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2011年12月13日 (火)

ニュースに対する、ジョージ・オーウェルの手引書

ロシア・トウディ

2011年11月29日、16:37

ジョージ・オーウェルの小説『1984年』は手引書として書かれたわけではなかった...

西欧の主流マスコミは、ニュースを改竄するにあたって、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』中の最高(最悪)スタイルの婉曲語法や半面の真理と嘘を用いている。我々は皆、グローバル・パワー・エリートが、我々の心を支配する為に用いている“ニュースピーク”による非現実的な世界に暮しているのだ。

自分の周辺や、自分に対して起きていること、あるいは自分の名において行われていることを、適切に把握したり、理解したりできないと、人は混乱する。通常、そうした混乱は無為を招く。森の真ん中で迷子になっても、星が見えていれば、多少の天文学の知識で、少なくともどちらが北かはすぐ把握できる。だが、曇っていたり、星空の星座について無知だったりすれば、たき火を焚いて、夜明けまで、まんじりもせずにとすごすしかなくなり…。迷子になる!

現在、金権ご主人連中が、あらゆる主要な政治、経済、あるいは財政プロセスの“公式説明”を支持しろと命じると、大手マスコミ報道は、計画的な歪曲、混乱や、あからさまな嘘さえ用いる。だが良く見てみると、物事の“公式説明”なるものは、不正確で、事実と異なっていて、実に愚かななものではないにせよ、到底信じがたいことが多い。

例を挙げよう。イラクへの侵略と破壊を引き起こした、存在していなかったイラクの大量破壊兵器。納税者の資金による、世界的巨大銀行の緊急救済。イスラエルの狙いに対するアメリカの、理不尽な外交的、軍事的、財政的、イデオロギー的連帯。“我々はオサマ・ビン・ラディンを殺害し遺体を海に沈めた静めた”というヨタ話、そして、ニューヨークとワシントンの9/11や、ロンドンの7/7地下鉄事件、1992/1994年ブエノスアイレスでのAMIA/イスラエル大使館攻撃、そして、もちろん、あの一番のお気に入りの、誰がJFKを銃撃したのか…等を巡る、様々な“真犯人探しのミステリー”

こうしたものは、少なくとも、何百万人もの人々を目覚めさせ、大手マスコミ報道の通りでなく、自分の頭で考えるようにさせるのに役立った系列的な例のごく一部にすぎない。だが、不幸にして、そうしたケースの圧倒的大多数は、それほど明快なものではない。圧倒的大多数のニュースピークの嘘は、ゴルディオスの結び目のように、えらく複雑に仕組まれていて、ほどくのが容易でない結び目のようなものだ。また、すべてのゴルディオスの結び目同様に、ズバリ断ち切る必要があるのだが、それには素早い正確な行動と、そのうえ知的勇気も必要だ。

お話していることの一例を挙げるため、“ニュースピーク”作戦がどのように機能するかをザッと見てみよう。逐次的な計画が必要だ。時間が必要だ。適切な事業実行が必要だ。公的・私的分野において“信頼できそうに見える”代弁者が必要だ。適切な時期に、適切な状況で、適切な用語と画像を、選ぶことが必要だ。

そこで、言わばグローバル・パワー・エリートが、連中がしっかり埋め込まれているアメリカや、イギリス政府や、EU、様々な、マスコミ、兵器会社、石油会社、警備保障、建設会社との合弁事業や、強力なロビーを通して、取り組んで、特定の国家…例えば、リビアを、侵略して、破壊しようと決めることになるわけだ…

連中は、(連中に対し、ますますわめきちらす、依然比較的少数派の声を除いて)“国際社会”が、座視したままでいる状況を、どうやって確保しているのだろう?

