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2013年8月13日 (火)

アメリカ大使館は対ベネズエラ破壊工作の中心

Nil NIKANDROV

2013年8月7日

Strategic Culture Foundation

ベネズエラのミゲル・ロドリゲス・トーレス内務大臣は、国営テレビで、ニコラス・マドゥロ大統領の肉体的抹殺を目的とする、マイアミ (アメリカ)、パナマとコロンビア極右の陰謀について語った。内務大臣は、テロリスト達の氏名、オペレーション・ベビーが実行される予定だった日、共同謀議者達が自由に使えた兵器の価格(250万ドル)を挙げた。

ラジオ局YVKEのポータルは、一部は、分離主義派の影響が強い、石油生産地のズリア州地域で活動し、また彼等の一部はカラカスにも配備されることになっていた、共謀者連中の800人の"侵略軍" 準備に関する内務省データを公開した。マドゥロを物理的に排除した後、不穏状態と、ベネズエラ政府支持者達と、カプリレス自身同様、4月14日の大統領選挙敗北を受け入れられないエンリケ・カプリレス取り巻き連中のうちの過激派との混沌とした衝突の中で、侵略が行われる予定だった。陰謀に"愛国的色合い"を持たせる為に、イデオロギー専門家達が、様々なネットワークに、マドゥロは"生粋のベネズエラ人"ではなく、コロンビア生まれで、それゆえ国家を統治する憲法上の権利がないという偽の噂を拡げた。

"予測されるベネズエラ国内の制御不能"状態の場合に、外国からの支援を確保するため、カプリレスは地域の幾つかの国を歴訪した。アメリカ国務省の推薦を受け、コロンビア、チリや、他の国々の大統領に受け入れられた。だが歴訪は成功ではなかった。中南米は、チュニジアやエジプトのような動乱を望んではいない。メキシコの様に、アメリカ政府に非常に忠実な国においてすら、カプリレスは"対決の使者"と見なされた。ベネズエラの指導部は、カプリレスを利用し、反対派の支援を得て、マドゥロ大統領に石油政策を変更させ、ベネズエラにおける"キューバの影響を"低下させ、ロシアや中国との軍事、技術協力を放棄させるという国務省の企みに、細心の注意を払っている。

ベネズエラ国会議長、ディオサド・カベジョは、マドゥロ大統領に対する企てを"吹き込んでいる人物"は、ポサダ・カリレスだと語っている。この件には解説不要だ。ポサダは経験豊富なCIA工作員だ。この狂信的人物は"カストロ政権" と、その仲間と戦うのに、テロ手法を活用したが、近年は対ベネズエラ破壊活動に注力している。当初、これはウゴ・チャベスに対する企みの準備だったが、今では、狩りの主な標的はニコラス・マドゥロだ。高齢にもかかわらず、カリレスはマイアミにあるアメリカが支配するテロ組織本部の指導的地位を維持している。かつて80年代と90年代にアメリカ対ゲリラ作戦の一員だった際、彼は"ベネズエラ軍事作戦地域" を徹底的に研究し、一時、彼はベネズエラ国内のDISIP秘密警察のトップだった。カリレスは、数十人の乗客全員が亡くなった、キューバ航空機爆破のまとめ役であったことが立証されている。ところが、国務省とCIAの努力のおかげで、このテロリストは常に当然の懲罰から免れてきた。

ディオサド・カベジョは、1949年キューバで生まれのマイアミ実業家、エドウアルド・マカヤ・アルバレスを、マドゥロ大統領暗殺準備におけるボサダの主要工作員として。マカヤはベトナム戦争時、アメリカ海兵隊の情報部員を務め、更に後にアメリカの第一次イラク戦争に参戦した。1980年のキューバ国連大使フエリクス・ガルシア殺害に、マカヤが関与していたと、ハバナでは信じられている。ところが、アメリカ諜報機関が、マカヤの中南米における特殊部隊作戦での "戦闘経験"を活用していた為、アメリカ当局は、適切な捜査を行わなかった。カベジョは、野党に対し"この人物と決して関与せぬよう、彼に関して行った警告を極めて真摯に受けとめるよう促した。" ベネズエラ国会議長は、"4月14日の選挙で勝てなかった陰謀を企む連中が、マドゥロ大統領を暗殺し、状況を不安定化させないようにすべく、調査をもとに、捜査と逮捕を行う予定だと警告した。もしこの計画が成功すれば、彼等はベネズエラに対して戦争を布告するつもりだろうが、ベネズエラ政府は、苛酷かつ即時に反撃するつもりだ。"

