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2009年1月18日 (日)

正直リンカーンについて、正直になろうではないか?

KEN WARD

2009年1月10日

"Capitol Hill Blue" FUBAR

1月20日、バラク・オバマが就任の宣誓をする際に、彼は左手をアブラハム・リンカーンの聖書の上に置くことになっている。

オネスト・エイブ(正直エイブ=リンカーンの愛称)生誕200周年に、黒人が初めて大統領に就任するため、リンカーンとの関係が色々言い立てられている。この歴史的な一致のおかげで、「偉大なる奴隷解放者」絶賛頌歌の発作が再発している。

とはいえ、アメリカ人全員が国家的恍惚感の発作に押し流される前に、オネスト・エイブに関する、いくつかの不具合な真実に留意しておく必要があるだろう。

そもそも、リンカーンの聖書は、どこかの一族が使い古した一巻というわけではない。リンカーンの就任式用に、最高裁判所の事務官ウイリアム・トーマス・キャロルが買い求めたものだった。

リンカーン自身は正確には伝統的キリスト教徒ではなく、信心深くもなかった。20代の時に、彼は聖書の神感に疑問を呈する"不信心についての小品"を書いた。ほとんどの研究が、リンカーンはある種の摂理を信じてはいたものの、公式発言では神への祈願を頻繁にしながら、人格神という考え方とは格闘していたことを、示唆している。

そのような異教思想から、リンカーンは、非宗教的な哲学という点で、彼の時代の先駆けとなっていて不思議はないが、人種問題に関する彼の考え方は、実は当時主流のものだった。1858年のリンカーン-ダグラス討論の際、例えば、彼は以下のように発言していた。

「白人と黒人の間に政治的、社会的平等をもたらそうという意図は私には皆無であります。双方の間には肉体的な違いがあり、私が判断する限り、したがって、完全に平等な立場の上で、共に暮らすことは、おそらく永遠に不可能でしょう。

「黒人の有権者や陪審員を生み出そうとしたり、そうしたこともなく、事務所を持つ資格を認めたり、白人と交婚することに賛成したこともない。私は、白色人種に与えられた優位な立場を維持していることに賛成する他の諸氏と一緒だ。」

四年後の、1862年8月22日に、ニューヨーク・トリビューン紙の編集者ホレス・グリーリー宛ての手紙で、リンカーンはこう書いている。

「もしも奴隷を一人も解放せずに連邦を救えたのであれば、そうしただろうし、もしも全ての奴隷を解放することで、連邦を救えたのであれば、そうしただろう。そして、もしも奴隷の一部を解放し、他の奴隷はそのまま放置することで、連邦を救えたのであれば、そういうこともしただろう。奴隷制度と有色人種に対して私が色々しているのは、それがアメリカ合州国を救う役に立つと信じたためなのだ。」

リンカーンがこうした言葉を発言した時には、奴隷解放宣言の草稿が引き出しの中に入っていたのだ。

そこで"本当のリンカーン"はどういう人物だったのだろうか? 2003年刊行の著書にこの質問と同じ題名をつけた、メリーランドのロヨラ大学教授トーマス・ディロレンゾは、一般国民が、リンカーンのありのままの姿を知ることが重要だと語っている。

「平均的アメリカ人は、さほどリンカーン演説を読み込んでいるわけではなく、'リンカーン学者' によるフィルターを通して学んでいるわけだが、リンカーンのある種の発言と行動には驚くか、あるいは、衝撃さえ受けるだろう。彼は何度も繰り返し、人種の政治的、社会的平等には反対だと発言していた。彼は奴隷解放論者ではなく、解放論者を不当に軽視し、彼等とは距離をおいていた。また、人種問題に対処する彼の主要な手段は、あらゆるアメリカの黒人を、アフリカ、ハイチや、中米、つまり、アメリカ合州国以外のどこかに、入植させようというものだった。」

カール・マルクスとウラジーミル・レーニン崇拝を吹き込まれていたソ連時代の学童達とそっくりに、16,000冊ものリンカーン本の集成が、イリノイ出身のただの田舎弁護士が、立派に国を守り、黒人を解放したと信じるよう、アメリカ人に条件反射させている。リンカーンがオバマの就任式典に守後霊のように現れ、オバマがリンカーンの言葉をおびただしく引用することで、この国家的神話は強化される。

たしかに、リンカーンは、全体主義的国家について、肯定的な鋭い洞察力をもっており、それを導入すべく戦ったのだ。

「リンカーンは自分自身をハミルトン流系譜の後継者と見なしており、企業への助成と、中央政府による紙幣発行による経済発展を計画する、一層の中央集権的制度を目指していた」とディロレンゾ教授は書いている。

内戦をしながら、リンカーンは、憲法の保障する権利を無視し、(何十人もの新聞発行人やメリーランド州議員達を含む)何千人もの北部国民を裁判なしに投獄し、国民の武器を没収し、リンカーンの所得税提案に反対したかどで、クレメント・ヴァランディガム議員を追放さえした。

オバマとリンカーンは、今日、人種については、確かに意見を同じくはするまいが、二人は"より大きな善"のために権力を行使するという点で、相性が良いのかも知れない。

(ケン・ワードは、スクリプト・トレジャー・コースト紙に寄稿している。)

記事原文のurl:www.capitolhillblue.com/cont/node/13754

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じっと黙っているよりは、せめて声にだした方がよいのだろう。日本にも、下記のような動きもある。

個人的には、そうした行動も大切だろうが、まず国内で、小選挙区制度を、せめて元にもどさなければ、状況は悪化するばかりと思える。一方、売国者は徹底して売国者。郵政破壊にあきたらず、今度は一院制を呼号しはじめた。

寄席かなにかの出し物で、体の左右半分ずつ、別の衣装を着て、一人二役をするものがあった。何というものだったか。今の、小泉元首相と小沢代表を見ていると、あの出し物を思い出す。寄席ならぬ、現実社会では、笑ってすませられない。芝居の行き先は、属国の底。(地獄の底)

「チェンジ」ならブッシュ・ラムズフェルド戦略の公然たる破棄を!

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