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2011年6月 4日 (土)

ホンジュラス・クーデターにおけるアメリカの役割、WikiLeaks、そして、なぜ彼は排除されたのかに関する、マヌエル・セラヤ独占インタビュー

デモクラシー・ナウ!

2011年5月31日

マヌエル・セラヤは、2009年の軍事クーデター以来、今週末、初めて帰国して間もなく、独占インタビューのため、デモクラシー・ナウ!と同席した。なぜアメリカ合州国がクーデターの背後にいたと考えるのか、また、2009年6月28日、覆面をしたホンジュラス軍兵士が、銃を突きつけて、彼を拉致し、ホンジュラスにあるアメリカ軍基地、パルメロラに、燃料補給のため一時着陸した、コスタリカ行きの飛行機に乗せた時に、正確には一体何が起きたのかを彼は語る。“このクーデターはアメリカ合州国の右翼によるものだ”とセラヤは言う。“クーデターとのいかなるつながりも、アメリカ国務省は否定してきましたし、否定し続けています。にもかかわらず、あらゆる証拠がアメリカ政府が有罪であることを示しています。そして、現在の政権、クーデターを実行した連中のクーデター政権がとっているあらゆる行動は、アメリカ合州国の、ホンジュラスにおける産業政策、軍事政策と金融政策に有利にするためのものです。”[下記は書き起こし]

    マヌエル・セラヤ、ホンジュラス帰国の旅、デモクラシー・ナウ!独占放送

エミー・グッドマン: 元ホンジュラス大統領、マヌエル・セラヤは、23ヶ月の亡命後、土曜日に帰国しました。日曜日の、自宅の居間での記者会見で、クーデターは、国際的共謀による仕業で、捜査されるべきだとセラヤは語りました。この四半世紀で、中米初のクーデターでした。軍がセラヤに銃を突きつけ、自宅から誘拐し、コスタリカ行きの飛行機に乗せ、燃料補給のため、ホンジュラスにあるアメリカ軍事基地、パルメロラに着陸したのですが、それは、彼が、有権者に、憲法を書き換えたいかどうかを尋ねる、法的拘束力を持たない国民投票を行おうとした後のことでした。ベネズエラ大統領 ウゴ・チャベスと、コロンビア大統領フアン・マヌエル・サントスが、追放されたセラヤ大統領と、現ホンジュラス大統領ポルフィリオ・ロボとの合意を斡旋しました。それはカルタヘナ合意と呼ばれるものですが、それがセラヤ帰国の下地を作りました。

デモクラシー・ナウ!は、ニカラグアの首都マナグアから、ホンジュラスまで、セラヤ大統領と一緒に搭乗しました。日曜日、テグシガルパのご自宅に彼と座っています。セラヤ大統領に、2009年6月28日、クーデターの日に一体何が起きたのかをお尋ねします。

マヌエル・セラヤ: [通訳] 国民によって選出された大統領が、早朝銃を突きつけられ、自宅から連れ出され、未明にパジャマ姿で拉致され、コスタリカ、コスタリカの空港に置き去りにされたのです。

エミー・グッドマン: 最初に、一体何が起きたのか正確にお話し頂けますか? 何時でしたか? 何を耳にしましたか? どのようにして目が覚めたのですか?

マヌエル・セラヤ: [通訳] 私は朝の3:30に帰宅しました。翌日、我々は国民投票を、国中での国民投票をするはずでした。基本的には、単なる世論調査で、法的拘束力を持たないものでした。14,000箇所の投票所が全国に置かれました。そして、共産主義が、この国に侵入しつつあり、アメリカ合州国を破壊するためにカラカス・プランが忍び込もうとしており、もしも、その世論調査を実現させてしまえば、我々はアメリカ帝国を破壊するのだと主張する国際的な共謀があったのです。財界首脳達や上流社会の連中の多くが、この罠にかかりました。このクーデターはアメリカ合州国の右翼によっておこなわれたのです。

    早朝、あの朝未明、連中は儀仗兵に圧力をかけはじめたのです。連中はここに、朝の5:15にやってきました。近隣で個別の発砲がありました。何発かは、この通りで、また何発かは家の裏の方で。ここは中流の小さな家なのがおわかりでしょう。この家を攻撃するのは簡単です。発砲の音で目が覚めました。パジャマ姿で一階に降り、外の中庭に出ました。その瞬間、砲撃が背後のドアに当たりました。私の最初の反応は、床に伏せ、発砲から身を守ることでした。それは軍が裏の中庭に侵入した瞬間でした。

