"ハリウッドの軍事化": "ハート・ロッカー"を解きあかす
戦争プロパガンダがアカデミー賞を獲得
Jack A. Smith
Global Research、2010年9月5日
一体なぜ、イラクにおける軍の爆発物処理班に焦点を合わせた、本物さながらで、緊張に満ちてはいるが、他の点ではパッとしないハリウッド戦争映画"ハート・ロッカー"が、2010年のアカデミー最優秀映画賞を獲得したのだろう?
最近、映画を見た後、アメリカの映画産業が賞を授けた主な理由は、最優秀監督賞も受賞したキャスリン・ビグローが、二つの注目すべき方法で、アメリカの戦争の本質を隠蔽したからだと思えてきた。
1. アメリカ侵略の一年後に、バグダッドで活動する三人の陸軍エリートの爆発物処理(EOD)班は、不当で違法な戦争に携わっていること、そしてそれゆえ、国際法が戦争犯罪として規定していることへの参加者であることを、映画は暗示さえしていない。
映画のウェブサイトによると、くだんのGIの課題は、"都市をイラク人にも、アメリカ人にも、より安全な場所にしようと試みること"だ。
戦争が、おそらくは百万人のイラク人の命を奪い、四百万人以上の難民を生み出した事実は言及されない。あるいは、最大でも25,000人の、貧弱な武装の、正規兵でない、パートのゲリラのせいで、ペンタゴンにとって屈辱的な敗北となる代わりに、ワシントンの「分割して統治する」政策で、宗教上の宗派対立や民族的対立関係を激化させ、こう着状態を生み出したことも。
映画の奇妙な題名は、プロデューサーによれば、"兵士を'ハート・ロッカー'に送り込む爆発を意味する兵隊言葉"だ。しかし、この不要な戦争の"巻き添え被害者"、民間人死者や負傷者や、何百万人もの生活が破たんした人々は、"ハート・ロッカー"には居場所がないのだ。アメリカ人の痛みだけは蓄えられてはいても、イラク人の痛みは除外される。
2. ビゲロー監督と映画に巨額の資金を援助した連中は、事実上全てのアメリカの評論家達がそうしたと同様、自分たちの取り組みを"ノンポリ"と、間違って特徴付けている。
ある評論家は、これは"際立って無党派で非政治的だ"と書いている。別の評論家は書いている。"これはイラクに関する非政治的な映画だ。イラク戦争に関する多くの映画は、説教じみていたり、あるいは、少なくとも、特定の観点に見えたりするという、わなに陥っていた。" ニューヨーカーのデイビッド・デンビは、この映画"は、あらゆる場面に、アメリカ人占領者とイラク国民の相互不信があるという暗示を除けば、政治的ではなく"、真の意義は、この映画が"戦争を人間と致命的な脅威の実存的な対立へと狭小化していることにある"
周知のように、クラウゼヴィッツが、正しくも推測したように"戦争は他の手段による政治の延長に過ぎない" のであれば、事実上、不当な戦争として広く見なされているものに関する"非政治的"な映画は、現実を意図的に歪めて表現するものだ。 "ハート・ロッカー"は、主として観客を油断させるため、ノンポリに見せかけながら、この映画が省くことに決めた事柄ゆえに、非常に政治的な映画だ。
あらゆる近代戦争で、不発弾処理班は存在しているが、彼等は、道徳的、あるいは政治的真空の中で存在しているのではない。往々にして、一方の側が、弾圧者であり、もう一方の側が、虐げられた人々であり、この違いを隠すのは、道義的に不正直だ。
例えば、南京虐殺の時期に中国で、そして、悪名高い「バターン死の行進」の時期にフィリピンで、活動している日本の不発弾処理班を、また、ユダヤ人ゲットーにおけるワルシャワ蜂起の時期に、そしてナチスの恐ろしいスターリングラード包囲攻撃の時期に、ポーランドで活動しているドイツ兵のチームを想定してみよう。
現在のアメリカの処理担当者がそうであるのと同様に、日本やドイツのこうした不発爆弾処理担当者は極めて勇敢で、命を失った人々もいた。特に彼等にはイラクやアフガニスタンにいる爆発物処理班が使っている、全ての防護装置や爆弾破壊ロボットがなかったのだから。
だが、彼等をしてポーランド、ロシア、中国やフィリピンに駐留させしめた侵略戦争に、全く言及せず、自国の不発弾処理兵の勇敢な行動にばかり焦点を当てる、ワルシャワ蜂起やスターリングラードの虐殺に関するドイツ戦争映画、あるいは南京や死の行進に関する日本映画について、どう考えるべきだろう? 大半の人々はそのような映画を "敵のプロパガンダ" と見なすだろう。特にアフガニスタン、パキスタンやイエメン(そして"戦闘作戦"は終わったというワシントンの主張にもかかわらず、イラクも)でのアメリカの戦争のように、戦争が依然として継続している場合には。
読者ご自身が、更に百万人のイラク人の命を奪った12年間のアメリカ-イギリス-国連の強烈な経済制裁と、それに続く7年間の侵略と占領を生き抜いたイラク人だとご想像いただきたい。殆ど全てのイラク人の登場人物は悪党か詐欺師で、占領側のGIは英雄、少なくとも善意の人として描かれるアメリカの戦争映画について、どう考えられるだろう?
