放射能の危険性:原子力専門家連中を解体する
専門家連中の共通点は無知
Chris Busby
2011年3月29日
Rense.com
福島原発事故の発生以来、放射能の専門家連中が次から次と現れては、心配には及ばないだの、放射線量は非常にわずかだの、事故はチェルノブイリとは全く違う、云々と、我々に語るのを見せられ続けている。連中はテレビに出演し、連中の記事を我々は新聞やオンラインで読んでいる。幸にして、大衆の大多数は連中を信じていない。小生自身も、こうした連中と一緒に、テレビやラジオに出演している。一例は、ニューカスル大学のイアン・フェルズで、BBCニュースで、事故はチェルノブイリとは全く違う(誤り)し、放射レベルは、全く問題ない(誤り)云々と我々に語った後、主要な問題は、電気がなく、エレベーターが動かないことだ。"とのたまった。読者が、私が経験したように、エレベーターが動かないような状況"と彼はまくしたてた。"読者の皆様は、私の意図するところがお分かりだろう。" 読者の皆様は、このインタビューを、youtubeでご覧の上、ご自身で判断頂きたい。
こうした連中の共通点は、「無知」だ。大学の教授なら、話題について何か本当に知っているはずだと、お思いになるかも知れない。ところが、そうではない。登場して、もったいぶって話している、こうした専門家連中のほとんど全員、放射能と健康について、いかなる研究も、実際には行ったことがないのだ。あるいは、もし研究していたとすれば、彼等は重要な研究や、参考文献をすべて見逃しているようだ。本物の悪役で、原子力産業に深く関わっていて、小生を攻撃するために彼が立ち上げた匿名ウェブサイト"chrisbusbyexposed"では、リチャード Dと自称しているリチャード・ウェイクフォードのことは、小生、無視している。
リチャード・ウェイクフォード、マンチェスター大学教授という肩書きで、事故についてテレビで偉そうに語るのを、小生も何度か見た。ちなみに、ウェイクフォードは物理学者で、彼の博士号は、リバプール大学で、素粒子物理学で取得したものだ。だが、セラフィールドの英国核燃料会社の元主任学者だとは紹介されなかった。そうしてしまえば、視聴者に、まずいことを思い出させてしまっていたろう。初期には、別の悪役、マルコム・グリムストンが、帝国カレッジ教授という肩書きで、放射能と健康について語るのを聞かされた。グリムストンは心理学者で、科学者ではなく、しかも彼の専門は、なぜ人々が放射能を恐れ、いかにすれば人々の(感情的な)考え方を変えられるかを調べることだ。だが、彼は、科学的な訓練が不足しているので、テレビやラジオで、福島原発事故は、なぜ懸念するに及ばないのかという説明を垂れ流し続けている。放射線量は非常にわずかで、チェルノブイリとは全く違う、スリーマイル・アイランドほど深刻ではなく、事故レベルは、わずか4だ。全て、お決まりのたわごとだ。最近では、小生は彼を個人的に知っているが、放射能と健康についても何も知らないジョージ・モンビオが、ガーディアンに、この事故が、実際に、いかにして、原子力に関する彼の考え方を変えたかを書いている(これは、彼にとってのキルケゴール的瞬間なのだろうか? 頭が変になったのだろうか?)。(訳注:例えば産経ニュース「私を原発信者にさせたフクシマ」を参照。)今や彼は、放射能が実際に問題ないことを理解した(彼の新たな理解を裏付ける為、犯罪的なまでに人を惑わす図さえ作り上げている)のだから、我々は原子力を心配するべきではない。彼は、数年前、小生に、なぜ内部被曝と、外部被曝の、健康に対する影響を、同じものと考えることはできないのか教えて欲しいと頼んで来たのだから、ジョージは少なくとも良くわかっているはずだが、というよりは、しっかり教えられていたはずなのだが。私が彼の為に、話したり、書いたりしたこと(参考文献も挙げて)を、彼は無視し、新記事で、原子力エネルギー支持者として、素早く登場した。
では、ウェード・アリソンはどうだろう? ウェードは、医療物理学の専門家で、オックスフォード大学教授だ。彼は、我々にとって、愚劣な物理学者の主張の典型・具現そのものなので、彼をやっつけることにしよう。この点、彼を論破するのは実に容易なので、我々に恩恵を施してくれている。全ての主張は一つだ。愚かな物理学者? 間違いなく、物理学者というものは、愚かなのだ。数学的モデル化に対する一種の宗教的信仰によって、自ら愚かになっているのだ。かの有名なバートラッド・ラッセルの、論理実証主義者の落とし穴だ。この数学的モデル化なるもの、金属中の応力を調べたり、宇宙を覗き込んだりする(宇宙では、物質は、その90%を失うもののようだ。いわゆる"暗黒物質")かぎりは、有用かも知れないが、人間や他の生命体中のストレスを検討するには適しておらず、ゾッとするほど間違ってさえいるのだ。哲学者のメアリー・ミッジリーは、「宗教としての科学」について書いている。保健物理学者連中は僧なのだ。ウェード・アリソンがBBCに書いた記事も、小生は読んでいるが、数ヶ月前に、彼の本も読んでみている。他のあらゆる連中同様、事故を比較することから、彼は始めている。彼はこう書いている。
日本では、津波で10,000人以上の人が亡くなり、助かった人々は寒さと飢えに苦しんでいる。それなのに、マスコミは、まだ誰も死んだわけではないし、これからも、そうなりそうもない核放射線に専念している。
そこでスリーマイル・アイランドを見てみよう。あの事故では、死者は出ていない。
そして、チェルノブイリ。
