グルジアまたもや暴挙?
2008年12月30日、13:43
Russia Today
グルジアが戦車と装甲車両を南オセチア国境付近に移動したと、月曜日、共和国政府は述べた。
「入手している諜報情報によると、グルジアは、28輌の戦車を、戦車大隊が配備されているゴリ市に移動した。しかも、コブラ装甲軍用人員輸送車が、南オセチア共和国の国境直近のニコジ村で発見されている」と報道発表にある。
この報道が本当の状況であれば、グルジアが、共和国の支配を奪い返そうという狙いで南オセチアを攻撃した際、8月7日に至るまでの日々に目撃できたであろうものと良く似ている。南オセチアは、アブハジアとともに、1990年代初期にグルジアから分離した。
一方、グルジアの警察幹部は、グルジアがゴリに配備しているといわれる戦車大隊を強化したという、南オセチア国防省の主張を否定した。
「ゴリ市の元戦車大隊の配備基地には、現在アパート群が建設中なので、この情報は真実ではない」と現地の警察署長ウラジーミル・ジュゲリは語っている。
「コブラ警察用車両については、そのような車両がツヒンヴァリ地域の交番付近を巡回しているのは事実で、あらゆる紛争当事者には、ずっと前からこの件は通知済だ」とジュゲリは語っている。
地域の状況を巡って懸念を表明しているのは南オセチア政府だけではない。先週金曜日、EU監視団は、南オセチアとアブハジア国境に近い地域への、グルジアの装甲車両配備について懸念していると語った。
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