    連中は、ライフル、M-16機関銃で私を脅しました。これは軍の命令だと言いました。私が携帯電話で話していたので、私に向かって叫び、電話を渡せと私に命じました。実際、家に押し入ったのは、覆面をした10人以上の兵士がいました。しかし家の外には200人から300人いました。見えたのは連中の目だけです。それ以外は全て覆われていました。連中は私を包囲しました。連中は私を撃つぞと脅しました。そこで私は連中に言いました。"撃てと命令されているなら私を撃て。だが共和国の大統領を撃とうとしていて、お前たちは部下で、地位が下なのを分かっているな。" それで連中は私を撃ちませんでした。

    そして、パジャマ姿のまま、私を、外に止めていた連中の車に無理やり載せました。パルメロラのアメリカ軍基地に着陸しました。そこで、連中は燃料を補給しました。外部では何か動きがありました。一体どんな会話があったのか知りません。15、20分ほど、パルメロラ空港で待ちました。それからコスタリカ、そしてそれ以降は、全て衆知のことです。

エミー・グッドマン: 一体なぜアメリカ軍事基地に連れて行かれたのですか? テグシガルパ空港からコスタリカへの飛行距離はそう遠くないでしょう。一体なぜアメリカ軍基地に連れてゆかれたのでしょう? 彼らはアメリカ軍の承認を得ていたに違いありません。

マヌエル・セラヤ: [通訳] クーデターとのいかなるつながりも、アメリカ国務省は否定してきましたし、否定し続けています。にもかかわらず、あらゆる証拠がアメリカ政府が有罪であることを示しています。そして、現在の政権、クーデターを実行した連中のクーデター政権がとっているあらゆる行動は、ホンジュラスにおける、アメリカ合州国の産業政策、軍事政策と金融政策に有利にするためのものです。

エミー・グッドマン: お嬢さんのピチュも家におられましたか?

マヌエル・セラヤ: [通訳] 家には人が三人いました。ここで働いて家の掃除をしてくれている女性で、我が家で10年働いてくれています。彼女は実に信頼すべき女性です。彼女はここで今でも働いています。スヤパという名前です。彼女は連れ出されましたが、連中は彼女の髪の毛をつかんで引きずり出したのです。軍は、私を捕らえた後、妻と娘を探して、各部屋に入りましたが、連中は銃床を使って、部屋に押し入りました。娘はとても細身なので、ベッドの下に隠れました。掃除婦のスヤパは、いささか太り気味なので、隠れることはできませんでした。それで、連中は彼女の髪の毛をつかんで、彼女を連れ去ったのです。ピチュは、実名はシオマラ・ホルテンシアですが、ベッドの下に隠れ、連中には見つかりませんでした。

エミー・グッドマン: 覆面をしたホンジュラス兵士が使っていたM-16は、どこの製品ですか?

マヌエル・セラヤ: [通訳] ホンジュラス軍が使用している全ての兵器はアメリカの兵器です。そして、ホンジュラス軍の最高司令部の連中はアメリカ陸軍米州学校で教育されています。

エミー・グッドマン: クーデター後、アメリカは、ホンジュラスへの武器流入を停止しましたか?

マヌエル・セラヤ: [通訳] 今週、アメリカ合州国議会の議員85名が、国務省、ヒラリー・クリントンに、書簡を送ったのですが、この書簡は、支援を管理する必要性を語っており、ホンジュラス国軍に与えられている援助を無効にすることを語っています。また、彼らはホンジュラスで起きている高い率の人権侵害を指摘しています。言い換えれば、この国のクーデター後、アメリカはホンジュラスへの軍事援助を増加しているのです。

エミー・グッドマン: 議員の呼びかけを、あなたは支持しますか?

マヌエル・セラヤ: [通訳] 人権を擁護し、軍備と戦争に反対する人々全てを、私は支持します。

エミー・グッドマン: クーデターは陰謀だと言われました。アメリカ合州国の右翼にも触れられました。あなたのお考えをはっきりとご説明ください。誰が、あなたに対するこのクーデターを煽ったのですか?