主流マスコミによる国家破壊ガイドの七段階

1. 最初に、連中はまず“体制転覆”の機が熟したある国を標的にし、“ならずもの国家”とレッテルを貼り付ける。次に…

2. 彼らは、CIA、MI6、モサド、アルカイダ (CIA作戦の一環)、麻薬カルテル(CIAの作戦であることが多い)を通して、現地テロ集団に武器を与え、訓練し、資金を与え、連中を“自由戦士”と呼び、次に…

3. 連中の自称“一般市民を保護するための国連経済制裁”なる、何百万人もの一般市民に死と破壊を雨あられのごとく降り注ぐ、まがいものの国連安全保障理事会決議がでっちあげられる。次に…

4. 連中は“ニュース編集室”やら、お雇いジャーナリストを駆使し、ひどい嘘を広め、それを"権威ある代弁者や専門家が示した国際社会の懸念…”と呼び、次に…

5. 連中は標的国家の爆撃、侵略、支配を始め、それを“解放”と呼び、次に…

6. 標的の国家が完全に自分たちの支配下に落ちると、“自分たちの目にかなった類の民主主義”を押しつけ(2011年3月10日ヒラリー・クリントンのエジプトやチュニジア訪問前にしたように)、そして最後に…

7. 連中は、食欲をそそる石油、鉱物や、農業資源を盗み取り、それをグローバル・パワーエリート大企業に引渡し、不必要な民間銀行債権を課し、それを“外国による投資と再建”と呼ぶ。

連中の基本方針は、いつでも“自由”、“民主主義”、“平和”“人権”の名において、何度となく、国をすっかり破壊するのに用いてきた、戦力と偽善だ。連中の目的・目標をを実現するために、最大限の武力と暴力が使われる。

連中の長老達は、何十年も前に、いにしえの陳腐な手描き原稿に記した世界支配の青写真で、これを推奨していた…

“今何て言われました…?‘解放され’‘民主化され’たいと思わないですって?!?

“それなら、これを御覧じろ。広島、長崎、ハノイ、ベルリン、ドレスデン、バグダッド、バスラ!! これもご覧あれ。東京、ガザ、レバノン、カーブル、パキスタン、トリポリ、ベオグラード、エジプト、エルサルバドルと、グレナダだ!! お次ぎはこれ。パナマ、アルゼンチン、チリ、キューバ、ドミニカ共和国、ソマリア、アフリカ!!”

いつでも、人を爆撃し、木っ端みじんにする… いつでも、もちろん“自由”、“民主主義”、“平和”と“人権”の名において。

Adrian SalbuchiによるRT用記事

Adrian Salbuchiは、アルゼンチンの政治評論家、著者、講演者、ラジオ/TVコメンテーター。www.asalbuchi.com.ar

記事原文のurl:rt.com/news/media-lies-global-elite-447/

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筆者は『1984年』のニュースピークというが、詐欺的メディアの実態、むしろ『トゥルーマン・ショー』を連想する。ありとあらゆる物事、すべてフィクション。主人公は、それを、現実だと思いこまされている。

あらゆる主要な政治、経済、あるいは財政プロセス、とは、すぐに下記を思い付く。

    • 日米安保条約
    • 在日米軍基地
    • 原発・核燃料サイクル推進
    • 除染という名の原発関連企業救済策(実態は、移染に過ぎまい)
    • 消費税増税
    • TPP加盟

ニュースは、走狗役の二大傀儡政党政治家、売国省庁高級官僚、財界、御用学者らが推進するあらゆる宗主国の指示を、朝から晩まで、良いものとして、刷り込んでくれる。

“自由民主主義”や“民主主義”の名において、宗主国への一層の貢献を目指し、

    • TPPという平成の開城を実施し、
    • 消費税増税という搾取を推進するために

ドジョウ内閣、結局この二つによる、日本の壊滅的破壊が任務なのだろう。支持率は、さすがに下がっているようだが、所詮属国ミッションは宗主国への貢献でしかない。

存在しない戦闘機でもなんでも言い値で購入させられる。前金、しかも想定外の値上がりもするに違いない。やがて中国か北朝鮮と戦争をさせられるのに使うのだろうか。

自民幹事長、アメリカにでかけ、対中国強硬策を叫び、同盟強化を謳っている。

「アメリカで、反中国を叫ぶ」傭兵化強化の主張なら猿でもできる。

猿並の行動に、税金、政党助成金は使って欲しくはない。

「世界の中心で、独立を叫ぶ」なら別。

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