イスラム教嫌いのイスラエルのネオコン工作員で構成される、ごく少数の主戦論者群のお役に立とうと固く決心した、あらゆる品位が欠如し、高官となるべき知性と人間性に欠ける二人の人物以外、何も理由無しに、全世界が、どういう影響があるか予想もつかない戦争の瀬戸際にたたされている。

ロシア政府は、攻撃をしたのは、アルカイダとつながる侵略者のアル・ヌスラだということを決定的に証明する証拠を、国連に提出した。“反政府勢力”が化学兵器を持っているという決定的証拠もある。更に、評判の高いジャーナリストも、アル・ヌスラ戦士の名と、発言も直接引用して、サウジアラビアが、適切な扱い方の説明無しに、アル・ヌスラに化学兵器を渡し、アサド政権にぬれ衣を着せる為に、サウジが提供した兵器を、アル・ヌスラが使用する前に、それが暴発したと報じている。

ともあれ、死者はもたらされており、彼等は不幸だが、オバマが、イラク、アフガニスタン、リビア、ソマリア、パキスタン、イエメン、エジプトや、シリアで引き起こした死者が不幸なのと同じだ。オバマに責任がある、確認済みの死者数は、オバマが、証拠も無しに、アサドのせいにしている確認済みでない死者の数の何倍も多い。

議論の余地のない事実は、シリアの死者は、リビアに対し、アメリカ政府が使用したのと同様の外部勢力を用いて、アメリカ政府がシリア侵略を始めたがゆえにおきたことだ。ともあれ、死者は発生しており、死者は、犯罪人オバマ政権によるものだ。犯罪人オバマ政権がシリア政府を打倒しようとしていなければ、化学兵器や他のいかなる手段による死者はなかったろう。これは、アメリカ、イスラエル、アメリカ内のイスラエルのネオコン第五列とホワイト・ハウス、そして、イスラエル・ロビーに買収され、金を貰って支配されている欧米マスコミによって引き起こされた戦争なのだ。

アサドが戦争を始めたわけではない。シリア政府はアメリカとイスラエルが送り込んだ外部勢力によって攻撃されているのだ。

シリアにおける、アサドへの国民の支持は、アメリカにおけるオバマ、イギリスにおけるキャメロン、フランスにおけるオランド、ドイツにおけるメルケル、イスラエルにおけるネタニヤフへの支持より遥かに高いのだ。

ホワイト・ハウスの阿呆は、まるで、ぜんまいが巻かれたおしゃべり人形であるかのように、アサドの証明されていない“化学兵器使用は、世界の安全保障にとっての脅威だ”という愚にもつかない言明を繰り返している。

読者の皆様よ、ホワイト・ハウスの阿呆の他、一体誰が、シリアが世界の安全保障にとっての脅威だなど信じる程、驚異的に愚劣だろう?

もしシリアが、イラクが“世界の安全保障にとっての脅威”だったように、イランが“世界の安全保障にとっての脅威”だとされているように、“世界の安全保障にとっての脅威”なのであればアメリカ合州国は一体どういう超大国なのだろう? こうした馬鹿げた、感情的な主張にだまされる為には、国民のIQは、どれだけ低くなければならず、どれほど知的障害でなければならないのだろう?

オバマの主張を、阿呆自身に向けてみようではないか。オバマがシリアを攻撃するのが、一体なぜ世界の安全保障にとっての脅威でないのだろう? 単に彼がそうしたいがゆえに、そして、単に果てしない嘘で、アサドを悪魔のように描き出したがゆえに、単にオバマが、気の狂ったイスラエル政府と、事実上、イスラエル工作員であるネオコン国家安全保障顧問の全くの傀儡であるがゆえに、そして、単にナショナル・パブリック・ラジオを含む、プロパガンダ省が、あらゆるオバマの嘘を、あたかも真実であるかのように繰り返すがゆえに、オバマが、シリアを攻撃する権限など存在しないのだ。