マヌエル・セラヤ: [通訳] 共謀は、私が、米州ボリバール代替構想による中南米諸国の連合、米州ボリバル同盟(ALBA)というものに加盟しようとした時に始まったのです。そこで、心理的レベルの汚い戦争が、私に対して実行されたのです。オットー・ライヒがこれをはじめたのです。西半球担当国務次官補ロジャー・ノリエガ、ロベルト・カルモナ、CIAが作ったアルカディア財団、連中が、右翼や、軍の集団と協力して、連中が共謀したのです。私はフィデル・カストロの友人で、チャベスの友人で、ホンジュラス政府は進歩的な政府だと宣言したので、私は共産主義者で、半球の安全保障を攻撃していると、連中は主張しました。

エミー・グッドマン: 一方、WikiLeaksが、アメリカ政府公電の山を公開しましたが、中には当時のアメリカ大使の電報がありましたね? 当時の国務省駐ホンジュラス・アメリカ大使の、"単純明快:ホンジュラス・クーデターの件"という件名だったと思いますが それは違法で、憲法違反であると書いてありましたね。アメリカ大使ヒューゴ・ローレンスが書いたものでした。

マヌエル・セラヤ: [通訳] ヒューゴ・ローレンスは、クーデターを避けるため協力してくれていました。ホンジュラスでおきていたあらゆることを彼は知っていました。クーデターを止めようと彼が努力していたのを私は見ています。けれども、もはや止めようがないとわかった時に、彼は身を引きました。身を引くよう命令されていたのかどうかは知りませんが、全てのことを起きるにまかせたのです。クーデター後、私の家族を大いに助けてくれました。ですから、今は彼に非常に感謝しています。彼はクーデターではなく、民主主義を信じる人物であることを示してくれています。しかし、ペンタゴンの大半もアメリカ南方軍も、民主主義を信じてはいません。

エミー・グッドマン: アメリカ南方軍はこれにどう関係しているのですか?

マヌエル・セラヤ: [通訳]ローレンスの前任のアメリカ合州国大使、フォード大使は、ウゴ・チャベスと交際してはならないと私に言ったのです。彼は私にポサダ・カリレスの政治亡命を認めさせたがっていました。私の内閣の閣僚を誰にすべきかを彼は指定したがったのです。彼は自分が推薦した人物達を、私の政権の閣僚にさせたがったのです。

エミー・グッドマン: 多数の人々(訳注:73人)が亡くなった、クバーナ航空455便爆破事件を指示していた黒幕とされるポサダ・カリレスを、彼はホンジュラスに政治亡命させたかったのですね?

マヌエル・セラヤ: [通訳] 私がホンジュラス大統領になってから8日後に、大使、チャールズ・フォードが、ポサダ・カリレスのホンジュラスへの政治亡命を認めてはくれないかと尋ねました。もちろん、私は彼を部屋から追い出しました。彼は私の外務大臣、国務長官に、その話をしました。ALBA加盟国になることを禁じた、まさに同じ大使がです。で、ホンジュラスを出国したこの大使、私の政治的人物像を書いてホンジュラスを去ったフォード大使は、大統領の人物像としてこの手紙を残したのですが、それを読めば、それがクーデターそのものの前触れであることがわかります。WikiLeaksはこの文書を公開しました。麻薬密輸や、テロや、他の実に多くの物事に関係しているので、来年、私を拘留するために何をすべきか、アメリカ合州国は決断する必要があると書いた、フォード大使が作成し、ヒューゴ・ローレンスに渡した私の人物像を彼らは公開しました。ですから、彼が雰囲気、情勢を準備したのです。そして、彼は、大使館から、アメリカ南方軍に異動しました。それが、つながりです。現在、このフォード大使は一体どこにいるかというと、今アメリカ南方軍にいるのです。ですから、彼はクーデターを準備するため、この国を去ったのです。

エミー・グッドマン: それでも、クーデターはオバマ大統領以前ではなく、オバマ大統領の下でおきました。

マヌエル・セラヤ: [通訳] 私はアメリカ合州国のことをお話しているのですが、これは帝国です。アメリカ合州国は帝国で、オバマはアメリカ大統領ですが、彼は帝国の長ではないのです。たとえオバマがクーデターに反対しても、クーデターに向かうプロセスは、既に動き始めていたのです。オバマ大統領のような大統領に話すのは、せいぜい、ここでは政治危機が進行しているというような事でしょう。彼らは、関与している共謀の詳細については話さないのです。

