Paul Craig Roberts
2012年12月28日
欧米世界では真実は、もはや意味を持っていない。その代わりにあるのは思惑だ。
ワシントンが、世界とアメリカ国民に対して覇権を確立するための方法であるがゆえに、思惑は極めて重要だ。9/11は、ネオコンが、イスラム教諸国に対して計画した戦争の為に必要だと宣言した“新たな真珠湾”なのだ。ネオコンが彼らの思惑を押し進める上で、アメリカ人をその思惑に結びつけるために、それが必要だったのだ。
ジョージ・W・ブッシュ大統領の最初の財務長官ポール・オニールは、9/11前の最初の閣議の話題はイラク侵略の必要性だったと語っている。
9/11は、最初アフガニスタンのせいにされ、その後イラクのせいにされた。ワシントンの対アフガニスタン動員は、9/11前に準備が整っていた。ジョージ・W・ブッシュ政権のアフガニスタン侵略(限りなき自由作戦)は、9/11から一カ月もたたない2001年10月7日に行われた。三週間で地球の反対側の国を侵略するために動員するのが不可能なことは全ての軍人が知っている。
オーウェル風の“愛国者法”は、出来事前に計画されていたもののもう一つの例だ。この膨大な警察国家化方策が、9/11から議会制定までの短い間に作成できたはずがない。法律は事前に書かれ、機会がくるまでしまいこまれていたのだ。なぜだろう? 誰が書いたのだろう? マスコミは一体なぜこの警察国家法の事前準備を全く調査しないのだろう?
政府が予想外の出来事だと言明する出来事の前に、その出来事に対する対応が計画済みだったという証拠は、既に決められている思惑を推進するために、出来事が計画されたことを示唆している。
左翼の多くの人々は、彼等にとって9/11は虐げられた人々による痛快なブローバックなので、9/11の公式説明に反する証拠には動じない。事実より、虐げられた人々が反撃したということの方が、左翼にとっては重要なのだ。
右翼も夢想を手放すことはできない。純粋で素晴らしいアメリカが攻撃されたのは、邪悪なイスラム教徒が、我々の善に耐えられないがゆえなのだ。“彼等は我々の自由と民主主義ゆえに、我々を憎んでいるのだ。” 偉大な良きアメリカが不当な扱いを受けたという右翼のビジョンは、右翼を支えるイデオロギー、正義を証明する為に暴力を振るうべくしつらえられたイデオロギーにとって必須だ。
信じ難い話は、他の思惑にも役に立つので、他の論議の中でも使われ、維持されている。例えばオバマ政権のオサマ・ビン・ラディン殺害の話は、2012年11月16-30日のカウンターパンチにチャールズ・ピアソンが書いた記事の中心だ。その中で、ピアソンは、米パキスタン同盟の緊張の高まりについて書いている。ピアソンは、ビン・ラディンは、パキスタン最大の陸軍士官学校の隣に住んでいて、“毎週水曜、プールに入るため、お隣を訪れていたと書いている。もしパキスタン政府が、ビン・ラディンの存在を知らなかったのなら、これは壮大な規模の諜報の失敗にあたる。”
オサマ・ビン・ラディン、追跡されていた人物(実際はこの男は十年前に亡くなっている)が、毎週水曜に水泳するために、パキスタンの半自治部族地域に対して攻撃をすべく、アメリカに金で買われ、支払いを受けている組織、パキスタン軍を訪れる、というのがもっともらしく思われるだろうか?
それともこれは、“ビン・ラディン屋敷”とされるものの隣人達の生インタビューを無視することで可能になるおとぎ話なのだろうか。“ビン・ラディン屋敷”に暮らす人物を知っていて、アメリカ人に話をしたパキスタン人によれば、ビン・ラディンは、外国の珍味を輸入している長年の友人だった。“ビン・ラディン屋敷”“襲撃”の、ある目撃者は、ヘリコプターは離陸した時に爆発し、生存者はいなかったと報告している。もし生存者がいなかったのであれば、ビン・ラディンの水葬もなかったろう。http://www.globalresearch.ca/pakistan-tv-report-contradicts-us-claim-of-bin-laden-s-death/25915
事実が現場のニュースと矛盾しているのに、一体どうして、アメリカのマスコミは話を作り出せるのだろう? 答えは、ビン・ラディン暗殺の話は、我々は勝利しているという証拠を提供するという思惑上の役にたつということなのだろうか?