2月28日に刊行された最新国連報告書は、既知の死亡者数として、緊急対策で働いた労働者の中から28人の死者が、更に、もしヨウ素錠を摂取していれば避けられていたはずの(今、日本でそうしているように)子供の甲状腺癌で15の致命的症例を確認している。
これは科学文献に対する驚異的な無知だ。アメリカのスティーブ・ウイング教授が、スリーマイル・アイランドの影響について疫学的研究を行い、結果を論文審査のある学術専門誌で発表した。訴訟は、通常、スリーマイル・アイランド汚染によってひき起こされた癌を基準にして、解決される。だがチェルノブイリを見てみよう。チェルノブイリ事故の健康への影響は大規模であり、実証可能だ。これは、ロシア、ベラルーシや、ウクライナ、アメリカ、ギリシャ、ドイツ、スウェーデン、スイスと日本で、多くの研究グループによって研究されてきた。論文審査のある科学専門誌は膨大にある。何百もの論文が、影響による、癌や他の様々な病気の増加を報告している。ロシア科学アカデミー会員で、小生の同僚のアレクセイ・ヤブロコフは、ニューヨーク科学アカデミー紀要(2009)で、これらの研究についてのレビューを発表した。2006年早々、彼と私は共に、優れた放射線科学者達のグループによる、ロシア文献のレビューを集め『チェルノブイリ、20年後』という本の中で、それを発表した。結果は、チェルノブイリの直接的な結果として、百万人以上の人々が、1986年から、2004年までの間に、亡くなっている。
ウェード・アリソンの主張に反証する、西欧における二つのチェルノブイリ研究について、手短にご紹介したい。一つ目は、リンショーピング大学のマーチン・トンデル博士と同僚による北部スウェーデンにおける癌の研究だ。トンデル博士は、放射能汚染レベルによる癌罹患率を検討し、スウェーデンがチェルノブイリによって汚染されてから、10年の間に、汚染が100キロベクレル/平方メートルである地域全てで、癌が11%増加したことを示している。福島原発汚染についての、国際原子力機関 (国際原子力機関)の公式数値は、原発から78kmまでで、200から900キロベクレル平方メートルなので、今後10年間、こうした地域に暮らす人々に対し、22%から90%までの癌増加が予想できる。言及したい、もう一つの研究は、小生自身がおこなったものだ。チェルノブイリ後、スコットランド、ギリシャ、ウエールズ、ドイツ、ベラルーシ、そしてアメリカの6ヶ国で、6つの異なるグループにより、幼児の白血病が報告されていた。増加したのは、汚染当時、子宮内にいた子供の場合だけだった。疫学上、こうした特異度は稀だ。チェルノブイリ以外の説明はありえない。白血病は、今のところ未発見の何らかのウイルスやら、核再処理場近辺における子供の白血病集団に対するお決まりの理屈の、いろいろ所から人が集まってニュータウンが作られるような場所では、免疫がなく感染しやすい乳幼児と、感染因子(例えばウイルス)を保持した人とが接触し、その結果、小児白血病が多発するという、住民混住原因説に帰することはできない。子宮中では住民混住はあり得ない。だが"放射線量" は非常に微量で、"自然バックグラウンド"より、ずっと低かった。小生は、内部被曝用の現行のリスク・モデルは誤りであるという、この明白な証拠を、2000年と2009年、論文審査がある学術専門誌、二誌に発表した。この研究結果は、実際、2001年、イギリス環境相マイケル・ミーチャーにより、新設の「内部放射体による放射線リスク調査委員会=CERRIE」を立ち上げる結果をもたらした。リチャード・ウェイクフォードは、イギリス原子燃料公社BNFLの代表として、この委員会に参加しており、"私はイギリス原子燃料公社BNFLの警察犬です。"と小生に自己紹介した。この二者の間に差異はない。
ウェードは、次に汚染の比較に向かう。
そこで、福島で放出された放射能はどのようなものだろう? チェルノブイリのものと比較して一体どうなのだろう? 測定結果の数値を見てみよう。3月22日19:00、日本のあらゆる県で、報告されている最大の数値は、一平方メートルあたり、12 キロベクレルだ(セシウムの放射性同位元素、セシウム137の場合)。
国連報告書中の、チェルノブイリ地図は、一平米あたり、3,700キロベクレルまでの率で、斜線を施された地域を示しており、37キロベクレル/平米以下の地域には、全く斜線が施されていない。荒っぽく言えば、これは、福島の放射性降下物は、チェルノブイリの1%以下であることを示唆している。
ところが、原子力産業からの独立性がさだかではない国際原子力機関そのものが、78km圏までの汚染レベルは、200から900キロベクレル/平方メートルだと報じている。そして、控えめに言っても、ウェードは、使うデータをえり好みしすぎだ。国連の「放射性物質で汚染された土地」の定義は、彼が書いている通り、37キロベクレル/平米だ、だが実際は、刊行されている全ての地図で、チェルノブイリ汚染の立ち入り禁止区域、半径30km以内は、555キロベクレル/平米以上と定義されている。これは単なる事実だ。彼は一体なぜmisled us? ちなみに、これはつまり、地表一平方メートルにつき、毎秒555,000の放射性崩壊が生じているということだ。これが有害でないと、読者は信じられるだろうか? 信じられまい。そして、読者が正しいだろう。また、違う計算も可能だ。国際原子力機関のデータが、こうした汚染レベル、つまり秒/平米あたり200,000から900,000という崩壊が、福島原発から78km以内の地域に存在していることを示している以上、汚染は、実際、チェルノブイリよりも深刻で、ウェードが言うように、チェルノブイリの1%などではないことが既に計算できる。半径78km以内で定義される地域は、チェルノブイリの立ち入り禁止区域、2827平方キロと比較して、19113平方キロ。約7倍の広さだ。
