« スーダンの小国分裂化: 中東と北アフリカ地図の書き換え | トップページ | 『フェア・ゲーム』: ハリウッド・リベラル派、イラク戦争への衝動を扱う »

2011年9月29日 (木)

福島: 日本、戦争を開始

アメリカを狙う巨大核兵器、起動

福島原発で、放射能を噴出する原子炉用の並外れて堅固な外部"テント"骨組。一体何に耐えられるように建設されているのだろう? 攻撃にだろうか?

Bob Nichols

(サンフランシスコ)日本は、軍事・経済上の敵に対し、六基の巨大な長期間機能する核兵器を即時運用する準備中だ。中でも主要な敵は、アメリカ合州国だ。兵器は、福島第一原子力発電所にある六基のアメリカ原子炉と古い原子炉の炉心からの放射性毒ガスだ。

福島第一原発は、概念的に、完全に兵器化され、わずか数日で現実化した。

第二次世界大戦の勝者、再建者、主人で、保護者であるアメリカによって、長らく核兵器保有を禁じられてきたが、日本は週末の間に、容易に核兵器を作れると、インサイダーに見なされていた。この積極果敢な手法は、更に独創的かつ創造力に富んだものだ。

2011年3月11日の一瞬のうちに、福島第一原子力発電所で、三基、おそらくは、六基の、巨大な原子炉が、極めて巨大で奇妙な地震と、壊滅的な津波とされるもののおかげで、装甲した定置核兵器として機能するものへと転換した。

福島第一原子力発電所の六基の原子炉は、おそらく、六基の巨大な放射性同位元素を噴出する核兵器へと変化したのだ。潜在的には、何ヶ月、あるいは何年間もの期間にわたり、約2,000発の広島の原子爆弾にも等しい量。日本の菅首相と内閣は即座に報告を受けた。

一基だけの原子炉が破壊された、チェルノブイリ原発事故とは異なり、六ヶ月たった今も、福島原発の破壊は、初日の2011年3月11日にそう言ったと同様に、日本政府が元気そうに“制御されている”と発表しているどころの状態ではない。

原子爆弾は、広島を灰塵に帰したものと同じように、1,400種以上の放射性で、極めて致命的な“同位元素”、言い換えれば、金属ウランの放射性変種を生み出す。原子炉も同じことだ。所詮、単に大幅に低速化した、非常に大規模な原子爆弾に過ぎないのだ。

Wikipedia800pxwar_flag_of_the_imper

旧海軍軍艦旗 Wikipedia

今や、驚くほどの日本の創造力の結果として、制御不能の原子炉による、未曾有の核の猛威、病や大量の死亡が、アメリカ合州国を直接狙っている。まさに、本格的なアメリカ侵略と爆撃にほかならないものが、状況を逆転させる。福島原子力発電所の原子炉は、主として、日本と、ロシア、中国、韓国や北朝鮮などの近隣諸国を、六ヶ月以上、放射線で照射し続けている。“テント”が、それをすっかりひっくりかえすのだ。賽は投げられた。日本の指導部は決定を下したのだ。好きにするがよい。

VeteransTodayが知る限り、アメリカのオバマ大統領は、アメリカ合州国の全国民に対する、このすさまじい、即時の、作動中の核の脅威を食い止めるためのいかなる策も講じていない。

六基の福島第一核兵器は、アメリカ合州国西海岸に面する北日本の太平洋岸にある。福島から、サンフランシスコ、シアトルや、ロサンゼルスまでの所要時間は、宇宙にある、アメリカや他国の、宇宙ベースの兵器システムによれば、数分だ。

日本の福島第一原発の毒ガス核降下物は、不断の東風によって運ばれ、宇宙をベースとする兵器より、遥かに頼りになる。福島の破壊された原子炉から、サンフランシスコ、ロサンゼルスや、シアトルまでは、常に存在しているジェット気流では、片道4日かかり、より低層の風では、9日かかる。これは何ら新しい話ではない。2011年3月11日に福島原発事故が起きて以来、ずっとそうだった。

 

未完成の福島原発・放射能ガス・ポンプ煙突(FRGPC) のクローズアップ写真に、何百万人ものアメリカ人を汚染する、装甲され、並外れて堅牢な "テント柱"が写っている。

 

 

 

 

 

 

新味と言えるのは、日本政府、自衛軍と、連中のお気に入り企業、東京電力が、半永久的な、固定された放射能噴出核兵器(SNW)を、巨大なビル・サイズのテント、言い換えれば、兵器用コンドームで、完全に覆っていることだ。

