タイムズ・スクエア爆弾犯、CIAが操るテロ集団ジェイシュ-エ-モハメッドと関係
ジェイシュ-エ-モハメッド とは、9/11ハイジャッカーに資金を援助したCIA-MI6スパイが創設した組織だ
Paul Joseph Watson
May 6、2010
Prison Planet
タイムズ・スクエアの自動車爆弾未遂事件で、爆弾犯人とされているファイサル・シャザードと旅行をした関係で、パキスタンで逮捕された男は、イギリスMI6とCIAが操っているテロ組織のメンバーだ。
火曜日にカラチで逮捕されたシェイク・モハメッド・レハンは、“2009年7月7日、カラチからペシャワルまで、シャザードと小型トラックでドライブしたとされていると、当局は語っている。二人は7月22日にカラチに戻った。何故二人がペシャワルに出かけたのか、そこで誰かと会ったのかは不明だ”とL.A. タイムズは報じている。
レハンは、1990年代中期にその名を知られるようになった、インドとパキスタンの間で紛争になっているカシミール国境地域の攻撃にも関与していた、過激派テロ組織ジェイシュ-エ-モハメッド(モハメッド軍団?)のメンバーだ。この集団は、インドとパキスタンを、核戦争の瀬戸際にまで追いやり、双方に兵器を販売している、イギリスとアメリカの兵器製造業者にとっては、大いに儲かる緊張を生じた、2001年12月のインド国会攻撃実行も支援していた。
“インドとパキスタンを戦争の瀬戸際に押しやるのに貢献した2001年12月インド国会へのテロ攻撃は、いずれもパキスタンのISIによって秘かに支援されている二つのパキスタンを本拠地とする反政府集団、ラシカール-エ-タイバと、ジェイシュ-エ-モハメッドによって実行された”とミシェル・チョスドフスキーは書いている。“言うまでもなく、こうしたISIが支援するテロ攻撃は、アメリカの地政学的権益に役立っている。テロ攻撃は、インド国内の団結を弱体化し、破壊するのに貢献するだけでなく、パキスタンとインドとの間での地域戦争勃発を促進する条件も生み出している。”
タイムズ・スクエアの事件とのつながりで脚光を浴びつつある集団ジェイシュ-エ-モハメッドは、当時ISI長官だったマフムード・アフメド中将の命を受け、モハメッド・アッタに、アラブ首長国連邦から100,000ドルを運んだ9/11資金の運び屋であるアフメド・オマール・サイード・シェイクによって設立された。アフメド・オマール・サイード・シェイクに、ペンタゴンとワールド・トレード・センターへの攻撃用資金援助をするよう命じた、このマフムード・アフメドは、9/11日朝、ワシントンDCで、共和党下院議員ポーター・ゴスと民主党上院議員ボブ・グラハと会っていた。攻撃前後の日々、アフメドは、CIA長官ジョージ・テネットや、当時上院外交委員会の委員長で現副大統領ジョー・バイデンとも会っていた。
ISIを調査していたダニエル・パール殺害におけるジェイシュ-エ-モハメッドの関与にまつわる報道で、ピッツバーグ・トリビューン-レビュー紙は、パキスタン政府は“サイード・シェイクの権力は、ISIに由来するのではなく、アメリカCIAそのものとのつながりによるものだと考えている”と報じている。
元パキスタン大統領ペルベス・ムシャラフも 、ロンドン留学中のシェイクを、ボスニアを不安定化させる活動のために、MI6が採用したのだと主張していた。1992-1995年のボスニア紛争時、CIAはオサマ・ビン・ラディンとアルカイダが、ボスニアのイスラム教徒を訓練し、武装させるのを手助けした。
2002年、ロンドン・タイムズは、シェイクは“普通のテロリストではなく、パキスタン軍と諜報機関のエリート幹部や、オサマ・ビン・ラディンやアルカイダ組織の奥の院ともつながっている。”と報じた。
2008年のムンバイ虐殺を含む無数のテロ行為や、政治的拉致への、密接な関与にもかかわらず、シェイクは、CIAとイギリス諜報機関双方により、毎回助けられていた。
要約すれば、これが、失敗したタイムズ・スクエア爆破にからんで浮上した集団を設立した人物だ。CIAとMI6のスパイだ。
“専門家たちはジェイシュ-エ-モハメッドは、未だにパキスタンの強力な政府諜報関係者とのつながりで恩恵を得ていると考えている。専門家の中には、パキスタンの統合情報局が、この集団の形成を手助けしたと考えている人々もいる”と昨日のL.A. タイムズ記事は報じている。
地政学専門家の圧倒的多数が同意している通り、パキスタンISIは、事実上、CIAの出先機関に他ならない。ISIは、CIAの承認無しには何もしない。この外国のスパイ組織には、ジェイシュ-エ-モハメッドのようなテロ集団に資金援助をし、武器を与えていたや 9/11ハイジャッカーに資金援助をしていたという事実のような悪名高い実績があるにもかかわらず、CIAは、9/11以来、ISIに何百万ドルも支払っており、これはISI総予算の三分の一以上にものぼる。
CIAがほとんど全ての中東のテロ集団に関与している以上、CIAとタイムズ・スクエア爆弾犯人との関係が明るみにでたとて驚くべきことではない。西欧の諜報機関や、西欧の諜報機関に支配されているテロ集団によって、訓練され、武器を与えられ、過激化させられ、うまく謀られて罪を犯させられたり、挑発されたりしなかったテロリストになど、出会った試しがないのだから。
記事原文のurl:www.prisonplanet.com/times-square-bomber-linked-with-cia-controlled-terror-group.html
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読者投稿が30編あるが、中に「なぜCIAをAl CIADAと呼ぶのを裏付けてくれる」というものがあった。
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コメント
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十中八九、当のファイサル・シャザード容疑者自身が「ISIの紐付き」てか「ISIの埋め込み」てか、戦国時代の昔の日本的言い方なら「忍びの草」じゃないですか?
普段は普通に暮らして、一朝事あると上に従順に「指令通り」動く。
元々、ファイサル・シャザード容疑者のお父さんがパキスタン空軍退役将校で、ソレって情報畑じゃないのぉ?
何ともワザとらしい感じがします…。
投稿: 田仁 | 2010年5月12日 (水) 21時23分