サンディフック小学校乱射事件を考えてみよう。この乱射事件は“進歩派”にとって、銃と全米ライフル協会に対する憎しみを表現し、彼らの銃規制の思惑を推進するの口実として機能する。悲劇を巡って大騒ぎをしている連中で、殺された子供達の両親の誰かを知っている人々は、たとえいたととしてもごく少ない。アメリカ政府による数千とも数万とも知れないイスラムの子供たちの殺害に対して、同様な態度を表していない。クリントン政権だけでも、500,000人のイラクの子供達を、違法な経済制裁で殺害しており、クリントンの不道徳な国務長官、フェミニストの英雄は、経済制裁には、50万人のイラクの子供達が死ぬという代償を払う価値があったと思うと語っている。
突然20人のアメリカの子供達が、“進歩派”にとって、非常に重要な事となった。一体なぜだろう? 子供たちの死亡が、彼らの思惑を促進するからだ。アメリカ国内における銃規制だ。
人々が“銃による暴力”について話す時、言語に一体何が起きたのかと私は疑う。銃は無生物だ。無生物が暴力を引き起こすことはできない。人が暴力を引き起こすのだ。これに関連する疑問はこうだ。一体なぜ人は暴力行為をするのか? この当たり前の疑問が問われることはまれだ。その代わりに、無生物が人間の行為の原因とされる。
サンディフック乱射事件に関する報道の一つで、タイムは、このような出来事は“必然的に、銃規制に関する議論を再開させたり、あるいはより漠然と、人々がアメリカ文化そのものについて不平を言うようになったりするだろうと書いている。ところが、まさに同じ日、36歳の中国人の男が中国の小学校で22人の子供達をナイフで襲った。大量殺人事件には、遥かにわずかしか注意を引いていない、きわめて重要な要因があることを示唆している。”この要因、“これらの事件の核心”は精神衛生であり“社会として、我々がそれに対処しそこねたことなのだ。” http://ideas.time.com/2012/12/15/sandy-hook-shooting-why-did-lanza-target-a-school/?iid=obnetwork
思惑をもったマスコミが、サンディフック乱射事件を銃規制を実現するための手段として利用することに決めている為、この要因は取り組まれないままだ。中国には“ナイフ規制”の思惑があるのだろうか。以下の話は、サンディフック乱射事件報道はでっちあげだという主張ではない。以下の話は、思惑が報道に優先し、報道の矛盾が未解決のままの場合に、疑惑が生み出されるという主張だ。
思惑をもったニュースが、サンディフックの話の中の明らかな矛盾が調査されなかったり、説明されなかったりする理由だ。いくつかの報道によれば、監察医は子供達はライフル銃で銃撃されたと言っているが、他の報道は、小学校内で、二丁の拳銃と、死亡している被疑者が見つかり、ライフル銃は外にある車の中で見つかったと言う。警察は森の中にいた男を捕らえ、男は“私はやっていない”と言っている。森の中にいた人物が、起きたばかりのことを、一体どうして知っているのだろう? その男は誰なのだろう? 彼は取り調べられて、釈放されたのだろうか? 誰にもわからないのだろうか? http://www.youtube.com/watch?v=ovspEgeMXb4
小学校は施錠されており、カメラで監視しており、ブザーを押してからないと入れないという報道もある。重装備をした人物が、ブザーを押して、入れてもらえることなどあるだろうか? 他の報道は、射撃して押し入ったと伝えている。一体なぜそのような騒ぎが小学校の注意を喚起しなかったのだろう?
