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2013年8月10日 (土)

アメリカ政府の覇権への意欲は、戦争への意欲

Paul Craig Roberts
2013年8月8日

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アメリカ政府の覇権への意欲は、戦争への意欲

Paul Craig Roberts

アメリカ政府が支援した“バラ革命”で、権力の座に据えられたグルジア大統領ミヘイル・サアカシュヴィリが、自らの政府のもとに分離した地区南オセチアに軍事侵略をしかけたのは5年前のことだ。グルジアの攻撃で、ロシア人平和維持部隊兵士と、多数のオセチア人が死亡した。

ロシア軍の反撃は、アメリカが訓練し装備したグルジア軍を、5日で圧倒し、サアカシュヴィリと、彼のアメリカ政府スポンサーに恥ずかしい思いをさせた。

2002年に、アメリカ政府は、グルジア軍の訓練と装備を開始し、グルジアとの合同軍事演習を継続して行っている。今年の3月と4月、アメリカはまたもやグルジアとの合同軍事演習を行った。アメリカ政府はグルジアをNATO加盟国として承認させようとしている。

大半の専門家は、サアカシュヴィリが独自に和平協定を破って、ロシアの軍隊を攻撃することはまずありえないと見ている。確かにサアカシュヴィリは、アメリカ政府というスポンサーに侵略を許可されていたろう。

領土を取り戻そうというサアカシュヴィリの取り組みは、アメリカ政府にとって、ロシアを試す好機だ。アメリカ政府は、これを、ロシア政府を当惑させる方法で、ロシアの軍の対応と軍事行動を試す方法だと見なしている。もしロシアが反撃しなければ、自国の権益と、ロシアが国民とみなしている人々の命を守り損ねたことで、ロシア政府は恥をかくことになる。もしロシアが反撃すれば、アメリカ政府が据えつけた大統領を擁する“民主国家”を侵略したいじめっ子として、ジョージ・ブッシュ大統領がしたように、ロシアは非難されかねない。特にアメリカ政府にとって興味深いのは、ロシア軍の戦術と作戦能力を観測できることだ。

北オセチアはロシアの一部だ。南オセチアはグルジア内へ広がった。1801年、オセチアと グルジアはロシアの一部となり、後にソ連の一部となった。ロシア法の下、旧ソ連国民にはロシア国民となる権利を有している。ロシアは、グルジアの独立を認めたが、1990年代、南オセチアとアブハジアは、グルジアから分離した。

もしアメリカ政府がグルジアをNATOに組み込むことに成功すれば、失った領土と見なしているものを、取り戻そうとするグルジアの試みは、紛争へとエスカレートしよう。グルジアによる攻撃は、アメリカとNATOによる対ロシア攻撃となろう。ヨーロッパがロシアとの戦争に引きずり込まれる危険性にもかかわらず、今月デンマーク郷土防衛隊のトップが、アメリカ政府の任務で、地域的安全保障問題での協力に関する、デンマークとグルジア国防相会談の為、グルジアに赴いた。

グルジアは黒海の東に位置している。一体どのような“地域的安全保障問題”を、グルジアはデンマークや北大西洋条約機構と共有しているのだろう? NATOはソ連の攻撃から、西欧を防衛するために設立されたのだ。

フィンランドとスウェーデンは、冷戦中、中立を保ったが、両国はいまやNATOにとりこまれつつある。ソ連の崩壊によって、NATOは目標を失った。ところが、NATOは大いに拡張し、いまやソ連帝国の旧構成国までとりこんでいる。NATOは、アメリカ軍の侵略の隠れ蓑となり、アメリカ政府の戦争に兵士を供給している。グルジアの軍隊はアフガニスタンで、アメリカ政府の為に戦っており、イラクで、アメリカ政府の為に戦った。

アメリカ政府はNATOを生かし続け、ワシントンの世界帝国の為に働く傭兵軍にした。

ロシアと中国に対する挑発として、アメリカは、現在モンゴルで軍事演習を行っている。韓国と、以前はソ連の一部であったタジキスタンの軍隊も参加している。アメリカ政府は、そうした作戦を“平和維持諸国間での相互運用性の構築”と呼んでいる。明らかに、外国軍隊が帝国軍に組み込まれつつあるのだ。

アメリカ政府が世界中で軍事演習を行っていて、ロシアと中国を軍事基地で包囲し、今ではアフリカ司令部まであることを、アメリカ国民は知っているのだろうか? 議会とアメリカ国民は、世界に冠たるファシスト・アメリカを承認したのだろうか?アメリカ政府の武力侵略が核戦争を引き起こす前に、アメリカ政府と軍安保複合体は制御されるべきではあるまいか?

Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでい る。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the Westが購入可能。

記事原文のurl:www.paulcraigroberts.org/2013/08/08/washingtons-drive-for-hegemony-is-a-drive-to-war-paul-craig-roberts/
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「ナチスにならって静かにファッショ化」の実例、早速大活躍。法制局長官しかり。「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」座長代理しかり。

原子力ムラ御用学者は全国区で有名になったが、事故真実隠蔽が第一の今、もはやテレビ登場することもない。

政治ムラ御用学者チャンピォンが、彼等に代わって「集団自衛権」妥当論を推進してくださる。

WikiPediaの一部を引用しよう。この記事でも思考形態良くわかる。 デタラメ。

日本の国際平和への積極的貢献や政権交代などが可能な「普通の国」になれるかを歴史的な視点から問う、過去のタブーや因習にとらわれないスタイルで知られる。近時は日本再浮上のためには再びグローバル・プレイヤーとして国際社会に挑戦することが必要だとして、「21世紀の開国進取」を打ち出している。

イラク戦争については「大量破壊兵器」と「北朝鮮対策」を理由として支持する立場を他の多くの知米派政治関係者とともに明らかにした。自衛隊のイラク派遣に際しては、フセイン元大統領の捕捉に伴って政治情勢が安定するという見通しの下に支持した。

原発と同じで、「集団自衛権」妥当論、宗主国傭兵として、侵略戦争手先として派兵され、実際に無辜の外国人を殺し、殺されるまで、一般人の目には見えない。もちろん 御用学者の真っ赤な嘘が、誰にもわかる頃にはもう手遅れ。そうなっても、御用学者は売国政府に重用され続けるのだから何の心配もない。あるいは宗主国や安全な外国で優雅に暮されるだろう。東電元幹部諸氏のように。TPP推進論者も、大本営広報部の皆様も。

この国ではオーウェル語法が満開。愛国者は売国奴。先制侵略傭兵活動は集団自衛だ。原発は安くて安全でクリーンだ。

テレビに登場するのは提灯持ちのみ。真っ当なことを、きちんという、おしどりマコさんのような発言、傀儡芸人は言わない。

この記事の話題NATOについては、ブレジンスキー氏、日本をNATOに組み込めと以前から主張しておられ、氏の授業を受ける栄誉に輝いた民主党長島昭久議員が、その方向で大奮闘しておられる。

大西洋共同体(NATO)に日本を組み込む ブレジンスキー

大本営広報の垂れ流しでは、

アメリカ政府は、そうした作戦を“集団自衛権”憲法見直しと呼んでいる。明らかに日本の軍隊が帝国軍に組み込まれつつあるのだ。

アメリカ政府が世界中で軍事演習を行っていて、ロシアと中国を軍事基地で包囲し、今ではアフリカ司令部まであり、それに日本が引き込まれることを、日本国民は知っているのだろうか? 議会と日本国民は、世界に冠たるファシスト・アメリカを承認したのだろうか?アメリカ政府の武力侵略による核戦争に引きずり込まれる前に、日本政府と軍安保複合体は制御されるべきではあるまいか?

膨大な放射能汚染水が海に流れ出るのを止める正式対策、福島原発地下凍土壁構想、考えるだけで恐ろしい。
温帯日本福島の地下を、シベリアのツンドラ状態にする。永久に。想像不能な規模の巨大冷凍庫を地下設置するのと同じ?決して壊れてはいけない。

やがて地下水の氷で、巨大氷山東電福島富士が出来るのだろうか?古河銅山鉱害に反対した田中正造らが住む谷中村を消滅させる為仕組まれた渡良瀬遊水池なるものがラムサール条約に登録されたように、東電福島氷山、世界最大規模の人工凍土として、ギネス・ブックに載るのだろうか?

巨大冷蔵庫を動かし続けないと凍土の壁は溶ける。巨大冷蔵庫を動かし続ける為、世界が滅びる日まで、原発、永久稼働できるのだろうか?追加原発建設も延々必要になるだろうか?

巨大冷蔵庫を動かし続ける為の原発を再稼働する費用も、当然税金で負担させられるだろう。原子力村や自民党、笑いが止まらないだろう。

将来の愛国日本人の目的、「ひたすら巨大冷蔵庫を動かし続ける為、原発を稼働し続けること、あるいはその為に納税すること、電気代を支払うこと」になるのだろうか?

いつの日か大地震で冷却水パイプが破断すれば、凍土の壁も溶ける。再稼働あるいは増設し、巨大冷凍庫用電気を発生させていた原発も大破壊し、放射能発生装置と化し、製氷され盛り上がった高度汚染凍土の氷山断片、津波に押し流され、ぷかぷか近海を漂ったり、再び岸へ押し寄せたりするのだろうか?

今から何百年も先、「大事故で深刻な影響があると騒いだ連中がいたらしいけど平気だったよね。」と三つ目や、四つ目の子孫が微笑みあうことになるのだろうか。テレビ夏のお化け屋敷特集を見ながら妄想した。

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