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2009年9月21日 (月)

ワシントンの“良い戦争” パキスタンにおける、暗殺部隊、行方不明と拷問

wsws.org

2009年9月16日

オバマ政権が、いわゆるアフパク戦争の大規模エスカレーション準備をする中で、アフガニスタンの東部国境に近い、パキスタンのスワット渓谷からの報道は、ペンタゴンと、現地の同盟者たちが遂行している戦争の性格のぞっとする兆候だ。

オバマと彼の支持者らによって“良い戦争”として、もてはやされているものの、ペンタゴンとCIAが、暗殺部隊、行方不明や拷問を伴う、地域の住民に対する戦争に携わっているという山のような証拠がある。

四月、パキスタン軍は、20,000人の兵士を、同国の北西辺境州(NWFP)の一部スワットに派遣し、国境の向こうで、アメリカ-NATOによるアフガニスタン占領に抵抗しているパシュトゥーン族を支援してきた、パシュトゥーン族のイスラム教運動(通常、パキスタン・タリバンと表現される)に対する戦争を遂行している。

再三のイスラマバード訪問時に、アメリカ特使リチャード・ホルブルックや、アメリカ軍当局幹部による、直接かつ、きわめて公的な主張に基づいて実行されたこの攻勢は、unleashed a人道的大惨事。集団的懲罰の大規模実行も同然のものにより、多くの民間人が殺害され、負傷し、およそ250万人が、住み処を追われた。

現在、パキスタン軍がこの地域を占領し続け、恐怖政治を遂行しており、国境の向こうで、政府や、アメリカ占領に敵対する人物と見なされた人々が、逮捕され、拷問で殺されているのだ。

9月15日、ニューヨーク・タイムズに掲載された記事によると、スワット渓谷の軍事占領によって、「恐怖の新作戦が根付き、人権活動家や現地住民は、軍の仕業だと語っているものにより、多数の、恐らくは何百人もの遺体が街路に投棄された。」

パキスタン軍は、相次ぐ殺りくに対する責任を否定し、イスラム教徒に対して復讐しようとしている民間人のせいにしているが、タイムズ紙は、現地住民、政治家や人権活動家達が、軍を非難しているのを挙げている。彼等は、「報復の規模、犠牲者の多くが拷問される手口の相似、軍がしっかり支配している地域での、殺人や、行方不明の、組織的な特徴」を指摘していると記事は言う。

残虐な拷問の痕跡に加え、多くの遺体は、両手を背中で縛られ、首の後ろを撃たれた姿で発見されている。時には、遺体は、首を切断されていた。

9月1日、パキスタン新聞Dawnは、7月以来、251の遺体が、スワット渓谷の道路脇に置き去りにされているのが見つかったと、政府当局者が語っているのを挙げている。8月27日、51の遺体は、わずか24時間の間に、この地域で見つかったと新聞は報じた。

Dawn紙はまた、軍による犠牲者が埋葬されている、多数の共同墓地を発見したことを報じ、「生きている者も死者も、いっしょくたの、ぞんざいで非人間的なあつかいを目撃した」現地住民に言及している。

タイムズ紙は、9月1日に、自分の電器修理店で、軍によって逮捕されたアフタル・アリ、28歳の例を挙げている。軍当局者は、家族には、繰り返し、釈放されるだろうと語りながら、四日後に彼の死体が、戸口に投棄されたが、たばこによる火傷を負い、爪は肉の中に打ち込まれていた。「彼の体の中で、拷問されていない部分はありませんでした」と、正義を求める申し立てで、彼の遺族は語っている。

アメリカの当局者は、パキスタン軍のスワット渓谷における作戦を称賛し、先週、アメリカ大使アン・パターソンが、軍を祝うためスワット最大の町ミンゴラを訪問した。

現在アメリカ当局は、パキスタン政府に、この残虐な作戦を、南ワジリスタンで再現するよう圧力をかけている。アメリカのアフガニスタン占領軍への主要補給路であるカイバル峠の現場、カイバル管区で同様な攻勢が既に進行中だ。国連当局者は、この攻撃のおかげで、100,000人が家を追われたと報告している。

パキスタン国民に対して実行されている残虐行為の背後にはワシントンがいる。公然の軍事援助として、本予算年度で、およそ25億ドルも、パキスタンの軍事作戦に、資金を供給しているのだ。その間、CIA無人飛行機攻撃は続いており、過去一年で、ほぼ600人ものパキスタン人犠牲者の命を奪ったが、その大半は一般市民だ。

