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2009年10月29日 (木)

モントリオールっ子、ブッシュに炎のメッセージを送る: あなたは好ましくからぬ人物

Charlotte Dennett

Toward Freedom - 2009-10-24

デモ参加者が余り多くの靴を投げたため、ホテル・スタッフは、洗濯物入れを通りに押し出して、全部の靴を拾い上げようとしたが、それでも洗濯物入れに入りきらなかった。

デモ参加者は、こうシュプレヒコールを叫んだ。"ブッシュ: 暗殺者! テロリスト! 犯罪人!" それから、しかるべき指示に合わせ、ジョージ・W・ブッシュの講演が予定されている、クイーン・エリザベス・ホテルの厳重に警備された玄関に向かって靴を投げた。

デモ参加者は、以下のようなプラカードを振っていた。"よけるな!" 、"ブッシュのおかげで130万人が死んだ"、また "イラクの子供達に、爆弾ではなく、パンを"プラカードやシュプレヒコールの中には、ブッシュの父親に対しても同様に向けられたものがあった。 "あなたも人殺しだ!"

そして、終わり頃に、ジョージ・W・ブッシュの人形を燃やした。

10月22日、友人のロビン・ロイドと私は、この真昼の光景の大半を、記者証をちらつかせることで、なんとか入り込めたホテルの中から見つめていた。ロイドは、Women's International League for Peace and Freedomのメンバーで、植民地主義に対する、今では、帝国主義に対する第三世界のレジスタンスを記録するという、彼女の父親が始めた伝統を継続してきた雑誌Toward Freedom Magazineの発行者(現在、TowardFreedom.comでオンライン化)だ。彼女は、ジョージ・W・ブッシュや彼の主席顧問等に、政権8年間での、拷問や、他の大罪や、不品行の責任をとらせることを目指す、世界的運動が成長しつつあることを生き生きと例示するはずのものを目の当たりにしようと、モントリオールまで私に同行することに同意してくれた。もしも運が良ければ、わが元大統領が、"ゆゆしい8年間"について講演をするのも目撃できよう。彼は、モントリオール商工会議所に招待された、裕福な聴衆に向かって講演することになっていた。

ブッシュの登場を待つ間に、ホテルのスタッフが、靴で一杯の洗濯物入れを、室内に運び入れながら、靴の山のてっぺんにあった一足を土産用に選ぶよう、私に促した。数分後、一人の警備員が私に向かってやって来て、丁重に、その靴はカバンに隠した方がよろしいでしょうと忠告してくれた。「こういう時に、靴を持っているところを見られては、受けが宜しくないと思いますよ」と彼は言った。

なんと礼儀正しい人だろうと、私は驚いた。外にいた白いヘルメットをかぶったモントリオールの警察官達すらも、ピッツバーグでの最近のG-20会議を取り巻くデモ参加者に、催涙弾、こん棒、轟音発生装置を、おみまいした、ダス・ベーダ風ロボコップ連中とは好対照の抑制された行動ぶりだった。

それでも、絨毯が敷かれ、暖房の効いたホテル(いみじくも君主制を讃えている)の中に立って、震えた、若者が大半の抗議デモ参加者が、外でシュプレヒコールを大声で叫ぶのを見つめているのは、薄気味悪い気分だった。そのシュプレヒコールはほとんど聞こえなかったのだが。恐らく、ホテルは、お客を日々の騒音から守るべく、何か特殊な板ガラスを組み込んでいるのだろう。ロビンと私は、ブッシュをみかけなかったので、裏口から迎え入れられたのだろうと想像した。彼の講演は招待者限定だった。マスコミでさえ、招待されている必要があった。入場料は400ドルだ。約1,000人が参加した。ブッシュは講演一回につき150,000ドルの謝礼を得るのだと言われている。

元大統領に会う機会を奪われたものの、外にいた抗議デモ参加者達は、彼に対する意見を、プラカードを通して言えたことに満足している様子だった。プラカードにはこうあった。あなたは戦犯だ。だから、あなたはモントリオールでは、好ましくからぬ人物(ペルソナ・ノン・グラータ)だ。

前日、彼等は日刊紙ル・ドヴォアーに、48のグループと440人の個人連名の全面広告を掲載した 。一部を挙げるとこうだ。

    「国際法に違反した政策で、世界中をこのような苦難に導いたジョージ・W・ブッシュを招いたモントリオールの実業界を、我々は非難する。ホワイト・ハウスでの、ブッシュの‘ゆゆしい8年間’の、まず第一に、ブッシュに対し、イラクとアフガニスタンの国民が、悲劇的にも、都市への大量爆撃、村人達の‘巻き添え’虐殺、大虐殺と破壊、強姦や他の性犯罪、拷問や、恣意的勾留という犠牲を払い続けている。現在も継続している二つの侵略戦争と占領。」