ベネズエラに対する陰謀はNSAの"傘"のもとで成熟しつつある。ベネズエラ通信回線傍受センターの一カ所は、在カラカス・アメリカ大使館で活動している。コロンビア、トリニダード・トバゴとキュラソーに予備ステーションがある。衛星監視機能も使用されている。彼等は交際、会話、ベネズエラ首脳部が毎日通る経路をリアル・タイムで記録している。

ベネズエラ国内の特定の人々の動きを追跡するNSA監視局の能力に関する新情報からすると、ボリビア政府の何人かの指導者の死に関する過去の説明を見直す必要性を主張する人々が益々増えつつある。最も良く名前があがるのは、ウゴ・チャベスと近しい人物で、政治家、国会議員、通信情報大臣で、グアリコ州知事だったウィリアン・ララだ。政治学者達は、彼を、ニコラス・マドゥロと並ぶチャベス後継者候補と見なしていた。活動的で、教養があり、分析的な気質で、説得力がある彼には、輝かしい未来が待っていた。アメリカ大使館では、彼はアメリカの権益に敵対的な政治家と見なされていた。2004年から2006年までの間、彼は定期的に国営テレビに出演し、ベネズエラにおける、CIAの活動を暴露し、その職員や工作員の氏名をあげた。ララは、2010年9月10日、サン・フアン・デ・ロス・モロス市の近くで、どしゃ降りの中、自動車事故で亡くなった。車は "制御できなくなって"河に落ちた。今日まで、熟達したドライバーだったララ自身、あるいは運転手で、ボディーガードのミラバルの、どちらが運転していたのか不明だ。原則的に、ララは警備員無しで運転していた。それゆえ事故の証人はいない。ミラバルは車から脱出することができ、一命を取りとめた。ララは河に流され、12時間後にようやく発見された。

在カラカス・アメリカ大使館のスタッフは極端に多い。200人以上の外交官に加え、"臨時配属されていて"、明らかになかなかベネズエラから出て行こうとしない連中がベネズエラ外務省に登録されている。職員のかなりの部分が諜報機関とつながりをもっている。

アメリカ大使館でベネズエラ不安定化の為に活動家を組織している中心人物は、CIA職員ケリー・カイダーリング・フランツだ。特別訓練後、彼女は1988年に国務省で働き始めた。彼女はアフリカで最初の海外勤務を経験した。ロシア語を学んだ後、カイダーリングは、キルギスタンに派遣された。その後一年間、国防総合大学(ワシントン)で学んだ後、彼女はモルドバで働いた。彼女の経歴で重要な時期は、キューバのアメリカ権益部門での業務だった。カイダーリングは、反体制派やカストロの政敵の採用活動が専門だ。彼女は"隠蔽工作の為"、自分の子供達を一部の戦略的会合につれて行くことがあるという。だが彼女はついていなかった。彼女のキューバ人"配下"の一人が実は対諜報工作員で、自分の暴露本で、彼女について、数ページをさいたのだ。

カイダーリングは、2011年7月以来、ベネズエラにいる。現在彼女は臨時代理公使を務めている。ハバナで、カイダーリングを出し抜いたキューバ人工作員によれば、彼女は良くマキアベリの言葉"目的は手段を正当化する"を引用していたという。"臨時代理公使"は、大半が"帝国主義的"な思考様式で、"先住民"や、先住民の主権や、独立や人権擁護の主張にを見下すような態度の職員を支援している。アメリカ諜報機関や外交官の狙いは、あらゆる手段を使ってマドゥロ政府を"無力化し"、ベネズエラ情勢を動揺させ、ベネズエラの内政に直接介入する条件を生み出すことだ。流血沙汰は多ければ多いほど良い。

