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2012年9月23日 (日)

嘘、とんでもない嘘と核の嘘

2012年、国際平和デーの原子力規制委員会における抗議行動での発言

David Swanson

2012年9月21日

War is a Crime

我が政府は、我々に核兵器に関する嘘を言うのが大好きだ。地球の反対側にある哀れな貧しい国が、我々を核攻撃しようとしている。そんなことはない。結果はもちろん大量虐殺だ。だが潜在的にもっとひどい結果になりうる可能性がある。核兵器と原子力発電によって脅かされているのは、どこかかが変なせいだと我々は考え始めた。そうではない。この代物そのものが我々をひどく脅えさせるのだ。正直で責任を負う当局が、我が政府では到底ありえないが、地獄の熱風や地球の年齢ほどの長さの半減期の極めて有害な物質を制御するための委員会を設立できる等と想像する傲慢な狂気に、我々は本気でちゅうちょせざるを得ない。

我々は一体何を考えているのだろう? 我々は一体どう考えているのだろう? そもそも我々は考えているのだろうか?

あるペンタゴン報告書は、これまでの年月で563件の核関連の過失、誤動作、誤警報、つまりニアミス、ニア・アポカリプス(世の終末)を記録している。

戦場の兵士達は、時として自分達の命に対する無意味な危険を受容することを学ぶ。だがわが人類という種全体や他の全ての種が、巻き添え被害と見なして、永久戦争状態の一環の壊滅的な危険を受容する必要があるだろうか? それとも、危険を受容することが、実際、この永久戦争状態を受け入れることを促進しているのだろうか? 核兵器と核エネルギーが廃止され、平和に暮らす可能性という我々の心の中に広がるであろう空間や、より小規模な形の人的犠牲や、人食いや奴隷制度や決闘を回想するように、戦争を回想することを想像願いたい。

1961年、二発の核爆弾を搭載したアメリカのB-52爆撃機が、ノース・キャロライナ州、ファロ上空で粉々になった。爆弾の一発は、落下速度を遅くするためのパラシュートがついた状態で見つかった。本格的な核爆発を防ぐよう設計されていた信管6個のうち5個は機能し損ねていた。もう一発の原子爆弾は地下6メートルにめり込み、空を日光のように照らした。軍は、掘り出すのは困難と判断し、そのまま放置した。今もそのままだ。この小さな事故には、広島原爆の250倍の威力の爆弾が二発からんでいた。爆発物処理チームの指揮官ジャック・B・ルーヴェル大尉は“どれほど爆発寸前だったかって?途方もなく寸前だったというのが私の意見だ。もしあれが爆発していれば、巨大なノース・キャロライナ湾ができていたろう。”と述べた。

1966年1月17日、四発の水素爆弾を運んでいたアメリカのB-52爆撃機が、スペイン上空で空中給油中に、空中給油機に激突した。爆弾のうち二発は、放射能汚染爆弾のように粉々になり、放射性物質粒子をスペインのパロマレス中にまき散らした。アメリカは、1,400トンもの放射能汚染したスペインの土砂を掘り出し、核兵器の材料を製造し、核廃棄物を処理しようとして、半世紀以上、地元の人々に放射能を浴びせていて、日本の福島核惨事からはるばる飛んできた放射能が最近検知されたサヴァンナ・リバー・サイトがあるサウス・キャロライナ州のエーケンに持ち帰った。

2007年、米軍搭乗員が誤って(あるいは秘密計画の一環として。どちらがひどいか、小生にはわからないが)六発の実際の原子爆弾を、ノースダコタ州から、ルイジアナ州まで輸送し、地上整備員が気がつくまで、警備も無しのまま放置していた。

無人飛行機は墜落したり、故障したりしがちだから、こうした連中が、無人飛行機には核兵器を装備しないだろうと、もしお考えであれば、読者は我々が直面している狂気が一体どのようなものかまだお分かりになっていないのだ。

暴利を貪る連中が、今、それに触れたあらゆる地域社会に癌を拡げているヴァージニア州の鉱山でウラン採掘を再開したがっている。また劣化ウラン弾の使用は、旧ユーゴスラビア、イラクや、テネシー州ジョーンズボローのような都市の兵器メーカー社員は言うまでもなく、アメリカ軍兵士やその家族の何千人もの死亡や出生異常を促進している可能性がある。アメリカ合州国は、劣化ウラン弾を29ヶ国に売りつけている。