プロデューサーのこの文章を読まれて、読者はどうお考えになるだろう。"ハート・ロッカー"は、"心を奪われるような、サスペンスに満ちた、軍で正当に認識されていない英雄の、攻撃を受けながらの勇気の描写だ。進んで困難に挑戦し、世界で最も危険な仕事の一つをこなして、命を救う不発弾処理班の専門家.... 彼らの任務は明確だ ? 守り、救うことだ。"
おそらくあなたは、戦争がまだ続いているのに、6つのアカデミー賞を獲得したこの映画は、敵のプロパガンダだとお考えになるだろう。
そう、プロパガンダは誰が犯人であろうとプロパガンダなのだ。大半のアメリカ人は、アメリカ政府、商業マスコミ、あるいは映画芸術科学アカデミーによって伝えられる場合、そうした虫のいい戦争プロパガンダを、現実と区別できないように思える。
私たちはビグロー監督の心を読むことはできないが、客観的に見れば、"ハート・ロッカー"はブッシュ-オバマ戦争の正当化を狙っている。映画は、戦争という政治的な文脈を抑制し、個人化し、評論家デンビが示唆するように、"人間と致命的な脅威の実存的な対立"と似る様、戦争の範囲をまとめてしまうことで、そうしているのだ。
"ハート・ロッカー" 戦争は、もはや、アメリカの外交政策、軍事力や、地政学的優位性や、世界最大の石油埋蔵をめぐる覇権の追求という問題ではない。それは単に、三人のアメリカ人男性が、極めて危険な軍事占領の中で、自分たちがおかれている並外れた苦難に対して、どの様に情緒的に対応するのかという問題なのだ。
"ハート・ロッカー"は、戦争支持プロパガンダ映画だ。もし、この強力な戦争映画が、そうではなく、イラクで進行中のアメリカの帝国主義的投機に関する真実に、たとえ、不発弾処理班が直面するジレンマに、主として集中していたとしても、世界の映画制作上最も権威ある賞には決してノミネートされなかったろうし、まして受賞者になれていたはずはない。
Jack A. Smithは、Global Researchの常連寄稿者である。Jack A. SmithによるGlobal Research記事。
記事原文のurl:www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=20910
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民主党代表選が終わり、とうとう自民党顔負けの属国政権が完成。当然の帰結だろう。
未曾有の不況の中、庶民は煉獄に送り、宗主国には大盤振る舞い。
米軍岩国基地に住宅整備費 防衛省が700億円見込む 2010年9月19日
米軍岩国基地(山口県岩国市)近くの住宅開発跡地に米軍家族住宅を建設する計画をめぐり、防衛省が、約1060戸の住宅建設費を含む整備費として約700億円を見込んでいることが19日、同省から説明を受けた山口県議への取材で分かった。
計画では米軍再編で厚木基地(神奈川県)からの空母艦載機移駐に伴い、移転する軍人用の住宅約1060戸を新設、うち約270戸を跡地に建てる。
以下略
(共同通信)
基地問題をかかえたままの、鳩山首相の突然の辞任、不思議なことと思っていた。
一年前、ホンジュラスでは、米軍基地を、民間空港に変えようとし、またアメリカ押し付けでない、自前の憲法制定(宗主国の言われるがまま、侵略戦戦地への傭兵派兵を可能にする為、日本の傀儡政党が目指している改悪とは全く違う)を考えていたセラヤ大統領、軍クーデターにより、パジャマのまま国外追放され、米軍基地はそのまま無事に残された。もちろん、軍隊だけではなく、セラヤに反対する与党・財界も宗主国の走狗として動いた。
米軍基地撤廃を訴えた国の首相が自国の軍に拉致され、追放された衝撃的な事件、日本のマスコミは黙殺している。事実上の「報道管制」。試しにセラヤ大統領・国外追放などで検索されると良いだろう。ちなみに、当ブログでは下記記事等を翻訳してある。
セラヤ、ネグロポンテとソトカノ論争- ホンジュラスのクーデターと米空軍基地
