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2010年11月25日 (木)

チャルマーズ・ジョンソン氏の冥福をお祈りする

"チャルマーズ・ジョンソン氏が亡くなった。スティーヴ・クレマンズは、ワシントン・ノートに、彼への長い賛辞を書いている。アメリカ帝国に対する優れた評論家になる前に、彼には長い経歴があるが、彼が私の世代の人々に良く知られているのは、この批判ゆえにだ。彼と彼の主張は惜しまれよう。" ダニエル・ラリソン

"現在のアメリカ合州国は、北米で最も見事な滝の上流、ナイアガラ河を行く観光船のようなものだ" とジョンソンは警告した。"乗客のごくわずかの人々には背景のわずかなシューという音が聞こえ始め、メガネが、空中のかすかなもやで曇るのが見え、河の流れが多少速くなったのに気がついている。だが岸に向かうには、もう余りに遅すぎることには、誰も気がついていないようだ。中国、オスマン帝国、ハプスブルグ帝国、ドイツ帝国、ナチス、大日本帝国、イギリス、フランス、オランダ、ポルトガルや、前世紀のソ連帝国同様、我々は巨大な滝の淵に近づきつつあり、まさに滝に落ちようとしているのだ。"

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『アメリカ帝国への報復』(邦訳題名)、『アメリカ帝国の悲劇』(邦訳題名)と、『ネメシス: アメリカ帝国最後の日々』(邦訳無し)の著者のチャルマーズ・ジョンソンは、文字通り、アメリカの覇権という概念について本を書いた。元海軍将校で、元C.I.A顧問だった。

この独占インタビューを見れば、なぜ帝国建設という慣行が、決して過去のものでないのかが分かるだろう。アメリカ合州国が地球中に軍事力を拡げ続ける中、我々一人一人がその結果に苦悩しているのだ。

チャルマーズ・ジョンソン、アメリカの覇権を語る

Chalmers Johnson on American Hegemony

Speaking Freely - Chalmers Johnson on American Hegemony on Vimeo.

記事原文のurl:www.informationclearinghouse.info/article26897.htm

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チャルマーズ・ジョンソン氏が11/20に亡くなった。

おりしも、彼が非常に気にかけていた沖縄の、知事選挙直前。

彼の「アメリカ軍はなぜいまだに沖縄にいるのか?」、1997年4月の記事だ。

上記インタビュービデオ、リンクが切れているようだ。例えばhttp://videosift.com/video/Chalmers-Johnson-on-American-Hegemonyをご覧頂きたい。

今年春には、下記文章を書いておられた。

元CIA顧問の大物政治学者が緊急提言
「米軍に普天間基地の代替施設は必要ない!日本は結束して無条件の閉鎖を求めよ」
独占インタビュー チャルマーズ・ジョンソン 日本政策研究所(JPRI)所長

「米軍基地など不要」という当たり前の世論が高まる中の沖縄知事選直前に、またしても、なんとも好都合な朝鮮半島紛争。これで、流れを変えるのが、黒幕の狙いだろうと、と勘繰りたくなる絶好のタイミング。

韓国は実弾を使って(地図を見れば、北朝鮮の近くで)「演習」していた、と英語版Yahoo記事にはあった。日本の報道では、当然ながら、この話ほとんどみかけない。

余りに絶妙なタイミング!同じく、今年亡くなったハワード・ジン氏の下記講演もお読みいただきたい。

ハワード・ジン「歴史の効用とテロリズムに対する戦争」を語る

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