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2009年1月 1日 (木)

オバマ、ガザに関する沈黙を非難される

Al Jazeera English

2008年12月31日メッカ時間07:36, グリニッジ標準時04:36

イスラエルの数日間のガザ爆撃で数百人が死亡 [AFP](写真キャプション)

バラク・オバマに対し、ガザ危機に関して、はっきり発言するようにという圧力が増しつつあるが、アメリカ次期大統領は、この件について沈黙したままだ。

オバマはハワイで休暇をとっており、380人以上の現地の人々を死亡させた、パレスチナ人領土へのイスラエルの容赦ない軍事攻撃については、何ら公的発言をしていない。

元イリノイ上院議員は、先月のムンバイ攻撃の後、はっきりと発言し、アメリカの経済危機についても、詳細な発言をした。

しかし、アメリカ次期大統領が、ガザ急襲について、堂々と意見を言うのをいやがっていること自体が、ある種のメッセージを送っていることになりはしないかと懸念している人々もいる。

「沈黙は、あたかも共謀のように見えます」コンフリクツ・フォーラムのワシントン支部理事長マーク・ペリーは、アル・ジャジーラにそう語った。

「イスラエルは、ロケット弾攻撃から、自らを守る権利があると、オバマ は言っていますが、彼に対する私の疑問は、彼が、パレスチナ人にも、自己防衛の権利があると思っているかどうかです。」

イスラエルへの支持

イスラエルは、同国南部へのパレスチナ人のロケット攻撃を防止するために、この作戦が必要だと主張している。

しかも、選挙キャンペーンの間、オバマは繰り返し、イスラエルへの支持をはっきりと述べ、イスラエルをアメリカの最も偉大な同盟国の一つだと語り、イスラエルの安全保障を確保すると誓っている。

オバマは、スデロット訪問時、パレスチナ人のロケット弾を見せられた。[AFP](写真キャプション)

6月には、親イスラエル・ロビー集団に向かって、エルサレムは、イスラエルの不可分の首都であるべきだと彼は発言し、アラブ世界で怒りをひき起こした。

彼は、ガザに近いイスラエルの町で、定期的にパレスチナのロケット弾攻撃の標的にされているスデロットを、住民たちへの彼の支持を表明すべく、7月に訪れた。

イスラエル国防相エフド・バラクは、攻撃を開始したことの自己正当化に、訪問時のオバマ発言を引用した。

「もしも娘たち二人が寝ている間にロケット弾が自宅めがけて発射されるようなら、それを防ぐためできることは何でもするとオバマは言った」バラクは月曜日そう語ったと報道されている。

オバマの補佐官達は、オバマは、状況をモニターしており、継続的に諜報ブリーフィングを受けてはいるが、彼はまだアメリカ大統領ではないのだと繰り返し語っている。

しかし、ホワイト・ハウスは、イスラエル支持を申し出たものの、現行のアメリカ指導者であるジョージ・ブッシュも、イスラエルの攻撃については、沈黙したままだ。

アラブ人は悲観的

11月に、オバマが大統領選挙で勝利した際、ホワイト・ハウスに入る新人は、イラクに侵略し、イスラエルを強力に支持したブッシュよりはましだろうと信じて、多くのアラブ人は、慎重ながらも楽観的だった。

しかし、オバマの海外政策チーム選定、特にヒラリー・クリントンのアメリカ国務長官、またラーム・エマニュエルのホワイト・ハウス大統領首席補佐官が、大きく変わるだろうという点についての、疑念をひき起こした。

だが、彼の沈黙は、自分の立場と、イスラエル・ロビーの力を巡る慎重さの徴候だと見る人々もいる。

「彼は慎重でいたいのです。アラブ-イスラエル紛争は、彼にとっての優先事項ではないので、ずっと慎重にしているだろうと思います」エジプト人政治学者で、アンマンのアラブ思想フォーラムの事務局長、ハッサン・ナファーは、ロイターにそう語った。

「オバマの立場は、きわめて不安定です。ユダヤ・ロビーは彼の選出を牽制したので、(ガザについては)沈黙することを選んだのです」と、ベイルート・アメリカン大学の政治学教授ヒラル・ハシャンは補足している。

抗議はチェンジ(変化)を要求

しかしながら、アメリカ国内で多くの人々が、オバマに、ガザの出来事について、個人的にはっきり発言するよう要求している。

月曜日、ワシントン DCにある、オバマの準備事務所に、また火曜日、ハワイの保養用住宅の外に集まった抗議者達は、彼にそれ以上のことをするよう要求している。

「オバマ政権は、ブッシュ政権とぐるになって、動いているので...何かが行われるよう、協力できない理由などありません」準備事務所での抗議にいた、連邦政府の職員、マイク・ライツは、アル・ジャジーラにそう語った。

火曜日の、ホワイト・ハウスの側でのガザにおけるイスラエルの行動に反対する別の抗議では、中東調停に対するバラク・オバマの肩入れには、懐疑的な人々もいた。

「これが、いわゆるチェンジ(変化)なのでしょうか?」とイランから来たコンピューター技術者、レザ・アブーサイエディは言う。

「もしも、これがチェンジ(変化)なら、もうとても深刻な問題になるでしょう。他の経済問題やら、アメリカ国内の他問題に加え、中東でのこうした問題が増えれば、彼に対処可能とは思えませんから。」

抗議をしていた他の人々は、依然、元イリノイ上院議員が、少しでも良くしてくれるのではないかと希望を抱いている。

「イスラエルとパレスチナを一緒に呼んで、平和交渉させるという課題を押し進める点で、彼はブッシュよりずっと積極的だろうと考えたいものです。でもわかりませんね。」弁護士のボブ・マローンはそう語っている。

「でも私は楽観主義者ですから、そう願っています。」

記事原文のurl:english.aljazeera.net/news/americas/2008/12/2008123101532604810.html

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