相次ぐ、行方不明、パキスタンでの拷問、暗殺部隊による暗殺が、“アメリカ製”だと考えられる、あらゆる根拠がある。

アフガニスタンのアメリカ軍司令官に就任する前、スタンリー・マクリスタル大将は、米軍統合特殊作戦軍(JSOC)、つまり、ジャーナリストのセイモア・ハーシュが、“高等暗殺部隊”と表現した秘密特殊作戦隊を率いていた。

アメリカ特殊部隊の“トレーナー”は、パキスタン領土で活動しており、パキスタン軍に、JSOCお気に入りの戦術を伝授している。縛られ虐待された遺体がスワットの街路に投棄されるという戦術だ。

ベトナムでのフェニックス作戦から、1980年代の、アメリカが支援した暗殺部隊によるエルサルバドル国民の威嚇に至るまでの、アメリカの長い対ゲリラ戦争のパターンに、こうした戦術はぴったりだ。

火曜日、上院軍事委員会での宣誓で、軍は、ほぼ確実に、この年末までに、アフガニスタンに配備されるべき、70,000人以上のアメリカ兵と海兵隊という兵員レベルの増強を求めていると、統合参謀本部議長のマイケル・ミューレン海軍大将は再度警告した。

マクリスタル大将は戦争の焦点を、アフガニスタン-パキスタン国境地域に移すように要求していると、外交筋の情報を引用して、Dawn紙は報じている。

約8年のアメリカ占領後、アフガニスタンの大半で支配力を失ったペンタゴンは、大衆のレジスタンスを崩壊させようと、国境両側の住民に対し、殺りくとテロの新たな波を開始することを準備している。

反戦感情の波に乗って選出された、バラク・オバマ政権は、既に前任者が遂行したものに匹敵する戦争犯罪に加担している。アメリカ国内における、戦争支持は、イラクを巡って低下したレベルに近づいており、最新のCNN世論調査は、58パーセントのアメリカ人が、アメリカのアフガニスタン占領に反対し、わずか39パーセントが支持をしているのに過ぎないことを示している。

アメリカ支配層エリートの権益によって動かされている、この汚らしい戦争のエスカレーションは、国内における、仕事と生活水準に対する攻撃のエスカレーションとあいまって、オバマ政権と、帝国主義戦争の駆動力である自由企業制度に反対する、労働者による大衆政治運動が出現する条件を生み出しつつある。

Bill Van Auken

記事原文のurl:www.wsws.org/articles/2009/sep2009/pers-s16.shtml

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鳩山首相の北海道支部の故人献金の会計監査をしていた税理士が、晴れ姿を見ずに、選挙前日の29日に、「偶然」急死したことは報道しないマスコミ、鳩山首相の愛犬アルフィーが体調を崩し、奇しくも新首相が誕生したのを見届けてから息をひきとったことは記事にする。犬が人を噛んでも記事にならないが、人が犬を噛めば記事になるという見本?(税理士の記事は、フライデーが9/17号で掲載)

ビデオ・ニュース・ドット・コムの新保氏、宮台両氏、ジャーナリストの上杉隆氏が、記者クラブを解放し、彼等も参加できるようにするとしていた約束を、首相就任会見で、ネットメディアを締め出し、(早速)破った、として、大いに憤慨しておられる。

いずれも、筋金入りの民主党シンパと勝手に思いこみ、彼等なら難なく受け入れられるかと想像していた小生、実に驚いた。

もちろん、この件、大手マスコミは全く触れない。

一方、次官会見廃止については、記者団から懸念が相次いだり、新聞労連から、「新たなメディア規制」だと抗議声明がでているというのは、マスコミに大きく掲載されている。

素人には、どちらも大問題に見えるが、一方しか話題にしない、マスコミの不思議。

愛犬アルフィー逝去の方が、「記者クラブ解放」の約束よりも、はるかに重要というのが、素人には全く理解できない。

民主党(より正確には連立政権か?)も、やはり自民党と同じ穴のムジナ(いやそれ以上だろう)、というのが、このあたり、既に見えている気がするのだが。

もちろん(例外的に)亀井大臣や長妻大臣など、本当に頑張っていただきたい方々もおられる、と思っていることは明記しておこう。

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