素人として、この事件、日本への警告、脅しではないか、と思っていた。
日本では、まさか、パジャマ姿で国外追放されたりはすまいが、基地を国外へ(つまり廃止)という夢、何らかの形で潰されるに違いないと確信していた。
ところで、マスコミの小沢バッシングを見ていて、副島隆彦氏の本を読む気になった。
『小沢革命政権で日本を救え』『新たなる金融危機に向かう世界』『日本の秘密』。
下記で彼の主張の概要は読める。詳細は本をどうぞ。中田氏のブログ記事も興味深い。
6.2 反小沢クーデター」 に対して、私たちは、厳しい防御の態勢に入らなければならない。騙されてはならない。投稿者:副島隆彦
ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報「ポピュリズムはまた敗北した」、「2000年フロリダで起きたことを連想させる民主党代表選」
鳩山首相の突然の辞任、
菅直人の総理就任、
消費税増税を訴えて、わざと負ける不思議な選挙等々
全て、宗主国の指示による細工だということが、納得できる。
ホンジュラスと違い、真正属国である日本では、軍隊クーデターなど不要。
真正の傀儡政治家と大本営報道機関マスコミが指示した通りに動くのだから。
首相辞任、米軍基地に反対する首相に対する日本版クーデターだったのだろう。
マスコミが、今回のクーデターの本質を、意図的に隠蔽しているのだと思えてきた。
マスコミ、こうした主張は、『陰謀論』と呼ぶこともなく、無視するだろう。
マスコミの激しい小沢バッシングを、ブロガー諸氏が批判すると、新聞は一ページをさいて、一流大学の教師や著名評論家を起用し、ネットの言論は喫茶店の談話だと一蹴する。
自分が宗主国・傀儡属国政権のプロパガンダ機関であることには決して触れない。
全マスコミが同じことばかりを話題にする時には、目をそちらにそらせている間に、必ず同時に、「悪法の通過」等、庶民に極めて不都合なことが起きる。
宗主国と菅属国政権に破れたのは、小沢氏と彼を支持する民主党支持者だけではないだろう。
この国では、わざわざ映画館にでかけなくとも、自前で購入したテレビ、自前で払う電気代で、あるいは、新聞代で、軍事化を推進する、大本営プロパガンダ漬けになれる。
お返しをしておこう。『マスコミはバカと暇人のもの』。
今の豪腕政治家バッシングを見ていて、フセイン大統領を思い出した。
イラクのフセイン大統領、ラムズフェルドと親密な時期もあった。世界最大のならずもの国家、あらゆる他国(属国)の、一番有力な政治家をアメリカに有利な様にこきつかう。しかし、そうしたトップ政治家が、多少とも逆らえば、容赦なく切り捨てる。ノリエガもそうだった。まして一番の属国においておや。
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▼2010年9月19日 (日)
ハリウッドの軍事化 : ハート・ロッカー を解きあかす
戦争プロパガンダがアカデミー賞を獲得
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-1490.html
・・・
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性根が卑屈で卑しい益論に堕ちると常々思っていたが、所詮その程度の器というわけだ。ここも駄目だな。
投稿: Driyos | 2010年9月24日 (金) 03時33分
TB有難うございました。
私の方からのTB,相変わらず通らなくなったままですので、
「鳩が食らわされたのは、豆鉄砲ではなかったらしい」のURLを書かせていただきます。
http://dendrodium.blog15.fc2.com/blog-entry-624.html#pagetop
今の菅政権を見ていたら、アメリカが相当協力に動いているように見えますね。
鳩山さんも抗ったら、セラや大統領のようにされていたのでしょうか?
投稿: 和久希世 | 2010年9月20日 (月) 07時34分