彼らの広告は、同胞への「大国についての関心しかない、この超保守的な物事の考え方が、生き続けることの危険性について」の警告で終わっている。

抗議デモ参加者達が"偽善ツアー"とあだ名をつけたブッシュのカナダ都市ツアーは、刊行予定である、自伝の販売促進と、大統領として傷ついたイメージ修復を狙って企画されたものだ。彼の父親、ブッシュ41代大統領でさえ、息子に対する批判で、痛みを受けてきた。父ブッシュは、MSNBCのホスト、キース・オルバーマンや、レイチェル・マドウによる、息子ブッシュに対する、時としてとげのある報道を最近批判して、彼らのことを"病んだ仔犬達"と呼んだ。

「彼等が、私の息子や、誰か彼らの物の見方に反対する人々を扱うやり方は、実に不快だ」父親ブッシュは言った。「息子が大統領だった頃、連中は、息子を、無情に、また私からすれば、かなりの場合、けしからぬほどに、やっつけるだけだったが、それが今は、新大統領相手に変わったのだ。」

ブッシュの伝記『Family of Secrets』の著者ラス・ベーカーは、違う見方をして、卑劣に相手の悪口を言うことに対して、批判されるべき人物がいるとすれば、それは父親ブッシュだと指摘している。彼こそ「政治的暗殺者であるリー・アトウォーター(ウィリー・ホートンを参照)を雇い、カール・ローブに最初の仕事を与えた」人物なのだ。更に、ベーカーはつけ加えている。「彼の息子に対する批判で、ひどく不正確、実にとんでもない、あるいは、息子大統領のすさまじい現実を反映していないものを思い起こすのは、極めて困難だ。」

抗議デモ参加者の一人に、在職時の息子ブッシュに対する、ケベック政府の態度について、私は質問してみた。若者は説明してくれた。「イラク侵略前、政府幹部達は、世界中で、ずっと強力な反戦デモが展開されていたので、もっと我々寄りでした。我々が戦争を止め損ねた時、連中はより慎重になりました。アメリカ合州国は政治的にも、経済的にも、極めて強力で、わが国の代議士たちの多くは、アメリカと事を荒立てたくはなかったのです。そして、今、ブッシュは、イメージ修復を目指し、レーダー画面の下方へと、もぐり込もうとしているのです。」

「参会者数には満足していますか?」と私は尋ねた。約300人が参加していた。

「平日であることを考えれば、悪くないでしょう」と彼は答えた。「今ご覧になっているのは最も熱心な人々です。ブッシュに責任をとらせる必要性を決してあきらめようとしない人々です。」

アメリカでも、オバマ大統領に対し、イラクとアフガニスタンでの戦争継続に関する疑念を持つ機会を、国民が与えたかった為に、デモの規模が小さくなったという、同様な意見を聞いている。だが今や、オバマ政権もほぼ一年、忍耐も衰えてつつある。その間、非常に熱心な人々は、ずっと頑張り続けてきた。オレンジ色のジャンプスーツを着て、黒いフードをかぶり、デモ参加者達は、ワシントンの連邦政府庁舎外で、他の大都市で、ブッシュ政権のトップにいた連中が犯した犯罪の説明責任を要求して、抗議デモを続けてきた。彼等には問題が一つだけある。全国紙が彼等を無視しているために、ほとんどのアメリカ人が彼等の抗議デモのことを知らないのだ。

ニュースが国境を越えて、アメリカにまでは及ばなかったとはいえ、モントリオールでは、地方版でしっかり報道された。モントリオール・ガゼットは、「モントリオールで、ジョージ・W・ブッシュ講演している頃合いに、靴が飛んだ。」という見出しの下、ブッシュの人形が燃やされている大きな写真を掲載した。

「二期の大統領職中、アメリカにイラク戦争を始めさせた等の決断については全く後悔していないと断言しながら、終始、ジョークを言ったり、カナダ人主催者達にウインクしたりして」ブッシュは、聴衆にとって「魅力的だ」とル・ドヴォアー紙は書いている。

ガゼット紙は、「道徳的見地から決断を下してきたと、できる限り最善の、重大な判断を下してきたと、私は確信している。それに、私は魂を売らなかった。」とブッシュが聴衆に語ったとして、引用している。