次に、健康への影響を見よう。ウェードは、いつもの愚かな物理学者の主張の大半を持ち出している。我々は皆、自然バックグラウンドに曝されており、その放射線量は、年間2ミリシーベルトで、今回の事故による放射線量は、これを大幅に越えてはいない。例えば、日本政府は、200ベクレル/リットルの放射性ヨウ素131を含む水道水を、子供たちに与えてはならないと国民に語るという、明らかな過ちを犯している。人体中には、自然状態で、50ベクレル/リットルの放射能があるのだから、200など、大した害にならない。間違えが起きたのは、国際放射線防護委員会ICRPに、年間被曝限度を1ミリシーベルトに設定するよう強いてしまった、大衆の恐怖心のせいだ。ウェードは良くわかっているのだ。彼なら、限界を100ミリシーベルトに設定することさえやってのけるだろう。彼は強靱な男だ。腰ベルトに付けた状態のまま、ピストルを発砲するような男だ。
放射線治療を受ける患者は、通常、治療中の腫瘍に近い、重要な健康な組織に対し、20,000ミリシーベルト以上の放射線量を受ける。この組織が生き延びられるのは、治療が、何日間にもわたるので、健康な細胞が、修復したり、入れ代わったりするための時間があるおかげにほかならない。教育から始まって、情報公開に至るまで、放射能に対する我々の考え方には、根本的転換が必要だ。
ところが、ウェードよ、これらの人々は大抵高齢で、普通は二つ目の腫瘍が成長する前に、いずれにせよ死んでしまうのだ。それであっても、放射線の為に、彼等は、他の癌を患うことが多いのだ。これを示す何百もの研究がある。いずれにせよ、この外部被曝は問題ではない。問題は内部被曝だ。ヨウ素131は、全身に回るわけではなく、甲状腺中と、血球にくっつくのだ。だから甲状腺癌と白血病なのだ。ストロンチウム90から、ウランに至るまで、DNAに化学的に結合する、体内放射性元素の全リストがある。こうした放射性物質は、DNAや、最後に落ち着いた組織に対し、膨大な局部的放射線量をもたらす。人体は、物理学が適用できる、一本の鉄線ではない。ウェードが用いている放射線量の概念は、内部被曝には適用できない。このことは、ICRP自身が、その刊行物中で認めている。2009年、ストックホルムにおける小生のインタビューで、CRPの元科学長官、ジャック・ヴァレンチン博士は、福島原発のような事故の結果を評価する際に、あらゆる政府が使用しているICRPのリスク・モデルは、危険であることを認め、これは使用してはならないとも発言した。このインタビューは、インターネットwww.vimeo.comでご覧頂ける。
なぜICRPモデルは危険なのだろう? それが"吸収線量"に基づいているからだ。これはジュール単位の平均放射エネルギーを、それが、その中で薄められる生体組織の質量によって、割ったものだ。一ミリシーベルトというのは、一ミリジュールのエネルギーが、一キロの組織で薄められるということだ。そういうものだから、これは、火の前で体を温めることと、赤熱した石炭を食べることを、区別できない。だが問題なのは、エネルギーの局所分布だ。一つの細胞に対する、一つの体内アルファ粒子飛跡からの放射線量は、500ミリシーベルトだ! 同じアルファ線飛跡による、全身に対する放射線量は、5 x 10-11ミリシーベルトだ。これは、つまり0.000000000005ミリシーベルトだ。しかし、遺伝子損傷を、そして究極的には癌を、ひき起こすのは、(全身ではなく)細胞に対する放射線量だ。ICRPが採用している、単位線量ごとの癌発生率は、細胞への平均線量が、全ての細胞に対して等しかった、広島での外部の強烈な高線量放射線に、ひたすら依拠している。
ウェード・アリソンが言及した、チェルノブイリ事故の影響に関する、国連や、連中の気が狂った発言は一体どうだろう? 放射能と健康に関わる国連機関が、協定当時、せっせと大気中での水爆実験をしていて、後に、現在、増加しつつある悪性腫瘍の原因となるはずの、ストロンチウムや、セシウム、ウラン、プルトニウムや他のあらゆる物質を放出していた、原子力・軍複合体に賛成して、妥協してしまったということを、人々が理解すべきなのだ。医師や疫学者達に、自分たちのお楽しみを止めさせられるのを何よりも嫌がったのだ。国際原子力機関と世界保健機関(WHO)は、1959年、この問題に関わるあらゆる研究を、WHOの医者達から取りあげ、核科学者、国際原子力機関の物理学者に引き渡すという協定に署名した。この協定は、依然として有効だ。国連機関は、チェルノブイリに関する連中の声明が正しくないことを示すいかなる科学的研究も、言及したり、引用したりしない。国連、国際原子力機関、国際放射線防護委員会ICRPが描き出す絵柄と、現実世界の間には、巨大な隙間があるのだ。だが現実世界の研究は益々進み、研究報告が科学文献の形で刊行されつつある。ところが、公衆の面倒を見る責任を負った当局のどれ一つとして、この証拠に注目しようとしていない。