それゆえ、ネズエラとアメリカの間の政治対話が一体なぜうまくゆかないのかを想像するのは難しいことではない。例えて言えば、アメリカ側交渉担当者は、主要論拠として、悪党の伝統である、毒、メリケンサック、神経を麻痺させる毒ガス弾や銃を用意しているようなものだ。それが、ベネズエラとアメリカ間の国交正常化協議を、一体なぜベネズエラ側が中止したのかという理由だ。ワシントンは、またもやごまかし、機の熟するのを待っている。ベネズエラ指導部はオバマ政権を全く信頼していない。カラカスの政府は、アメリカ政府が力しか信じていないことを知っている。好ましからぬ政治家の粛清は、ありふれたことになっている。在カラカス・アメリカ大使館の人々は、他の何処より、うまいやり方を知っている。

記事原文のurl:www.strategic-culture.org/news/2013/08/07/us-embassy-a-center-for-sabotage-against-venezuela.html
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在カラカス宗主国大使館臨時代理公使のお名前、ドイツ系に見えるが正しい発音を知らない。英語綴りのままでは読みにくいかと、発音を勝手に想像させていただいた。正確な発音をご教示頂ければ幸い。「ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い。」

ベネズエラと違い、名門のお嬢様がお出でになると喜ぶどこかの国、こうした歴戦の敏腕専門家が陣頭指揮する必要皆無な国である証明に思える。

公共放送(大本営広報部)も、検察も、与党も、御用学者も、大企業幹部も、労組も全て、戦後一貫して、宗主国傀儡である国では、宗主国の思うがままに、首相指名、解任、在任が決められる。基地移転で宗主国の指示に従わない首相は降ろされた。ポチに徹すれば長期政権維持も容易で、素晴らしい勲章も頂ける。

原発反対活動で有名となり議員となった人物、現在大本営広報の主要攻撃対象になっている。女性スキャンダルであれ、過激派絡みであれ、何でも良い。潰すことが目標。完全に潰すまで、これからも、しつこく続くだろう。耐え抜いて欲しいものだ。

彼の主張を見ると、反原発のみならず、憲法破壊による宗主国侵略戦争への派兵にも、TPPにも反対している。素人目から見れば、この「TPP反対」こそ彼を攻撃する最大の理由に見えてしまう。スキャンダル記事を書く、雑誌・週刊誌・新聞・テレビは傀儡ポチ。潰れるべきはポチの方。同じようなスキャンダル報道を、与党や郵政や、東電幹部についてするなら購入するが、決してありえない。植草氏も、売国経済政策に服従しなかったがために冤罪で排除された。地震予知など不可能と、当然の主張をされる島村英紀氏が、海底地震計賄賂なるでっち上げで、有罪となり、投獄されたのも全く同じ。地震予知不可能説、原発立地安全を保障するインチキ地震学者を起用する政府・電力企業にとっても迷惑だろう。嘘つきだけが政権を握る傀儡国家では、真実を語ろうとする立派な人々、次々倒される。

大本営広報、
権力デマの宣伝業。

ワシントン・ポスト買収を解説する某無料番組を見た。解説者説明によれは、有料版は「安易なTPP批判」を批判する番組らしい。その内容説明が、どうも歯切れが悪い。有料番組解説者、肩書を見ると、TPP旗ふり役に近いお役所出身。視聴する前から、内容、想像できそう。ネットで探したところ、彼の主張を支持、紹介する記事があったので、番組聴取に代用させていただく。

正体不明のドラキュラと戦うことを強いられる一般人に向かって、「根拠のない都市伝説で反論するな」というのは、恫喝にしか思えない。

何度か強力なTPP批判論者を登場させる良心的番組に思えたが、ブルータスよお前もかではない、想像通りの腰砕け?ワシントン・ポスト買収の評価についても、ベゾスの良心に期待するという雰囲気の不思議なコメントに驚いた。良心ある人物が、世界中で納税せずにすませるはずがないだろう。

経済的であれ、政治的であれ、軍事的であれ「戦争の最初の犠牲者は真実である」

上記の某無料番組とは、もちろんIWJ放送の無料番組を指しているわけではないので念の為。誤解なきよう。IWJの岩上氏、前回記事内容に言及しておられる。

岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

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