エミー・グッドマン: オバマ大統領は当初、これをクーデターと呼びました。しかし、やがて政権は、彼もヒラリー・クリントンも、後退してしまったようです。

マヌエル・セラヤ: [通訳] 彼らはクーデターに身をまかせててしまっているのです。これが、実際クーデターが、北から、アメリカからやってきた証拠です。連中は、アメリ大統領、オバマ大統領や国務省の腕を折ることだってできるのです。そして連中は、私がこの国の大統領として復帰するのを妨害しました。

エミー・グッドマン: 娘のピチュは二階のベッドの下に隠れる中、ホンジュラスの兵士によって銃を突きつけられて誘拐され、追放された大統領マヌエル・セラヤが、23ヶ月後、初めて、テグシガルパの自宅の居間に座っています。彼は更に、おそらくは燃料補給のため、ホンジュラスにあるアメリカ軍事基地、パルメロラに、更にコスタリカへと飛行機で拉致されました。中南米では、四半世紀以上の中で、初の軍事クーデターでした。

何十万ではないにせよ、何万人もの、ホンジュラス人に向ける、土曜日に帰国したセラヤの挨拶で、今日は終わります。

マヌエル・セラヤ: [通訳] 今日の午後、皆さんがここにおいでになっていることが、国際社会による支援を現しており、我々はいまだに我々の立場を守って、立っているのですから、血は決して無駄に流されてはいません。平和なレジスタンスです。皆さん、レジスタンスは、今日、ホンジュラス民主主義の全権利と保障が、ホンジュラスに復帰した勝利を叫びます。

エミー・グッドマン: 明日、私どものインタビュー第二部では、セラヤ大統領には将来のご予定についてお話し頂きます。ご夫人、元ホンジュラス大統領夫人シオマラ・カストロ・デ・セラヤさんともお話します。大統領選に出馬される予定かどうかを彼女にお聞きします。デモクラシー・ナウ!のハニー・マスードには、素晴らしい撮影に、アンドレス・トマス・コンテリスには、その通訳に、そしてこの放送を可能にしてくれた二人にお礼申しあげます。テグシガルパのチャンネル11にもお礼申しあげます。

記事原文のurl:www.democracynow.org/2011/5/31/exclusive_interview_with_manuel_zelaya_on

--------

日本のデモクラシー・ナウ!には、会員募集ページもある。

こういう話題を報じてくれる団体には、多くの方に参加頂きたいものだ。

良いコンテンツ、ただでいつまでも継続できるはずはない。明日のETV(ネットワークで作る汚染地図)続編もそうだろう。ジャロン・ラニアーも『人間はガジェットではない』で言っている。

コンテンツに価値が認められなければ、人々はしだいに愚かとなり、コンテンツを生み出せなくなってゆく。

ただで見られる日本の民放テレビ、見るべき内容の番組、一体どれほどあるのだろう?あれば、是非ご教示願いたい。

上記対談に出てくる、大使電報の冒頭のみ、貼り付けておく。

TAGS: PGOV KDEM KJUS TFH01 HO
SUBJECT: TFHO1: OPEN AND SHUT: THE CASE OF THE HONDURAN COUP

REF: TEGUCIGALPA 578

Classified By: Ambassador Hugo Llorens, reasons 1.4 (b and d)

¶1. (C) Summary:  Post has attempted to clarify some of the
legal and constitutional issues surrounding the June 28
forced removal of President Manuel "Mel" Zelaya.  The
Embassy perspective is that there is no doubt that the
military, Supreme Court and National Congress conspired
on June 28 in what constituted an illegal and
unconstitutional coup against the Executive Branch, while
accepting that there may be a prima facie case that Zelaya
may have committed illegalities and may have even violated the
constitution.  There is equally no doubt from our perspective
that Roberto Micheletti's assumption of power was
illegitimate.  Nevertheless, it is also evident that the
constitution itself may be deficient in terms of providing
clear procedures for dealing with alleged illegal acts by
the President and resolving conflicts between the branches
of government.  End summary.

