華氏9/11の続編: マイケル・ムーアが真実を語る好機
Kurt Nimmo
Infowars
2008年5月13日
マイケル・ムーアが、インターネット史上で最も多くダウンロードされた映画「ルース・チェンジ」成功のチャンスを生かそうと企てている可能性がある。
フェスティバル・セントラルによると、ムーアが華氏9/11の続編を制作しているというが、「バラエティー」と関係しているこのサイトは、ムーアの新プロジェクトの詳細については触れていない。「今日カンヌ映画祭と映画見本市が始まれば、このプロジェクトを国内や国際バイヤー達に売り込む、パラマウント・ヴァンテージとオーバーチャー・フィルムズ用に、マイケル・ムーアが「華氏9/11」の続編を制作している 」とパメラ・マクリントックとアン・トンプソンは書いている。
ムーアが前回のプロジェクトを焼き直すだろうとは考えにくい。あれは基本的に民主党の党派色の強い、ブッシュ政権とサウジアラビア人に対する告発だった。彼には二つの選択肢がある。公式版のお伽話を支持するか、9/11の真実という領域に思い切って進むかだ。ムーアが「公式調査が真実をすっかり話したとは思っておらず、彼等は真実の半分も語ってはいない」と言ったことが記録にのこっている以上、前者はありそうもない。彼は、消防士達が「これまでずっと、そして華氏9/11以来、自分に、爆発音を聞いたと語っていた」事実や「聞かされている以上にもっともっと色々なことがあると彼等が信じていること」さえ持ち出している。これについての詳細は、アーロン・ダイクスの「マイケル・ムーア:9/11 Could Be Inside Job(9/11は内部の人間による犯罪かもしれない)」をご覧いただきたい。
とはいえ、これは皮肉な結果に終わる危険性もある。ムーアの新しい9/11映画が来年できるころには、民主党議員がおそらくホワイト・ハウス入りしているだろうことを念頭においておくべきだ。民主党は、更に別の調査を行い、今度は、攻撃が悪いと責め、大衆消費用に、「意図的に放置したのだ」という説までだして、盛り上がる「9/11真実追求運動」のガス抜きをはかるだろうと推測するむきもある。民主党があえてそうした剣呑な手段にでるかどうかは、しばらく見ないとわからない。次の調査を発表すれば、必ずや独立と中立性に対する要求が生まれ、政府が結果を支配することは困難になるだろう。
一方、ムーアを信じるならば(上記のWe Are Changeビデオを参照)、続編で、政府がペンタゴン攻撃に関して所蔵している多数の監視ビデオを公開していないことや、洞窟で暮らすテロリストが時速500マイルより早い速度で大型機でペンタゴンに突入するなど不可能であることといったことを含めた重要な話題を、彼は扱ってくれるかも知れない。だが、ワールド・トレード・センターと第7ビル、特に第7ビルこそが内部の人間による犯行の最も明かな好例なのだから、ムーアがそれをなおざりにして、ペンタゴンにばかり専念するのは奇妙ではある。
華氏9/11の続編を制作したいというムーアの願望は、最新作のシッコが、興行的に失敗したこととも何か関係があるのかも知れない。ムーアは、マスコミが一致協力して潰そうとしていようと、9/11の真実なら楽勝できると悟っているに違いない。マイケル・ムーアは、ルース・チェンジが何度も繰かえし見られていることからの教訓、つまり何百万人もの人々が真実を望んでいること、そして彼等は真実を見いだそうと努力するであろうことを学んだのかも知れない。ムーアの続編のおかげで、そうした人々が近くの映画館にでかけるだけで済むようになることを期待しよう。
記事原文のurl:www.infowars.com/?p=2123
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デビッド・レイ・グリフィン教授の新刊本の下記要約記事も参考に。
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