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2010年11月19日 (金)

日本、ジブチに大軍事基地を建設: 日本のメディアが報じる

2010年11月15日、月曜日

民主党が率いる政府は"東アフリカのソマリア沖海域での海賊を反撃すべく"ジブチに、自衛隊初めての海外基地となる、大規模な軍事施設を建設中だと「赤旗」は報じた。

日本共産党の新聞によれば、この情報は、日本共産党の衆議院議員、赤嶺政賢氏が提出した質問趣意書に対する、政府の答弁書で、11月2日に明らかになったという。

2009年6月、政府は、二機のP3C哨戒機と150人の海上自衛隊隊員からなる、海上自衛隊部隊をジブチに派兵した。2008年に派遣された二隻の駆逐艦と共に、部隊はアデン湾における対海賊任務に参加している。同紙によると、作戦のための足場として、現在、海上自衛隊部隊は、ジブチ国際空港に隣接する米軍基地を使用している。

「赤旗」は更に"ジブチ政府と土地貸借契約を調印した後、日本政府は、7月に作戦用新基地として、国際空港の北西部地域に、海上自衛隊施設建設を開始した。"と書いている。

政府回答には"47億円の税金を使用して、政府は、住居、整備用格納庫と、事務棟を含む12ヘクタールの施設を建設する計画である。この施設には、飛行機三機を収容できる航空機用エプロンもあり、2011年3月に完成する。"とある。

赤嶺議員は、ジブチで現在建設中である海上自衛隊の新たな施設は“れっきとした軍事基地”だとして批判し、“そのような施設を構築することで、自衛隊は戦後初めて、海外における恒久基地を得ることが可能になる。これは日本国憲法順守の上で極めて重要な問題だ。”と語っている。

彼はまた、多くの国々が軍隊をソマリアに派兵しているとは言え、海賊活動は増加しており、“軍隊は海賊に対する解決策にはならない。”と指摘し、政府がジブチから自衛隊部隊を撤退させるよう要求している

PanOrient News

記事原文のurl:www.panorientnews.com/en/news.php?k=542

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人は、かすみを食べていきるわけにはゆかない。多忙のあまり、翻訳時間がとれず、更新が止まっていた。

元は、今月始めのしんぶん赤旗の記事だろうか。自衛隊、ジブチに恒久「基地」
こうして英語記事になれば、日本人は知らずとも、世界の人々は知るだろう。

これに関する記事、以前に翻訳している。「ソマリア」という、くくりで。

素人がどう考えても、たとえば白鵬連勝ストップより、はるかに大きな問題と思えるが、不思議(いや当然)なことに、大本営商業マスコミには全く載らない。

憲法を破壊し、暴力実力装置が、宗主国の侵略戦争に傭兵として自由に参加できるようになるのが夢であり、命令なのだ。

自国の領土に他国の軍事基地があるのを、「出ていってくれ」というのであれば、「他国にも軍事基地は作らない」のが、独立した国家の正気な人間の辻褄のあう行動だろうに。

属国(の人間)は、宗主国の永久基地があっても、文句は言わない。

属国は、その属国民が仕事もなく困っているのに、えたいの知れない「海賊」なるものの退治に、宗主国の命令で、宗主国の侵略作戦に一緒に携わることを優先する。海外基地建設は、宗主国へのみかじめ料おもいやり予算同様、決して、事業仕分け対象にならない。

衝突事件も映像漏洩も大きな枠組みでみれば、戦争開始のための人心掌握・混乱・洗脳作戦の一つ、『海猿』も『坂の上の雲』も『龍馬伝』も心理作戦だろうと疑いたくなる。

911テロといい、海賊といい、実力装置やら、その装備、つまり殺人システムを開発し、売る、死の商人企業にとって、なんとも有り難く、便利なものに見える。ありがた過ぎる。

追記:2010/11/22 happlylife様から、基地建設経費の間違いについて、ご指摘頂いたので訂正した。happlylife様に、お礼を申しあげる。

編集者、校正者無しの翻訳、多々誤りがあるはず。他の方々も、気づかれた場合には、お手数でも、知らせて頂ければ有り難い。

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コメント

「通りすがりに失礼します。」様。および、同様の名前でのコメントをご検討中の皆様。
そのような名称の書き込みはされないよう、『ベラルーシ"政権交代"せず。2010年大統領選挙: 西欧の政策は惨敗』記事の末尾に書いたばかり。まさに、そうした名称をお使いになられるのは不思議な気もしますが、興味のない記事を読むにはお忙しいのでしょう。
右か左脇のコラムに、そうしたただし書きを書き込むノウハウを持ち合わせていないのが残念。
ともあれ、以後、壁のグラフィティのようなお名前の書き込み、内容とは無関係に、非公開とさせて頂くことにします。あしからず。

>自国の領土に他国の軍事基地があるのを、「出ていってくれ」というのであれば、
>「他国にも軍事基地は作らない」のが、独立した国家の正気な人間の辻褄のあう行動だろうに。

日本国政府として、あるいは日本国民の総意として在日米軍に撤退を要求したことは無いと思います。安全保障は自国の責任であり、それに基づく判断として日米安保を選択しています。海賊対処も同様です。日本から見れば物流の90%を依存する海域の安全確保に、対処療法的とはいえ取り組むのは自らの必要性によるものです。(無論、対処療法だけでは根本解決はできませんが。)

ジブチ共和国もまた自国の責任と判断において各国軍の駐留を受け入れています。資源に乏しく農耕も適さない国土で、ジブチ港の中継貿易拠点としての強みを活かすことで国を支えています。そのジブチ港周辺が海賊の温床では困るのです。(一時は船舶保険料が高騰して国が傾きました。)

ブログ主さんの指摘されるとおり、軍需産業にとってきな臭い話が儲け話になるという側面は事実でしょうし気持ちの良い話ではありません。しかし日本国政府を動かしているのは三菱やIHIなどの軍需産業ではありません。また、海賊対処はイラク戦争と違い米国中心による行動ではなく、中国・ロシアも含めた世界的な認識の共有に基づく取り組みです。米国が戦場を求めて日本や各国を操っているというのは、嫌悪感からくる曲解ではないかと思います。

最後に、マスコミへの批判については共感致します。
政府は国内外に同様に情報発信をしていますが、日本のマスコミは本件をほとんど報道していません。
これだけ政権批判の嵐で短命政権続きの日本ですから、当局の情報統制がマスコミを封じていることなど考えられません。安全保障への関心の低さを物語っていると思います。

長文失礼しました。

「国民の知る権利に応えた、天晴れ!」と某“実力装置”組織隊員を讃える人々も、こちらの件に関しては、あまり「知る権利」を要求していないように思えるのが不思議です。

(ソマリア)アデン湾の海賊退治以外にこんな情報があります。
http://quasimoto.exblog.jp/12676443
http://quasimoto.exblog.jp/13658234

記事を、サロン金曜日@高知、に転載させていただきました。

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