それにもかかわらず、何百万人ものアメリカ人が、元大統領には、イラクでの残忍で違法な戦争であれ、拷問、あるいは令状無しでのアメリカ人へのスパイ活動であれ、彼の犯罪に対し、起訴されて欲しいと願っていることを、世論調査で示している。またもしもモントリオールでのデモが、何らかの目安だとすれば、こうした思いは、アメリカ国境を越えて共有されているのだ。こうした抗議デモの底にある心情は常にひとつだ。もしも私たちが今、これらリーダー達に、彼等が在職中に犯した罪に対する責任をとらせなければ、連中も、その後継者達もそうした犯罪を将来も行い続けるだろう。誰一人として、大統領でさえ、法を免れない、という原則を、我々が信じるのであれば、我々は、責任追求運動に"非常に熱心な"人々に加わり、その原則に基づいて、行動を始める時期だ。

Charlotte Dennettは、一月にChelsea Green社から刊行予定の本、The People v Bush: One Lawyer’s Campaign to Bring the President to Justice and the National Grass Roots Movement She’s Encountered Along the Way(仮訳『民衆対ブッシュ:大統領に裁判を受けさせようとする、ある弁護士の活動と、その中で彼女が出会った全国的草の根運動』)の著者である。

記事原文のurl:towardfreedom.com/home/content/view/1729/1/

引用されている、カナダの新聞vancouversun

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スタジアムで、風船代わりに、靴を投げこもうという勇ましいブログもあるようだ。

しかしここは、「始球式に全員遅刻してしまう」等の対策のほうが、スマートのような気がする。無人の球場で、ボールを投げる姿、なかなか見物。
もしも彼が満員の観衆の中で始球式をしおおせれば、日本人(正確には日本の野球ファン?)の民度が世界にあきらかになる。

岸首相が、激しい反安保デモに直面して、「今日も後楽園球場は満員だ。声なき声は私を支持している」といった、その声なき声は、60年安保条約改訂の頃と変わったのか、否か、はっきりする。
いずれにせよ事実が明らかになるのは良いことだ。

民主党、「マニフェストを、国民と契約したので、書いてあることは実現する。」と言っている。今日、谷垣自民党総裁の質問に、4年で実現できなければ政治責任をとると、鳩山首相は断言した。

マニフェストの下記項目、本当に国民は納得して投票したのだろうか?自立した国家として是非とも削減・撤廃すべきは、米軍基地であって、決して議員定数ではないだろう。

7.国会議員の定数を削減する

【政策目的】

○行財政改革を進めるとともに、政権交代が実現しやすい選挙制度とする。

【具体策】

○衆議院の比例定数を80削減する。参議院については選挙制度の抜本的改革の中で、衆議院に準じて削減する。

小泉・竹中売国政権から、二度と抜けられない、鳩山・小沢・現代版(属国)ナチス政権に変わるだけ。

世間の注目を、主要な話題からそらせる為の撒き餌、いわゆるRed herring事件である、女優の薬物使用裁判やら、睡眠誘導剤・練炭殺人疑惑のニュースやらを追いかけるのではなく、日米安保、普天間基地問題や、定数削減問題を追いかける夢のジャーナリズムが現れないものだろうか?もちろん、とうていかなわぬ夢ではあるが、たまには夢ぐらい見たい。

書店を覗いてみたら、雑誌『世界』11月号、特集「対等な日米関係」とは何か-核密約と日米安保 とあったので早速買い求めた。780円。

無料のゴミ番組放映が仕事の民放を見て文句を言うより、有料雑誌を読む方が精神衛生によいだろう。何より、貴重な論文、アヘン・マスコミから、抜け出すのに役立つに違いない。世界二大「悪の枢軸」連合の大本営広報部マスコミの魔力から。

飽食の属国で暮らす裕福な大本営広報部ジャーナリストと異なる、「本当の」愛国者ジャーナリスト関連記事は、例えば以下の通り。

イラク人ジャーナリスト、ブッシュに靴を投げつけたかどで懲役刑

イラクで投げられた靴

ムンタザル・アル-ザイディは我々ジャーリストが、ずっと前にすべきだったことをした

また、彼をして、こうした行為をさせるに至った、アメリカの徹底的なイラク文明破壊の実態は例えば下記を。

アメリカの対イラク戦争-文明の破壊

黙って、税金を払っているということは、これら全ての是認に他ならない。エセ二大政党の民主党に投票して、政権交代の陶酔感に酔われるのは勝手だか民主党、八っ場ダムの中止は言っても、普天間基地廃棄は主張しない。何より、思いやり予算なる、テロ宗主国の「かつあげ」は、びた一文削減されていない。あの党のインチキさを一貫して書いている。万一、この見方、間違えであれば、即時お詫びをして、手間のかかるブログなどやめ、民主党支持に転向するのはやぶさかではない。そうではないから、困っている。

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