NATO、ウクライナをアフガニスタンへの経路として使用
2009年4月3日
ロシア・トゥデイ
ウクライナとNATOは、アフガニスタンの国際治安部隊を支援するため、非軍事的な貨物を、ウクライナ領土を通過させることに合意した。アメリカ合州国は既に幾つかの中央アジア諸国と同案件で合意していた。
3月25日の政府間での契約書草案承認を受け、書類は、木曜日、NATO本部でヤープ・デ・ホープ・スヘッフェル事務総長と、ウクライナのNATO特使イーゴリ・サガチによって署名されたと、ウクライナ外務省広報担当官ワシリ・キリリッチの発言を引用して、RIAノーボスチは報じた。
通過の正確な経路は特定されていない。
ウクライナが、そうした通過を認めた最初のCIS諸国というわけではない。2008年春、ロシアとカザフスタンも、同盟軍が、非軍事的な貨物を、ウクライナ領土を経由して、アフガニスタンへ送るのを助ける体制が整っていることを確認した。
ロシア外務省のアンドレイ・ネステレンコは、木曜日モスクワでの記者会見で、アメリカ側からの要求に従い、二月と三月、ラトビアから、中央アジア、ロシア領土を経由して、試行貨物が送られたことを指摘した。ロシア外交官は、ロシアは、アフガニスタンにおけるNATOの作戦を支援するいかなる軍事貨物も、通過させるという依頼は受けていないと指摘した。
他の中央アジア諸国で、アフガニスタンへの途上、NATOの非軍事的な貨物通過を認めている国々としては、タジキスタン、カザフスタンとトルクメニスタンがある。
金曜日、アメリカ合州国は、この件でウズベキスタンとも合意したと、あるペンタゴン代理人を引用して、RIAノーボスチが報道した。条約は、治安部隊の必要にあわせた、食料、医薬品および建設資材の通過を促進することを狙ったもの。
タリバン戦士の活動が増加しているのに対応して、アフガニスタン駐留兵士の人数を増強するという、オバマ政権の最近の計画渦中にあって、アメリカは特に契約締結を切望していた。
記事原文のurl:russiatoday.com/Top_News/2009-04-03/NATO_to_use_Ukraine_as_a_transit_route_to_Afghanistan.html
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