核兵器を世界から無くすには、三つの障壁がある。第一に、アメリカ政府は我々を代表してはおらず、いつか我々がまとまって行動できるようになった暁に、政府に代表として行動せざるを得なくすることが必要だ。我々は、約束を信じたがったり、あるいは一部の政治家達は、密かに約束以上のことまで計画しているということにしたりしがちだ。約束の弁舌を、実際のありうべき政策変更よりも偉大な価値ある行動と、我々は受け止めてしまう。アメリカ政府がイスラエルが無視し、イランが順守している条約に違反し、新たな核兵器を開発し、試験するのを、我々は許してしまっている。ところが、シャーロット発の民主党綱領は、もしイランが(実際には違反などしていない)法律に違反するのを止めなければ、我々はイランを攻撃すると言うのだ。あるいは、民主党が攻撃と自分たちは無関係だと主張し、共和党がアメリカ合州国は攻撃を率先すべきだ主張する中で、おそらくイスラエルが、アメリカの兵器と、アメリカの資金援助と、アメリカの後押しで戦争犯罪から免責してもらうということで、イランを攻撃し、数日後には、両党相和して戦争のエスカレーションを支持することになろう。ジル・スタインが大統領に立候補してくれているのを嬉しく思う。皆様が人格の変化ではなく、政策の変化を目指すこのイベントの場にお出でになっていることを更に嬉しく思う。

第二に、少数の国家と関係ないならずものテロリスト達が核兵器にしがみつくのに、核兵器を廃絶するよりも、世界中に何千発もの核兵器をばら蒔く方が我々にとって安全だと、人々は思い込んでいる。これは間違いだ。核兵器備蓄がテロリストを思いとどまらせられるわけではない。完璧な破壊ができる非核兵器が、そう出来ないのと同様、核兵器とて、国家を思いとどまらせることはできない。

第三に、核エネルギーには、それが核兵器に技術的に近いという問題をも上回る利点があると人々が夢想していることだ。そんな利点などない。原子力発電は、原発を建設し、運用するのに必要な量のエネルギーをかろうじて再生するに過ぎない。核廃棄物は、250,000年、どこに置いても安全ではない。また不可避の事故は余りのリスクなので、“自由市場”の民間保険会社は決して保険を引き受けようとしない。原子力発電を利用して、インド、パキスタン、イスラエルと北朝鮮は核兵器を手に入れたのだ。それはまた、イランを恫喝するイスラエルとアメリカ合州国の口実にもなっている。

アメリカ合州国がイランにそうするよう奨励した通り、ある国が原子力発電を開発すると、イランを核兵器開発に大いに近づけ、それが戦争を始めたり、戦争をすると脅したりする主要な口実となった。CIAがイランに爆弾製造用の設計図を渡しても役には立たないが、世界から、そうした類の愚行を無くすことは、我々にとって不可能というわけではない。世界から核兵器を無くすことが優先されるべきなのだ。

原子力発電所を持っている敵を標的にしたいのであれば、核兵器など開発する必要がないことを我々は忘れがちだ。戦争計画者達はイランの先制攻撃は恐れていないが、イランが反撃できるであろうことは別だ。原子力発電所から80キロ以内という形で、アメリカ合州国内の一億八百万人に対して、事故か悪意かで、核の大惨事が起きうる格好の標的なのだ。日本の作家、村上春樹は福島についてこう発言した。“今回は誰かに爆弾を落とされたわけではありません。. . . . 我々日本人自身がそのお膳立てをし、自らの手で過ちを犯し、我々自身の国土を損ない、我々自身の生活を破壊しているのです。”

テロリストなど必要ない。敵国も必要ない。老朽化した原子力発電所のどれかに余りに近くに暮している何百万人ものアメリカ人に、地震や洪水が、癌を引き起こしかねないのだ。我々人間は、比較的容易な収集、狩り、小規模農業をする種から、懸命な努力をして、ごくわずか、あるいは全くエネルギーを生み出さないエネルギー源を開発して、全員が癌になるという危険を冒し、能力を証明するまでに発展した。我々はなぜ山に登るのだろう?  そこに山があるからだ。我々はなぜ核兵器を作るのだろう? 我々が作れることを証明するためだ。自分はより有能だと感じたいせいだ。だが、本当の能力というものには、限界を知ること、自制、綿密に考えられた行動が含まれている。昨日、我々を癌にするのではなく、癌を治癒するという、マリファナの新たな可能性についての記事を読んだ。ところが我々は、明晰に考える能力を維持する為に、この物質を禁止している。しかし一体何が明晰な思考なのかという我々の概念は、総点検が必要だろう。

自然が与えてくれる教訓は快く胸をうつ。とウイリアム・ワーズワースは書いている。

我々の小賢しい知性ときたら、

事物の美しい姿を台なしにしてしまうだけだ

人間は分析せんとして対象を扼殺している。

科学も学問ももう沢山、といいたい。

それらの不毛の書物を閉じるがいい。

そして、外に出るのだ、万象を見、万象に感動する

心を抱いて、外に出るのだ。

ハッピー、国際平和デー!