ロンドンの地下鉄で、アナウンスは言う。電車とホームの隙間にご注意ください。小生が言及したウェード・アリソンや、他の専門家は、自身の為だけにも、隙間に注意すべきなのだ。この隙間が急速、かつ、猛烈に埋められつつある場所は、裁判所だ。放射能と健康に関わる40件以上の裁判で、鑑定人として、小生は仕事をしてきた。こうした裁判の中には、実験場で被曝し、癌になったとして、イギリス政府を訴えた、核実験に従事した元兵士の裁判や、職業上の被曝や、劣化ウラン兵器放射性降下物の被曝といった放射能汚染の裁判もある。しかも、こうした裁判は、全て勝訴している。すべての裁判でだ。裁判では、裁判官と陪審員がいるので、ウェード・アリソンやジョージ・モンビオの様な連中、2分と持つまい。裁判では証拠がものを言う。ほらではない。
ジョセフ・コンラッドは書いている。"あらゆる叫びが絶えた後には、真実という恐ろしい沈黙が残る。"連中の忠告、何百万人もの死者を招きかねないのだから、ウェード・アリソンや、ジョージ・モンビオのようなエセ専門家連中は、犯罪的なまでに無責任だと小生は確信している。将来いつの日か、ウェード・アリソンや、ジョージや、小生お気に入りの悪役、リチャード・ウェイクフォード(彼は本当は良くわかっているのだ)達が、裁判所で、連中の忠告に従った哀れな犠牲者の方に癌をひき起こした、科学的不誠実の責任を問われる別の裁判に、小生が専門家として関われることを願っている。連中が有罪となった暁には、連中が監獄に送られ、連中の忠告が、何ら根拠が無い数理解析システムに基づいていることを示す科学的証拠を読む時間がたっぷり与えられることを願う。
当面、大衆に誰が正しいのかを理解して頂けるようにすべく、この問題について、私と顔を突き合わせ、公開テレビ討論してくれるよう、諸氏に要請したい。現実に起きていることを見て辞任するまでは、米原子力委員会の大物だった故ジョン・ゴフマン教授の有名な言葉がある。"原子力産業は人類に戦争をしかけている。" この戦争は、今や人類が生存できるか否かを決定する大詰めに入っている。突然の核戦争のせいではなく、60年代に、あらゆる大気中実験で、放射性降下物を生物圏に放出して始まり、以来ウィンズケール、(ウラルの核惨事で有名なロシアの)キシチム、スリーマイル・アイランド、チェルノブイリ、ハンフォード、セラフィールド、ラアーグ、イラク、そして今の福島原発によって、容赦なく、継続してきた、並行する癌罹患率の増加や、人類の受胎能力の損失を伴って、現在も進行中の逐次的核戦争によって
連中と我々の間には隙間がある。エセ科学者と、連中の言うことを信じない大衆との間に。我々を、放射能汚染から守るために雇われ、給料を得ている連中と、放射能汚染の結果、死ぬ人々の間に。ほぼ間違いなく、人類史上最大の公衆衛生上の不祥事を、偉そうに語っている連中と、彼等が無視している事実との間に。
隙間には、本当にご注意頂きたい。
クリス・バズビーは、放射線リスク欧州委員会の科学委員長である。彼はアルスター大学客員教授であり、ドイツ、ブラウンシュバイクのドイツ連邦農業大学Julius Kuehn研究所客員研究員でもある。彼は英国・内部放射体による放射線リスク調査委員会CERRIEと、イギリス国防省劣化ウラン管理委員会の元メンバー。オランダに本拠を置く、子供の健康と環境に関わる政策情報ネットワークの科学・政策インターフェース・リーダーである。イギリスとウエールズで、緑の党科学技術問題スピーカーである。内部被曝の健康への影響に関し、最近のウランの遺伝毒性効果に関わる研究を含め、理論上と、疫学上との両方で、基礎研究をおこなっている。
記事原文のurl:www.rense.com/general93/decon.htm
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この方の発言、既に、日本のweb、ブログの随所で引用されている。それでも、この方の背景から、発言内容は、まゆつばとおっしゃる向きが多かろう。そうであって欲しいものだと思う。「信じられるマスコミ」というものが、日本に存在していたらと切望するものだ。しかし素人には、残念ながら、御用学者の皆様の発言より、すっと頭に入る。著者の話がうまいからではなく、話に無理がないからだろう。高木仁三郎氏や、小出裕章氏や、後藤政志氏らのお話と同じことだろう。
とんでもない御用学者諸氏の様子をみながら思い出した本がある。避難されている方々の映像をみる度に、その著書『住宅貧乏』『居住福祉』を思い浮かべる住宅問題の泰斗早川和男神戸大名誉教授による『権力に迎合する学者たち-反骨的学問のススメ』という本だ。文中に、罪深い教授・専門家を、ある教授「海賊船のボイラーマン」と評した、とある。連中は、巨大船の機関室で、懸命に釜に石炭をくべ、船を推進させる釜焚き人、その船が何であり、何処に行くのかに全く関心はないのだ。
冷却水を送れないというニュースを聞いて以来、しばらくテレビに釘付けになったが、やめた。海賊船のボイラーマン総出演の茶番番組、時間と電気の無駄でしかない。新聞もしかり。いずれも、過去の延長を是とし、その永続を勧める装置。だが、AC広告そのものが、素人ができることは「テレビを消し、多少まともになること」と語りかけてくれている。
おりしも、国営衛星放送、チャンネルが一つ減り、洗脳新聞活字は大きくなり、中味は一層薄まった。ページ数、半分にして頂いてもかまわない。家人が頼りにしている納豆・牛乳・野菜・魚の価格が載るスーパー特売のビラさえあれば。
こうした事実、マスコミによって隠蔽されたまま、様々な選挙がおこなわれる。それで、大本営広報A紙政治面に、過日掲載された佐々木中という哲学者の発言、一部を、本当にしつこく、またもや引用させていただこう。