もう一つの謎は、子供が射撃されてバラバラになってしまったとされる父親のビデオだ。インタビュー前、彼は笑って、ジョークを言っている姿がカメラに映っており、それから、まるで俳優の様に、インタビュー用に顔をしかめ声を変え、悲嘆の姿になった。http://www.youtube.com/watch?v=urrRcgB581w and http://www.youtube.com/watch?v=oMINqFGNr-w
コネチカット州警察の広報担当者は、話を支配しようと躍起になって、ソーシャルメディアに公式情報に反する情報を投稿しないよう警告しているが、情報はほとんど提供せず、大半の疑問に答えるのを拒否している。いつもの“継続中の捜査”が引き合いに出されているが、ランサは既に殺人者だと発表され、死者の人数が報じられた。浮かび上がった唯一の確実な情報は、武器の全ての部品が、どこで製造されたのか、警察が調査しているというものだ。乱射事件と器の部品が製造された場所との関係は説明されていない。http://www.nydailynews.com/news/national/people-spreading-misinformation-sandy-hook-massacre-face-charges-police-article-1.1221554
監察医の記者会見は奇妙だ。彼は首尾一貫せず、何を言うべきか自信がなく、質問に対して持っているべき答えを用意しておらず、警察の意見に従っている。
恐らく疑惑をあおるのを避ける最善の方法は、関係する質問に答える準備ができるまで、役人は記者会見をしないことだ。
遺体はどこにあるのだろう? SEALによるオサマ・ビン・ラディン殺害とされるものと同様、決定的な証拠は提示されていない。コネチカット州警察広報担当ポール・ヴァンスは、“夜のうちに、犠牲者の遺体は小学校から運び出された”、刑事達が“犠牲者全員を確実に特定することができたので、犠牲者の家族全てに正式通知をする”と述べた。 http://www.kens5.com/news/Sandy-Hook-victimes-identified-bodies-removed-from-school-overnight-183647091.html?ref=next
亡くなった子供の遺体を見たいと言った両親はいないとされているが、遺体を見ないで、一体どうやって自分の子供とわかるのだろう? 人間味のない刑事が両親達に伝えるというのは、いささか奇妙な結末だ。州の監察医と数人の刑事以外に誰か遺体を見たのだろうか? 遺体袋が小学校から運び出される場面のマスコミ映像はどこにあるのだろう? 一体なぜ、オバマの銃規制の思惑が、遺体袋が小学校から運び出される列の宣伝活動に先行するのだろう?
多分、配慮の問題が優先したのだろうが、政府とその主張に対し、あらゆる疑惑が既に存在しているのに、一体なぜ悲劇の物的証拠を差し控えて、疑惑をあおるのだろう?
救急医療スタッフが小学校に到着した際、生存者がおらず、光景が余りに陰惨な為、マスコミの人間は現場の子供達との面会を拒否されたという報道もある。ところが、ある六歳のの女の子は、冷静沈着に亡くなった人々に祈り、無傷で教室から歩き出たという矛盾する話がある。もしその話が本当であれば、救急医療スタッフは面会を拒否されているのだから、我々は一体どのようにして、他の生存者達が、傷からの出血で死亡したわけではないことを知ることかできるだろう? 警察は現場で、必要とされるよりも厳しい管理をしたのだろうか? http://www.globalpost.com/dispatch/news/regions/americas/united-states/121216/sandy-hook-shooting-girl-6-was-sole-survivor-her
様々な疑問が答えられておらず、矛盾が解決されていない事は問題でないように見える。http://www.globalresearch.ca/the-sandy-hook-school-massacre-unanswered-questions-and-missing-information/5316776 事件は銃規制という思惑に役立つのだ。進歩派は、その思惑を達成するため、進んで警察国家の協力者になっているのだ。乱射事件の真実より、事件を自分達の思惑を実現するために利用する方が重要なのだ。
恐らくこうした疑問には答えがあるだろう。その上、疑問の土台となるべきニュース報道は不正確な可能性がある。しかし、一体なぜ、もたらされている答えや混乱が解決されないのだろう? ところが、基本的な疑問を投げかける人々は“悲劇への思いやりがない”とか“おかしな陰謀論者”として片づけられる。このこと自体が疑惑を深めるばかりだ。
コロラドの映画館での乱射事件にも、未解決の矛盾がある。ある目撃者は、銃撃犯は二人いたと主張していた。どうやら、容疑者は映画館駐車場で自動車の中に座っていて逮捕されたようだが、これも奇妙に思える。被疑者、神経科学専攻の大学院生は、国防高等研究計画局DARPAのマインド・コントロール研究に関与していて、乱射をしたことを覚えていないという主張もある。