強力な扇風機は、高放射性のウラン・ガスやエアロゾルを集め、装甲煙突を通して、直接福島第一の破壊された原発の空高く吹き上げる。そこから、放射性ガス(RadGas)は、東方、アメリカ合州国へと向かう。毒ガスは狙いが不正確なので、メキシコとカナダも危険にさらされている。兵器の飛躍的進歩で、日本は原発を最初から巨大核兵器と考えていたのだ。

結局、福島第一原発は、アメリカの攻撃型原子力潜水艦で初めて使われた原子炉を設計した兵器製造業者GE (ゼネラル・エレクトリック) が製造した、六基の炉心装置を備えた、自然のオーガニックな兵器システムと化した。今や破壊された原発は、膨大な人数のアメリカ国民を殺害し、重傷を負わせるため、徹底的に設計された巨大な核兵器と化した。

福島第一原発にいる、忠実で、決死の日本人カミカゼ作業員は、熱い放射性ガスとエアロゾルを、何十年も、あるいは、そうした兵器が破壊されるまで、いずれかの早い方までの期間、空高く吹き上げる巨大な空気ポンプを動かす、ほとんど無限の無料電力を得るため、ソーラー・パネルや潮流発電機に接続することさえ可能だ。

大統領閣下!放射性ガス発生装置を、破壊されたい。

ビルほどのサイズのテント、覆い隠され、装甲された煙突と高速空気ポンプは、アメリカ合州国を標的とする、装甲された、毒を発射する核兵器だ。

強度の放射性毒ガスが、アメリカを覆いつつあるが、それが一体いつ終わるのかは全くわからない。大統領にとっては、アメリカ合州国を守るために必要なあらゆる手段を用いる以外の選択肢はないのだ。結果的に、“検討対象外”の対策など、無いことになる。

大統領閣下、あなたの手番ですぞ。

Bob Nichols著作権所有 2011年9月16日。禁無断転載。転載時は、クレジット、および、全ての注、情報源(Sources and Notes)を明記のこと。Bob Nicholsには、duweapons@gmail.comで連絡ができる。

Sources and Notes:

    • Atmospheric dispersion of radionuclides from the Fukushima-Daichii nuclear power plant, CEREA, joint laboratory Ecole des Ponts ParisTech and EdF R&D, Victor Winiarek, Marc Bocquet, Yelva Roustan, Camille Birman, Pierre Tran, Map of ground deposition of caesium-137 for the Fukushima-Daichii accident. CEREA.enpc.fr
    • TEPCO press release video showing some construction details of the first style reactor building enclosures to be used at the Fukushima Daiichi site. See June 14, 2011 post on Atomic Power Review for CGI imaging from TEPCO showing further details. Fukushima Daiichi Reactor Building Enclosure (TEPCO.) See YouTube highlights from Tepco
    • U.S. banks ‘extend and pretend’by repeating failed Japanese loan strategy
    • So-called “Tent” Picture. Fukushima Daiichi Tent Panel on right. Really big, armored “tent”  poles collect RadGas pumps. Sep 11, 2011.
    • Battle Flag of the Imperial Japanese Army ? Wikipedia.

記事原文のurl:www.veteranstoday.com/2011/09/16/fukushima-japan-goes-to-war/

----------
通常、アメリカ、イギリスなどの国々の人々による納得する記事を翻訳しているが、今回は、「全く共感しない」記事。こういう意見があるという現実。

別の記事では、「核爆弾で、原発を海に落としこむ」よう要請しておられる。

属国傀儡政治家連中に、この筆者が想像される、国家自爆テロを実行する胆力、アルカイナ。そういう胆力がないからこそ、宗主国から、傀儡政治家として可愛がられる。

驚くのは、コメントの大半が絶賛であること。

風説をチェックするということで、日本政府はアサツーデーケーにネット監視を発注しているという。このサイトは対象だろうか?宗主国の方のご意見ゆえ、文句はいえないだろう。

ケインズ、資本主義の危機を糊塗する絶妙な経済政策を案出した。穴を掘り、その穴を埋めるというもの。仕事に意義があるかどうかは一切問題ではない。無意味でも、とにかく仕事を無理やり作り出すことが重要なのだ。

強大な軍事産業をもつアメリカは、「無限対テロ戦争」ループを採用している。

    • テロ組織を育成・支援しておいて、標的国家を定め
    • 徹底的に破壊し
    • 復興する。

ことの繰り返し。資金は属国からまきあげる。兵器、傭兵、復興の儲けは全て自国関連。

強大な建設業界を誇る日本は、諫早干拓や八場ダムだけではおさまらず、「原発」を進めてきた。ここで新たな大事業が生まれたようだ。「除染作業」。途方もない規模の除染工事をするのだろう。どこかに埋め、やがて、危険だといって、掘り出し、また別の場所に埋めるのを繰り返す。諫早ギロチン堤防撤去も遠大なプロジェクトになるだろう。八場ダムも、一度作って、撤去すれば、素晴らしい景気刺激になるだろう。

