クリスマス・ツリー爆破テロ策謀で、FBIに仕立てられた無知なカモ
Kurt Nimmo
Infowars.com
2010年11月27日
連中は我々の自由のみならず、クリスマス・ツリーをも憎んでいるのだ。あるいは少なくとも、それがオレゴンのFBIと警官が皆にそう信じさせようとしていることだ。
連中は、我々の自由のみならず、クリスマス・ツリーをも憎んでいるのだ。
“米連邦検事事務所によれば、FBIは、金曜の晩、ポートランドのパイオニア・コートハウス・スクエアで、例年の市のツリー点灯式前に、爆撃テロの企みを阻止した”と、オレゴニアン紙は報じている。“コーバリスの男が、爆弾を爆破させる狙いで、サウスウエスト・ヤムヒル・ストリートとシックスス・アベニューの広場の角までライトバンで乗り付け、爆弾を爆破しようと試みた。”
19歳のソマリア生まれの米国人、モハメド・オスマン・モハムドは、FBIに多少手助けしてもらっていた。“逮捕は、長期間にわたる秘密作戦の集大成であり、その間、モハムドは、彼の爆弾テロ策謀とされるものを作りあげながら、何ヶ月も監視されていた。”
今やお馴染みのパターンの繰り返しで、FBIは、モハムドに、自分たちは爆弾を作っているのだと語ったのだ。彼等は、はるばるオレゴン州、リンカーン・カウンティの辺鄙な場所まで旅行し、来るクリマス・ツリー攻撃の実験として、バックパックに隠された爆発物を爆破した。彼が自分の間の抜けた行為を説明するビデオを撮影すると決めた際、FBIは熱心に、この鈍いカモを支援した。
モハムドとFBI工作員は、ポートランドで会う事に合意し、そこでモハムドは、FBI工作員に、オンライン・マガジンのジハド・リコレクションズに掲載された、アメリカの異教徒やら、クリスマスでどんちゃん騒ぎをする様々な連中やらに対する聖戦を唱導する記事は自分が書いた、と語ったとされている。
FBIに煽られたモハムドの精神障害的な妄想は、自分の下着に点火し、デトロイト上空で、旅客機をあっと言わせるやり方で墜落させようと計画したといわれるナイジェリア人、ウマル・ファルーク・ ウブドゥルムタラブのせいとされるクリスマス当日の爆破未遂事件を彷彿とさせる。
FBIの供述書によれば、モハムドの馬鹿げた爆弾策謀は、2009年8月に、彼がテロ活動に関与しているという、見知らぬ海外の友人から電子メールを貰って始まった。2009年12月、得たいの知れない友人がパキスタンの辺境州に居た間、モハムドと友人は、モハムドがパキスタンに旅をして、激しい聖戦に参加する可能性について論じていた。
パキスタンの諜報機関ISIは、CIAの監督のもと、ジハド・テロリスト集団を生み出し、運営していることで悪名高い。2009年末、ISI長官のアフマド・シュジャ・パシャ将軍は、CIAのボス、レオン・E・パネッタに、彼の巨大スパイ機関が、パキスタンで、テロ集団とされるものの創出と運用に関与しているという“いくつか極めて機密な動かぬ証拠”をつきつけた。“一部の札付き過激派集団や、彼等が過去数週間、数ヶ月間に遂行したテロ活動に対し、アメリカが秘密に支援している事例にまつわる証拠がパネッタに突きつけられた”と、ザヒド・マリクは、パキスタンのオブザーバー紙に書いている。
イスラム教徒テロリストの元型を作り出すというCIAの企みは、ソ連-アフガニスタン戦争後、 カーター政権時代、当時の国家安全保障顧問ズビグニュー・ブレジンスキーによって始められた、CIAによる秘密計画の一環である数十億ドルの企みとして浮上した。CIA工作員オサマ・ビン・ラディン、別名ティム・オスマンは、今後現われる、あらゆるイスラム教徒テロリストや、異常な自爆テロ犯のお手本として機能するだろう。モハムドのミドルネームが、オスマンだというのは興味深いことだ。
モハムドは、携帯電話のボタンを押す瞬間まで何が起きているかわかっていなかった。彼は、それでポートランドのクリマス・ツリーが吹き飛び、異教徒を殺害できると思っていたのだが、そうではなく、警官を呼び込んでしまった。“検事達によると、取り押さえられた後、‘アッラーフ・アクバル!’つまりアラビア語で‘神は偉大なり!’と叫びながら、モハムドは工作員や警官を蹴ろうとした”とインデペンデント・オンラインは報じている。