我々は本当に知っているのだろうか? どうやら、そうではない。未解決の疑惑の源にしておくより、こうした主張を調査す方が望ましくはないだろうか? コロラド映画館乱射事件の未解決な部分が、サンディフック乱射事件のニュース報道によって引き起こされた疑惑に貢献している。
乱射事件が起きる。政府が物語を発表する。思惑が話の形をとっているのだ。未解決の問題は、思惑を巡る激しい論争の中に埋没してしまう。銃規制論者は銃のせいだと言い、個人の銃器保有・所持権利を保障する憲法修正第2条の擁護者は他の要因のせいにする。
マスコミが、思惑がニュースに優先することを許してしまえば、人々はマスコミを信用しなくなり、不信は社会に深く広がる。もしもマスコミと政府が陰謀論に反対なのであれば、ニュースの取り扱いを誤って、そうした理論を助長すべきではない。
右翼も左翼も、事の真相をつきつめることに興味を持っていない。我々を“テロ”、責任を負わない警察国家のテロではなく、イスラム教徒のテロから守ろうとして、右翼は警察国家に同調している。
アメリカの左翼は極めて脆弱で、本質的に存在しないも同様だ。彼らにとっての問題は、銃規制、同性結婚、妊娠中絶と“金持ち”課税だ。そうした方向違いの取り組みでは、突き進む武装した警察国家を減速することはできない。アメリカのリベラル派は、政府に対して実に揺るぎない信仰を持っているので、愛する政府が、犯罪を責められるべきだ等とは信じることができないのだ。もちろん、それがロナルド・レーガンの政府でない限り。
暴政が国を包み込む中、左翼の主目的は国民から武器を取り上げることだ。
アメリカの左翼は警察国家の助長者であり、アメリカの右翼はその先祖だ。
20世紀最後の年月、クリントン政権の対セルビア攻撃と残忍な対イラク経済制裁によって、アメリカ人は欺瞞と暴政へ転落を始めた。こうした戦争犯罪が、アメリカ・マスコミと、外交政策組織によって、欧米民主主義と人道主義の偉大な成果として描きだされた。
21世紀最初の十年間で、アメリカ国民は憲法上の保護を失い、無限に続く戦争の為に、財布を開けっぱなしにさせられている。最新の報道では、ワシントンはアメリカ軍兵士を、アフリカの35ヶ国に派兵しているという。http://rt.com/usa/news/us-deploying-troops-order-749/print/
もっとひどい事がこれから起きる。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。
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記事原文のurl:www.paulcraigroberts.org/2012/12/28/agenda-prevails-over-truth/
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初詣はお済みだろうか? 小生は、先に書いた通り、上関原発推進のため鎮守の森を中国電力に売った神社、神社一般には、お参りしても、お賽銭は省略させて頂くことにした。
年末年始、文字通り「なまけものの節句働き」状態で記事更新停滞。
この記事「意図的なニュース Agenda-driven news」の続編。常時拝読させていただいているブログ「私の闇の奥」の藤永茂氏によれば、「為にするニュース」とするのが良いようだ。
今年は田中正造没後100周年。彼が戦った足尾銅山の問題は、そのまま原発問題の原型。不思議なことに手頃な新書・文庫は品切れ。
- 「田中正造没後100年記念事業を進める会」もある。
2012年9月29日:田中正造没後100年記念事業『アースデイ田中正造』で小出裕章氏が「正造さんと原子力」という題で講演された。youtubeで見られるようだ。ほぼ一時間。
ブログ「みんな楽しくHappy♡がいい♪」様が講演の後の会場との質疑応答の端的な例を書き起こして下さっている。「それを安全だと思ってはいけないのです、本当は」
会場から:
先生が先ほどいわれた「栃木県塩原市の野菜が危ない」って言われましたけれど、実は私は10ベクレル宣言というか10ベクレル以下は食べれると思っていまして、自分たちで野菜をつくって測っているんですよ。
そうすると、2~3ベクレル、10っていうのはあんまりないんですね。
ですから、さっきの発言だけ取り消していただきたいと思います。
小出裕章:
はい、もちろんみなさんご存じだと思いますけれども、放射能はむしろ消えていないのです。
福島の事故が起きて以降ずーっと消えていませんし、今でも、塩原だとしても、土地の汚染は残っています。
それとどうやって戦えばいいのか?って言う事ですけれども、
「放射能と戦ったって勝てません」
「放射能は無敵です」
私たちがどんなに煮ようと焼こうと叩こうと、放射能を消すことなんてできないですし、放射能と戦う事は全く無意味です。
その私たちがもし戦うとすれば、国です。行政です。
子どもたちを被曝させないで済むようにどうやって彼らを動かすことが出来るか、という事がいま私たちに課せられている仕事だと思います。
今、野菜が1kgあたり、10ベクレルか、数ベクレルとおっしゃったでしょうか、
それがみなさんは大したことが無いと思われるんでしょうか?