「仕方ない空気」どう突き崩す?という題名の記事だ。
みんな、こんな世界は嫌なんでしょう。だけど変えようがないと思い込まされている。しかしそれには全く根拠がない。自民党から民主党、次はみんなの党ですか。つまらない順繰りゲームですね。ナチスが出てくる前にもそういうゲームがあった。ゲーム盤自体をひっくり返すべき時点に来ているのに、なぜコマが進んだだけで喜んでいるのか。私たちはゲーム盤をひっくり返すこともできる。それを初めから排除しているのは人間ではない。家畜です。
「なぜ」と問いましょう。問い続けましょう。われわれは人間なのですから。
地方選挙、日本の多くの国民に、偶然与えられた、ゲーム盤自体を、ちゃぶ台自体をひっくり返せる、日本歴史始まって以来、最初で最後の好機。
ところが、今日の大本営広報紙、地方選「質の高い議員を選ぼう」と諭してくれている。「美しい」日本ではないが、一体「質の高い」「低い」どうやって識別するのだ。選択基準、質の低い大本営広報マスコミに諭されたくはない。
「質が高いだの、低いだの悩む必要」は皆無。極めて単純な選択。別に、暴力革命や、反乱を実行するわけではない。ただの投票行動。
メルトダウン・暴走する新自由主義・属国体制をよしとするか、緊急冷却装置、制御棒といった安全装置を強化するのか、この国に、おなじみの棄民政策(今度は、政府にとって「想定外」の、ユダヤ人並の本格的ディアスポラになるだろう。ユダヤ人のディアスポラの実態は、皆聖書でしかしらないが、日本人のディアスポラは、これからリアルタイムで、世界が注目する中で進行する「トゥルーマン・ショー」)を認めるか否か、二つに一つ。ごく単純な選択だ。悩むことは無い。
判別基準、与党・野党やら、減税・増税ではない。原発を推進して来たか否か、属国化を推進して来たか否か、につきるだろう。
痴呆選挙、大多数の方は、佐々木中氏が言う、家畜であることを選択されるだろうと思っている。「それでも日本人は原発を選んだ」結果、SF映画状態、公然と進行することになる。
国産の『ゴジラ』だけではない。『猿の惑星』、グレゴリー・ペック主演『渚にて』、あるいはレイモンド・ブリッグズ原作による名作アニメ『風が吹くとき』When the Wind Blows状態、現実化が刻々と近づいている。
高木仁三郎氏の著書に『チェルノブイリ-最後の警告』(七つ森書館、1986年刊)がある。書き下ろしではなく、同時並行的に書かれた文章をまとめたものだが、「日時」を「今」に、「チェルノブイリ」を「福島原発」に変えるだけで済みそうな迫力の記述だ。書評はこちら。
序章末尾(27ページ)の記述を引用しよう。
かつて西ドイツの反原発運動は「明日放射能(ラディオアクティーフ)で汚染されるより、今日立ち上がれ(アクティーフ)」という名文句を生み出したが、「その我々の土地も、今やすでに全面的にラディオアクティーフなんだ。もうこのスローガンも使えないな」電話口の向こうで、苦い声が叫んでいた。
そして、終章「終りの始まり-ウィーンにて」の一部(197-198ページ)も引用しよう。(著者、反原発の国際会議に出席するため、無理をして、はるばる出かけていた。)
ところが、今日デモをしていたら、次のようなスローガンを書いた横断幕に出会った。「放射能で死ぬ(シュテルベン)より、今日立ち上がって身を守れ(ヴェーレン)」なるほどという感じである。「明日汚染されるより」とは言えなくなったので、「明日死ぬより」となったのだ。
単に属国状態にあるだけで、充分悲しいが、更に形容詞がついて「放射能に汚染された」属国となった。悲しすぎるが、これも「日本国民の事故責任」と、宗主国や属国の支配者諸氏は言うだろう。
そこでエープリル、4月1日の話題。
その1:
官房長官のみならず、先生方も、入学式・卒業式では、新年度以降、下記の旗に向かって礼をすることになった。
歌については、出だしのみ、「プルトニウムは千代に八千代に」に変わった。
その2:
宗主国特殊部隊精鋭140名は、9/11のツイン・タワー同様、小型水素爆弾を福島第一原発の原子炉6基に装填する為、現地入りした。仕掛けが完了次第、一気に起爆、核燃料を雲散霧消させる。水爆をしかけたという報道は一切せず、公式コメントは、「原発が全て暴走してしまった」ということにする。現場に決死のジャーナリストが入っているわけもない為、永遠に機密が洩れることはない。
エープリル、4月1日の話題は以上。
ただし、あり得る話として、その3が漏れていた。実に残念なことに、とんでもない嘘とは言えないので、エープリール・フール・ネタには使えない。:
民主党と自民党の大連立。「想定内」最悪の事態。これは、まさに、破壊された原発の再臨界そのもの。
危険な分量の民主党プルトニウムと、もう一方の危険な分量の自民党プルトニウムとが合体すれば、本格的な再臨界が始まり、この自律運動・メルトダウン、もう国民には止めようがなく、全国民に、世界に、死の灰をまき散らし続けることになる。絶対に許してはならない最悪の事態だ。悲しみよ、いやファシズムよ、こんにちは。9/11ではなく、3/11を利用した、見事な挙国一致・属国ファシスト国家の完成。
属国が、世界・自国に、莫大な放射能を送り出しそうであれば、宗主国は、福島原発を小型水爆で爆破するのも辞さないかも知れないと妄想してしまう。宗主国の行動様式を冷静に考えれば、広島・長崎に、福島原発が続いて不思議はないだろう。「これで世界の不安を静めた。」と歴史書に書かれるだけ?