“アメリカに帰化したコーバリス在住のモハムドは、大量破壊兵器を使おうとしたかどで起訴されており、最高刑は終身刑だ。出廷は月曜日に予定されている。彼にまつわるいくつかの詳細情報は、金曜遅く入手可能になった。”
“脅威は実に現実的でした”オレゴンのFBI捜査官アーサー・バリザンは語っている。“我々の捜査で、モハムドは極めて大規模に攻撃を進めようと固く決めていたことがわかっています。”
多数の人々に重傷を負わせたり、殺害したりしようと、固く決意している錯乱して頭のいかれた連中には事欠かない。とはいえ、テロという詐欺を極力長く引き延ばしておきたいと固く決めている政府にとって、特に役立つ連中は極めて稀だ。グローバル対テロ戦争という仕組みの、 見え透いたまねごとを動かし続けておくには、カモや間抜けが、絶えず必要だ。
しかも特別なカモが必要だ。対大魔王戦争の上で、クリマス・ツリーを爆破することに、論理的な意味があると考える聖戦戦士がパキスタンにはいると信じ込むという思い違いができるタマが。FBI捜査官が、イスラム教徒テロリストであり、アル・カーイダとして知られている荒唐無稽なものが、実際、グローバルなテロ組織であり、ムジャヒディン・データ・ベースの名称から名付けられた策略ではないと信じ込むほどの、とんまが。
記事原文のurl:www.infowars.com/clueless-patsy-set-up-by-fbi-in-christmas-tree-bombing-plot/
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これから強化されるためだろう、TSA(米運輸保安局)によるボディ・スキャナーやらセクハラまがいの?身体検査やらに対する批判記事が目立つ。
たとえば同じinformarsに激烈なタイトルで、Paul Cleig Roberts著の11月24日記事がある。
TSA Gestapo Empire 話題には、トラック爆弾も登場している。
democracy.nowにも、下記レポートがある。(ただし、まだ英語)
空港で新たに採用される運輸保安局(TSA)のボディスキャンと厳しいボディチェックに全国で非難の嵐
当然この施策、属国にも及ぶだろう。宗主国のように批判があがるか否かは別の話。
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>そういえば、田舎に行くと道脇に「テロ警戒中」とか看板が出てることがありますが
一体どういうテロをやるのでしょうね、田舎で。
「クマに注意」の方がまだましですよ、っていうか、今時の田舎道には立てといた方がいいです。
投稿: | 2010年12月13日 (月) 19時59分
そういえば、田舎に行くと道脇に「テロ警戒中」とか看板が出てることがありますが
一体どういうテロをやるのでしょうね、田舎で。
どういう金の使い方をしてるのでしょう。本当に不思議な国ですよ、この国は。
投稿: | 2010年12月 7日 (火) 03時34分
変わったテロリストばかりですよね。
本来テロなんて支配者層に向けてやらねば意味なんてないでしょうに。
民衆に向けて、民衆を憎悪させるように引きずり込むように行われる不思議なテロ。
一生懸命計画的に火を着けている嫌らしい連中の存在。
インテリの皮を被ったヤクザと自虐していることも認識出来ない哀れな民衆と。
賢い頭もエゴの方向性が悪いとろくなことになりませんね。
また感情と欲望に振り回されるだけでまともな品性を持って論理思考が出来ない人が多くなると操り易いですね。
いつも興味深い記事の翻訳と解説ありがとうございます。
今後ともよろしくお願い致します。
投稿: | 2010年11月30日 (火) 23時38分