セラヤがやりかけていた、憲法を書き換えたいと思うかどうかを問う国民投票、日本で言えば、決して、改憲賛成か、反対かを問うものではない。「安保条約を廃棄したいかどうかを問う」国民投票にあたるだろう。あるいは、「脱原発を推進するか、いなかを問う」国民投票だろうか。日本の与党政治家からは、セラヤは永遠に出現しない。

いつ引退するのしないの、誰が勝ったのか、等、どうでもよいつまらない茶番ばかり、民放テレビ、新聞は報じている。

一方、ネット言論封殺の悪法『コンピュータ監視法』については全く触れない。

何度もしつこく繰り返す。女剣劇のおばさまと、野球監督夫人の論争を、マスコミが散々報じていた頃、日米同盟強化のための法制が着々制定されていた。

毎回、属国マスコミお得意の争点ずらし(英語でいうred herring)。どうでも良い話題ばかり報じているのは、どうでも良くない話題を、どうしても報じたくないからだ。それこそが、白痴化が彼らの仕事。

大本営広報機関の属国深化推進共謀を暴くことがあるネット世界が、目障りで仕方がないマスコミ、「ネット言論弾圧」は迷惑どころか、うれしくて仕方がないことだろう。

傀儡政党の傀儡政治家、誰が宗主国のお墨付きを得て、首相になろうと、しょせんは傀儡。気に食わなければすげ替えられる。認証式なる式典、日本自体が「満州そのもの」になっていることを再認識させてくれる。認証する方の上には、宗主国が聳えているが、テレビには映らない。

日本の二大政党政治家も、官僚も、財界も、完全に、宗主国にぬかずいているので、ホンジュラスのようなクーデターは不要だ。いつでも自由に首はすげかえられる。首をすげ替えているのは、属国マスコミでも、二大政党の野党でもないだろう。もちろん、選挙結果でもないだろう。宗主国のハンドラー達が目配せするだけで良い。

記事本文を流用させていただけば、宗主国いや、おトモダチは、いつだって、

内閣の閣僚を誰にすべきか、彼は指定をしたがっている。自分が推薦した人物達を、属国政権の閣僚にさせたがっている。そして、実際、そうしている。

そして、現在の政権、クーデターを実行した連中のクーデター政権がとっているあらゆる行動は、日本における、アメリカ合州国の産業政策、軍事政策と金融政策に有利にするためのものです。

TPPしかり、基地問題しかり、太陽光発電しかり、原発推進しかり。

しかし、植民地化強化のための「法律」だけはそうはいかない。傀儡政党を駆使して、がむしゃらに成立させてしまうしかない。

二大政党なるものも、それを補完する、「ずっこけろ日本」やら、「不明党」、「アメリカの党」も、引退時期の話はしても、TPPにも、『コンピュータ監視法』にも触れない。

大阪府議会を先頭にして、属国の政、官、財、学、マスコミあげて、ファシズム・植民地化深化にまっしぐら。

いや、日本のマスコミも、やってくれるだろう。マヌケ・ヤラセ独占インタビュー

ところで、この期に及んで、「国家戦略室」なるものが、

六つの「重要戦略」の一つとして原子力を挙げ、「世界最高水準の原子力安全を目指す」など、原発推進路線を堅持する姿勢を鮮明にした

馬鹿も休み休み言え!政、官、財、学、マスコミ、完全脳死状態なのか、それとも、属国ゆえに、まっとうな判断はできても、まっとうな政治ができないのか、それとも、その両方なのか。いずれにしろ、「終わってしまったゾンビー国」であることは確実だ。

まじめな話、おりしも、ビデオニュース・ドットコム
「警察のネット監視力を強化するコンピュータ監視法案が衆院通過」
無料放送中。

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素晴らしい記事と情報に感謝します。
エコノミック・ヒットマンの話を思い出しました。全ては帝国の利に帰するために手段を選ばない暴力と権力構造の図式。他国の主権という概念は彼らには皆無なのでしょうね。人の物は俺の物……従わなければ国際ルールさえ権力で改定させる傲慢さ。これを変えることができるのは自国民の参政権に基づく行動のみ。しかしながら一方の日本は参政権さえも軽視され、重要法案を脇目に逸らすためにワイドショー合戦が行われ、愚かなる国民はメディアに目を奪われ思考を没入される。
改憲に必要な全ての法案が国民の気づかぬまま揃えられた今、国民統制へ動き出す国。その間、どんな芸能人の修羅場や離婚劇、麻薬事件、八百長問題などで国民の政治への関心を絡めとるのだろうか。なんとも恐ろしい。

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