イスラエルは、イラクの原発を稼働前に空爆して破壊した。140人の特殊部隊といっても、敵国の原発を、極力少ない被害で、破壊する研究ならば行っているかも知れないが、商用のスリーマイル原発トラブルを、平和裡に見事に収束させたわけではないだろう。軍隊というもの、破壊が基本任務だろう。直せる可能性など皆無だろうが、冷静に考えれば、原子炉の構造を知り尽くしている、元々の原子炉製造元、アメリカのGE社の技術者、建設業者が、処理作戦の陣頭指揮をとるべきだろう。もし本当のおトモダチならば。欠陥商品を売りつけておいて、後は放置し、ミゴロシ作戦。これが自称トモダチ作戦の実態。
9/11の際、ツインタワー崩壊に伴う粉塵で、今も多数の消防士や警察官が癌に苦しんでいる。粉塵で多数の癌が発生する理由、素人には放射性物質以外に考えられないのだが、宗主国・属国政府もマスコミも、決して触れようとはしない。妄想するゆえんだ。似たような爆発が起きた場合、被曝被害、ニューヨークの一画程度では、おさまらない。
サルコジや、原子力企業アレバの女性社長が、フランスからあわてて飛んできたのも、親切心より、電力のほとんどを原発で生み出している、国家方針そのものが吹き飛んでは困るからこそ、一緒に対策をしたくて、あわてて、やって来たのだろう。原発、連中が言うとおり、安全なものでアレバ!
恐ろしい話をもうひとつ。「ロシアが専門家を数人日本に派遣したのを、日本は断った」というのだ。知人からのまた聞きで、小生が、真偽を断定できる立場にはないが、残念ながら、エープリル・フールではない。
破壊の専門家であろう、米軍特殊部隊140人よりも、チェルノブイリ対策で、いまだに苦労しているロシア人専門家のアドバイスの方が、庶民にとっては有り難い結果をもたらすと、素人には思える。
地震や、津波、あるいは、原発災害で被害を被る皆様は、あくまでも善意の方々だ。皆様にできる範囲で、お手伝いするのも、あくまでも善意の方々だ。 今読んでいるレベッカ・ソルニットの『災害ユートピア』大変に示唆に飛んでいる。(朝日.comに柄谷行人氏の書評がある。)
しかし支配者達は、善意・好意で支配しているわけではあるまい。儲かるからだろう。(そうでなくては、貧乏人にとって、理不尽な政策、全く理解不可能だ。)中曽根、小沢、小泉、菅といった有力政治家の言動に、小生、国民に対する犠牲的精神を感じたことは全くない。宗主国への奉仕精神こそ感じても。
ところで、大相撲八百長で、亡くなったり、家財を失う方々はまれだろう。原発事故をめぐる、政界、官界、財界、学界、マスコミの汚い八百長に比べればカワイイもの。
小悪をつつく暇や元気があるなら、例えば、大宰相中曽根氏直撃、原発推進論インタビューでもして頂ければ、視聴率も急激にアップすると思うが、いかがだろう?そういうものが、あるはずと想像しながら、なけなしの金をはたいて、大相撲を見に行く貧しい小生、喜んで、有料インタビュー番組に登録する。ビデオ・ニュース・ドット・コムや、岩上氏に、是非実現をお願いしたいものだ。もちろん、500円なり、1000円の月間視聴料をお支払いするのに、やぶさかではない。一月といわず、一年!
筆者が出演している番組、youtubeで、いくつか見られる。
『同時多発テロはヤラセだよ!』を書いておられる千早さんから、トラックバックを頂いて、初めて知ったのだが、同じ方の下記記事を翻訳しておられた。
2061年までに、福島から200km圏内で被爆した人の41万7,000人が癌になるとの予測
『終わりなき人体汚染-チェルノブイリ事故から10年』『汚された大地で ~チェルノブイリ20年後の真実』というNHK番組、まさに著者の主張の正しさを証明するものだろう。今後も、こういう番組を作ってもらえるなら、視聴料惜しくはない。安いもの。
チェルノブイリ周辺の人々の運命、日本人の運命の25年先を行っているだけのことに思えてくる。はるばる海外取材は不要になってしまうのだろうか?チェルノブイリ、「近うて遠きもの・遠くて近きもの」流に言えば、遠くて近きもの。官製報道・報道管制の前に、連日、再放送すべきだろう。ドイツのような、選挙結果のsea-change(大転換)のためにも。
『終わりなき人体汚染-チェルノブイリ事故から10年』
『汚された大地で ~チェルノブイリ20年後の真実』1
『汚された大地で ~チェルノブイリ20年後の真実』2
『汚された大地で ~チェルノブイリ20年後の真実』3
『汚された大地で ~チェルノブイリ20年後の真実』4
『汚された大地で ~チェルノブイリ20年後の真実』5
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Bloomsbergについてのコメントありがとうございます
間違いでしたね。すみません。
投稿: 宮地 達夫 | 2011年8月18日 (木) 17時00分
宮地様
Bloomsbergの記事で、ヨードも危ないのでは、ということですが:
この話題、海草などに含まれている放射性でない、普通の「ヨウ素」ではありませんね。はっきり放射性とあります。
ここで触れているのは、甲状腺ガンを全摘出した後、残った癌をたたくのに、まさに原発から放出されるのと同じ、甲状腺ガンをひき起こすはずの、放射性ヨウ素131を呑みこみ、意図的な内部被曝により、残された甲状腺がん細胞を潰そうという、放射性ヨウ素内用療法のことを指しているのだと思います。
放射性ヨウ素131内用療法は、(余り安易に導入すると、人によっては内部被曝による新たな発癌リスクの方が高くなる可能性があるのでしょうか?)使いすぎないように。使用にあたっては、十分な注意が必要、というふうに読めます。××学者として大変に有名で、放射線被ばくの正しい知識を授けて下さるという中川恵一准教授、この治療の専門家のようです。
投稿: メタボ・カモ | 2011年8月17日 (水) 21時29分
Bloomsbergに次の様な記事が載ってました。ヨードも危ないんですね
Radioactive Iodine Risks May Outweigh Benefit for Some Tumors, Study Finds
By Nicole Ostrow - Aug 16, 2011
The use of radioactive iodine to treat thyroid cancer increased 40 percent from 1990 to 2008 even though the risks may outweigh the benefits for some patients, particularly those with early-stage tumors, researchers said.