    • 膨大な資金と時間をかけて、原発をつくり、
    • メルトダウン大事故(これは、想定外でなく、計算外だろう)を起こし、
    • 対策として、破壊された原発の除染工事(石棺工事)
    • 汚染水浄化装置の設置・運用
    • 広大な地域の除染作業
    • 除染作業で出た汚染土壌を、運送し、埋め、また取り出す作業

の繰り返し。

東京ドーム23個分の除染作業、業界にとっては夢の商売だろう。住民の皆様が早く帰れる様にという大義名文がある。早期帰還が実現可能かどうかは全く別の話。通常の原発運用で出る放射能廃棄物の処理にさえ悩んでいる国が、なぜ、さらに膨大な廃棄物の処理ができるのかキツネにつままれたような話。モンゴルにお金をつけて差し上げるのだろうか?

あれだけ広大なロシア、いくらでも廃棄物を棄てる場所があり、実際、フランスの放射能廃棄物を商売として引き受けているというロシアが、チェルノブイリ除染をあきらめたのは、物理学的に不可能、経済的に引き合わない等、何か理由があるのではなかろうか?

土地価格が暴落したという福島県、土地買い占めが始まってはいないのだろうか?(石黒耀の小説『震災列島』で暴力団が、町ごと土地買い占めを進める話からの連想だ。

« スーダンの小国分裂化: 中東と北アフリカ地図の書き換え | トップページ | 『フェア・ゲーム』: ハリウッド・リベラル派、イラク戦争への衝動を扱う »

アメリカ」カテゴリの記事

地震・津波・原発・核」カテゴリの記事

コメント

興味深い記事の紹介ありがとうございます。
あまりに突拍子もない意見なので原文も読んでみて思ったのですが、日本政府と東電が行っていることがアメリカにまで放射性物質を撒き散らすことになってしまっているので、「“結果的に” 日本は原発を兵器化している」 と言いたいのではないでしょうか?
「独創的かつ創造力に富んだもの」 の行は皮肉かと思われます。

アメリカは軍事ケインズ主義
日本は原発ケインズ主義
か?
福島がある限り東電はつぶせない?

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 福島: 日本、戦争を開始:

» バナナ・バナバナ・バナ談義(笑) [ミクロネシアの小さな島・ヤップより]
夕方、ローカル産物を売っている小さな店に寄ると、店じまいのためか珍しく主がいた。別の仕事を持っている彼は、この店を普段はパートのおばちゃんたちにまかせている。 主:きょうはバナナがたくさんあるぞ、買ってけよ。 なるほど、5種類ほどのバナナがずらりと店頭に並んでいた。まず吊るしてあるのがアワットワット、ずいぶん小さめだねえ...と冷やかすわたし。 主:大きいのはみんな売れちゃったからね。それなら↓グモイ↓はどうだい? わたし:いま家には芋もたくさんあるしねえ、主食のバナナは間に合っ... [続きを読む]

» 日本政府が高放射能汚染されたがれきを全国で燃やす理由 [カナダde日本語]
従来の法律では、高濃度放射能汚染されたがれきを移動させるのは、法律違反だそうだ。それではなぜ、その法律を変えてまで、放射能汚染されたものをわざわざ全国にばら撒いているのだろうか。 下の動画で、...... [続きを読む]

»  除染などの費用、13年度までに1兆円超 [政治]
ほぼ気体のように細かくなった放射性物質は物体の奥へ奥へと入り込んでいくはずです。 除染はとても困難で基本無理だと考えるのが正しいと思います。 除染は最低限にして避難を優先すべきだと思います。 今からでも子供だけでも避難させて欲しいです。 除染などの費用、...... [続きを読む]

» 占領軍と言論の自由 [反戦塾]
高見順『敗戦日記』昭和二十年 九月三十日 昨日の新聞が発禁になつたが、マッカーサー司令部がその発禁に対して解除命令を出した。そうして新聞並びに言論の自由に対する [続きを読む]

» 東電原発事故処理をめぐって起きていた驚くべき事実 [Dendrodium]
米、原子炉建屋内爆破を検討 福島、注水冷却難航に危機感  東京電力福島第1原発事故の直後、米エネルギー省内に、チュー長官に助言する専門家組織が設けられ、難航していた原子炉への注水冷却を強化して事...... [続きを読む]

« スーダンの小国分裂化: 中東と北アフリカ地図の書き換え | トップページ | 『フェア・ゲーム』: ハリウッド・リベラル派、イラク戦争への衝動を扱う »

お勧め

  • IWJ
    岩上安身責任編集 – IWJ Independent Web Journal

カテゴリー

ブックマーク

最近のトラックバック

無料ブログはココログ