記事原文のurl:warisacrime.org/content/lies-damn-lies-and-nuclear-lies

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2007年の事件?については、下記の記事を翻訳してある。

B-52によるアメリカ上空の核弾頭ミサイル輸送は本当に事故だったのだろうか?

マリファナについては、故ジャック・ヘラー氏の「王様は裸だ」の一部を訳してある。

「宗主国の1%の」国民を愛しておられるドジョウ氏が再選された。民社党の増強版のような、ゾンビー民主党政治家に清き一票を投じた皆様、心は痛んでいないのだろうか?

ものを作り売っていた経験から思う。とんでもない食わせもの商品を売ってしまえば、次ぎには購入していただけない。何とか改良製品を試用頂き、納得頂くしか方法はない。

とんでもない食わせものを人に勧め、自分で担いだ方々(ほとんど全ての商業マスコミがあてはまるだろう)、もはや政治発言は控えるべきだろうし、発言しても、誰も耳を傾けないのではあるまいか?と思うのだが。この国でなら大丈夫。マスコミも、民主党を支持した皆様も至極元気に活動しておられる。もちろん、宗主国の侵略戦争の為に、国民を弾丸の餌食として提供しようと決意している属国政党の元祖・本舗、自民党、公明党支持者の皆様も、益々元気でおられる。

松下電気出身の連合会長、民主党支持を維持、松下「生計」塾出身者は支持するに決まっている。

労働者生活引き下げに邁進する労働運動、ありえるのだろうか?

異神の怪の東京事務所長、元自民党。それでも皆様は支持される。内田樹の研究室『集団的自衛権と忠義なわんちゃんの下心について』にある通り、

アメリカと心中したいというのが「集団的自衛権の行使」を言い立てている人々の抑圧された欲望であるという可能性は決して低くない。

東京新聞「閣議決定回避 米が要求」という9/22記事。想像していたがビックリ。事実であれば、官邸前原発再開抗議行動は、イスラム教徒でなくとも、問題の根源、大使館前に移動しなければならない。

野田内閣が「二〇三〇年代に原発稼働ゼロ」を目指す戦略の閣議決定の是非を判断する直前、米政府側が閣議決定を見送るよう要求していたことが二十一日、政府内部への取材で分かった。米高官は日本側による事前説明の場で「法律にしたり、閣議決定して政策をしばり、見直せなくなることを懸念する」と述べ、将来の内閣を含めて日本が原発稼働ゼロの戦略を変える余地を残すよう求めていた。

有名作家演説、この事実を受けた書き直しが必要だろう。

“今回は誰かに爆弾を落とされたわけではありません。. . . . 我々日本人自身が、宗主国にそそのかされて、そのお膳立てをさせられ、自らの手で過ちを犯し、我々自身の国土を損ない、我々自身の生活を破壊しているのです。そして今も宗主国から、『もんじゅ』を動かせと無理難題をふっかけられ、原発廃止も止められているのです。

さらに、ものづくりの巧みさを買われ、宗主国専用核兵器のOEM製造を強いられる可能性も高そうだ。鎌倉あたりで組み立てるのだろうか?プルトニウムは捨てるほどある。

目覚めよう:二大政党金権政治を拒否しよう』という激烈な?英文記事がある。冒頭近くで言う。

圧倒的多数のアメリカ人は、三つのひどい特質の組み合わせだ。自分のことを、左、右、あるいは無所属と考えていようと、圧倒的多数は、愚か者で、分別がなく、妄想的だ。

結論はこうなっている。

ロムニーかオバマを選べば、国を正しい方向に、新たな分かち合う繁栄、健全財政、失業の大幅減少と、大き過ぎてつぶせない縁故資本主義を終わらせられる道に向けられると、読者が本気でお考えであれば、右翼、あるいは左翼によって洗脳されておられるか、アルツハイマー病が相当高じておられるのだ。

『目覚めよう:二大政党金権政治を拒否しよう』日本版の冒頭は末尾はこうなる?

圧倒的多数の日本人は、三つのひどい特質の組み合わせで、自分のことを、左、右、あるいは無所属と考えていようと、圧倒的多数は、愚か者で、分別がなく、妄想的なのかどうか、断言はできない。

しかし、自民党や公明党や異神の怪や民主党を選べば、国を正しい方向に、新たな分かち合う繁栄、健全財政、失業の大幅減少、大き過ぎてつぶせない属国資本主義を終わらせられる道へと向けられると、読者が本気でお考えであれば、マスコミによって洗脳されておられるか、アルツハイマー病が相当高じておられるのだ。

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