日本の国は1kgあたり100ベクレル以下は全部安全だと言っているわけだし、
ほとんどの市町村も国の基準より下回っていて安全だと言ってしまっているわけですけれども、
放射能はどんなに微量でも危険なのです。
1kgあたり100ベクレルはもちろん危険だし、50ベクレルだって危険だし、10ベクレルだって危険なのです。
福島第一原発の事故の前に日本の食べ物がどれだけ汚れていたかと言えば、たとえばお米の場合は1kgあたり0.1ベクレルしか汚れていませんでした。
もし、いま1kg当たり10ベクレルのお米があるとすれば、すでに100倍汚れている。
それを安全だと思ってはいけないのです、本当は。
田中正造に下記の狂歌がある。そのまま、原発推進、TPP推進、軍事条約深化の「思惑が真実に優先する」マスコミ、政治家、お役人、学者、経営者等の諸氏にあてはまる。
少しだも人のいのちに害ありて少しくらいハよいと云ふなよ
下記の狂歌、足尾を福島・原発に置き換えれば、そのまま首相福島訪問。
議員どの鬼のちょうちんもちをして足尾の山にやみの夜あるき
「活断層かどうか」という頻繁な報道、「思惑が真実に優先する」典型だろう。
浜岡原発は、直下に活断層があったがゆえに停止しているのだろうか?
福島第一原発は、直下に活断層があったがゆえに、メルトダウンがおきたのだろうか?
浜岡原発に今建設中の津波対策塀?ご覧になっただろうか?あの塀が、一体どのように、一体何秒、3/11にテレビで見た津波に耐えるのだろう?金魚釣り網に貼られた障子紙。
福島第一原発、「そもそも津波ではなく、はるか彼方の海底で起きた地震の影響で、深刻な障害が起きた」というのが、国会調査委員会委員の田中光彦氏のご意見。
石橋克彦神戸大学教授のご意見は「活断層の上に原発をつくるな」ではない。
「地震の巣の日本で原発を運用してはいけない」というご意見だ。
「思惑が真実に優先する」「活断層かどうか」という報道しかしない大本営は、田中光彦氏や石橋克彦氏の講演を放送したり、記事にすることはしない。
とんでもなくゆがんだ、ごくわずかの国民の売国意志を実現すべく設計された小選挙区制度のおかげで生み出された新内閣のもと、日本は、オスプレイも無人機も大量購入するだろう。傀儡「猫かぶり政権」(田畑光永氏の命名)、存在意義は属国国民のためになる治世でなく、宗主国の1%に貢ぐことにある。
小選挙区制をなんとしても推進するという「思惑が真実に優先する」大本営広報部、しっかり推進し、ほぼ20年後、とうとう念願の危機突入売国ねこかぶり政権を樹立した。「思惑が真実に優先する」大本営広報部は、このゆがんだ結果を生じることがわかっていたから、こぞって小選挙区制推進したのであり、それゆえ、今回選挙のあと、小選挙区制問題を真面目にとりあげた大本営広報部は皆無だ。
新首相、「思惑が真実に優先する」大本営広報部によって、神社やら、民族主義を唱導しているかのように、報じられている。もちろん、
偉大な良き美しき日本が不当な扱いを受けたという右翼のビジョンは、右翼を支えるイデオロギー、宗主国の正義を証明する為に、一緒に暴力を振るうべくしつらえられたイデオロギーにとって必須なのだ。
脱税ゆえに将来を危ぶまれている有名タレント。「思惑が真実に優先する」典型。
一方、「思惑を真実に優先する」マスコミ、出版社のおかげで、書店店頭には原発を推進した大宰相の本が山積みだったりすし、お隣との領土紛争をあおると派閥の頭領にもなれる。
新内閣でTPP推進派教授が登用され、TPP推進は確実。そこでまた田中正造の狂歌。
よの中は学士博士の破るなり造るハ下男織るハ織姫
「思惑が真実に優先する」大本営広報部の尽力によって、宗主国のみならずこの国でも、
もっとひどい事がこれから起きる。
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