About 56 percent of thyroid cancer patients in 2008 were treated with radioactive iodine, which is used after the thyroid is removed to treat residual cancer, compared with 40 percent in 1990, according to a study today in the Journal of the American Medical Association. Determining who gets the treatment doesn’t always depend on how severe the cancer is, researchers found.
Thyroid cancer is the 10th most common cancer in the U.S. with more than 40,000 people diagnosed with the disease each year, according to the study authors. Medical guidelines suggest doctors reserve radioactive iodine for the most aggressive thyroid cancers yet left the option open to physicians for use in patients with less serious tumors, said Megan Haymart, the study’s lead author.
“There are some risks for this, so this rise in use of radioactive iodine coupled with the fact that it’s not being tailored to disease severity is somewhat worrisome,” said Haymart, an assistant professor of internal medicine at the University of Michigan in Ann Arbor. “There need to be more studies on which patients need radioactive iodine.”
The number of people diagnosed with thyroid cancer is rising in the U.S. as doctors find tumors earlier and earlier, she said. Patients with small, low-risk tumors often do fine with just thyroid removal and no radioactive iodine, which can cause secondary cancers and damage to tissues near the thyroid including salivary glands and tear ducts, Haymart said. Patients must also stay away from young children for a week and avoid becoming pregnant for up to a year after treatment.
Cancer Database
Researchers in the study looked at data from 189,219 people diagnosed with thyroid cancer at 981 hospitals between 1990 and 2008 in the National Cancer Database, which captures about 85 percent of the thyroid cancers diagnosed in the U.S.
They found an increase in radioactive iodine use across all tumor types from the least to the most severe.
“For some patients, radioactive iodine is a very important part of treatment, but for others, the risks may outweigh the benefit,” she said in a statement.
Those most likely to receive radioactive iodine were younger, male, had private or government insurance and those without other health conditions, the researchers found. Those with the most aggressive cancer were more likely in the study to receive radioactive iodine than those with stage I. While, those with stages II and III were just as likely as those with stage IV cancer to receive the treatment, the paper found.
Treatment Centers
Patients were also more likely to be given radioactive iodine if they were at hospitals that often treat thyroid cancers, the researchers said.
“Unfortunately many of the treatment centers tend to lump all thyroid cancers together and don’t really individualize their treatment and many patients have an expectation that they need more treatment when in fact they do not,” said Irwin Klein, director of the Thyroid Unit at North Shore University Hospital in Manhasset, New York, in a telephone interview today.
“We’re detecting smaller and smaller thyroid tumors,” said Klein, who was not an author on today’s paper. “While most people agree that surgery is appropriate to remove those tumors, the data out there suggests that these patients don’t need to be treated the way that larger, bulkier tumors are treated with radioactive iodine.”
投稿: 宮地 達夫 | 2011年8月17日 (水) 19時53分
北欧フィンランドに
オンカロ(秘密の場所)と言われている原発で使用済み核燃料の埋設施設があります
18億年前の安定した岩盤へ深くトンネルを掘り
2100年まで使用済み核燃料 放射性廃棄物を厳重に埋設処理する施設です
使用済み核燃料が安全になるまでの数万年から10万年壊れないことを期待されてます
しかし当事者は語られてます・・安全性は"不確実性のもとで対処するしかない"と
すなわち未来の安全の保障は不可能だと言うことでした
人類はパンドラの箱を開けてしまった・・と聞きなれた文言が有るが
結果的に将来何万年も残る
危険で健康を害する"大量のどうしようもない放射性廃棄物"を残してしまった事を指すのではないだろうか
このオンカロ事業の当事者は未来の人類に語る言葉は"Good luck"・・と
そして未来の人間は大量に放射性廃棄物を産んだ21世紀の時代をどう思うだろうか? どうか幸運を・・と
これでよいのだろうか これからでも出来る事は無いだろうかと考えさせられる、
日本は経済第一主義で数十年で すばらしい物質文明やハイテク技術を産んだ
大量生産大量消費を行い経済発展を遂げたが
それには大量の電気エネルギーや資源が必要だった
そこで資源が無い日本は原発に目を向け安全より経済性を選んでしまった
地震頻度がヨーロッパと比べ2000倍も多い地震列島日本へ
電力が足りないとの事で次々と原発を建設した
日本は真新しい家屋を次々と建設し車も新車へどんどん買い換える事が美徳の様に見えた,
TV等でヨーロッパの人々が数百年前に建てた家屋を大事そうに手入れして
住み続ける場面を見て
なんと貧しい質素な生活をしているのだろうかと思った事も有った
だが日本は限られた地球上の多くの資源を大量に消費し”枯渇"を早めた国ではないだろうか
それは間違いだっただったかもしれない
大規模な原発事故や途方も無い大量の使用済み核燃料による汚染が起き
労働者(国民)は放射能障害を持っては働けない 放射能汚染した田畑や海では生産も生活も出来ない
今後 数百年数千年も放射能汚染した土地や海でがまんして生活することは出来ず
いずれ国民(労働者)の健康を害し被爆難民となったり 大量消費を夢見た日本経済が破綻する未来も考えられなくも無い、
その前に過去の歴史から内向的な日本人は権力者に操られ戦争へと突っ走る事も考えられる
しかしその未来を語る前に 資源を使いきり 汚染を広げた
せまい島国日本では健康な未来の子供を残すことが出来るだろうか
かつて昔に東洋の小さな日本という島国が反映してたが 今は危険な汚染地帯で人が入っては行けない場所です
・・と海外の未来のどこかの教科書に書かれること等が有ってはならない
もし健康な子供達を末永い未来へ贈ろうとするならば
国民が内向的で有っては未来など無い
取り返しが付かない事になる前に・・
今後 自然エネルギー開発と徹底した省エネ推進を行い
原発を全て廃炉にして
その大量の大量の放射性廃棄物をどう処理するかによって未来が決まる
健康や安全を取り戻す為には途方も無い年月と実行力を要するが
それには一人一人の粘り強い意志表示が
実現成功のカギを握っている、
想定害
投稿: 想定害 saga | 2011年5月22日 (日) 10時46分
deconstructionは「脱構築」でしょうか.