超大国が、思い付きで行動して、ある指導者と、ある国を悪魔の様に描き、アメリカが、過去12年間に、7回行ったような大量破壊を行った場合、国際的安全保障にとっての脅威にはならないのだろうか? 無辜なのに、悪魔の様に描かれている、何百万人もの“必要欠くべからざる、例外の国アメリカ”“世の光”による犠牲者がいる。

イスラエル・ロビーのプロパガンダ省に過ぎないアメリカのマスコミなど無視しよう。議員とアメリカ国民が、オバマに尋ねるべきことは、一体なぜ、ホワイト・ハウスは、イスラエル・ロビーしか代表しないのかということだ。

イスラエル・ロビー以外の誰も、シリア攻撃を支持していない。

オバマは一体なぜ、アメリカ政府の12年間の実績に、もう一つの戦争犯罪を加えようとしているのだろう? アフガニスタン、イラク、リビア、ソマリア、パキスタン、イエメンや、エジプトで、何百万人もの人々の生活や前途を破壊するだけで十分ではないのだろうか? 一体なぜ、シリアや、オバマの戦争が広がって行く他の国々で、更に何百万人もの人々の命を奪い、前途を破壊するのだろう?

オバマ、ケリー、そして狂ったネタニヤフや、そのネオコン第五列はゾンビーだというのが答えかも知れない。

Paul Craig  Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the WestHOW AMERICA WAS LOSTThe Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

ご寄付はここで。https://www.paulcraigroberts.org/pages/donate/

記事原文のurl:www.paulcraigroberts.org/2013/09/08/the-rule-of-zombies-why-are-obama-and-kerry-so-desperate-to-start-a-new-war-paul-craig-roberts/

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朝刊、幸いにして、休刊。そして、夕刊、マスゲームの写真だらけ?のどこかの国の新聞そのもの。番組表しか読めなかった。

テレビも!お隣の国のテレビに変貌?

これから7年、情報統制はますます強化されるだろう。少なくとも電気代の節約はできそうだ。

氏の記事が、見つけやすくなるよう「ポール・クレイグ・ロバーツ」という項目を追加した。

「このライターがお好きなようですが、ただの狂人ですね。」という驚くべきコメントをいただいたことがある。人様々。

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コメント

シリア政府による毒ガスで大量に殺されたという子供の動画のあちこちに、同じ服を着た同一人物らしき子供が何度も出演している。

〔動画〕シリア政府軍による化学兵器攻撃で死んだとされる子供の映像に不審な点が?(低気温のエクスタシーbyはなゆー)
http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/575.html

いつもありがとうございます。

私は実は過去に知り合いの事情で半年、新興宗教に通った経験があります。

生来、無宗教の家庭で育った私はそこで洗脳とはなんたるかを体験しました。

洗脳技術とは確立されており、極めて単純な話でした。

会社、学校、家庭、地域、全てに同じ様な手法が溢れています。

オバマは圧力なのか、利益なのか、なんなのか酷く大変な状況にいるようですが、ブッシュ程馬鹿じゃないのだなと。

しかしアメリカが国益を追求せずに環太平洋諸国を守る守護神のように振る舞い、更に中東に攻め入る様は異様です。

軍需石油産業複合体の断末魔。

私たちも国境というシガラミを捨てて生き抜くスキルを身につけねばならぬ時代の渦中に投げ出されます。

知らぬ生真面目な市民を搾取世界に誘導し、知りながらにして搾取する側に擦り寄り利潤を追求する政治家やグローバル企業、マスコミ。

酷いものです。

「こうした馬鹿げた、感情的な主張にだまされる為には、国民のIQは、どれだけ低くなければならず、どれほど知的障害でなければならないのだろう?」という訳は不適当にみえるが、原文がその通りなら、筆者はそれほど利口ではないということか?権力に騙されやすいのはIQとはほとんど関係ないであろうし、IQなど数ある指標の一つでしかない。知的怠惰や、知的怠慢こそ最悪で、愚者になれ果てないためには常にそうならない努力が必要だということだと思う。

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現地に行ってないから断言はできない。だからといって、まことしやかな嘘をつくほど器用でもない。 しかし蓋然性として当然言えるだろうことは、、、ある。 シリアの反政府軍 ... [続きを読む]

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