投稿: yamamoto | 2011年4月22日 (金) 08時57分
yamamoto様
「酷歌」「酷旗」についての願ってもないお言葉。ぜひ改良・活用下さい。
投稿: メタボ・カモ | 2011年4月21日 (木) 19時49分
新しい国旗・国歌のネタ,拙ブログでも使わせて下さい.実際の日の丸のように横長のサイズにしたものの中央に配置したいと思います.
投稿: yamamoto | 2011年4月21日 (木) 17時57分
真美様
メタボ中高年、放射能の遺伝に対する問題の素人、何も申しあげられません。
実は、チェルノブイリ事故後、モスクワに業務出張しました。
部下の女性と一緒に。彼女には、「一緒にやってきた仕事なのだから、一緒に出張してもらえたらとは思うが、後の心配を考えたら、一緒に出張しようとは言えない。本当に無責任で、申し訳ないが、あなた自身の判断にまかせる」と逃げてしまった経験があります。
結局一緒に出張しました。彼女は、その後、同僚と結婚しました。
彼女から「無事、五体満足の赤ちゃんが生まれました」という葉書をもらうまで、出張体験、重石のように感じられていました。
心配をしすぎるより、まずは、原発推進をしてきた政治家を排除することが、真美様やあらゆる将来の日本人のために、私達ができる最小限のことだろうと、メタボ中高年は勝手に思うものです。
投稿: メタボ・カモ | 2011年4月 5日 (火) 23時45分
ここポーランドにも原発利権学者がたくさんいますよ.水素爆発が起こる前の段階でのTV番組では,日本の原発技術はスーパーテクノロジーであり,この事故もじきに鎮圧されると,ポーランド人特有の饒舌さで,そのうえなんの根拠も示さずに語っておりました.バルト沿岸に日立製の原発が建設されるプランがあり,それを推進する側の学者なのでしょう.こちらではユーストリームでNHKの解説を視ましたが,NHK解説委員の解説能力はひどいもののように思えます.同じユーストリームでの広瀬さんや小出さん,武田さんの解説に比べると,児童と教授の差があるように見えます.管理人様の翻訳の御苦労にはただただ感謝.
投稿: 在研公務員 | 2011年4月 5日 (火) 23時12分
貴重な長文の翻訳、ありがとうございました。
続きともいえるバズビーのRussia Todayによるインタビュー映像と、
http://llrc.org/
に載った文章(上と多少重複している、短文ですが)を訳してありますので、皆さんご覧ください。
2061年までに、福島から200km圏内で被爆した人の41万7,000人が癌になるとの予測
http://insidejobjp.blogspot.com/2011/04/2061200km417000.html
それを転載した阿修羅掲示板についたコメント
http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/570.html#c1
の6番目に、ここがリンクされていました。
>ゲーム盤自体をひっくり返すべき時点に来ている
まさに、それですね。
Way long over due!! です。
投稿: 千早 | 2011年4月 5日 (火) 19時29分
情報ありがとうございます。
東京在住の主婦です。
10年以内には、子供が欲しいと想っているのですが…。
やはり体やお腹の子に問題出るのでしょうか…
不安です
投稿: 真美 | 2011年4月 4日 (月) 12時55分
始めましてアメリカの記事からここへたどり着きました。
下手な日本語の文章ですがコメントさせていただきます。
無知な専門家?
棚の肥やしの百科事典・・・ギッシリ中身はあるのに、使い方がわからない。(役に立たない)
ニュウークリア(原発)という素晴らしいテクノロジー??
世界一早い、走っている時は安全な?車・・・故障した時に止めるブレーキはまだない。
(良くは知らせてしまったものだ)
アメリカのモハベ砂漠の自然の中で暮らすKeiです。
ファンになってしまいました。
楽しみにしてます。
投稿: Kei | 2011年4月 2日 (土) 17時47分
こんにちは、いつも貴重な情報ありがとうございます。
「人体に影響ない」嘘が良くわかりました。
1個の細胞に影響するだけで「人体に影響がある」
テレビで心ある司会者は聞くことができないでしょうかなんて、思っていたら
1日の朝スーパーモーニングに出ていた
長嶋一茂が
ほうれん草を300年食べても安全だとのたまう
松本義久とかいう「先生」に
「本当に安全ならなぜ食べないようにと言うのか」と聞いたら
松本が答えるのに少し間が空いた時間(1~2秒)
(松本が想定外の質問に答えられなかった)
司会者がそれでは先生ありがとうございました。で次のコーナーへ。
これがすべてを物語っていると思いました。
「非常時」だからと何でもありの政治運営
本当に動物以下の集団かもと思います。
昔の映画で
マッドマックス3だと思いますが
この映画、場面は破壊された地球
みんなが求めるものは、水とガソリンでした。
映画は未来の先取りと思わないわけにはいきません。
投稿: ゆきぼ | 2011年4月 2日 (土) 14時03分